漫画『灰被り姫は結婚した、なお王子は』最新話まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！健気ヒロイン×拗らせ御曹司が送るシンデレラストーリー

漫画『灰被り姫は結婚した、なお王子は』は、家族から虐げられていた孤独な少女が訳あり御曹司から求婚され、幸せというものを知っていく物語です。
ここからは『灰被り姫は結婚した、なお王子は』のストーリーを、ネタバレ込みで最新巻まで詳しく解説していきます。壮大でロマンチックなシンデレラストーリーにドキドキが止まりませんよ！

名家に生まれながら妾の子という理由で家族から使用人のように扱われていた八重。中でも姉の文子は八重の美貌を妬んでか、一際辛く彼女に当たっていました。 そんなある日、八重は街中で財閥豊岡家の御曹司である頼久という男性と出会います。八重が自分を平等に扱ってくれる彼に惹かれる中、ある時頼久は突然八重に結婚を申し込んできました。 喜んで申し出を受けた八重でしたが、後に頼久は不器量な女が好きで愛人が何人もいるということを知ります。自分は頼久に好かれていたわけではなく、単なる建前上の正妻だったのだと。 それでも八重は自分が頼久を好きだから構わない、と自身が置かれた状況を受け入れるのでした。

美人嫌いの頼久のため面で顔を隠しながら生活するようになった八重。その甲斐あってか、頼久との距離も着実に近付いていきました。 ある日買い物に出かけた折、八重は荷物をひったくられてしまいます。そして犯人を捕まえてくれた男性・清水に一目惚れされ、その場で求婚されるのでした。 偶然にも頼久の後輩だった清水は、八重の夫がよからぬ噂だらけの頼久だと知り離婚するべきだと抗議。すでに覚悟を決めていた八重でしたが、後日頼久が姉の文子と親し気に歩いているのを見かけ心が揺れ始めます。 そんな折、接近を禁じられていた義父に遭遇してしまった八重は、頼久の過去や2人の間の確執を知ることになるのでした。

義父との接触がきっかけとなり、ひと悶着あった末に絆が深まった八重と頼久。そしてさらに八重と親睦を深めたいと考えた頼久の立案で、2人は新婚旅行へ出かけることになります。 行先を知らされぬまま頼久についていった八重がやってきたのは、かつて母と共に暮らした村でした。すでに八重の母は他界していましたが、頼久はきちんと挨拶がしたいと彼女の墓を訪れたのです。そんな頼久の優しさに、八重の心はますます惹かれていくのでした。 その後、豊岡家の別荘についた2人は共に穏やかな時間をすごし、また一歩本物の夫婦へと近付いていきます。しかし2人が幸せを噛みしめる中、次期当主の座をめぐる事件が勃発してしまい……。

突如豊岡家の次期当主として名乗りをあげた慶広の登場によって、やっと相思相愛になった八重と頼久の日々に暗雲が立ち込めます。 姉・文子の結婚式で実家に出向いた八重は、文子の策略によって捕らえられてしまいます。実は文子と慶広は裏でつながっており、頼久との取引に八重を使おうと考えていたのです。 八重の失踪を知り、すぐに慶広が関わっていると気が付いた頼久は、慶広の元へ出向きとある取引に応じます。その後八重を助けに行った折、火事で命を落としかけるも無事に生還。そして生きていることを隠したまま見事に慶広を出し抜くのでした。 こうして跡目争いも決着し、八重を嵌めた日野の家はお取り潰しに。共に窮地を経験したことで八重と頼久の絆はより一層強くなっていきます。

跡目争いの一見依頼、傍から見ても相思相愛なのがわかるほどに頼久といい関係を築けていた八重。しかしなぜか頼久に近しい人たちからは、いつか八重が彼から離れるのを示唆するようなこと言われ、密かにモヤモヤしていました。 一方、日に日に八重への思いが強くなる頼久は、彼女の全てが欲しいと考えるようになっていきます。その独占欲は次第にエスカレートし始め、八重の行動を制限するように。頼久と一緒にいられて嬉しいと思う反面、八重は息苦しさを感じてしまいます。 そんな折、八重たちが暮らす家に行儀見習いとして2人の令嬢がやってきました。しかしどちらも純粋に嫁入り修行にやってきたわけではないようで……。

せっかく素敵な男性と結婚できたと思ったのに、ふたを開けたらB専の遊び人だった。そんな中々にハードな結婚生活を送るはめになり、普通ならこの上なく落ち込んでしまいそうなところですが、本作の主人公・八重は違います。 例え愛されないにしても少しでも親しくなるため、そして妻として力になるため奮闘するのです。「自分が好きになったのだから、それでいい」と宣言する強さには頭が下がりました。何があっても味方でいるという八重の決意に、頼久が心を動かされたのも納得です。

調査の結果、『灰被り姫は結婚した、なお王子は』に原作の小説は存在していないということがわかりました。本作は完全オリジナル漫画として裏サンデーにて連載中の作品です。そのため小説投稿サイトの「小説家になろう」では、もちろん配信されていません。 本作のストーリーは原作担当の中ていが手がけているもので、漫画原作として執筆されたものです。2023年11月時点では小説版が発売されるという情報も無いので、物語の続きは漫画でしか読めません。 いち早く『灰被り姫は結婚した、なお王子は』の続きが読みたい人は、連載中の裏サンデー、もしくは単話版の配信も行っているコミックシーモアを利用してみてください！