『俺だけレベルアップな件』水篠潤一郎の正体が判明！？旬の父親は既に死亡している？

アニメ化で話題になっている韓国の人気漫画『俺だけレベルアップな件』。イケメン最強主人公・水篠旬の活躍が鮮やかに描かれ、韓国でも日本でも広く愛され続けている作品です。 この記事では本作の重要キャラのひとり・水篠潤一郎について紹介していきます。プロフィールや作中での活躍、強さにも触れているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね！ ※この記事は『俺だけレベルアップな件』の重要なネタバレを含みます。

水篠潤一郎は名字からわかる通り、本作の主人公である水篠旬の父親です。元消防員でしたが、覚醒してからはハンターとして活躍していました。 しかしそんなある日、潤一郎はダンジョン攻略中に行方不明になってしまいます。以来、家族の前に姿を現すことはなく、息子の旬はそんな彼を恨んだこともあると話していました。普通に考えれば死亡してしまったと考えられますが、実際は複雑な事情があったようで……？

これは本編でなく外伝で明かされた事実ですが、潤一郎はもともとS級ハンターとして活躍していました。といっても、その強さを見れば驚くようなことではないでしょう。後ほど詳しく紹介しますが、彼は作中トップといって間違いないほどの高い戦闘能力を誇ります。 そんな彼ですが、ある日のダンジョン攻略でボスを倒した後、現実世界へと戻る前に「ゲート」が閉まってしまい、ひとり取り残されてしまいました。そのせいで行方不明になっていたのです。 本来、ゲートが閉まって中に取り残されてしまうと、抜け出すことはまず不可能だと思われます。そのため潤一郎も、絶望の中で一生を終えるしかないはずでした。

しかしそんな中、潤一郎の前に「支配者」が現れ、現実世界に戻るためのとある条件を提示します。それは、世界に危険をもたらす「君主」の降臨を止めてほしいというものでした。 それ以外に選択肢がなかった潤一郎は条件を呑み、支配者から君主たちと戦うための「神の力」を与えられます。 こうして彼は現実世界に戻ることに成功しますが、姿を現したのはアメリカ。英語が話せず状況が説明できなかったこと、ゲート内で発見されたという異例の事態から、人間型モンスターなのではないかと疑いをかけられてしまいます。

本編のクライマックスで、旬は「極寒の君主」と「疾病の君主」、「牙の君主」と戦いますが、圧倒的な実力差を前に追い詰められてしまいます。そんな中現れたのが潤一郎。息子を守るため君主たちと対等に渡り合い、その大活躍のおかげもあって、旬は敵を倒すことに成功するのでした。 これでハッピーエンド、親子も再会を果たせる……と思いきや、そう簡単にはいきません。潤一郎にはもう時間が残されていなかったのです。

潤一郎は「神の力」を与えられていましたが、これは本来であれば人間の身体で耐えられるような代物ではありませんでした。 圧倒的な強さを持つ潤一郎も、ついに限界を迎えて身体が崩れ始めてしまいます。自身の終わりを悟った彼は、細い路地でひとりきり、静かに最期を迎えようとしていました。 しかしそこに旬が現れ、潤一郎は使命のせいで家族のもとへ帰れなかったこと、それでも遠くから見守り続けていたことを打ち明けます。最終的に潤一郎は死亡してしまいますが、**その前に旬と親子の絆を確かめ合えたのがせめてもの救いでしょう。

人間型のモンスターだと勘違いされてしまった潤一郎。その理由のひとつには彼の圧倒的な強さがあります。 潤一郎はアメリカで拘束された後、S級ハンター・右京将人の尋問を受けることになります。その後戦闘になだれ込むと、なんと彼をあっという間に倒して病院送りにしてしまったのです。 右京もS級であるからにはそれなりの実力者のはずですが、気付いたときには病院のベッドの上……。潤一郎がS級をはるかに上回る化け物級の存在であることが、このエピソードだけでもよくわかります。 この圧倒的な強さは、もともとS級ハンターだった潤一郎の実力はもちろん、そこに「神の力」が加わっていることも大きいでしょう。

与えられた使命と力の大きさゆえに、過酷な道をたどることになった水篠潤一郎。それでも家族のことを想い続け、最期に息子のピンチを助けた姿には、思わず目頭が熱くなります。ぜひ本編を読んで彼の活躍をチェックしてみてくださいね。