2017年7月6日更新

ガイ・ピアースが2016年公開映画『ジーニアス』に出演!

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ガイ・ピアース
©Lionel Hahn/AbacaUsa/Newscom/Zeta Image

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ガイ・ピアースのプロフィール

ガイ・ピアースは、1967年10月6日、イギリスのケンブリッジシャー生まれの俳優です。 3歳のときに、イギリス空軍のパイロットだった父の仕事の関係でオーストラリアに移住しました。ヴィクトリア州ジーロングで育ち、9歳のときに父が飛行機事故で他界した後もイギリスには戻らず、母の営む鹿牧場で暮らしました。 幼い頃から演劇に興味を持ち、地域の劇団で活動していたピアースは、『王様と私』や『屋根の上のバイオリン弾き』、『オズの魔法使い』などの公演に参加しています。1985年、高校の試験のわずか2日後から、オーストラリアの国民的ドラマシリーズ『Neighbours』にマイク・ヤング役で出演し始め、人気俳優となります。 1990年には、『Heaven Tonight(原題)』でオーストラリアのミュージシャン、ジョン・ウォーターズと共演し、映画デビューを果たします。その後、1994年のロード・ムービー『プリシラ』に出演し、オーストラリア国内での知名度を確かなものにしました。この作品は高い評価を受け、若いゲイのドラァグクィーンを演じたピアースのハリウッドデビューのきっかけともなりました。

『L.A.コンフィデンシャル』でハリウッドデビュー

1997年、ピアーズは『L.A.コンフィデンシャル』でハリウッドデビューを果たします。 1950年代のロサンゼルスを舞台に、カフェで元刑事を含む6人が殺害された事件を、一癖も二癖もある3人の刑事が捜査していく物語です。 この作品でピアースは、若きエリート刑事エド・エクスリーを演じました。エドはロス市警の伝説的な刑事であった父を目標としています。正義感の強いタイプで曲がったことを嫌い、必要とあれば仲間の不正も告発するなどしていました。幼い頃に、刑事だった父は殺害されており、その犯人を「ロロ・トマシー」と呼んでいますが、それが事件を解く鍵となっていきます。 『L.A.コンフィデンシャル』にはピアースの他に、同じくオーストラリア出身のラッセル・クロウとサイモン・ベイカーも出演しています。3人ともこの作品でハリウッドデビューをし、作品がアカデミー賞作品賞にノミネートされたこともあり、特に刑事を演じたクロウとピアースにとっては華々しいハリウッドデビューとなりました。

ガイ・ピアースの主な出演作

どんでん返しの結末が話題に!【2000】

『メメント』は、妻が強姦され殺害される現場を目撃し、犯人の1人を取り逃がしたときの外傷から前向性健忘を患った主人公が、記憶が10分しか保てない状態に苦戦しながらも、復讐のために犯人を追うミステリー映画です。 クリストファー・ノーラン監督が、弟のジョナサン・ノーランが書いた短編小説を原作として制作したこの作品は、結末から始まりへと時系列をさかのぼっていく斬新な手法がとられ、衝撃的な結末が話題となりました。インディペンデント・スピリット賞で作品賞と監督賞を受賞したほか、ゴールデングローブ賞最優秀脚本賞、アカデミー賞オリジナル脚本賞、編集賞にノミネートされました。 ピアースが演じた主人公のレナードは記憶が10分しかもたないため、新しく会った人物や場所をポラロイドに撮ってメモを書き込んだり、特に重要な事柄は刺青として体に刻みつけるなどして犯人を追っていきます。しかし、記憶障害のために自分が今なんのつもりでなにをしているのか、今している会話の趣旨がわからなくなり、混乱してしまうことが多々あります。

名作SF小説の映像化!過去を変える旅に出る男の物語【2002】

1890年代。婚約者を暴漢に殺されてしまった大学教授アレクサンダーは、彼女を取り戻すためタイムマシンを制作に成功します。しかし、何度過去に戻っても彼女を救うことができず、運命は変えられないと悟るアレクサンダー。その理由を探るため、彼は今度は未来に行くことにします。 この作品で、ピアースは主人公のアレクサンダーを演じました。

アメリカ軍爆弾処理班を描いたアカデミー賞受賞作【2008】

イラク戦争中のバグダッドを舞台に、アメリカ軍の危険物処理班の面々を描いた社会派作品です。 任務中に爆死した先代の代わりに、爆弾処理班班長に就任したウィリアム・ジェームズ軍曹。彼の危険を顧みないスタンドプレーが、班のメンバーに不安を与えていきます。勇気の裏にある兵士の心理を繊細に描写し、同年の賞レースを席巻しました。 ピアースは、即席爆破装置(IED)の処理中に死亡した最初の爆弾処理班班長、マット・トンプソン軍曹を演じました。

