漫画『復讐の同窓会』最新話までネタバレ感想！全話無料で読めるかの調査も！

漫画『復讐の同窓会』は学生時代の過酷ないじめによって大切な人を奪われた主人公が己の人生の全てをかけていじめ加害者たちへの復讐を果たしていく青年漫画。 今回の記事では『復讐の同窓会』の最新話までのネタバレや見どころ、そしてrawなどの違法サイトを使わずに全巻無料で読める方法はあるのかの調査結果について紹介していきます。

本作は、小太り眼鏡の男子高校生・鎌田カケルが、自分の大切な女性の死を目の前にしたシーンから始まります。カケルは、彼女を守れなかった弱い自分を責めるのですが、さらに許せない相手がいるようです。 そこから半年前、カケルは同級生の結城キリヤを中心としたグループから壮絶ないじめを受けていました。殴る蹴るは当たり前。ガマガエルと呼ばれ、カッターナイフで切り付けられたり、小動物の死骸を頭からかけられたり。許して欲しいと懇願しても、キリヤたちのいじめは酷くなる一方でした。 キリヤを含めた7人によるいじめは、ある日突然始まっており何がきっかけだったのかはわかりません。クラスメイトや担任の北原キョウコにも助けてもらえず、カケルはただキリヤたちのいじめという名の暴力に耐え続けるしかありませんでした。 そんなある日、カケルは自分と同じようにキリヤのグループに目をつけられいじめを受け始めた転校生・月野エマと出会います。水責めされていたエマにそっとハンカチを差し出したカケルは、「怖くて助けられなかった ごめん」と謝ります。 苦労している母親の手前、いじめを受けていることを秘密にしてほしいとカケルに告げるエマ。同じ痛みを共有する者として、カケルとエマは次第に仲良くなっていきます。エマが作った弁当を広げて、楽しく会話をする2人。 見つめ合ってキスを交わそうとしたところ、キリヤが現れて、カケルはボコボコに殴られます。そして目の前でエマは羽交い絞めにされてーー。

東京からやってきた転校生。スクールカーストトップのキリヤと話したことで、いじめっ子の女の子たちに目を付けられてしまいます。いじめられっ子仲間のカケルに「あの子たち一緒に殺しちゃおうか」と提案するなど少し得体のしれないところも……。「いじめ被害日記」を残して自殺します。

男女ともに人気がある結城キリヤを筆頭に、気に入らない相手を見つけてはいじめをくり返している男女7人のグループです。キリヤ以外のメンバーは阿久津ソウイチ、力石ジン、志村コウタ、不破ケイスケ、葉月ミソラ、姫宮アンナ。 基本的にはキリヤの命令でいじめをするというのがお決まりのパターンのようですが、エマは「キリヤに勝手に話しかけたから」という理由でソウイチやミソラ、アンナからいじめられていたので、キリヤに脅されて仕方なくというよりは楽しんでいじめをしている子ばかりのようです。

いじめられっ子同士意気投合して距離を縮めていくカケルとエマ。しかし、2人が仲良くなったことを面白く思っていないキリヤたちは集団でカケルをボコボコにした後、彼の目の前でエマを襲うという最悪の行為を開始。 何でもするからエマを傷つけないようにとカケルはキリヤに懇願しますが、キリヤは何もできないからこうなったのだと冷たく言い放つのでした。そして、キリヤは仲間にエマをヤッていいと指示をします。抵抗むなしくされるがままのエマは、最後にカケルにキリヤたちを殺して欲しいと告げるのでした。 その日以降、エマは学校に現れなくなります。それと同時にカケルへのいじめはおさまるのでした。しかし、カケルに平和が訪れたわけではありませんでした。というのも追い打ちをかけるようにエマはカケルを残して自殺してしまったのです。 カケルの訴えで両親とエマの家族が学校にいじめの事実を迫りますが、学校はいじめを否定します。それどころか、加害者側の親の権力によってカケルとエマの家族は社会的に陥れられる結果に。 悲嘆にくれるカケルのもとにエマが書いていた「いじめ被害日記」が届きます。そのなかには、カケルも知らなかったエマへの酷いいじめの内容が書かれていて……。

エマの自殺から18年の時が流れた現在。無事とは言い難いものの地獄のようないじめの日々から脱して、33歳となったカケルは心身ともに大人となっていました。苗字を「夏目」に変え見た目もイケメンになったカケル。 奥さんと子どもにも恵まれ順風満帆な日々を送っているのですが、心の中では今もエマのことが消えずに残っていました。長い時間をかけて全ての準備を整えてきたカケルはついに結城キリヤを含むいじめ加害者7人への復讐計画を開始します。 最初のターゲットは「阿久津ソウイチ」。18年経って彼は、冴えない会社員になっていました。自宅からリモートで働いていますが、客からのクレームの連絡に、ぺこぺこ頭を下げることしかできません。そんなストレスのはけ口を彼は女性に向けていました。 カケルが調査した結果、ソウイチは他人の女にも手を出すクズ野郎だと判明。その手癖の悪さを逆手に取って、カケルはソウイチを罠にはめるのでした。 ある日、カケルは妻を連れてソウイチの前に現れます。名前も姿も変わっているカケルに、ソウイチは気づきません。カケルの美人妻につられて、ソウイチはカケルに誘われるがまま彼の自宅に向かうのですが……。

