漫画『元戦闘用奴隷ですが、助けてくれた竜人は番だそうです。』はrawやpdfを使わず無料で読める？ネタバレあらすじも紹介！

「小説家になろう」で連載されていた「元戦闘用奴隷ですが、助けてくれた恩人は番だそうです。」が『元戦闘用奴隷ですが、助けてくれた竜人は番だそうです。』としてコミカライズされました。 この記事では、『元戦闘用奴隷ですが、助けてくれた竜人は番だそうです。』をお得に読む方法を紹介していきます。 本編のネタバレを含むあらすじや結末予想もありますので、ぜひチェックしてみてくださいね！

「ごしゅじんさま　どうして」 人間闘技場で戦うことを強いられていた少女・八番。彼女は同じ奴隷の十七番を姉のように慕い、つらい日々を耐えていました。 ある日、匿名の密告によって摘発された闘技場は大混乱となり、八番と十七番は主人とともに警備隊から逃れることを決めます。 「うまく逃げられたらチーズをやるぞ！」 めったに食べられないごちそうの名前を聞き、駆け出した八番と十七番。 主人と十七番がもうすぐ出口に到達しようとした時、攻撃魔法が主人に向かって一直線に奔ります。主人は十七番を盾に魔法をかわし、十七番は真っ赤な身体でその場に横たわるのでした。 「おねえちゃん」 十七番をそう呼んだ八番は、追手を振り切って主人に向かっていきます。そのとき、警備隊の竜人・セレストは彼女を“運命の番”だと認識し……。

「全然よくない！八番死んじゃうとこだったんだよ！」 目を覚ますと、心配そうな表情の十七番に抱きしめられた八番。思わず「よかった」とこぼす八番に、十七番は涙を流しながら八番の身を案じていたと伝えるのでした。 十七番の温かなぬくもりに生まれて初めて涙を流した八番は、十七番を「お姉ちゃん」と呼び、しばし感動の再会に浸ることに。 八番がうっすらと前世の記憶を思い出していると、そこにセレストがパンやハム、チーズなどの軽食を持って現れます。 見たこともないごちそうに目を輝かせ、ナイフとフォークに悪戦苦闘する2人。セレストの手を借りて食事を終えた2人は、いま自分たちがグランツェールという街で保護されていると知り……。

セレストから“運命の番”について説明を受けた八番は、「わたし　せれすとさんの　つがいじゃない」と言いながら外へ行こうとします。 番という存在の尊さについて聞いていた八番は、よく分からないながらも“セレストの大事な人を探さなくては”と思っていたのです。 さらにセレストが八番を引き取りたいと言い、十七番と一緒にいられないことに八番はますます戸惑ってしまうのでした。 セレストとともに生活することを決めた八番は、同じく里親が決まった十七番と名前を授かることに 。八番が“ユイ”、十七番には“ディシー”という名前が与えられ、2人の新生活がはじまります。 ディシーの里親となったヴァランティーヌがユイとディシーを時々会えるようにしてくれたので、2人はまた会う約束を交わすのでした。 その後、竜人であるセレストの寿命が自分のものより遥かに長いと知ったユイは……。

セレストの家に行ったユイは、彼に仕える使用人たちを紹介されます。セリーヌからは優しさを感じたものの、セレストの娘であるアデライドからは敵意を感じ取ったユイ。 ベッド、本棚と暖炉が備わった大きな自分専用の部屋に驚くユイでしたが、楽しいことはまだまだありました。セレストが用意してくれる温かな食べものやおやつは、ユイにとってどれもがごちそうです。 セレストと一緒に買い物に行ったユイはたくさんの服と靴を買ってもらい、その他にも真っ白なケープをユイに送るセレスト。 疲れきって眠ってしまったユイを優しく抱きしめながら、セレストは「どんなに短い時間でも、ユイとの日々を大事にしたい」と思うのでした。

