『俺だけレベルアップな件』作者死亡で打ち切りに？作画変更はどうなるのか？

アニメも大好評を博し、改めて注目を集めている漫画『俺だけレベルアップな件』。 大人気を獲得する本作ですが、実はこの作品には「作者が死亡して打ち切りになっている」という噂が囁かれています。この記事ではそんな気になる噂について徹底解説！情報の真偽はもちろん、それにまつわる詳しい情報も紹介し、その真実に深く迫っていきます。

『俺だけレベルアップな件』で作画を務めるDUBU。実はその噂通り、2022年7月23日に逝去されています。発表された情報によると死因は脳出血とされており、37歳という若さでこの世を去ることになってしまいました。 本作は累計閲覧数が5億回を突破している超人気作。その訃報に多くの人々が悲しむことに……。またこの時期には2023年のアニメ化プロジェクトも発表済みとなっており、本作のファンにとっては良いニュースと悪いニュースが重なってしまう、何とも複雑な時期となっていました。

本作の作画を担当していたDUBUさん。名前がチャン・ソンラクだったということが明らかになっていますが、実はそれ以外の情報がほとんど明かされていない謎多き人物です。彼の名前で検索をしても『俺だけレベルアップな件』以外の作品名がまったくと言っていいほど出てきません。 しかしながら彼は本作の連載当初から、非常に高い画力を発揮していました。もしかしたら別名義で活動していたか、あるいはアマチュア時代から名を馳せた存在だったのかもしれません。

作画担当者の逝去により打ち切りの可能性を心配する方も多いと思いますが、実は『俺だけレベルアップな件』は2022年1月に日本語版の最終話を発表しすでに完結済み。DUBUさんの死はそれからわずか半年ほど経った頃に起きた悲劇なのです。 つまり本作の打ち切り説は誤った情報ということになります。『俺だけレベルアップな件』はしっかりと完結を迎え、華々しいラストで多くのファンに感動を与えていました。

上記のように打ち切りもなくしっかり完結した本作ですが、どうしてこんなにも「打ち切り説」が根強く囁かれていたのでしょうか。実はその背景には「完結直前に休載期間があった」という理由が隠れていたようです。『俺だけレベルアップな件』は2021年8月から11月まで約3ヵ月ほど休載。 最終回が発表される直前の休載だったため、一部のファンが打ち切りと勘違いしてしまったようです。また本作は完結から外伝の連載が始まるまでのあいだ「休載」扱いとなっており、外伝の連載開始にあわせて「完結」表記に変更。これもまた「打ち切り説」が囁かれる大きな要因だったと思われます。 ちなみに本作の原作小説は漫画よりも早く完結済み。小説が早々に終了していたことで、漫画版が打ち切りになると勘違いしたひともいたかもしれませんね。

アニメ化プロジェクトが明らかになっているなかで作画担当者が逝去したため、一部界隈では「アニメも放送中止になる？」という噂が囁かれていた本作。しかし2024年1月から予定通りアニメ放送がスタートしています。こちらのアニメは各種配信サイトなどでも人気を博しており、非常に高い評価を獲得。 特に戦闘シーンの迫力は凄まじく、原作ファンを大きく唸らせています。このまま人気をキープできれば、おそらく第2期の制作企画も進行していくはず……。原作漫画はプロローグを含め全180話で構成されており、ストーリーのストックは十分。今後の展開に期待して待ちましょう！

実は本作が完結したあと、外伝として『俺だけレベルアップな件～外伝～』がコミカライズされています。こちらの作画はDUBUの元アシスタントであるDISCIPLESが担当。その絵柄や雰囲気は本編のものに非常に近く、古参のファンたちも違和感０で読み進められるはず。 ちなみにこちらの外伝もすでに完結済み。ただ単行本はまだ発売されていませんので、気になる方はこちらが連載されていたピッコマでチェックしてみましょう！

ウェブトゥーンの歴史に残る作品となった『俺だけレベルアップな件』。本作が愛された要因には間違いなく、DUBUさんが描いた美しくも迫力ある作画がありました。私はもちろん、私の周りにも、本作から様々な感動や楽しみを受け取ったひとたちが数多くいます。 ciatr編集部一同、心より哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます。皆様もこれを機に是非とも『俺だけレベルアップな件』を読んでみてください。そしてこれからも、DUBUさんが残した名作を心から楽しんでいきましょう。