2023年1月12日更新

『春に散る』映画あらすじ・キャストと原作ネタバレ 横浜流星と佐藤浩一が夢破れたボクサーに

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『春に散る』
©2023映画『春に散る』製作委員会

沢木耕太郎の同盟傑作小説を原作に、佐藤浩市&横浜流星のW主演で実写化した映画『春に散る』が2023年に公開されます。 本記事では、映画『春に散る』のあらすじや原作小説のネタバレ、さらに登場人物やキャストについても紹介していきましょう!

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映画『春に散る』作品概要

タイトル 『春に散る』
公開日 2023年
上映時間 -
キャスト 佐藤浩市 , 横浜流星 , 橋本環奈
監督 瀬々敬久

映画『春に散る』のあらすじ

不公平な判定で負け渡米した元ボクサーの広岡仁一は、40年ぶりに帰国しました。そんな広岡と偶然出会ったのは、同じく不公平な判定のせいで夢を諦めかけていたボクサーの黒木翔吾。 仁一に人生初のダウンを奪われた翔吾は、ボクシングを教えて欲しいと仁一に頼みます。そして2人は、共に世界チャンピオンを目指していくことに……。 2人のボクサーの「再起」をかけた命懸けの戦いを描く、「ボクシングを通じて“生きる”を問う」をヒューマンドラマです。

原作『春に散る』ネタバレ

ボクシングをやめてからアメリカへ渡り、ホテル業を営んでいた広岡は、40年ぶりに日本へ帰国します。そしてひょんなことから夢破れかけた若きボクサー・翔吾に出会いました。 かつて「真拳ジムの四天王」と呼ばれた広岡を含む4人の爺さんに指導を仰ぐ翔吾。四天王の4人は、誰も世界チャンピオンにはなれていませんでした。 広岡らが住むシェアハウスへ通いながらトレーニングを続け、四天王に鍛えられていく翔吾は、ある時から自身もシェアハウスに住むことになります。

やがて世界タイトルに挑むほどの実力をつけた翔吾でしたが、ある時、「網膜裂孔」という目の病気を発症してしまいました。失明の可能性があり、ボクサーとして致命的な病気です。 世界タイトルの日。翔吾は激闘の末、判定で勝利をおさめて世界チャンピオンになります。その後目の手術を受けた翔吾は、おそらく引退しなくてはならないものの、最後の試合で「見たいものは見れた」と満足していました。 物語のラストで、桜が舞い散る中を歩いていた広岡は、持病の発作で亡くなります。薄れていく意識の中で、自分が歩き続けた理由と最後の1年について、満足げに振り返るのでした。

原作『春に散る』の感想・評価

吹き出し アイコン

自分は残された人生で何ができるのかと、深く考えさせられました。若き夢追い人に自分の夢を託し、やってやれることをして、そして春に散る。読み終えた後は清々しく爽快です。登場人物のキャラクターもよくて、感情移入できました。

(40代男性)

吹き出し アイコン

夢を諦めた人々が出会い、全員で再チャレンジする姿が眩しい。いわゆるスポ根ドラマとは一線を画す、ハートフルなヒューマンドラマでした。ちょっと話が出来すぎな感じはするものの、読んでいて気持ちがよく、ラストには胸にグッと来るものがありました。

(30代女性)

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『春に散る』キャスト・登場人物一覧

広岡仁一 佐藤浩市
黒木翔吾 横浜流星
広岡佳菜子 橋本環奈
中西利男 窪田正孝
大塚俊 坂東龍汰
左瀬健三 片岡鶴太郎
藤原次郎 哀川翔
真田令子 山口智子

広岡仁一役/佐藤浩市

佐藤浩市

広岡仁一は、不公平な判定によって負けて渡米した元ボクサー。40年ぶりに帰国し、偶然出会った翔吾にボクシングを教えることになります。 演じるのは、映画『64-ロクヨン- 前編』(2016年)で自身2度目の日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した佐藤浩市です。映画『Fukushima 50』(2020年)や『ファミリア』(2023年)などにも出演しています。

黒木翔吾役/横浜流星

横浜流星

黒木翔吾は、不公平な判定で負け心が折れかけていた現役ボクサーの青年。広岡に出会い、もう一度夢に挑戦していきます。 演じるのは、2019年のドラマ『初めて恋をした日に読む話』で注目を集めた横浜流星。映画『嘘喰い』(2022年)や『流浪の月』(2022年)、『アキラとあきら』(2022年)など話題作に引っ張りだこの俳優です。

広岡佳菜子役/橋本環奈

橋本環奈

広岡佳菜子は、広岡仁一の姪で翔吾の恋人になる女性です。 演じるのは今や国民的女優となった橋本環奈。近年、映画『バイオレンスアクション』(2022年)や『カラダ探し』(2022年)で主演を演じています。恋人役を演じる横浜流星とは初共演です。

中西利男役/窪田正孝

窪田正孝

中西利夫は世界チャンピオンの天才ボクサー。絶対王者として仁一と翔吾の前に立ちはだかります。 演じるのは、主演映画『初恋』(2019年)でもボクサー役を演じた窪田正孝。佐藤浩市とは『64−ロクヨン−』で共演し、横浜流星とは初共演です。

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大塚俊役/坂東龍汰

坂東龍汰

大塚俊は翔吾が対戦することになるボクサーで、東洋太平洋チャンピオンです。 演じるのは、人気急上昇中の若手俳優・坂東龍汰。映画『犬鳴村』(2020年)や『ハニーレモンソーダ』(2021年)などに出演しています。

左瀬健三役/片岡鶴太郎

片岡鶴太郎

佐瀬健三は、仁一の昔のボクシング仲間の1人です。 演じるのは、多彩に活躍する片岡鶴太郎。映画『海辺の映画館―キネマの玉手箱』(2020年)などに出演しており、2022年にはドラマ『ちむどんどん』にも出演していました。

藤原次郎役/哀川翔

哀川翔

藤原次郎は、仁一の昔のボクシング仲間の1人。最近まで刑務所に入っていました。 演じるのは、2000年代に「Vシネマの帝王」と呼ばれた哀川翔。映画『老後の資金がありません!』(2020年)などに出演しています。

真田令子役/山口智子

山口智子

真田令子は、広岡が所属していた「真拳ジム」の現会長。当時に花岡に想いを寄せていました。 演じるのは、1990年代トレンディードラマで一世を風靡した山口智子。ドラマ「監察医 朝顔」シリーズなどに出演しています。佐藤浩市とは、2014年のドラマ『LEADERS リーダーズ』以来8年ぶりの共演です。

映画『春に散る』のスタッフ

監督:瀬々敬久

メガホンを取るのは、ヒューマンドラマの名手・瀬々敬久(ぜぜ たかひさ)監督です。 映画『64-ロクヨン- 前編/後編』の監督・脚本や、『友罪』(2018年)、『護られなかった者たちへ』(2021年)、『ラーゲリより愛を込めて』(2022年)などの監督として知られています。

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映画『春に散る』は2023年公開予定!

映画『春に散る』は、朝日新聞で連載されていた当時から大きな反響があった小説の実写化。佐藤浩市と横浜流星のW主演はもちろんのこと、橋本環奈と山口智子のWヒロインにも注目です。 世界観やストーリーが気になった方は、ぜひ原作小説もチェックしてみてください。