『響け！ユーフォニアム』中川夏紀がギターを弾く理由とは？大人気「ポニテ先輩」を解説！

「ポニテ先輩」こと中川夏紀(なかがわなつき)は、『響け！ユーフォニアム』に登場する先輩です。クールに見える彼女は、この青春ストーリーのなかでどんな変化を見せるのでしょうか。 この記事ではスピンオフ主人公にも抜擢された中川夏紀について解説！ギターや大学、吉川優子との関係性などを深堀りしながら、彼女の魅力に迫ります。 ※この記事は『響け！ユーフォニアム』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

中川夏紀(なかがわなつき)はユーフォニアム担当の2年生です。ルーズにまとめられた茶髪のポニーテールとツンとした目が特徴的で、気だるげな雰囲気の持ち主です。 1巻時点ではサボり癖のある不真面目な先輩として登場していますが、後輩の黄前久美子(おうまえくみこ)や部の新体制移行を受けて、楽器と向き合っていくことに。不器用ながらも聡明で根が優しい彼女は、3年時に副部長として部をまとめていました。

中川夏紀は趣味でエレキギターも演奏します。劇場版「誓いのフィナーレ」ではポップス演奏時にギターで参加している姿が描かれ「夏紀先輩かっこいい！」と話題になりました。 ギターは中学生時代に従姉妹から譲り受けたもの。以降は独学で練習しており、長らく人に聴かせるつもりはないというスタンスでした。 部活引退後、軽音楽部の友人にライブの前座を頼まれた際には「いいかもね、バンド」と、吉川優子(よしかわゆうこ)とバンド「さよならアントワープブルー」を結成してライブに出演しています。

「ポニテ先輩」の愛称で親しまれている中川夏紀はファンからの人気が高いキャラクターとしても有名です。スピンオフ小説『飛び立つ君の背を見上げる』では夏紀が主人公になっており、こちらもアニメ化が熱望されています。 彼女はただやさしいだけではなく、自分が凡人であると自覚しながらそれを隠すようにひょうひょうと振る舞うようなところがあります。自分が特別だと思えない彼女の成長は、主人公の久美子とはまた違ったベクトルでの成長の物語として、多くの読者の胸に刺さるのでしょう。

夏紀は北宇治卒業後、私立大学へ進学しています。不真面目という印象を持たれがちな夏紀ですが実は成績優秀で、高校でも進学クラスに所属していました。 大学合格も推薦で早めに決まっており、小説では卒業まで友人とカラオケや映画を楽しむ姿が描かれています。 大学は優子と同じで、大学進学と同時に本格的にバンド活動もスタートさせています。もちろんこのバンドも優子と一緒で、優子がギターボーカル、夏紀がベースを担当する4人組ガールズバンドを結成して、大学生活を謳歌しているようです。

吉川優子・傘木希美(かさきのぞみ)・鎧塚(よろいづか)みぞれとは、「南中カルテット」と呼ばれる同じ中学出身の仲良しグループです。 なかでも優子と夏紀は典型的な喧嘩するほど仲が良いという関係性で、しょっちゅう気に食わないと突っかかっては喧嘩をします。とはいえ2人とも素直になれないだけで、お互いを誰よりも理解し合っている親友なのです。 部活では熱くなりがちな優子部長＆冷静な夏紀副部長として衝突しあいながらも部を運営していました。卒業後も一緒の大学でバンドを組んでいて、2人の親友っぷりが窺えます。

アニメで中川夏紀を演じるのは藤村鼓乃美(ふじむらこのみ)です。アニメではこの夏紀役が1番の当たり役で、同じ京アニ作品の『たまこまーけっと』では柚季役を担当。彼女は作詞家としての顔も持っており、花澤香菜の楽曲も複数手掛けています。 夏紀役では抜け感のある芝居で彼女の持つアンニュイさを表現していました。

『響け！ユーフォニアム』のポニテ先輩こと中川夏紀について紹介しました。2024年4月スタートの新作アニメではすでに卒業してしまっている夏紀先輩。もっと彼女の活躍を追いたい！という人はぜひ、スピンオフ小説も読んでみてくださいね。