2017年7月6日更新

映画『ザ・チルドレン・アクト(原題)』あらすじ・キャスト【小説『未成年』が映画化】

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チルドレンアクト

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エマ・トンプソンが久々主演復帰の注目作『ザ・チルドレン・アクト』!

『ザ・チルドレン・アクト(原題)』はエマ・トンプソン主演、リチャード・エアー監督の作品です。 公開日はまだ発表されていませんが、近年脇役に徹してきたトンプソンの久々の主演作とあって、既に日本を含む15か国以上での公開が予定されています。そんな注目作の最新情報を観ていきましょう。

『ザ・チルドレン・アクト(原題)』の気になるあらすじ

『ザ・チルドレン・アクト(原題)』はイアン・マキューアンによる同名の小説が原作で、ロンドンの高等法院に努める女性裁判官であるフィオナ・メイと、宗教上の理由で輸血を拒む少年の関わりを描いています。 少年アダムは白血病を患い危険な状態にありましたが、宗教上の理由で輸血を拒否していました。彼は18歳の誕生日を3か月先に控えており、法律上は子供であるため決定権がありません。フィオナは彼を生きさせるために輸血を受け入れるよう裁判に臨みます。 一方で、フィオナはアメリカ人で教授の夫との夫婦生活に問題を抱えており、アダムと接することで自分が押し込めていた感情にも気づいていくというストーリーです。

『ザ・チルドレン・アクト(原題)』のキャストは?

フィオナ・メイ/エマ・トンプソン

主人公である女性裁判官、フィオナを演じるのはイギリス人女優のエマ・トンプソンです。 トンプソンは、舞台監督の父と女優の母を持ち、妹も女優という芸能一家の出身です。大学時代から舞台女優としての活動を始め、自身で劇団を結成するなどしていました。映画デビューは1989年公開の『彼がステキな理由』という作品です。 1993年公開の『ハワーズ・エンド』で、アカデミー主演女優賞を受賞、以来女優としてキャリアを重ね今まで5回アカデミー賞にノミネートされています。 近年は2015年に『ロング・トレイル!』や『二ツ星の料理人』といった作品にサポート役で出演していますが、『ザ・チルドレン・アクト(原題)』は久々の主演作とあって期待できそうです。

ジャック/スタンリー・トゥッチ

フィオナの夫、ジャックを演じるのはイタリア系アメリカ人俳優のスタンリー・トゥッチです。 トゥッチもまた高校時代から演劇活動をしていました。大学を卒業後、1982年にブロードウェイで舞台デビューをしており、1985年に『 女と男の名誉』という作品で映画デビューをしています。 2004年には、周防正行監督の日本映画をアメリカでリメイクした『Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?』に出演。日本版では竹中直人が演じていた主人公の同僚役を演じ、好評をえました。2009年、『ラブリーボーン』に出演した際は第82回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされています。

『ザ・チルドレン・アクト(原題)』の監督を務めるのは?

監督を務めるのはイギリス出身の舞台演出家であり、映画監督のリチャード・エアーです。 1967年から1997年年まで、ロンドンのナショナル・ロイヤル・シアターを含むイギリスの著名な劇場のディレクターを3度務め、数々の舞台作品を手掛けています。 映画監督としての実績は、2001年公開のアイルランド人作家の伝記映画『アイリス』や、2008年に公開したブッカー賞候補になった小説が原作の『あるスキャンダルの覚え書き』などがあります。2008年には『アザーマン -もう一人の男-』という作品も監督していますが、日本では劇場未公開でDVD発売のみとなっています。

タイトルにもなっている“チルドレン・アクト”とは?

原作及び、映画のタイトルにもなっている“チルドレン・アクト”とは1989年児童法というイギリスに実際存在する法律のことです。 この法律は、英国において子供の安全と福祉が保障されていることを義務付ける法律です。子供が過程において、ちゃんとケアされていることを中心にうたっていますが、親の責任下で子供が養育される事を優先するような内容も含まれています。 数か月後に18歳になるという微妙な時期にある少年に対し、1989年児童法の下、主人公の裁判官がどんな判決を下すのかが見どころの作品となっています。