漫画『彼は『これ』は復讐ではない、と言った』最新巻まで全巻ネタバレ！無料で読む方法についても調査！【高井唯人】

漫画『彼は『これ』は復讐ではない、と言った』は、過去にイジメによって1人の学生の人生をめちゃくちゃにした6人が、謎の人物からじわじわと復讐され消されていく物語です。 ここからは『彼は『これ』は復讐ではない、と言った』の配信状況を調査し、お得に読める電子書籍サービスはどこなのか解説していきます！記事後半では作品のあらすじや見どころも紹介しています。

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プロ棋士の卵として将来を嘱望されていた男子高校生の小嶋龍吉は、学校でひょんなことから6人組のいじめっ子たちに目を付けられてしまいます。そしてその日を境に彼の人生は一変。凄惨ないじめが理由で将棋も打てなくなり、龍吉は全てを奪われてしまったのです。 それから時が経ち、いじめっ子たち6人は社会人に。しかし大人になっても彼らに倫理観が芽生えることはなく、遊び半分の悪事を繰り返していました。 そんな彼らの姿を影から観察している人物が。奇妙な覆面を被った正体不明のその人物は、「小嶋龍吉」と書かれたノートを手に、いじめ加害者たちを対象にしたある計画を実行していくのでした。

高校時代の同級生・和田数子が営むバーを訪れた渡辺和馬。バーのママと和馬は6人で馬鹿をしていたころを懐かしんでいました。数子が携帯に残していた写真には、彼らが小嶋龍吉をいじめていた場面が写っていたのです。 和馬は現在会社員。上司や同僚にも気に入られ、エリートコースを歩んでいました。そんな彼を車のなかから観察している黒い影。黒い影は、小嶋がいじめられていた場面を思い出して、小嶋龍吉と名前が書かれてノートを手にしながら「あと少しだよ」口にします。

小嶋龍吉と名前が入った「重要ノート」を持つ謎の人間は、彼をいじめていた6人を追いかけていました。 6人のうちのリーダー格である和馬が、好意を持っている女性と待ち合わせをしていると、彼女から「やっぱり今日は会えません」というメッセージが届きます。携帯に和馬が別の女性と仲良くしている写真が送られてきたので、信じられなくなったというのです。 翌日、彼が出社すると上司から呼び出されます。上司は、和馬が会社の金を盗んでるだろうと言い出し……。

冒頭では龍吉がやられていたいじめについて語られます。龍吉への暴力は日ごとに激しくなり、抵抗すればより激しくなるというものでした。逃げることも許されなかった龍吉は、命の危険すら感じるようになるのです。 一方で、和馬は仮面を被った謎の男によって拉致され、拘束されていました。和馬を前にして、謎の男は龍吉の「重要ノート」を読み始めます。そのノートに書かれていた内容は、目にラー油が入れられたというもの。謎の男は同じことを和馬にやろうとして……。

謎の男が復讐する次のターゲットは、北井新一郎です。彼は教師でありながら、立場を利用して女生徒に手を出していました。 和馬の葬式が行われ、そこには5人のかつての仲間の姿があります。何か怨みをかっていたのかもしれないと推測する仲間でしたが、ひとりが「龍吉かもしれない」と口にすると、その場が凍り付くのでした。 龍吉が死んでいた状況は、眼にラー油をかけられ、口に土や草が詰め込まれたものでした。これは彼らがかつて龍吉にやったことだったのです。

生徒の宮山が自分に好意をもっていると思いこんでいる新一郎。女子高生を食えると思って、テンションが上がっています。 教室に待たせていた彼女を迎えに来た新一郎は、外はもう暗いからといって彼女を車で送ろうとするのです。休みの日にはほとんど家にいるという宮山に対して、自分にツキが回ってきたと思った彼は次の休みに遊びに行こうと企みます。 その言葉を彼女にかけようとした瞬間、教室の窓に人影が写ります。その人影の正体は……。

