「幽遊白書」ぼたんの実写版はなぜ酷評！？幽助との結婚説や正体にも迫ります！

1990年から1994年まで『週刊少年ジャンプ』で連載されていた、冨樫義博による漫画「幽遊白書」。2023年にはNetflixで実写ドラマ化されたこともあり、再び注目を集めています。 この記事では、そんな本作に登場する人気キャラクター・ぼたんの基本的なプロフィールや各種エピソードについて徹底解説します！ ※この記事は「幽遊白書」の重要なネタバレを含みます。

ぼたんはポニーテールに束ねた水色の髪が特徴的な女性で、作中では死者を霊界に連れていく霊界案内人という役割を担っています。基本的にはピンク色の着物を着用しており、船の櫂を魔法使いの箒のように使用して空中を移動。 ややドジな一面もあるものの明るく快活な性格で、人間以上に喜怒哀楽をハッキリ出すという一面も。車に轢かれて死亡した幽助のお目付役として活躍するほか、彼が生き返った後は霊界探偵の助手として彼らの行動をしっかりとサポートします。

2023年12月よりNetflixで独占配信されている実写ドラマ「幽遊白書」でぼたん役を演じるのは、映画やドラマ、舞台でマルチに活躍するユマニテ所属の若手女優・古川琴音。 ここでは、実写版でぼたんを演じる古川琴音に対して賛否両論のコメントが集まっていることを、それぞれの目線から徹底的に掘り下げていきます。

これまでにも人気作品が実写化される際にはさまざまな議論が巻き起こってきましたが、本作でも例に漏れず古川琴音演じるぼたんに対する否定的な声が多数見られました。その中でも特に多く見られたのが、「古川琴音はぼたんのイメージじゃない」「想像と違った感じの配役で、喜べない」というもの。 古川琴音の高い演技力は評価される一方で、ビジュアル的な意味で「適役だとは思えない」とのコメントもありました。「見慣れてくると違和感がなくなる」との意見もあるため、そこまで「ひどい」というわけではなさそうなのですが……。

SNS等を中心にマイナスな反応も数多く見られる一方で、ちゃんとプラスな反応も見られました。演技派女優として数々の作品で存在感を放っている彼女の演技力が確かなこともあり、ネット上では「霊界案内人という難しい役柄が、彼女が持つ独特の雰囲気と合っている」といった声も。 さらに見れば見るほど癖になるビジュアルとキャラクターで、「いつの間にか好きになっていた」という人もいるようです。残念ながらあまりビジュアルを褒める声は見られなかったのですが、基本的に彼女の演技力はファンたちの間でも絶賛されているようでした。

結論から言うと、ぼたんと幽助は結ばれていません。確かに作中でも、ぼたんの目にゴミが入った際に幽助がそれを取ろうとしたしたところを螢子から見られ、キスをしていると誤解されたり、ぼたんが幽助からスリーサイズを聞かれたりといったエピソードはありますが直接的な恋愛描写はゼロ。 確かにぼたんと幽助の仲がいいのは確かなようですが、そもそもぼたんは原作者である冨樫義博から「恋愛に絡めたくないキャラ」と公言されていることもあり、2人が結ばれているということはないでしょう。

「幽遊白書」の名場面が収録されているOVA「映像白書」では、ifストーリーとしてぼたんと幽助が結婚しているエピソードを見ることができます。内容は2分程度のショートストーリーとなっており、本編とはまったく関係ないシュールなエピソードを楽しめますよ。 本作の中では、ぼたんと幽助は新婚という設定で、上司である蔵馬と飛影からからかわれている姿を観ることが可能。いつもと違うぼたんと幽助の姿が観たいなら、要チェックです！

物語序盤から比較的登場回数の多い彼女ですが、その割には多くのことが謎に包まれています。そんな彼女の正体は閻魔大王の息子であるコエンマの部下であり、死者を霊界に連れていく役割を担う「霊界案内人」。 不慮の事故により突然命を落とした幽助を、あの世から迎えに来ます。いわゆる死神のような存在ではあるものの人間界に存在することもでき、人間界では水晶を利用した占いで生計を立てていますが、身元や住んでいる場所は謎。しかし人間界に戻った幽助たちのことも、陰ながらしっかりとサポートしています。

ぼたんの魅力は一言で語り尽くせないほどたくさんあるのですが、何よりその可憐で可愛らしい見た目がたまりません！いわゆる正統派美少女である彼女の人気は、本作のヒロインである雪村螢子をも上回るほど。 見た目が可愛いのはもちろん、天然・気配り上手・好奇心旺盛といった性格も最高。ほっとけなくなる女性というのは、彼女のような人のことを指すのではないでしょうか。名言もクスッと笑える可愛いものが多く、より好感度が上がります。

原作でぼたんと蔵馬の恋愛描写などはありませんが、まるで漫才のようなやりとりを繰り広げるシーンや蔵馬がおしゃべりなぼたんの口封じとしてぼたんの口元に手を置くシーン、さらにはお互いに「手をかそうか？」と声を揃えるシーンなどがあることからCPとしての人気は非常に高いです。 そんな2人のCP名は「蔵ぼ」。恋愛関係と言うよりは息が合ったバディ的な存在という方がしっくりくるかもしれませんが、微笑ましい2人のやり取りが見たい場合は原作はもちろん絡みの多いアニメもチェックしてみてくださいね。

1992年から1995年にかけて放送されていた、アニメ「幽遊白書」でぼたんの声を演じていたのは、東京俳優生活協同組合所属のベテラン声優・深雪さなえ。 1982年からさまざまな作品で活躍している彼女の代表作には、『おばけのQ太郎』の小泉美子(よっちゃん)役や、『魔法少女レインボーブライト』のレインボーブライト役などがあります。

この記事では「幽遊白書」の人気キャラクターであるぼたんについて徹底解説しましたが、いかがでしたでしょうか。Netflixで実写ドラマ化されたことで、ますます盛り上がりを見せている本作の原作も、この機会にぜひチェックしてみてくださいね。