漫画『その品格に反抗を』10話あらすじネタバレ＆小説の結末を解説！最終回はどうなる？どこで読める？

2023年にRIDIアワード大賞を受賞した大人気ウェブトゥーン作品『その品格に反抗を』がついに、日本語訳でコミカライズ！ 韓国漫画原作の本作品は、没落寸前の家を救うため相容れない男との結婚を決意したヒロインが、次第に本物の愛や恋を知っていく貴族社会ラブストーリー。 この記事では、そんな本作のネタバレあらすじや見どころ、無料で読む方法、さらには原作情報などを紹介していきます。 全巻無料で読めるアプリやサービスはありませんでした。

高額の借金と領地の経営難により、深刻な財政赤字を抱えるベルディエ子爵家。その長女にしてヒロイン・クロエは生まれつき足が不自由でした。家の借金も一部はクロエの足の治療に使用されており、子爵家の低迷に責任を感じているクロエ。 一族の再興の希望は、次女・アリスの政略結婚に託されます。しかし破天荒で貴族らしからぬ思想をもつアリスは、結婚に乗り気ではありません。 そんな中、クロエとアリスはティセ公爵家主催の舞踏家に招待されます。 実は3年前に1度、ティセ公爵の当主・デミアンと最悪の出会い方をした因縁をもつクロエ。できれば再会したくないと思っていたのですが、なぜかデミアンはクロエにわざわざ声をかけてきて……。

コミックシーモアで読むことができるのは、9話まで。 それでは、10話以降の展開はどうなるのでしょうか？

アリスが流浪の民と逢引きしていたことを秘密にしてもらう、という借りをデミアンに作ってしまったクロエ。 どうお礼をすればいいか悩んでいた矢先、突然デミアンがベルディエ家の領地にやってきました。相変わらず意地悪で無礼な彼に対して、クロエの警戒心はますます高まっていきます。 そんな中、クロエは狩りで怪我をしたデミアンの手当をすることに。そしてひょんなことからベッドに押し倒され、自分を辱めようとする彼に「誰もがあなたと結婚したいと思わないで」と言ってしまいます。 その言葉を聞いたデミアンは愉快そうに声を上げて笑うと、そのままクロエに下がるよう命じました。 翌日、デミアンはあろうことか突然アリスに求婚して……！？

日本で配信中のコミカライズ版はまだ未完ですが、韓国で連載されていた原作小説はすでに完結済みです。 なお原作小説は韓国のWEB小説投稿サイト「RIDIBOOKS」に掲載されていますが、残念ながら日本語で読む方法はありません。 そこで本記事では、日本語ではまだ読めない原作小説『その品格に反抗を』のネタバレをしていきます！漫画版が原作小説と同じ展開になるのかどうかも含めて、チェックしてみましょう。

出会った当初からクロエに対して辛辣かつ試すような発言を繰り返していたデミアン。しかし、実は最初からほかの令嬢にはない貴族としての強い誇りと品格をもつクロエに惹かれていました。 自分の感情に気づいていないデミアンは、たびたびクロエの本心を揺さぶる行動を起こします。本編中で発生する愛人や毒殺事件も、裏でデミアンが糸を引いているのです。もともと自己中心的で傲慢な性格のため、クロエが翻弄する様を楽しんでいる節もあります。 しかし、デミアンの恋心は本物のようで、クロエがほかの男性に関心を向けるのは嫌な様子。デミアンが不機嫌になる理由の9割はクロエが原因でした。物語後半、クロエが死んだと思い込んだデミアンの狂いようからも、その想いの強さが伺えます。

3年前に出会ったとき、デミアンから自分や子爵家の生き方を軽んじるような発言をされたクロエ。当然印象は最悪で、デミアンが容姿端麗で類稀なる武勲をあげた人物だとわかっていても、クロエは再会したくないと考えるほど彼のことを苦手に思っていました。 しかし子爵家のためデミアンと結婚してから、クロエの心境は少しずつ変化していきます。たしかに意地悪で冷酷な態度は変わらないものの、デミアンの本心などが垣間見えることが増え、次第にクロエは彼へ愛情を感じ始めるのです。 無自覚な執着ゆえの行動で、デミアンはたびたびクロエを傷つけてしまいます。1度は離婚や失踪にまで騒動は発展することも。それでもクロエは愛憎含めてデミアンに強い想いを抱いており、離れても忘れることはできなかったようです。

物語終盤、無能な王を蹴落として賢王となったデミアン。クロエへの執着ゆえ、彼女の命と引き換えにお腹の子を流産させるなど、憎まれて当然のことをしてきたことを理解しつつも、クロエへの愛を忘れられず彼女を迎えに行きます。 居場所がバレてデミアンと再会することになったクロエは、最初彼を拒絶しました。しかしクロエはデミアンの写真が入ったロケットを手放せないほど、デミアンのことをまだ愛していたのです。2人はようやく素直な想いを吐露。本当の意味で2人は身も心も結ばれます。 その後、王であるデミアンが襲撃・拉致される事件が発生。そこで実は隣国の王太子だったエディと結ばれたアリスが、クロエの力になります。 事件解決後、クロエは無事に双子を出産。デミアンや子どもたちとともに幸せな未来を歩むのでした。

本作のヒロインでベルディエ子爵家の令嬢。れっきとした貴族ながら、家は深刻な財政難を抱えていて家族の行く末を心配しています。 生まれつき足が不自由なことに負い目を感じていますが、美しく聡明で辛抱強い性格。常に礼儀と品格を重んじています。

戦争で大きな功績を挙げた若き侯爵。厳格で冷酷な性格のため、恐ろしい噂を数多く持っています。戦争中にクロエと出会い、それ以来なにかとちょっかいをかけていますが、真意は不明。

クロエの自由奔放で美しい妹。一族の復興を託されお金持ちの家に嫁ぐはずでしたが、街で出会った流浪の民と恋に落ちてしまいます。

ベルディエ子爵家に仕える一族の青年。子どもの頃からクロエと共に過ごし、彼女から全幅の信頼を置かれています。

子爵家を再興したいクロエと、できるだけ権力を有しない貴族と結婚したかったデミアン。建前上はそんな利害の一致から、2人は婚約することになります。 しかし恋心の自覚がないデミアンは素直になれないどころか、クロエを試すような行動を繰り返す始末。そんな中でも、時折デミアンが見せる不器用な優しさがクロエの心を揺さぶっていきます。 恋愛初心者で自分の感情を伝えられない2人のもどかしい恋物語が、胸キュンを誘う作品です。