「幽遊白書」名言ランキングTOP50！蔵馬や戸愚呂のセリフがカッコ良すぎる……

完結後も長年愛されている冨樫義博による少年漫画「幽遊白書」。熱くて心に染みる名言から、厨ニ心が騒ぎ出して思わず使いたくなってしまう決め台詞まで、冨樫先生が生み出した数多くの名言が登場します。 そこでこの記事では「幽遊白書」の名言ランキングTOP50を紹介！『微笑みの爆弾』を脳内BGMに幽助たちの名言を振り返っていきましょう。 ※この記事は「幽遊白書」の重要なネタバレを含みます。

今回の名言ランキングは「知名度」「熱血度」「インパクト」の3つを基準にランク付けをしました。 一般的にどの程度浸透しているかの「知名度」、少年漫画的要素がどれくらい感じられるかの「熱血度」、セリフから該当シーンやバトルを思い出せるかの「インパクト」が基準となっています。今回は名言に絞り、技名は省きました。

暗黒武術会の終盤、幽助vs戸愚呂弟戦のなかでもひときわ幽助の覚悟と仲間との絆が感じられるのがこのセリフです。 すべてを捨てて力を得た戸愚呂弟を否定して、仲間がいたから得られた強さで戸愚呂弟を叩きのめすと幽助は宣言します。勝利宣言からの霊丸の流れも含めて熱いシーンです！

語感の良さとシンプルな殴るぞという意思表明、コマのインパクトからネットミームとしての人気の名言。 心を読むボクサー・室田と対峙した幽助は、あえて作戦を口にして、物理的に追いつけないスピードでぶん殴りました。コマの背景いっぱいに幽助の心の声が羅列されていて、有言実行っぷりが痛快です。

対戸愚呂弟戦にて、戸愚呂弟は1つを極めるためにそれ以外を捨てられない者は半端者だと幽助を煽ります。それに対して、幽助はそれは逃げではないのか、と問いかけました。 絶対に諦めないで大事なものにしがみつき続けた幽助が言うからこその説得力があってグッときます。

自分を侮っている黄泉軍No.2の鯱を、切り札＝妖狐蔵馬で瞬殺した際の決めセリフです。 蔵馬がこのセリフを言い、続けて元相棒である黄泉が「見せるならさらに奥の手を持て、か」と蔵馬の言葉の続きを言う流れも含めてとにかくかっこいい！一瞬だけ妖狐になって妖力が跳ね上がるのもワクワクさせられました。

人質や騙し討ちといったやり方を嫌悪する蔵馬が、人質への危害を匂わせる敵に対してブチギレた際のセリフです。蔵馬は続けて「生きながら苦しめる方法ならオレもいくつか知ってる　お前に試してやろうか？」と言い放ちます。儚げ美人な容姿とは裏腹に許せないものへは苛烈になる蔵馬に痺れます。

戸愚呂兄の言動にキレた蔵馬は、不死身の戸愚呂兄に「邪念樹」を植え付け、幻影の蔵馬と戦い続ける永遠の生き地獄へと落としました。 やるときはとことん残忍に徹底的に「おしおき」をする蔵馬にハートを射抜かれた女性読者は多いでしょう。不死身の男にこのセリフを放つセンスも最高にクールです。

厨二心をくすぐる飛影の名言のなかでも技名の「邪王炎殺黒龍波」に並びワクワクさせられるのが、この決め台詞です。 暗黒武術会初戦の「六遊怪チーム」戦で、是流に邪眼をバカにされたあと、飛影はあっさりと倒されたかに見えました。そこからこのセリフとともに立ち上がり形勢逆転してみせます。

劇場版からの名言。親友・黒鵺(くろぬえ)を助けられなかった過去を嘆く蔵馬に対し、駆けつけた飛影がかけた言葉です。 飛影自身がつらい過去を持つので、本心からそう思っていることが伝わってきます。序盤を思い返すと、2人の深まった絆にも感慨深いものがありますね。

暗黒武術会準決勝、「裏御伽チーム」戦で飛影が魔金太郎を瞬殺した際の決め台詞です。相手が必殺技で斬ったと喜んでいたのは、あまりに速すぎる飛影の残像だったのです。 一瞬で魔金太郎の頭の上に移動して、そこで敵に解説してあげてから脳天を一撃で刺すというスタイリッシュさもたまりません！

