漫画「いつわりの愛」を最新話までネタバレ込みであらすじ解説！全話無料で読む方法はある？最終話の結末は？

漫画『いつわりの愛～契約婚の旦那さまは甘すぎる～』は、上乃凛子先生の小説『偽りの愛の向こう側』を原作とする恋愛漫画です。 悲劇に見舞われた女性が契約婚を経て変わっていく姿が描かれており、甘々なイケメンを楽しめる作品となっています。 本記事ではそんな本作のあらすじネタバレを最新話まで一挙解説！さらに見どころや感想、無料で読む方法、結末予想までまとめて紹介していきます。 複数の漫画サービスを実際に利用して調査した結果、『いつわりの愛～契約婚の旦那さまは甘すぎる～』を全話無料で読めるアプリやサービスはありませんでした。 しかしめちゃコミックなら、今すぐ無料で31話読めることが分かりました！

家へと帰ってきた遥菜たちは、マンションの前で理人を待っていた梨香子と鉢合わせしてしまいます。 どうして遥菜がいるのかと問い詰める梨香子を、逆に「なぜいるんだ」と冷たく突き放す理人。彼の冷淡な態度を前に、梨香子は怒りの矛先を遥菜に向けました。 しかし記憶を取り戻した理人は梨香子の前に立ちはだかり、「俺たちは3年前に終わっているだろ」と告げ、さらに遥菜と結婚するからもう2度と会いに来るなと続けます。 そして理人の言葉を聞いた梨香子は、怒りに震えながらその場から去って行きました。

記憶を取り戻した理人に謝罪された遥菜は、自分も梨香子だと思われていても一緒にいたかったことや、理人のことを好きになってしまったことを涙ながらに伝えました。こうして2人は抱き合いながら、やっとお互いの気持ちを確認し合ったのです。 そして理人はポケットから指輪を取り出すと「君じゃなきゃダメなんだ」と言って、その場でプロポーズ。遥菜が笑顔で「はい」と頷くと、もう1度強く彼女を抱きしめ「一生大切にする」と伝えました。

理人への気持ちにケリを付けるため、最後に2人の思い出の地である美術館へとやってきた遥菜。そして理人がこれから本当に好きな人と幸せになれるようにと願いを込め、鐘を鳴らしました。 するとその直後、背後から遥菜を呼ぶ声が。遥菜が振り返ると、そこには息を切らした理人の姿がありました。 突然の出来事に驚く遥菜。一方の理人は伝えたいことがあると言うと、「遥菜が好きだ」と恥ずかしそうに気持ちを伝えたのでした。

遥菜のことを何か思い出せるかもしれないと思い、美術館へと向かった理人。その道中、梨香子と勘違いしていたものの、自分を献身的に看病してくれた遥菜のことを愛おしく感じていたのは本心だったと考えていました。 美術館に着いてからも、理人の頭の中は遥菜のことでいっぱい。するとその時、どこからか鐘の音が聞こえてきました。 その瞬間、理人は以前この鐘を遥菜と一緒に鳴らしたこと、彼女を幸せにすると誓ったことを思い出して……。

遥菜が居なくなった部屋で、以前一緒に行った美術館のパンフレットを見つけた理人。未だに記憶は戻っていなかったものの、そのパンフレットを眺めているうちに何かに気が付いたような表情を見せます。 一方、理人の家を出た遥菜は、彼への想いを引きずりながらも新居探しをはじめることに。しかしその前にどうしても行きたいところがあり、スマホを取り出しました。そして遥菜は、あの美術館への行き方を調べ始めて……。

理人は自分が置かれている状況を改めて理解し、遥菜の体を求めてしまったことを深く反省していました。 一方の遥菜は離婚届を理人に渡したものの、彼への想いを断ち切れず、自室でひとり泣き崩れてしまいます。そしてこれまでの思い出を振り返りながら気持ちを整理し、荷物をまとめると理人に黙って家を出ていきました。 翌朝目を覚ました理人はもう1度遥菜と話をしようとしましたが、既に彼女は家を出てしまっていて……。

