あき竹城、バラエティで大ブレイク中の女優の素顔に迫る8のこと

あき竹城の本名は竹田明子といい、山形県米沢市に1947年4月4日に生まれました。女優としては変わった芸名ですが、この芸名の由来は本人曰く「竹で城を造ったら風を受けて傾いても、しなって倒れない」と言う事から「竹城」。そしてもともと周囲からは名前である「あきさん」と呼ばれていたため、先に「あき」を持ってきて「あき竹城」としたとの事です。 標準語ではなく山形弁を交えながらでトークするなどの自信の独特なキャラクターを生かして、現在は女優業以外にもバラエティー番組などで幅広く活躍しています。

実はあき竹城は小学4年生のころからダンス教室に通い、中学校を卒業し上京した後はダンサーとしてデビューしるんです。1970年代にはヌードダンサーとして活動をしていたこともあるそうです。 その後は1974年に日活ミュージックホールに出演し、持ち前の明るい性格からかコントなどのオファーが決まっていったそうです。そしてコメディエンヌとしてテレビなどに出演するようになっていきました。

あき竹城は、1977年の映画『トラック野郎・度胸一番星』ではトップレス姿を披露しています。この『トラック野郎』シリーズは、愛川欽也と菅原文太の2人が電飾で飾られたトラック（通称デコトラ）を運転し、アクション・お色気・下ネタ・笑いなどが満載の全10作品の映画です。 あき竹城が出演したのは第5作目である『トラック野郎・度胸一番星』であり、婦人警官役として出演。作中には、主人公たちを風呂の覗きの罪で追いかける、あき扮する婦人警官が二人にからかわれた末に上半身脱がされてしまうシーンがあります。そのシーンであき竹城はトップレス姿を披露しました。

あき竹城が出演するCMは面白いものが多いのが特長です。2013年のゼクシィのCMでは、山形弁訛りで「プロポーズされたらゼクシィ。」と言っていた彼女。2016年にはタウンワークCMでダウンタウン松本人志と夫婦役で共演しています。 2015年から放送されているクラッシュオブキングスのCMでは、城と名のつく二人(あき竹城と城島茂)がゲーム内容に付随して「城」を奪い合うようなCMとなっています。 可愛いな、きれいだなというCMはたくさんありますが、面白いなと思えるCMはそうそう多くありません。これはあき竹城のCM自体が面白いのではなく彼女が出演しているから面白いのです。

あき竹城は女優業はもちろんですが、バラエティー番組にも引っ張りだこです。2012年頃からはドラマよりもバラエティー番組への出演のほうが多く、2016年現在では、テレビで見かけない日はないと言ってもいいほどバラエティー番組に出演しています。 山形弁でキャラの濃いあき竹城ですが、彼女がバラエティー番組に引っ張りだこになる理由はほかにもあるんです。それは、まず「ポジショントークをしない」という点。 簡単に言うと、女性にとっての”ギャル”、”妻”、”母”、”女優”など特定のカテゴリーを背景に持たずにトークができるということです。現実にはあき竹城は結婚をしているそうですが、その後子供がいるのか、夫とはどうなっているのか、という情報を一切出していません。 そしてお笑い芸人とは違い、デブネタやブスネタなどで笑いを取る事もありません。彼女は「妻」でも「母」でもなく、「あき竹城」としてトークをしているので制約がなく、さまざまな番組で素の魅力を披露できるのです。

たこ八郎というのは1940年生まれのプロボクサー・斎藤清作という人物で、1962年の第13代日本フライ級チャンピオンになった偉大な人物です。1964年に引退してからはコメディアンに弟子入りして芸能界デビューしました。 そんなたこ八郎の親友があき竹城なのです。パンチドランカー（頭部への衝撃から起きる脳障害疾患）の症状が残るたこの面倒を見たり、親身に待って接していたそうです。親友として一緒にサイパンへも行った事もあるそう。 彼女は仕事が忙しくなってきた頃に、たこ八郎に再びサイパンの誘いを受けたのですが忙しいからと断ってしまいます。その後、たこ八郎は神奈川の海で心臓発作を起こし44歳で亡くなってしまいました。あき竹城は旅行を断ってしまった事を悔やみ、しばらくお墓参りに行けなかったそうです。

実は、あき竹城は2012年に東京ガールズコレクションにも出演を果たしています。2012年3月3日に横浜アリーナで行われた第14回TOKYO GIRLS COLLECTIONでギャルメイクを施して堂々と歩く彼女。 これは、2012年1月に放送された『スタードラフト会議』という女優などをスカウトするオーディション番組に出場した葉山織江（現・金子織江）が、同年3月の東京ガールズコレクションにスカウトされた際、あき竹城が「私も出たい」と言ったことから実現しました。

あき竹城はEXILEのファンと公言しています。特に『Ti Amo』が好きでサインを貰ったほど。曲に合わせて踊る事も出来るようです。 歌を聴きながらメイクすると化粧のノリがいいそうで、よくCDを掛けながらメイクをしているようです。

上記に書いたように、あき竹城のプライベートは全く分かっていません。1988年に8歳年下男性と婚姻しているそうですが、子供の有無や結婚生活などは謎に包まれています。 プライベートを切り売りするのではなく、仕事とプライベートを完全に分けているからこそ、そのトーク力が生かせるあき竹城。2016年4月で69歳になった彼女ですが、これからもドラマやバラエティで活躍を見せてほしいものです。