原田美枝子、美しいだけじゃなく演技もすごい女優について知っておきたい9つのこと

2017年7月6日更新

15歳での女優デビューしてから、『愛を乞うひと』、『大地の子守歌』等、多くの映画に出演してきた原田美枝子。女優として長いキャリアを持ちますが、現在は3児の母でもあります。そんなベテラン女優・原田美枝子の知っておきたい9つの事実を紹介します。

ベテラン女優・原田美枝子

原田美枝子 画像

原田美枝子は1958年12月26日生まれ、東京都出身の女優です。

1974年『恋は緑の風の中』でデビューし、1976年『青春の殺人者』などで10代にしてキネマ旬報主演女優賞を受賞、その後も数々の映画、ドラマに出演し、数々の映画賞を受賞しました。

また夫は俳優の石橋凌で、3児の母でもあります。

1:『恋は緑の風の中』のヒロイン役でデビュー

原田美枝子 『恋は緑の風の中』

原田美枝子は1974年公開の映画『恋は緑の風の中』で女優デビューします。15歳でのデビューでした。

映画内では女優デビュー作にも関わらずヒロイン役を演じ、さらにヌードシーンに挑戦しています。しかしヌードシーンが原因で当時通っていた学校での居場所がなくなってしまったのだとか。そのため高校1年生のときに転校しています。

『恋は緑の風の中』は思春期にさしかかった少年の幼馴染との切ない恋を描いた青春映画です。

2:デビューまもなく出演映画で新人賞を多数受賞

原田美枝子はデビュー間もなく様々な話題作品に出演し、注目を集める女優になります。

第19回ブルーリボン賞新人賞、第50回キネマ旬報主演女優賞を受賞した『大地の子守歌』【1976年】

原田美枝子 『大地の子守歌』

1976年に公開された、『大地の子守歌』では13歳で売春宿に売れるも、懸命に生きる少女りんを演じます。本作は原田美枝子本人が出演を希望した作品でした。

りんは綺麗な瞳を持つも盲目という設定。ばばと二人で暮らしていたりんは、ばばの死後、13歳でありながら売春宿に売られてしまいます。

当時18歳だった原田は、本作での演技が認められ、ブルーリボン賞新人賞やキネマ旬報主演女優賞の受賞を果たします。

『青春の殺人者』でも立て続けに映画賞を受賞【1976年】

原田美枝子 『青春の殺人者』

1976年に公開された、『青春の殺人者』では理由も無く親殺しを犯した青年の恋人役として出演しました。『大地の子守歌』と同じ年に公開された本作『青春の殺人者』でも第19回ブルーリボン賞新人賞、第50回キネマ旬報主演女優賞を受賞します。

スナックで働く順(水谷豊)はケイ子(原田美枝子)と付き合う許しを請うため実家に戻るも、口論がもとで両親を殺してしまいます。ケイ子は順が死体処理をしている姿を目撃してしまう…。というストーリーです。

3:『地獄』では近親相姦の罪を犯し地獄に堕ちていく役柄を演じる

原田美枝子 『地獄』

1979年に公開された『地獄』で、原田恵美子は主役である母とその娘の2役を演じました。原田美枝子は他にも『愛を乞うひと』などでも一人二役演じています。

本作は近親相姦によって生まれた娘が母親と同じ罪を犯してしまい、死後に七大地獄へ送られてしまう物語です。原田はヌードシーンに挑戦しています。岸田今日子や田中邦衛らと共演しました。

黒澤明監督映画『乱』に出演

乱 画像

『乱』は1985年に公開された黒澤明監督の27作目の作品で、日本とフランスの合作映画です。本作は黒澤監督の最後の時代劇となりました。

ウィリアム・シェイクスピアの悲劇『リア王』を下敷きに架空の戦国武将、一文字秀虎を主人公に彼の晩年と3人の息子との確執、兄弟同士の擾乱を描いており、毛利元就の有名な逸話、三本の矢を取り入れています。

原田美枝子は、毒蛇の眼差しと美貌で周囲を脅しながら、城主の三兄弟を分裂させていく傾国の美女、楓の方を見事に熱演しました。

彼女の存在感は、男祭りといわれる黒澤映画をより引き立たせ、1990年に公開された『夢』という作品でも彼女を起用するなど、黒澤監督も評価していた事がうかがえます。

5:『ミスター・ミセス・ミス・ロンリー』では制作にも関わる

原田美枝子 『ミスター・ミセス・ミス・ロンリー』

1980年に公開された『ミスター・ミセス・ミス・ロンリー』では原田美枝子が自ら原案・脚本・製作・主演を務めました。原案・脚本の際はペンネームを「刹那」にしているそうです。

宇崎竜童演じる市雄はある日、電柱に手錠でくくられた千里(原田美枝子)と名乗る女をひろいます。その後、二人の奇妙な暮らしが始まるというストーリーです。

6:『愛しのハーフ・ムーン』で作家デビューも

『愛しのハーフムーン』は原田美枝子が自身で執筆した小説です。同作は滝田洋二郎監督によって映画にもなりました。

23歳OLの松野洋子は大学以来の彼氏横山おさむに結婚のプロポーズされます。承諾する洋子ですが、マリッジブルーに陥ってしまい、些細な事でおさむと喧嘩をし家を飛び出してしまいます。

映画『愛しのハーフムーン』には、いとうまい子や石黒賢、嶋大輔らが出演し、1987年に公開されました。

7:石橋凌との結婚と不倫騒動

石橋凌

出典: okmusic.jp

原田美枝子は29歳の時、俳優の石橋凌と結婚します。24歳の時に出会ってから5年間の交際の末の結婚でした。

結婚式は鳥取砂丘で行ったことでも有名です。3人の子供にも恵まれています。

しかし、2001年に石橋凌のアメリカ人女性との不倫・隠し子が発覚します。その際の取材では、石橋凌は離婚の事は考えていないと発言しました。現在もふたりは離婚をしていないようです。

8:『愛を乞うひと』ではひどい虐待をふるう母とその娘の2役を演じ賞を総なめに

『愛を乞うひと』は原田美枝子主演、平山秀幸監督で1998年に公開された作品です。本作では山岡照恵/陳豊子の二役を演じきりました。

第22回日本アカデミー賞最優秀賞、第23回報知映画賞主演女優賞など、数々の賞を受賞した話題作です。

幼児虐待に苦しめられた娘が50年の時を経て、一人娘を持つ母へと成長します。早くに亡くなった父親の遺骨を探しに旅に出る照恵ですが、幼い時に体験した壮絶な過去、母と対峙する事を決心する、というストーリー。原田の代表作となりました。

15歳で女優デビューしてから、心を揺さぶる作品に数多く出演してきた女優・原田美枝子。女優としての勢いはまだまだ衰えず2016年5月14日公開の映画『世界から猫が消えたなら』にも出演することが決まっています。ベテラン女優である彼女の演技に注目してみてはいかがでしょうか?

9:異色の犯罪ドラマ『ON』では監察医を演じる

ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子 画像

『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』は、2016年7月に放送された内藤了原作、波瑠が主演のドラマで、個性的な捜査班たちが様々な猟奇的犯罪者と対峙していくサスペンスドラマです。

原田は今作では、監察医の役で検死の後で焼肉を食べるなど豪胆な女性で、変死体に目がない変人ですが、被害者の悲しみには胸を痛める一面を持つ石上妙子役で出演しました。