梨香子から消えてと言われた遥菜は、もう自分の役目は終わりだと考え「理人さんをよろしくお願いします」といって頭を下げます。梨香子はそのまま理人を連れて行こうとしましたが、彼から遥菜と話をしたいと言われ日を改めて出直すことに。 その後、理人と2人きりになった遥菜は、自分たちが契約結婚をしていたこと、契約期限は切れているけれど記憶喪失になった理人を放っておけなかったことを話しだします。 遥菜の話を聞きながら、理人は彼女が自分のために梨香子のフリをしてくれていたのだと理解しました。そして同時に遥菜に対しての申し訳なさがこみ上げてきます。 その後、話を聞き終え、考えを整理するために時間が欲しいと申し出た理人。すると遥菜は前から用意しておいた記入済み離婚届を手渡し、「今までありがとうございました」と告げるのでした。

翌朝、寝室から出てきた理人は、あのまま手を出さずに朝を迎えた自分自身を褒めていました。そして自分にとって遥菜がそれだけ大切な存在なのだと再確認します。 理人よりも早く起きていた遥菜は、彼が寝室から出てきたのを見るや否や「スーパーに行く」と言って家を後に。色々な感情が入り混じって、ついつい理人を避けてしまったのです。 しかしマンションから出たところで、理人が「やっぱり一緒に行く」といって追いかけてきたため、2人は一緒にスーパーへ行くことに。遥菜は理人が自分を大切にしてくれていることを純粋に嬉しく思います。 するとその瞬間、2人の前に梨香子が登場。最初こそ梨香子のことが誰だか分らなかった理人でしたが、彼女から「私が本物」と言われ、梨香子が2人いる状況に混乱してしまいます。 苦しむ理人を見かね、彼が記憶喪失になっていることや自分が梨香子のフリをしていたことを全て打ち明けた遥菜。一方の梨香子は勝ち誇ったような笑顔を浮かべ、「偽物は消えて」と遥菜に吐き捨てるのでした。

ベッドの中で「無理強いをしてすまない」と謝る理人に対して、遥菜はそんなことないと反論。自分もそのつもりだったし、理人のことが好きという気持ちに変わりはないと、顔を赤らめながら訴えます。 そんな遥菜のいじらしい姿を見て、満足げな表情を浮かべる理人。それと同時に彼女がまた自分の前からいなくなってしまうのではないかという心配が頭をよぎります。そして以前にも同じような不安を抱いていたような既視感を覚えるのでした。 一方、遥菜は梨香子が未だに理人に未練を持っていること、そして自分が梨香子ではないということを理人に黙っている罪悪感に苛まれつつも、今の幸せを手放せないと考えます。 場面は変わり、翌日。梨香子はお花屋さんで大切な人に渡すといって花束を購入していました。どうやらこれから理人に会いに行くつもりのようで……？

相変わらず梨香子だと思われていることに悲しみを感じつつも、理人から服を脱がせていいかと聞かれ頷く遥菜。優しくキスをされながら体に触れられ、幸せな気持ちがこみあげてきます。しかしそれと同時に、やはり遥菜として愛されたかったという思いで胸が苦しくなり、思わず涙をこぼしてしまいました。 突然泣き出した遥菜を見て、理人は驚いた様子で行為を中断。そして謝りながら「やっぱりまだ心の準備ができていない」という遥菜の言葉を受け入れます。 理人からすれば恋人にお預けをくらっている状況でしたが、彼は抱きたい気持ちをグッとこらえて「今日は一緒に寝よう」と優しく提案するのでした。 遥菜は申し訳ない気持ちを抱きつつも、理人の言葉に甘えることに。割り切ることのできない複雑な心境のまま彼の隣に横になるのでした。

