アニメが大人気!『夏目友人帳』の主人公・夏目貴志
2017年11月時点で第6期まで放送されている大人気アニメ『夏目友人帳』の主人公である夏目貴志は、7月1日生まれ、身長は167cmの、ごく普通の少年です。物語が始まった当初は高校1年生で、現在では高校2年生になりました。 夏目は、他の人には見えない妖を見る能力を持っています。ですがその力が強すぎて人間と妖の区別ができなかったり、周りの人に変な目で見られたりした経験から、様々な苦労をしてきました。 アニメ『夏目友人帳』では、夏目を中心に、人間と妖の交流が描かれています。
祖母・レイコが残した友人帳とは?
夏目は祖母であるレイコとそっくりで、妖にはよくレイコと間違えられています。レイコは「友人帳」を持っていた人物で、夏目は遺品としてその友人帳を貰い受けました。 友人帳にはレイコが負かした妖の名前が書いてあり、そこに名前が書いてあると妖は友人帳の持ち主に逆らうことができなくなってしまいます。 夏目は現在の持ち主となっているので、名前を返してほしい妖が連日、夏目のもとへ現れます。夏目はそんな妖たちに理解を示し、名前を返しています。 ちなみに夏目は、レイコとそっくりの女顔を気にしているようです。
孤独な幼少時代を乗り越えて得た家族と友人
夏目は小さい時に母親と父親を亡くしました。妖が見えるため変わった言動をとることも多く、幼少時代は親戚たちの家をたらい回しにされました。 そんな過去があるからか、夏目はあまり自己主張をせず、他人に深入りしないようにする癖があります。自分のことを話すことが苦手で、感情を出すことをも少なく、心を許せる人がいませんでした。養父母である藤原夫妻にもずっと気を遣っていたほどです。 ですがニャンコ先生と出会い多くの人と交流することを通じて、まわりの人が自分を心配し、大事にしてくれていることに気づきました。それにより、夏目は人を信じて自分のことを話すようになります。夏目の心境の変化と、それに伴うまわりの人との関係性の変化にも注目です。
大人気キャラ!ニャンコ先生と夏目の関係
『夏目友人帳』のマスコットキャラであるニャンコ先生。ニャンコ先生は本来、「斑」という名前のとても強い妖です。ですが長い間依り代である招き猫の姿で封印されていたため、現在も普段は招き猫の姿で行動していています。 ニャンコ先生は夏目に対し、夏目が死んだ後に友人帳を譲り受ける約束をしただけの関係、というスタンスでした。ですが夏目と行動を共にしていくうちに、だんだんと夏目に情が移っているようです。 妖関係の知識が豊富なうえ最強クラスの戦闘力を誇っているので、幾度となく夏目のピンチを救ってきました。夏目も、常に行動を共にしているニャンコ先生に多大な信頼を寄せているようです。
数少ない友人・名取周一と夏目の妖に対する考え方の違い
人気俳優であり、裏では妖の祓い家をやっている名取周一。彼は数少ない夏目の理解者です。妖が見えること、両親と確執を抱えていることで、夏目と通じ合うところがあるのでしょう。名取は夏目を、祓い屋の助手として迎え入れたいと思っています。 夏目は基本的に友人帳の存在は秘密にしていましたが、名取に友人帳の存在を知られてしまいました。名取は詮索することをなく、むしろ夏目に対して、友人帳の持ち主としての苦労に理解を示しています。 夏目は妖に対して良い悪いと言う認識はしておらず、妖も人間にも平等に接する人物です。しかし名取は妖自体を憎んでいるため、「友人帳を燃やしてしまえばいい」という認識を持っています。
夏目貴志を演じた声優は神谷浩史
夏目貴志を演じているのは、声優の神谷浩史です。1994年にドラマCDでデビューし、ナレーション業をはじめ様々な声の仕事しています。 声優としては、『機動戦士ガンダム00』のティエリア・アーデ、『マクロスF』のミハエル・ブラン、『デュラララ!!』の折原臨也、『青の祓魔師』のメフィスト・フェレス、『進撃の巨人』のリヴァイ、『ノラガミ』の夜トなど、多くの人気キャラクターを演じました。 2009年第3回声優アワード主演男優賞、2010年TAF東京アニメアワード声優賞を受賞した経歴を持っています。さらには、2012年から2016年まで5年連続声優アワード最多得票賞を受賞し、声優アワードの殿堂入りを果たしました。