性的マイノリティと差別の目を向けてくる労働者の間に芽生えた友情!! 『パレードへようこそ』

2017年7月6日更新

ゲイとレズビアンが困った人を助けようと奮闘する心暖まるコメディ!!

この映画は1984年のある夏に炭鉱労働者のストライキをTVで観たマーク(ベン・シュネッツァー)がゲイとレズビアン仲間に労働者を助ける募金活動をしようとイギリスにて呼びかけることから始まります。 ですが、集めた募金を受け取る団体はいません。同性愛者への風当たりが強かった時代です。ゲイとレズビアンということから偏見と差別を持たれていました。ゲイとレズビアンの活動家に困惑する労働者。それでも支援をしようとする性的マイノリティーの集団がバスでウェールズに向かい、直接募金を手渡そうとする奮闘コメディです。

ギャグとシリアスは紙一重!? 実は曰く付きの、この映画!!

パレードへようこそ1

コメディである『パレードへようこそ』。原題は『Pride』であり、どちらが良いかは観た人によって別れることでしょう。同性愛者への接し方というのは問題となっており、この映画も同様です。 米国ではこの映画のレーティングを「15」、15歳未満には非推奨どころか「R」の17歳以下には保護者同伴が必要という厳しいものを課しました。セックスや流血描写がないのにです。このことはパッケージにも表れています。 パレードへようこそ3

さらに配給元であるCBSフィルムズは映画のジャケットを元のものから大きな変更を施しました。裏面には本来LGBT(LESBIAN、GAY、BISEXUAL、TRANSGENDERの略称)に関する記述を消し、「LESBIANS & GAYS SUPPORT THE MINERS」ゲイとレズビアンは鉱山労働者を支援するという意味の横断幕を消去しました。

何があろうとこの映画は面白い!!

パレードへようこそ4

この映画は厳しい偏見にさらされた同性愛者、性的マイノリティが誇りを持って生き、社会に働きかける様子を描いています。1980年代の名曲にのって誰も知らない実話をコミカルに、かつ大胆に映画化したこの作品には笑えて胸が熱くなるものがあります。同性愛者と労働者の衝突とすれ違い、そして生まれる友情を描いたこの映画は、きっと貴方の心にも響くことでしょう。