家で理人の帰りを待っていた遥菜。しかし梨香子と出会って以降、自分の行動に自信が持てなくなっていました。そして1人で泣いていたところに、理人が帰宅してきます。 すると突然抱きしめられ、梨香子の名前で好きだと告げられるのでした。さらに感謝の気持ちや遥菜の好きなところを言われ、プロポーズと言っても過言ではないほどの言葉を伝えられます。これはあまりにも残酷すぎますね……。 複雑な感情だった遥菜ですが、自分の気持ちを真っ直ぐに伝えます。そして理人とキスをして良い雰囲気に。そのまま2人はベッドルームに向かうのでした。

出社前、夜の予定を遥菜に伝える理人。しかし遥菜の様子がおかしいことに気付き、違和感を覚えます。そしてかつて別れを切り出されたことを思い出し、モヤモヤした気持ちで会社へと向かうのでした。 変わらず遥菜のことを梨香子だと勘違いしている……。読んでいてツライし、やるせない気持ちになりますね。 湯川と一緒にご飯を食べていた理人。遥菜のことが気になって湯川を詮索しますが、何も変わったことはないと返されてしまいます。そして今の自分の気持ちを正直に話し、最近になって遥菜のことが大好きになっていることを伝えるのでした。 その後湯川から、遥菜を大切にするよう告げられ……。

遥菜のもとに梨香子がやってきます。結婚のお祝いを伝えに来たと話す彼女に動揺気味の遥菜。そして付き合っているときの理人とのツーショット写真を見せつけてきます。めちゃくちゃ性格悪いじゃないですか……。 その後理人への不穏な言伝を頼まれ、遥菜の心は徐々に追い込まれていくのでした。さらに1人になったときに、可愛くて元気で魅力的な女性である梨香子に複雑な気持ちを持ってしまいます。 この日以降、遥菜の心の中ではさまざまな感情が襲ってくるように。梨香子への嫉妬心や理人への恋心、自身への嫌悪……。そして自分は理人の隣にいるべきではないと考え始め……。

梨香子に突然話しかけられた湯川。理人が結婚したことがショックだと言う彼女に「自分から別れを切り出したんだよね？」と問いかけます。梨香子は当時仕事ばかりで相手をしてくれなかった理人が不満でフッたものの、結局は彼のことが忘れられずにいたのでした。 理人がすっかり愛妻家になったと聞き不貞腐れつつも「久しぶりに理人に会いに行こうかな」という梨香子。湯川に家に押し掛けるなと注意され、冗談だと笑って去っていきました。 そして翌日、遥菜が日に日に増える理人のスキンシップに頭を悩ませているとインターホンが鳴ります。遥菜は突然来訪してきた梨香子に驚きを隠せない様子で――。

自分を拒み続ける遥菜に「ほかに好きな男性がいるのか？」と問う理人。遥菜は必死に否定しますが、じゃあ好きってことでいいんだなと言われ押し倒されてしまいます。やや強引な理人に流されパニックになる遥菜。咄嗟に生理になったと嘘をつき、難を逃れました。 相変わらず遥菜を梨香子だと思い込んでいるものの、体調を気遣ってくれる理人に罪悪感を感じる遥菜。彼の優しさに心は満たされますが、モヤモヤした気持ちは晴れずにいました。 一方その頃、バーのカウンターで1人酒を嗜んでいた湯川は梨香子に突然声をかけられて――。

キスから先へと進もうとする理人に戸惑う遥菜。いつもより強引な彼に絆されそうになりつつも、このままではよくないと理人を突き放します。梨香子だと勘違いされたまま受け入れてしまったら、きっと記憶が戻った時に理人自身も傷付いてしまうと考えたのです。 拒否されて落ち込む理人を何とか丸め込み、ひとまずその場は切り抜けましたが、遥菜は内心ドッキドキ。あんな激しいキスをされたのは初めてで、梨香子とはこんなキスをしていたのだろうか、とぼんやり考えていました。 それから数日後、理人はやっと会社に復帰。理人の記憶が戻らないまま、契約結婚の期限を迎えようとしていました。