新一郎は完全に理性を飛ばし、宮山に襲い掛かっていました。彼女が「やめてください」と言っても構わず覆いかぶさり、夜の学校には彼女の「いやああ」という悲鳴が響き渡ります。 涙を流しガクガク震える彼女の目には、よだれをすすり舌を舐めまわす新一郎の姿がありました。この先に待っているであろう彼女との行為を想像した新一郎は、我慢しきれずよだれを「ポタリ、ポタリ」と宮山に落としてしまうのです。そんな彼を見て宮山はすっかり怯えていたのですが……。

数子が営むバーに、大久保利則がやってきます。彼が言うには渋根周と連絡がつかないとのこと。数子に何か知らないかと問いただすのですが、彼女にも心当たりはありません。 数子は周が龍吉にやられたのではと心配しますが、利則はどこかに姿を隠しているのだろうと推理します。さらに利則は数子に「和馬を殺したのは龍吉だと思うか」と質問。数子はわからないけど、もし6年前のことを理由に殺しているのだとしたら許せないと口にするのでした。

工場らしき建物の前でスマホの画面を見ている小枝北斗。彼は数子に龍吉の居場所を知っているかもしれないと言われていた人です。北斗が見ていた画面には、新一郎が殺されたニュースが掲載されていました。 北斗は段ボールを運びながら「昨日はちょっと無茶し過ぎたかな」とつぶやくのです。 新一郎が殺害された件について、宮山のもとに刑事がやってきます。既に取り調べのときに全て答えたという宮山でしたが、刑事たちは独自の捜査を行っているようで……。

宮山は刑事たちが返った後、伝え忘れたことに気が付きます。事件に関して彼女のもとに、見知らぬ相手からメッセージが入っていたのです。ただ確認しようと彼女が携帯を確認すると、そのメッセージは既に消された後だったのです。 一方、宮山から話を聞き出そうとした刑事たちは、彼女の非協力的な態度が気になっていました。信頼していた教師に襲われていたところを救われた彼女にとって、犯人がヒーローに見えたのかもしれないと分析していました。

場面は変わり、北斗が働いている工場が映し出されます。北斗が夜になり工場から帰ろうとするのですが、彼は誰かにつけられているようです。 帰宅途中にコンビニに寄り、軽食を食べたのち自宅に向かいます。気配を感じて振り返りますが、誰の姿もありません。気を取り直して自宅へ向かいますが、自分の足音に合わせて音がする別の人間の存在があるようでした。 何度振り返っても人がいなかったため、気にせず向きを変えた所に利則が現れて……。

利則が数子の店にやってきます。店に着くなり周の姿を探しますが、数子から「帰っちゃった」と聞かされます。自分で呼び出しておいて先に帰るなんて利則は激高。電話で済ませればよかっただろうとと怒りを露わにします。 数子が言うには、周は警察から手に入れた情報を持っていて、人がいるところでは話せないと言っていたとのこと。警察から手に入れた情報とは、新一郎を殺した犯人が「仇討ち」と言っていたというものでした。 利則は龍吉の代わりに北斗が仇討ちをしていると思い、彼を追いかけようとするのですが……。

主人公の復讐のターゲットとなる元いじめっ子たちは今も昔もゲス中のゲス。人を傷付けることに対して、全く抵抗を感じないイカれた人間ばかりです。 そのため彼らが復讐によって悲惨な結末をたどっても、全く心が痛まないのが本作の魅力。すでにこの上ないほどの悪事を行っているので、どれだけ復讐してもやり過ぎ感が一切ないんです！ ただしその分イジメ描写の凄惨さは相当なもの。バイオレンス描写が苦手な人は要注意です。

スカッと爽快な制裁シーンだけでなく、加害者たちに罰を与えている人物が誰なのかという点も本作の見所のひとつです。 主人公らしき人物は龍吉のノートを手にしているものの、覆面で顔がわからないので龍吉本人なのかは不明。むしろ過去編では普通に龍吉の顔が描かれているため、敢えて隠しているとなると別人の可能性が高そうです。 果たして覆面下に隠されている素顔の正体とは。先の読めないストーリーに考察が止まりません！

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