1.ミステイクがそのまま採用!
時々、映画の中の素晴らしいセリフがミステイクの中から生まれることがあります。トム・ハンクス演じるジョー・フォックスが初めてthe Ryan’s Shop に行くシーンで名セリフがトム・ハンクスによって考え出されました。ジョーは風船と金魚を持って店へと向かいました。その途中ドアに偶発的に風船をぶつけてしまいます。トム・ハンクスは機転をきかせ、”金魚じゃなくてよかった”というセリフをアドリブで言ってそのアクシデントを乗り切りました。そのセリフは作中にそのまま採用されることとなりました。
2.モデルとなった作品へのオマージュ!
メグ・ライアン演じるケリーが経営する本屋, The Shop Around the Cornerは1940年のエルンスト・ルビッチ監督の『The Shop Around the Corner』(邦題『街角/桃色の店』)からつけられています。『ユー・ガット・メール』は『The Shop Around the Corner』のリメイクとして製作された作品です。
3.”Somewhere Over the Rainbow”!
クライマックス、トム・ハンクス演じるジョーとメグ・ライアン演じるケリーがようやく出会うシーンで”Somewhere Over the Rainbow”がかかります。このコンビは再び『めぐり逢えたら』で共演し、この曲が流れるシーンが登場します。
4.実際に撮影が行われた劇場とは!?
ケリーとフランクが関係を終えるシーンが撮影された劇場と1998年『ユー・ガット・メール』ニューヨークプレミアが開かれた劇場が同じ場所でした。((Lincoln Square on the Upper West Side)
5.クリス・メッシーナが出演していた!
有名になる前のクリス・メッシーナがthe Fox Booksのセールスマンとして登場します。このキャラクターはケリーに
”あなたは本のセールスマンなのよ!靴の本を読んだほうが良いわ”
と説教を受けていました。
6.サラ・ラミレスのデビュー作だった?
後に『グレイズ アナトミー恋の解剖学』で有名になるサラ・ラミレスは『ユー・ガット・メール』でスクリーンデビューを果たしています。注意して見ないと見逃してしまいますが、彼女は現金しか受けつけないポリシーを徹底するレジ係でした。
7.メグ・ライアンは実際に本屋で働いていた!?
ケリーの本屋The Shop Around the Cornerはニューヨークの実際の本屋がモデルとなっています。メグ・ライアンは役作りのためにこの本屋で数日間働いていたそうです。
8.『ゴッド・ファーザー』から引用?
ジョーは『ゴッド・ファーザー』が大好きで、ケリーと初めてメールでやりとりした時に、この作品からセリフを引用しようとしましたが、間違ったセリフを言ってしまっています。
9.チーズショップが本屋に改装!?
ケリーの本屋The Shop Around the Cornerの撮影シーンはチーズとアンティークの店を借り撮影されました。撮影中、スタッフが店のオーナーをバカンスに出るように交渉して、その間本屋へと改装しました。オーナーがバカンスが帰る前に元のチーズとアンティークの店へと戻しました。
10.実在の書店の競争!
『ユー・ガット・メール』に出てくるThe Fox Booksはアメリカ最大の書籍チェーン店バーンズ・アンド・ノーブルがモデルでした。この作品の設定は巨大チェーンのバーンズ・アンド・ノーブルと小さな書店Shakespeare and Coの実際の争いからインスパイヤーされたと言われています。現在、アマゾンや電子書籍に押されバーンズ・アンド・ノーブルは書店の数をどんどん減少させています。