さらに数日経過して、体力も食欲も戻ってきた理人。遥菜は理人の回復を嬉しく思う一方で、以前「風邪が治るまで我慢だな」と言われたことが引っかかっていました。 このまま全快したら自分は梨香子という人の代わりとして理人に抱かれてしまうのだろうか……。そんな考えが頭から離れなかったのです。 一方の理人は、記憶の中の梨香子とは別人のようだと感じつつも、目の前にいる彼女との日々に安心感すら覚えるようになっていました。 さらには今までこんなにも誰かを愛しいと思ったことはないと実感。そして愛しさが募って思わず遥菜にキスしてしまうのでした。

遥菜の献身的な看病の甲斐あって、理人の体調もだいぶ回復してきました。まだ記憶は戻っていないものの、穏やかな2人の時間に遥菜は幸せを感じます。 もはや元カノの名前で呼ばれるのも慣れたもの。寝込んだ理人もセクシーだなと考えて赤面する余裕すら出てきました。 一方、尽くしてくれる遥菜の様子を見ていた理人は、記憶の中の梨香子とのギャップを感じていました。そもそもなぜ彼女と一緒に暮らしているのかも分からない状態。梨香子の記憶と遥菜への愛情が入り混じった状況で、その違和感は次第に大きくなっていきます。

記憶が戻らないまま理人が退院し、また2人きりの暮らしがスタート。自分を元恋人の梨香子だと勘違いしている理人との生活に虚しさを感じながらも、遥菜は自分にできる限りのサポートをしようと考えていました。 しかし実際に別人の名前で呼ばれると悲しさがこみあげてきて、理人に隠れて涙を流してしまいます。気丈に振舞っていても遥菜の心は深く傷付いていたのです。 その一方で理人は遥菜の顔を思い浮かべながら、漠然とした違和感を抱いていました。果たして理人は愛する女性の記憶を取り戻せるのでしょうか。

検査の結果、理人は「解離性健忘」と診断されます。精密検査や問診でも異常はなく、妻だった遥菜のことだけ理人は忘れてしまったのです。 医師の説明を受けながら、理人は自分のことを嫌いだったから忘れてしまったのだろうか、と考えてしまう遥菜。すると、理人の兄・郁人は「結婚してからの理人は本当に幸せそうだった」と遥菜の考えを否定し慰めてくれました。 記憶が元に戻るかわからない中、遥菜は理人にかかるストレスを減らすため今まで通りの生活を続けることを決めます。郁人や湯川に励まされながら、遥菜は理人のためにできることを模索していくのです。

キスをきっかけに、遥菜をどれほど愛しているか改めて気が付いた理人。遥菜に気持ちを正直に伝えようと決心しましたが、遥菜が風邪を引いて寝込んでしまい、告白のチャンスを逃してしまいました。 理人の看病の甲斐あって、遥菜はすぐに回復。しかし今度は理人に風邪がうつってしまい、遥菜に心配かけまいと無理をした結果、会社で倒れてしまいます。 遥菜が病院に駆けつけると、理人は穏やかな表情で眠っていました。しかし目を覚ました理人は、遥菜に向かって「梨香子」と呟き……！？

清貴が遥菜に復縁を迫る中、「遥菜が清貴と密会している」と理人に吹聴する香里。しかし、全ての悪事が明るみになり、理人が遥菜を助けに入り上司も駆けつけるという騒動に。その結果、清貴と香里は会社から去ることになりました。 ようやく問題が解決したと思った矢先、理人に元カノの梨香子からよりを戻したいと連絡が入ります。元カノとよりを戻す気はない理人に対して、梨香子は諦める気がない様子でした。 その後、あっという間に時間は流れて、偽装結婚の契約期間もあと1ヵ月になりました。理人は遥菜と一緒の時間を過ごすために、箱根に観光に行こうと誘います。今回は、本物の夫婦のように過ごそうと夫婦デートを提案しました。 箱根にやって来た2人は、本当の夫婦のようにデートを楽しみます。デートを通じて、より一層お互い好きな気持ちが昂ぶっていき、ふいに理人が遥菜にキスをして……。