魔界統一トーナメントのため魔界に向かう親友へ向けた桑原の激励の言葉です。この前に、桑原は敵だった妖怪に与する幽助に「見損なった」と啖呵を切っていました。 だけどそこで終わらないのが男・桑原。自分は蚊帳の外だと腐らず、猛勉強して有言実行している姿に惚れ惚れします。

大会本部の理不尽な裁定で浦飯チームが敗北に追い込まれかけた際、すでにボロボロな桑原が大将戦に名乗りを上げた際のセリフです。 仲間はいまにも本部に殴り込みにいきそうな雰囲気のなか、1番余力のない桑原が正攻法で勝つべきだと諭します。男気が溢れていて、実に桑原らしい名言です！

暗黒武術会で対幽助戦で見せた、戸愚呂弟の化け物じみた100％フルパワーの姿はインパクト大。じわじわ数字が上がる度に、最後はどうなってしまうのかと読者を楽しませてくれた点を含めて、非常にエンタメ度の高い名言でした。フルパワーの反動で最期を迎えてしまう物悲しさも印象的でしたね。

100％を出した戸愚呂弟が、幽助を客席まで殴り飛ばしたあとのセリフです。殴る前には「元人間のオレの経験からみて今のおまえに足りないものがある　危機感だ」と、丁寧に不足スキルも解説してくれます。戸愚呂弟の自信とあいまって、抜群な煽り力を感じるシーンです。

限界を超えた肉体が崩れていくなか、戸愚呂弟が勝者である幽助たちを称えるようにつぶやいた言葉です。自分の最期を感じた彼が、絆がもたらす強さを噛み締めながら、穏やかに消滅していく姿は作中屈指の感動シーンでした。真っ白になる描写と優しい戸愚呂弟の表情にグッときた名シーンです。

一方的に倒した桑原たち3人を前に、仙水忍が「ふとTVゲームのRPGを思い出してしまった」から語るセリフのラストです。彼は圧倒的な力量差をPRGにたとえて語っているのですが、そのゲーマー的発言はかなり印象的。なにかにやり込みすぎて虚無を感じたときにも使えるセリフです。

地上では本来の力を出して戦えないという仙水忍に対して、幽助が「全力で暴れてみろよ」と言ったことへの反論です。 仙水は「馬鹿者めがそれが傲慢だというのだ」とキレた直後、「失礼」とひと言謝ってからこのセリフを続けました。人間嫌いの表現の仕方が秀逸です！

幻海と戸愚呂弟の回想シーンでのセリフです。老いへの恐怖を口にする戸愚呂弟に対し、若き幻海はこの言葉をかけて、暗にこれからも一緒に切磋琢磨していきたいと伝えます。しかしその想いは戸愚呂弟へは届きませんでした。 2人の切ない距離感や、関係性を想像できる余白にいろいろと考えさせられるシーンです。

仙水の相方・樹が、死闘の末に敗れた仙水の遺体を抱えて放ったセリフです。この言葉を残し、2人は亜空間へと姿を消しました。数々の絶体絶命のピンチが訪れた仙水編の終わりを象徴するシーンですね。 2人の関係性やその後の行方など謎な部分が多く、いろんな意味で読者の心に大きな穴を開けました。

蔵馬のストーカーとも揶揄されるほど変質的に蔵馬に執着している戸愚呂チームの鴉のセリフです。美しいものを好み、自分の好きなものを自らの手で殺すことに快感を覚えるドSゆえ、出番は多くないものの名言(迷言)を多数残しています。これをあの美しい顔で言っていると思うと背筋がゾワッとしますね。

闇のサロン・BBCの一員である左京は、垂金との賭けで当時の日本の国家予算相当の66兆2000億円を賭けました。見事、侵入者＝幽助・桑原が勝ったことで左京は賭けに勝ちます。 国家予算をネタにするという突飛なアイデアはインパクト抜群で、左京は覚えていなくてもこのセリフは覚えているという人も多いのではないでしょうか。

1990年代のジャンプ作品を代表する「幽遊白書」は不朽の名作とあって印象的な名言や名シーンがたくさんあります。ここで紹介しきれなかった名言も多数あるので、ぜひ漫画を読み直してお気に入りの名言を探してみてください！