漫画『理想のヒモ生活』最新話までネタバレあらすじ＆感想！異世界で女王に求婚されるサラリーマン！

『理想のヒモ生活』は、ブラック企業で働く主人公が異世界に召喚され、女王から求婚される異世界ファンタジー漫画。ヒモ生活を送るつもりだった主人公が、妻を支えるために政治の世界で能力を発揮していく作品です。 この記事では、『理想のヒモ生活』1巻〜3巻＋最新話のネタバレと感想、作品の見どころについて解説します。ぜひ最後まで読んでみてください。

山井善治郎は、ブラック企業で働くサラリーマン。ある日、善治郎は異世界にあるカープァ王国の王宮に召喚されます。女王陛下のアウラは、善治郎に結婚を申し込みました。善治郎は、約150年前に恋仲の女性と異世界へ駆け落ちしたカープァ王族の子孫だったのです。 カープァ王国では男尊女卑の考えが強く、貴族の婚約者候補を迎えると権力闘争が起こる可能性があります。善治郎に求められることは、「できるだけ何もしないこと」でした。 ブラック企業に勤め、両親は事故で他界し家族がいない善治郎にとって、この結婚は理想的な条件。アウラと結婚する決意をした善治郎は、異世界で新婚生活を送ることになり……。

ヒモ生活を送っていた善治郎は、政治的な事情で社交界デビューすることになりました。それから数カ月後、シャロワ・ジルベール双王国のイザベッラ王女がカープァ王家を訪れます。 アウラはイザベッラに、善治郎が元の世界から持ち込んだビー玉の鑑定を依頼しました。すると、イザベッラはビー玉に驚くほど法外の値段をつけたのです。何か訳があると察したアウラは、部下から「雷壁の杖」と呼ばれる強力な魔道具の話を聞きます。 雷壁の杖の制作には長い時間を要しますが、シャロワ王国には制作時間を短縮する裏技があると噂されていました。その際に必要となる物質の条件に、ビー玉が符合している可能性があり……。

ある日、アウラの妊娠が発覚します。男性は、性行為ができない妻の代わりに側室を作るところですが、アウラを愛する善治郎は側室を作ることを拒絶しました。善治郎は身重なアウラを案じて、後宮外の活動を増やして彼女の支えとなる決意をします。 そんな中、善治郎はカープァ王家とシャロワ王家の血を引いている可能性が浮上しました。最悪の場合、血統を巡り国同士で争いに発展する問題です。そこで、カープァ王家とシャロワ王家の間で、血統に関して揉め事が起きないよう条約を締結しました。 それから月日が経ち、ついにアウラが出産。待望の第一王子が誕生して……。

善治郎と仲間たちは、ズウォタ・ヴォルノシチ貴族制共和国の一部である「ポモージエ港」にたどり着きます。ポモージエは教会の権力が強力でありながら、信仰の自由が認められている国でした。 善治郎は、ポモージエで3人の「ヤン」という名の人物と出会うことになります。港で出会った傭兵のヤンは、誰に対しても開放的な態度を取る司祭について語りました。 その後、善治郎は領主館で開かれる夜会に参加し、ポモージエ侯爵から教会のヤン司祭を紹介されます。また、孤児のヤンがポモージエの侵攻に関する情報を持っていることが判明しました。教会の騎士団が港へ奇襲する計画を知った善治郎たちは、危機を回避しようと動き出して……。

異世界に召喚されたサラリーマンの善治郎は、女王陛下のアウラに求婚されます。男性優位な世界で女王の地位にいるアウラは、善治郎が政治に関わることを望まず、婿になっても「何もしなくてもいい」と言うのです。 理想的な結婚生活と女王のアウラに惹かれた善治郎は、結婚を決断。しかし、女王の配偶者という立場上、善治郎のヒモ生活は長く続きませんでした。アウラを支えるため、政治の世界に関わるようになった善治郎は、ビジネスの才能を発揮させていきます。 タイトルの印象に反したストーリー展開がおもしろく、物語の世界に引き込まれる作品です。