遥菜との時間にこの上ない幸せを感じつつも、「契約結婚」という関係のせいで前に進めずにいた理人。そんな彼の元に「奥さんについて」という意味深なタイトルのメッセージが届きます。 場面は変わり、清貴は遥菜と別れたことを後悔し始めていました。というのも香里は遥菜と違って仕事を手伝ってくれないうえに、家事も一切せずゴロゴロしているだけ。遥菜がどれだけできる女だったのか実感するのでした。 結局清貴は膨大な仕事を1人で捌き切れず、理人との打ち合わせで「もうこれ以上の付き合いはできない」と契約を切られてしまいます。 後日清貴は理人の名前を出して遥菜を会社に呼び出し、1日だけ復帰という形で仕事を手伝わせることに。嫌々やってきた遥菜に対して、あろうことか復縁を迫ったのです。

清貴との遭遇から暫く後、後輩と飲みに行ったときに、清貴からいわれた言葉や理人とのことでついつい酒が進み酔いつぶれてしまった遥菜。 そして迎えに来てくれた理人に対して思わず抱えていた不安をぶちまけてしまいます。すると泣きじゃくる遥菜を優しく抱きしめ、「遥菜の魅力はちゃんとわかっている」と彼女を慰めました。 翌日、昨晩のことをすっかり忘れてしまった遥菜。理人にとんでもない迷惑をかけたと思い込み落ち込みますが、理人の優しいフォローのおかげで元気を取り戻します。 そして理人の希望もあり、お詫びとして遥菜は手の込んだ料理を作ることに。一緒にスーパーへ買い物に行き、久しぶりの穏やかな時間を遥菜も理人も心から楽しむのでした。

日に日に遥菜への想いが強くなっていく理人。そんな矢先、ソファーで眠る遥菜を見てダメだとは思いつつ、つい抱きしめてしまいます。一方その時実は目が覚めていた遥菜は、理人の突然の行動に困惑。しかし最終的には寝ぼけていただけだろうと結論付けてしまうのでした。 後日、出先で偶然清貴と遭遇した遥菜は、一方的に酷い言葉を投げつけられ深く傷ついてしまいます。颯爽と現れた理人に助け出された後も、清貴から言われた「魅力のない女」という言葉が頭から離れず、またしても自信を失ってしまいました。 これ以上理人のことを好きになっても、自分なんかが愛してもらえるわけがない。そんな自己嫌悪によって、遥菜は自ら理人と距離を取るようになってしまいます。

パーティが始まると様々な人が理人と遥菜に挨拶に来ますが、来る女性来る女性が嫉妬心に駆られた冷たい視線を送りました。そして1人で休憩していた遥菜は、ついに清貴と浮気相手である西田と再会してしまいます。 嫌味を言われ続ける遥菜を、理人が救います。態度を変える西田ですが、理人はすべてを見ていました。そこに前の職場の部長が現れ、理人と遥菜の関係を知った2人は一気に青ざめるのでした。 パーティも終了し日常に戻った理人は、自分の遥菜に対する気持ちを自覚します。しかし契約関係である事実を考え、彼はこれ以上好きにならないようにと感じていました。

清貴は出張から戻った社員の美里に遥菜の噂を指摘され「プロポーズは嘘だったの？」と問い詰められます。しかし清貴は美人で実家が金持ちな遥菜と別れるつもりはなく、結婚してからもバレないように香里と付き合おうとしていたクズ男なのでした。

