漫画『Eランクの薬師』ネタバレあらすじ＆感想！落ちこぼれから一転のシンデレラストーリー

漫画『Ｅランクの薬師』は、お荷物薬師として勇者パーティで冷遇されていた主人公が、1人の騎士と出会い自信と希望を取り戻していくファンタジー作品です。 この記事では本作のストーリーをネタバレ込みで単行本4巻まで解説していきます。後半には作品の見どころ、配信状況なども紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください！

薬師として働くキャルは村を訪れた勇者・グランに一目ぼれし、パーティに加えて欲しいと願い出ます。しかしランクEのキャルはパーティではお荷物扱い。ついには村から遠く離れた場所でパーティから外されてしまいました。 その後村へ帰るための資金を集めていたキャルは、虫に寄生され苦しむ騎士・カイドに出会います。そして命を助けたお礼として、彼に村までの護衛をしてもらうことになるのでした。 これまで自分のことを役立たずだと思っていたキャルでしたが、カイドや道中助けた人たちの言葉で失った自信を取り戻していきます。そして1度村へ戻ったのち、カイドに懇願され、彼とパーティを組むことに。 しかし、依頼を受け向かった街でグランに再会したキャルは、彼の奇妙な術で再び心を奪われてしまい……！？

グランの魅了の魔法にかけられ、彼から離れられなくなってしまったキャルを救ったのは、カイドの「好きだ」という言葉でした。告白を受けたキャルは正気を取り戻し、自分も同じ気持ちだと伝えます。 こうしてグランたちの悪事が明るみになり、一行は牢獄行きに。キャルは王都でカイドとともに新たな生活を始めました。 しかし平穏な日々も束の間。ある日カイドの知人である王宮筆頭魔法使い・オーレリアンが2人の元にやってきて、カイドと別れるようキャルに要求してきたのです。 そしてSランク騎士のカイドに釣り合う人になるため、キャルは能力検査を受けると決意。試験の結果、極めてAランクに近いBランク薬師として認められたのでした。

最近国内に出回っている人を凶暴化させる薬・マムシの調査のため、旅に出ることになったキャル。 その途中で同行していた医術士局長・スラガの弟子であるママリが、マムシの原材料を大量に集めていることを知ります。しかしママリがマムシに関わっているという証拠もなく、採取を命じたスラガから叱責をされてしまうのでした。 その後、一行はマムシが広まってしまった村へと辿り着きます。すると突然カイドとオーレリアンが突然苦しみだし、倒れてしまいました。 実はキャルの予想は的中していてマムシを作ったのはスラガ。彼は道中マムシを混ぜたお茶をカイドたちに飲ませ、依存状態にしていたのです。真相を知ったキャルはママリの協力を得て、マムシの解毒薬の調合に乗り出します。

キャルの解毒薬によってカイドたちは正気に戻り、一行はスラガを捕らえるべく動き出しました。そしてスラガがマムシを調合している施設を見つけ出し、彼を追い詰めます。 するとキャルを逆恨みするスラガは逆上し、依存状態に陥った村人たちを利用して反撃に打って出てきたのです。しかし既に解毒薬を作り出したキャルには叶わず、最後にはママリからも見放されスラガはついに観念したのでした。 こうして村人たちも正気に戻り、マムシ騒動は一件落着。やっと平穏を得たキャルはカイドとともに故郷の村へと帰ってきました。 そして元医術士局長であった父の本を整理している途中、1冊の謎めいた本を見つけ……？

勇者パーティで不当な扱いを受け続けたせいで、すっかり自尊心を失ってしまっていた主人公のキャル。そんな彼女がカイドと出会い、徐々に自信を取り戻していく姿に胸を打たれました。健気で優しいキャルを応援したくなること請け合いですよ！ もちろんキャルの笑顔を奪っていた勇者一行への制裁もしっかり収録されています。スカッと展開を期待している人も安心して読んでみてください！