『響け！ユーフォニアム』黄前久美子は3年で部長になる？その後の進路も解説

黄前久美子(おうまえくみこ)は吹奏楽青春ストーリー『響け！ユーフォニアム』の主人公です。北宇治高校に入学した彼女の高校生活3年間は一体どんなものだったのでしょうか。 この記事では黄前久美子にスポットを当てて、気になる塚本秀一との将来や進路、部長に任命された理由などを解説していきます。 ※この記事は『響け！ユーフォニアム』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

黄前久美子(おうまえくみこ)は肩上で大きなカーブを描くクセ毛が特徴的な女子高生です。 小学生の頃に姉の影響でユーフォニアムを始めた久美子は、高校入学後、クラスメイトに誘われるまま吹奏楽部に入部することになります。 彼女はことなかれ主義で周りに流されやすい性格です。楽器もなんとなく続けていました。入学当時は一歩引いた冷めた一面が目立っていましたが、部活を通して成長していく姿が描かれていきます。

幼馴染の塚本秀一(つかもとしゅういち)と久美子が結婚したかは不明です。 2人は高1の頃に両思いになりますが、部活に専念するために別れ、最後の大会後に復縁しました。関係を解消した際、久美子は秀一にもらったプレゼントを彼に返却しています。それを再び受け取ることが復縁の合図となっていました。 小説のエピローグでは、7年後の久美子がこのプレゼントを持っていたことから、大学卒業後も交際は続いていると予想。名字はまだ黄前のままでしたが、さらに数年後には塚本久美子になっているかもしれません。

本作では久美子と同級生の高坂麗奈(こうさかれいな)との友情も見どころです。2人は実は同じ中学出身でしたが、久美子の失言によって気まずい関係性でした。 北宇治で再会した2人は、夏のお祭りに一緒に行った際に急接近。2人は「特別になりたい」という点で強く共鳴しあい、唯一無二の親友となります。このときの麗奈からの「愛の告白」はファンの間でも大きな話題となりました。 女子高生特有の距離の近い友情関係は、おおいに読者の想像力を掻き立ててくれます。

久美子は2年の秋から、北宇治吹奏楽部の部長に就任します。久美子の高い演奏技術や管理能力、仲間からの信頼といった点が、彼女が部長に指名された理由です。 久美子は1年秋から新入生指導係を任され、新入部員たちを多方面から支えていました。その姿は部内で「黄前相談所」と呼ばれたほどです。 前代の部長・吉川優子(よしかわゆうこ)はもともと後任は久美子と考えていたらしく、新入生指導係を任せたのも久美子に部長を任せるための布石だったと語っていました。

久美子は麗奈から音大進学を勧められるも乗り気ではなく、最後まで進路について悩んでいました。エピローグでは教師となる道を選んだ久美子が、母校である北宇治高校吹奏楽部の副顧問を務めています。 久美子たちが植えた桜の樹齢の描写から考察するに、大学卒業後、新任として久美子は北宇治へ。エピローグ時点では先生として3年目を迎えていると考えられます。 久美子が顧問を真似て「皆さん、北宇治高校吹奏楽部へようこそ！」と言うシーンがあるので、きっと滝先生がまだ顧問をしているのでしょう。

アニメで黄前久美子を演じているのは黒沢ともよです。『スキップとローファー』岩倉美津未役や『葬送のフリーレン』エーデル役などが有名。本作の久美子役はTVアニメ初主演作となります。 彼女は子役時代から培ってきた高い演技力の持ち主。久美子という等身大な高校生を、ちょっとうざいところも含めて魅力的に演じています。

『響け！ユーフォニアム』の主人公・黄前久美子について紹介しました。3年生編のアニメが2024年4月からスタートして再び話題の「ユーフォ」。原作小説は一足先に完結しているので、はやく先が知りたいという人はぜひ原作も追いかけてみてくださいね。