一方、仕事から帰宅した理人は遥菜にパーティーへの出席を頼みます。あらゆる企業や取引先が参加する中で結婚の挨拶をしたいと打診された遥菜は、それを了承しながらも元同僚も来ると知り不安な表情を浮かべますが……。 翌日ドレスを選びにいくと理人は「結婚式もできないせめてものお詫びだ」と言いドレスを購入。背中が大胆に空いたドレスを着た彼女を鏡の前に立たせ、後ろからサプライズで買ったネックレスを首にかけて――。遥菜は恥ずかしさのあまり赤面し、いつもは冷静な理人もつられて動揺するのでした。

そしてパーティー当日、メイクアップした遥菜は理人に可愛いと思われるのを少しだけ期待していましたが……。不機嫌そうな理人のそっけない反応に、遥菜はスッと気分が落ちてしまいます。しかし、呼び止められ2人になるといつもの優しい理人に戻り、ついに遥菜は心の中で理人への好意を確信します。

理人はブランド物の指輪を欲しがらない遥菜を見て、過去に付き合った女性は当たり前のように指輪をねだっていたことを思い出します。そして、遠慮し戸惑う遥菜に「必要経費だから」と言い店に入っていきます。遥菜は店内の豪勢さに呆気にとられ、住む世界が違いすぎると感じていました。 好きな指輪を選ぶようにと言われるも、どれも高級すぎて選べないという遥菜。理人は遥菜の意見を聞きつつ、彼女に似合いそうな指輪を真剣に選びます。遥菜は偽装のためだから勘違いしてはいけないと自分に言い聞かせつつも、自分の気持ちを汲みながら一番似合う指輪を選んでくれたことが嬉しいのでした。

それから遥菜たちは結婚の準備を進めていき、新生活をスタートさせます。そんな中理人は前に付き合っていた梨香子のことを思い出していました。理人が忙しくなったことですれ違ってしまい、結局別れてしまった2人。湯川との会話でそれを思い出した理人の頭には、遥菜の優しい笑顔が思い浮かびます。 契約にはない朝食を作った遥菜は、それが綺麗になくなっているのを見て自然と笑顔になります。そして理人も契約にはないはずの朝食を、楽しみにするようになるのでした。

遥菜が真面目で気が利く優秀な家政婦になった一方、理人は父からたびたび持ち掛けられる見合い話を憂鬱に感じていたもののついに先延ばしできない状況に。そして女性避けとして遥菜と契約結婚をしようと考え、プロポーズをしたのです。 遥菜は理人に嫌われていると思い一度は断りますが、理人に説得され結局は契約結婚を了承してしまいます。遥菜は結婚のプレッシャーに押しつぶされそうになりつつも、大企業の御曹司と結婚することで自分に酷い仕打ちをした清貴と香里を見返せると考えていました。

こうして2人は遥菜の両親に挨拶をしに行くことに。理人は模範的な結婚の挨拶をし、両親からの質問にスラスラと答えていきます。遥菜は彼の言葉が演技だと知りつつも、「遥菜さんの優しさに何度も救われました」「これからは僕が遥菜さんを守ります」と微笑む彼のどこまでが嘘なのか分からなくなってしまい……。 そして週末の日曜日、遥菜は理人に連れられ結婚指輪を買いに行きますが――。理人が高級ブランド店に入ろうするのを見た遥菜は戸惑い「こういう指輪は本当に好きな人にプレゼントしてください」と言ったのでした。

広告代理店で交際相手の清貴のアシスタントをしている遥菜。彼氏の清貴は少しチャラいものの、仕事に対しては妥協を許さず真面目なところに惹かれたのでした。そんな彼との交際は順調で結婚の予定もあり、週末には両親へ挨拶に行く約束をしていました。 ある日、仕事の打ち合わせで綾瀬不動産に向かった2人。遥菜は取引相手の綾瀬理人になぜか避けられていることを察しており、彼に会うのが憂鬱でしたが……。結婚を控えている遥菜は清貴を支えらされるように頑張ろうと仕事に精を出します。