ソウイチを罠にはめ捕らえることに成功したカケル。全裸で椅子に括り付けたソウイチを前に、カケルは自分の正体を明かします。全くの別人になっているカケルに恐怖を感じるソウイチに対して、カケルはエマが残した「いじめ被害日記」をもとに復讐を始めていくのでした。 その日記によると、エマはソウイチによって4回も犯されていたのです。その仕返しとしてカケルは釘バットでエマがやられたことをやり返すことに。彼はソウイチのおしりに釘バットを4回出し入れし、何度もかき回します。 なんとか痛みに耐えたソウイチでしたが、復讐はそれでは終わりません。エマの日記には何度も口を汚されと書かれていたため、カケルはソウイチの口に釘バットをつっこむのでした。ソウイチはあまりの壮絶な痛みに耐えられなくなり……。 ソウイチへの報復を終えたカケルは、次のターゲットを「志村コウタ」に定めます。彼は結婚をし、炭火焼の店を経営していました。ただし、その店の実態は人を騙す不当な飲食店だったのです。カケルはコウタに接触し着々と復讐の準備を始めるのでした。

コウタの店をジビエ肉の業者のふりをして訪れたカケルは、コウタとコウタの妻から情報を引き出していきます。すると、かつてカケルをいじめていた「力石ジン」が、失踪したソウイチについての情報を得ようと店にやってくるのでした。 コウタはソウイチの失踪について情報を持っていないと言うのですが、ジンは信じません。店の中で好き勝手に振る舞いながら、コウタを脅しソウイチについて調べるように指示して店を後にしました。 ジンに頭の上がらないコウタでしたが、彼は彼で店で偽装肉を出したり、周囲にできた新店舗の悪評を流して営業を妨害したりと、悪行を繰り返していたのです。そんなコウタの行動を利用して、カケルは悪行のために彼が外出しているのを見計らってコウタの妻に接近。彼女からコウタに関する情報をさらに引き出していくのでした。 そんなコウタの店が営業中のある日、食事に来ていた客が店のレビューを目にします。そこにはコウタの店で偽装肉が使用されていると書かれていました。実際に偽装肉を使って不当に利益をあげてきたコウタは、そのレビューを見て表情が一変し……。

コウタの店の口コミにマイナス評価が付いたことで、悪評が回り始めます。そして徐々に評判は落ちていき、客足が遠のいていくのでした。 そこでコウタの妻であるアイが、肉関係の業者であるカケルに相談してみてはどうかと提案。最悪の状況を打開するために、コウタは渋々カケルに相談することに。 そしてカケルはすぐに肉を卸してもらうように通達したと伝えます。その後店で新しい肉のサンプルを提供するのでした。 しかしこれはすべてカケルの罠。まんまと渡された肉を口の中に入れたコウタは、仕込まれていた睡眠薬によって深い眠りにつきます。 コウタが目を覚ますと、肉が保存されている巨大倉庫の中で宙吊りにされていました。何が起きているか理解できない状況でしたが、下には肉をミンチにする機械が設置されており、横にはカケルの姿もあります。 コウタの目覚めを待っていたかのように喋り始めるカケル。突然「自分が嘘を話したらダウトと言うゲーム」を開始し、失敗するとミンチ機に近づけていく罰まで用意します。 ここでようやくコウタは彼の正体に気付き……。

コウタが2問を間違えたことで徐々にミンチ機へと降ろしていくカケル。迎えた最後の問題ではコウタとアイの出会いを語りながら、「アイはコウタのことを愛していないかどうか」という問いを投げかけます。 今でも妻が自分を愛してやまないと考えているコウタは、「愛していないということがダウト」と回答。しかし正解は無残にもNOで、すでにアイは愛想を尽かしてたのです。 その証拠として、カケルは目の前のモニターで自分とアイの情事の映像を流します。目の前の映像と今の状況が信じられないコウタは、逆さまに吊られた状態で暴れまわります。もちろん不正解だったため、容赦なくミンチ機の中に引きずり込まれるのでした。 ソウイチとコウタが消え、ニュースで大々的に報じられることに。情報を集め始めていたミソラ・ケイスケ・ジンの3人は、自分たちも殺されると確信します。その後リーダーであるキリヤに連絡をしますが、3人で解決するように命じられるのでした。 一方のキリヤは、アンとともにとある作戦を実行しようと画策。その内容は、犯人を見つけ出すための同窓会を開くというもので……。