実在した3兄弟の人生を描いた犯罪ドラマ【2012】

禁酒法時代のアメリカを舞台に、密造酒業界でその名を轟かせたボンデュラント3兄弟を描いた犯罪ドラマです。 ボンデュラント3兄弟の次男フォレストは街から来た女マギーに、三男ジャックは牧師の娘バーサに、それぞれ恋をしたことから、兄弟の微妙な力関係が崩れていきます。そこにピアース扮する新任の取締官レイクスが現れ、兄弟に密造酒の売買を黙認する代わりに、法外な賄賂を要求しました。兄弟がその要求を断ると、レイクスは彼らの仲間や愛する女性たちを巻き込んだ報復にでます。 レイクスを演じたピアースの偏執的な演技とインパクトのあるルックスは、無法者3兄弟に脅威を与える存在を充分に表現していました。

人気シリーズ第3作目に悪役で出演【2013】

自身が開発したアーマーを身にまとい、スーパーヒーローとして活躍するトニー・スターク/アイアンマンを描く人気シリーズの第3作目です。 アベンジャーズでのロキとの戦いから1年後、戦いのストレスから新たなアーマーの開発に没頭していたスターク。また、アメリカ政府はスーパーヒーローたちの活動を危険視するようになっていました。そんなある日、古い知人で巨大シンクタンクの創始者アルドリッチ・キリアンが現れ、脳の未使用領域を使用して人間の能力を高める「エクストリミス」の共同研究を持ちかけます。しかし、技術が軍事利用される可能性を感じたスタークの恋人ポッツはこの話を断ります。それに腹を立てたキリアンがスタークやポッツに復讐にかかるという物語です。 ピアースはこの作品で悪役のアルドリッチ・キリアンを演じました。

幼馴染心理学者と離婚

1997年3月に、ピアースは幼馴染で心理学者のケイト・メスティッツと結婚しましたが、2015年に18年の結婚生活に幕を下ろしました。 1980年、ジーロング・カレッジで出会ったふたりは17年後に結婚。実に35年もの間、良い関係にあり、離婚後も友人関係を続けていくとのことで、ピアースは豪Sydney Morning Herald紙のインタビューでこのようにコメントしています。
「ケイトと私は、これからも愛情を持って支え合い、親友同士であり続けます。ケイトほど私のことを知っている人はいないし、互いへの敬意に感謝し続けます。これまでの関係を通してともに大きく成長しましたが、悲しいことに別々の道を選ぶ時が来てしまいました」
引用:dramanavi.net
その後、ピアースは別の女性と交際を開始していますが、そのことが破局の原因になったかどうかは不明です。

ガイ・ピアースの恋人は歌手で女優のカリス・バン・ホーテン

2015年、ピアースは『Brimstone(原題)』で共演した歌手で『ゲーム・オブ・スローンズ』などにも出演している女優、カリス・バン・ホーテン(カリス・ファン・ハウテンとも)との交際が報じされました。 2016年3月にバン・ホーテンは妊娠を発表しており、2人の最初の子供は2016年8月ごろに誕生する予定です。

2016年の公開作に多数出演するガイ・ピアース

『Genius(原題)』

コリン・ファースやジュード・ロウらが出演するA・スコット・バーグが執筆した伝記『名編集者パーキンス』の映画化作品『Genius(原題)』。編集者パーキンスがトマス・ウルフの才能を見出し、作家デビューさせなどの功績を描いた作品に、ガイ・ピアースはF・スコット・フィッツジェラルド役で出演します。 作品は2016年6月に全米公開です。

『Flammable Children(原題)』

1970年代のオーストラリアの小さな町で、浜辺に200トンのシロナガスクジラが打ち上げられた事件を軸として、多感なティーンエイジャーの姿を描く『Flammable Children』。この作品で、ピアースは自身の出世作『Neighbours』で共演していた歌手で女優のカイリー・ミノーグと30年ぶりの共演を果たします。

『Brimstone(原題)』

自らの暗い過去から逃れようとする女性をミア・ワシコウスカが演じるスリラー映画『Brimstone(原題)』にも、ガイ・ピアースは出演します。彼の役どころは、ワシコウスカ演じるリズを追いかける邪悪な牧師とのことです。 実力派俳優として2016年も多数の作品に出演するガイ・ピアースに注目ですね!