しかしそんな中、清貴が総務部の香里と浮気をしていることが発覚。香里は、清貴が遥菜のことを「セックスが下手で抱いてても全然気持ちよくない」と言っていると同僚に吹聴し、惨めだと嘲笑していたのでした。更に、浮気がバレた清貴も開き直って遥菜を悪者にし始めます。 こうして会社に香里が流した噂が広がり居場所をなくした遥菜は退職を決め、最後に1人で取引先に退職の挨拶に行くことに。 そこで綾瀬の前任だった湯川から理人の家政婦にならないかと提案を受けて――！？ 最初は断っていた彼女ですが、結局家政婦として新しい仕事を始めることに。理人は家政婦として働きだした彼女の優秀さを見抜き、優しさに安心した表情を浮かべるのでした。

原作の小説はすでに完結済みで、物語の最終局面、理人の記憶喪失や元カノの登場により遥菜はまたしてもピンチに陥ります。 しかし最終的には理人は記憶を取り戻し、紆余曲折あったのち2人は正式な夫婦に。ハッピーエンドで物語は幕を閉じます。 コミカライズでも大筋は同じように進んでいくと思われますが、キャラの性格が多少違ったり、家族の描写がなかったり原作とは異なるところも。そのため原作とまったく同じ展開になるかは微妙なラインです。

広告代理店勤務の28歳OL。同じ会社で働いている清貴と付き合っていましたが、同僚の香織に清貴を奪われてしまいました。2人から嫌がらせを受け会社を退職してからは、理人の家政婦となり契約結婚を持ちかけられます。

遥菜の元カレ。綾瀬グループで業績トップの営業マンでしたが、アシスタントの遥菜が退職してからは業績が低迷します。交際していた遥菜と結婚の予定があったものの香織に浮気。遥菜とは別れただけでなく、香織と結託して彼女に嫌がらせをするクズ男です。

不動産業界トップの大企業「綾瀬グループ」の御曹司。独身ゆえに常に見合い話や玉の輿を狙う女性に囲まれる日々にうんざりしていました。女性避け目的で遥菜に契約結婚を申し出ましたが、気遣い上手で優しい彼女に心から惹かれていきます。

綾瀬グループの総務に勤めるOLで、遥菜から町田を奪った女性。現在は町田と交際をしており、見せつけるかのように遥菜に嫌味たらしく絡んできます。しかし町田のことを愛しているわけではなく、あくまで優良物件の男が好きなだけ。

理人の元カノ。3年前にホテルのラウンジのピアニストとして働いていたときに理人と出会い、会話を重ねていくうちに交際をスタートさせました。しかし仕事を優先する彼に愛想を尽かせ、自分から別れを切り出します。

本作の主人公・遥菜は結婚を約束していた社内恋愛中の彼氏から、悲惨な振られ方をしてしまいます。誠意のかけらもない元カレのクズさには、きっと読者もイライラさせられるはず。 ただしスパダリ綾瀬の登場によって、遥菜と元カレの立場は逆転。落ちぶれていく元カレのその後や、略奪女の悔しそうな様子もしっかり描かれているため、心底スカッとできますよ！ 王道ではありますが、シンデレラストーリーが好きな人にはたまらない展開です。

雇用主である綾瀬の強引な提案により1年間の契約結婚をすることになった主人公。しかし愛はない偽装夫のはずなのに、綾瀬は思わせぶりな言動を連発してきます。 そのスパだりっぷりはもはや反則レベル。契約結婚とわかっていても、ときめいてしまう主人公に思わず共感してしまいますよ。 その一方で、契約により2人は1年で離婚する運命にあります。果たして2人は本当に離婚してしまうのか？胸キュン要素だけでなく先の気になるストーリーも注目です。

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