次のターゲットを葉月ミソラに決めたカケル。承認欲求が強いミソラは小学生の娘を持つ母親でありながら、10代と偽り動画配信者として活動しています。そして学生のころに自分を見下していた姫宮アンをいつか見返してやろうと考えていたのです。 ある日、娘・ミウの授業参観で学校を訪れたミソラは当時の担任だった北原に、コウタやソウイチの事件について聞いてみることに。そして2人を殺した真犯人を見つけるため、協力を仰ぐのでした。 するとそこへミウがやってきて、最近できた友達・夏目キラリを紹介されます。キラリはカケルの娘で、その場にはカケルと美人妻・ユウカの姿も。ミソラはカケルの正体に全く気が付かず、美男美女夫婦に嫉妬心を燃やします。 その後、キラリがミウの服を汚してしまったお詫びに、家族で食事に誘われたミソラたち。自分を真っすぐ見つめるカケルに対して、ミソラは自分に気があるのではと考えていました。 数日後、カケルの招待を受け家族で高級レストランにやってきたミソラは、冴えない夫と完璧なカケルを比べて不満を募らせます。そして八つ当たりするかのようにカケルの美しい妻に失礼な態度を取るのでした。 ピリッとした空気が流れたタイミングで娘たちとユウカ、ミソラの夫はお手洗いに。カケルと2人きりになったミソラはここぞとばかりにアピールを始めます。すると突然カケルがミソラの手を取り、「人気ライバーのみそみそじゃないですか？」と言ってきました。 高収入のイケメンが自分のガチファンだと知ったミソラは……。

過去の漫画『復讐の同窓会』の発売日は、1話から3話が2023年9月25日、4話が2023年10月25日、5話が2023年11月25日、6話が2023年12月25日、7話が2024年1月25日、8話が2024年2月25日でした。 3話までが同時に発売されて、以降は1か月ごとに新刊が発売。先行配信中のコミックシーモアでは、最新となる9話は2024年3月25日に発売予定だと発表されています。

3話でついに18年かけたカケルの復讐計画が開始されました。今後はターゲットである加害者たちを1人ずつピックアップしていきながら、彼らがカケルの手によって地獄に叩き落されていく展開になりそうです。 ソウイチがそうだったように、復讐の方法はエマが残した日記の内容がもとになると予想されます。エマがされたいじめの内容は明らかにはなっていませんが、真実が明らかになればそれ以上の復讐劇が見られるでしょうね。 そして、いじめの主犯格である結城キリヤとの対決が一番最後に描かれると予想できます。キリヤはいじめ加害者たちの中でも特に権力をもった存在に成長している可能性があるため、復讐が簡単に終わるとは思えません。 しかし、カケルは自らの人生全てをかけて復讐を果たそうとしているため、最終的にカケルの計画がキリヤの考えを上回って復讐が達成されることでしょう。

ホラーチックな色の強い絵柄と容赦のない復讐方法にぞくりとさせられてしまう展開が多い本作品。それだけ大人になった今でも主人公の加害者たちへの憎悪が根強く残っていることを教えてくれます。 学生時代、理不尽な暴力を受けていたカケル。自分だけなら耐えられても、ようやく得られた理解者で大切な人だったエマを奪われたショックにカケルは耐えられなかったのです。 その結果、人間の心を失ったかのようなカケルは、名前も肉体も大きく変えるほどの変貌を遂げます。それはまるで復讐するために存在する機械のようでした。 18年かけた壮大な復讐劇には気持ちよさを通り越して恐怖すら覚えるほどで、目を離すことができなくなってしまいます。

相手は大切な人を奪った加害者とはいえ、描かれる復讐シーンは壮絶で、読んでいて鳥肌が立ってしまうほどです。復讐方法は、エマが受けた被害を記した日記の内容がもとになっているようです。 その内容を読んだカケルは、中身の悲惨さに泣き叫んでしまうほど。これ以上の苦しみをキリヤたちに与えてやろうと考えたのだと思われます。 エマを4回犯したソウイチに対しては、釘バットを尻からツッコむという非道な行為を見せたカケル。しかもそれだけでは終わらずに、復讐は続きます。 最初の復讐がこの内容ですから、これ以降の復讐はさらに壮絶なものになると予想されます。怖いもの見たさで読み進めてみるのもいいでしょうね。

『復讐の同窓会』の原作となっている作品はなく、小説も存在しません。配信されているのは漫画家の大城密とさいがりゅうが描いた漫画のみなので注意しましょう。 またストーリーを先読みする方法もないので、本作を購入する場合はコミックシーモアの利用がオススメです！