2017年7月6日更新

坂上忍、今や人気司会者の俳優のあまりに破天荒すぎるこれまで

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坂上忍

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実はあまり知らない?坂上忍の歩み

坂上忍(さかがみしのぶ、1967年6月1日生)は東京都杉並区出身の俳優です。現在は『バイキング』の総合司会者としても知られ、バラエティ番組のコメンテーターとしても活躍しています。 そんな坂上の芸能界入りのきっかけは、1970年3歳のときに「劇団若草」に入団したことでした。当時祖母が亡くなってから、閉じこもりがちだった坂上に友達を作らせる目的で入れた劇団で才能に花開き、子役として活躍していったのです。しかし元作家の父が出版社経営に失敗しギャンブルにも狂い、多額の借金を抱えてしまいます。 15歳の頃両親が離婚し母親と暮らし始めた坂上ですが、借金の連帯保証人だった母親は1億円以上の借金を背負わされることに。もともと子役の仕事は中学生までとしていた坂上ですが、借金返済の為その後も子役の仕事を続けることとなりました。 “子役”で名前が売れた坂上は成長していくに連れ仕事が減っていました。しかし1988年の映画『クレイジーボーイズ』でヤクザ・ギンジ役を演じて以降は仕事が途切れず、1992年に見事借金1億円を完済。2009年6月1日には子役養成所「アヴァンセ」を開校します。 この子役養成所は生徒120名を抱え、年商1億円を超えるビッグ事務所に成長。子ども相手でも容赦しない演技指導は反響を呼び、70名以上の子役がデビューを果たしています。

天才子役としての活躍

主演を務めたドラマ『ふしぎ犬トントン』

『ふしぎ犬トントン』は1978年から1979年、月曜19時からの30分間放送されたフジテレビ系の連続ドラマです。全23回。かぎっ子の少年タローがある日、日本語を喋りぬいぐるみに変身するという不思議な犬型宇宙人と出会い、その交流を描きました。 本作の主演であるタローに、11歳という若さの坂上が抜擢され見事に演じきります。当時は子役に対しても厳しい対応が多かった芸能界ですが、その中で生き残ってこれた坂上はかなりの強者といえます。 当時は天才子役と呼ばれ、女優の杉田かおるとともに“子役ブーム”の先駆け的存在となっていた坂上。1972年ドラマ『下町かあさん』でテレビドラマデビューを果たしたのち、多くのドラマに出演しその時代の「国民的子役」となったのです。

坂上忍の代表作は?

映画『ションベン・ライダー』

1983年2月11日に公開された相米慎二監督の日本映画。デブナガにいじめられていて仕返ししようとしていた中学生のジョジョ、辞書、ブルースの3人。暴力団風の男たちに誘拐されていくデブナガを目撃したのち中年のヤクザ厳兵と出会い、ともにデブナガを救出しようと持ちかけるというストーリーです。 坂上はこの映画の辞書という中学生を演じています。当時16歳です。中年のヤクザ厳兵は藤竜也、ジョジョは永瀬正敏など大御所俳優と共演しています。

『ダウンタウン・ヒーローズ』

1988年8月6日公開の山田洋次監督の映画。原作は、早坂暁の同名の自伝的小説ですが、映画は題名や登場人物・ストーリー意外の内容はかなり変更した作品になっています。愛媛の旧高校を舞台にした、寮生たちの青春時代を描くノスタルジックな青春映画です。 坂上は主演の中村橋之助演じる志麻洪介の友人、佐伯長一郎・通称チョピンスキー役を演じています。その他のキャストには薬師丸ひろ子、柳葉敏郎、倍賞千恵子、渥美清などの豪華俳優陣に名を連ねています。

凄まじい毒舌でブレイク!

今でこそ飾らない性格で思った事をズバズバ言う“毒舌”というイメージの強い坂上ですが、そんなイメージが世に知れ渡るきっかけとなったのが2012年に出演した『笑っていいとも!』でした。 いいとも!内のコーナー「まったく行列のできない人生相談所」で男性との接し方が分からないというオアシズの相談に対し、「何でも相談すれば解決出来る訳じゃない」「そこに立っているだけで(周りは)不愉快な想いをしている」と回答。 一見ひどい意見だ、と思わせたところで「トーク美人になれば外見は関係ない」と、持っているものを最大限生かすべきというアドバイスを送っています。この発言が反響を呼び、以降出演が激増。『2014年上半期タレント番組出演本数ランキング』では出演本数216番組・総合16位となりました。

アイドル歌手としての活動も

1980年代、坂上はアイドルとして歌手活動を開始しています。1985年1月21日ビリー・アイドル『REBEL YELL』のカバーを収録した『MIDNIGHT DANCE』を発売。当時オリコン60位と振るわなかったものの、現在放送中のバラエティ『あのニュースで得する人損する人』で度々取り上げられています。 アイドル時代の自身の歌を恥ずかしく思っているのか、歌唱中の映像が流れていじられるたび、坂上が赤面するという場面が度々放送されています。

小説家であり映画監督でもある

1995年、坂上は飲酒運転のあげく電柱に激突し根元から折るという器物損壊の事件を起こしています。その際女優の山本未来も同乗していたことから、熱愛スキャンダルが報じられました。 翌年の1996年、事件で半年間の謹慎期間が与えられた坂上は、父の勧めで小説『みのつく女』を執筆し刊行しました。この小説は坂上自身が名前に“み”のつく女性と交際することが多かったことから由来したそうです。 さらに1997年には初の監督作となった『30thirty』を制作。2000年には『THE Junk Food Generation』、2004年は『John and Jane Doe』を発表しています。全部で3作品の監督を務めているのです。

芸能界屈指のギャンブル好き

芸能界でも一二を争うほどのギャンブル好きとしても知られる坂上。特に10代の頃からボートレースが好きで、その年に稼いだお金を年末に全てつぎ込むという破天荒ぶり。 20歳のころから続けているという習慣は現在も続けているのかは不明ですが、「そこでお金がなくならないと次の年の勤労意欲が湧かない」と語っています。

筋金入りの愛犬家

  毒舌で怖いイメージのある坂上にも笑みがこぼれる瞬間があります。それは大好きな犬とふれあっている時です。愛犬たちのために新居を立てるほどの愛でっぷりで、2016年現在では8匹ものオス犬を飼っています。 ただ、要介護犬を引きとるなど信念の元で飼っており、こうした犬に対する姿勢は子役時代に共演したドッグトレーナーの影響だそう。さらに2011年に亡くなった愛犬「リク」への贖罪の気持ちから、ワンちゃんにとって最高の環境の家を建ててあげたいという想いがあります。