セレストとともに生活するユイの新しい毎日は、セレストに優しく起こされるところから始まります。毎日セレストが温めてくれた部屋で身支度を整えてもらい、セレストが焼いたパンもユイの大好物となりました。 唯一、来客を報せるブザーだけは苦手なユイでしたが、ユイが闘技場のことを思い出して怯えているときには必ずセレストが傍にいてくれます。 ある日、セレストから頼まれてディシーとユイに読み書きを教えることになったヴァランティーヌ。慣れないペンに苦労しながら、ユイはセレストに感謝の手紙を書こうとしていました。 そのとき、ディシーは初めてユイの笑顔を見て安堵の笑みを浮かべます。セレストの愛情を一身に受けながら生活しているユイは、彼女自身も気づかないうちに感情が豊かになっていて……。

ディシーと一緒に訓練場に行ったユイは、訓練として訓練生と手合わせすることに。難なく勝利を重ねていく２人でしたが、ユイがウィルジールと訓練を始めると空気が一変します。 どうしてもウィルジールに勝てないと悟ったユイは、奴隷闘技場で戦っていたときの記憶を頼りにウィルジールへ向かっていくことに。 その時、ユイから禍々しいオーラのようなものが吹き出しているのに気付いたヴァランティーヌは「ユイの勝ちということで手打ちにしなければ」と思いはじめますが、誰の声もユイの耳には届きません。 ウィルジールはユイの頭を冷やすために近くに座っていた男から水の入ったコップを奪い、そのままユイに向かって水をかけますが……。

ユイにコップの水がかかる寸前、ユイの前に立ちはだかって代わりに水をかぶったセレスト。セレストに水を被らなかったかと聞かれて頷いたユイは、なぜこんな行動に出てしまったのかを説明します。 ユイがこんなに焦っていた理由は、セレストに甘えきって金を稼ぐことができないことに焦っていたからでした。毎日起こしてもらい、食事も服もすべて用意してもらっていることを申し訳なく感じていたというユイ。 ユイの言葉に「君ひとりを養うくらいどうってことはないよ」とセレストは微笑みますが、それでもユイの表情は晴れません。 しかし、セレストに「戦うことは好き？」と聞かれたユイははっきりと首を横に振ります。“けがをするのもさせるのも嫌”というユイの意思を汲み取ったセレストは、「大人になったら好きな仕事を選べばいい」と答え……。

ユイから異性の匂いがすることに強い違和感を抱いたセレストに、ユイがシャルルの尾に触れたのが原因だとヴァランティーヌが説明します。 ちょうどその時手合わせでディシーが負けを認め、奴隷の中でいちばん強かったディシーを負かしたシャルルに強い興味を抱くユイ。 「ディシー　いちばんつよい　しゃるるさん　すごい」 そう言いながら再びシャルルのもとへ行こうとするユイを、セレストは思わず引き止めます。セレストは竜人が嫉妬深い種族であることをユイに話し、セレストに苦しい思いをさせてしまったことを謝るユイ。 セレストはユイに自分の番でいることを強要してしまって申し訳ないと謝り、ユイへの複雑な想いと向き合う決意をしますが……。

これから物語が進んでいくにつれ、ユイとセレストが本当の番になっていくことが考えられます。 いままで愛を知らなかったユイが名前をもらい、溺愛されながら人間らしい感情を取り戻してゆく過程でセレストを愛するようになる展開が見れるといいですね。 8話ではユイに触れられたシャルルに嫉妬するセレストの姿が印象的でしたが、今後もハプニングを繰り返すたびに自身の本当の想いに気づいていくのではないでしょうか。

セレストの娘であるアデライドから見て、ユイは突然やってきた後妻ということになります。しかもユイは奴隷出身者ということで、アデライドが戸惑ってしまうのもわかる気がしますね。 さらにユイはまだ言葉を勉強している最中ですので、まだまだ意思の疎通がうまくいかない部分もあります。しかし、今後はユイを大切に想うセレストの気持ちやユイ自身の思いが伝わればうまく解決していくのではないでしょうか。

ユイは超人的な能力を持っているものの、本来は普通の女の子ですので人間としての寿命を超越することはあり得ません。 しかしセレストは自身の番であるユイが長生きできる方法を必死に探すでしょうし、ユイ自身にも秘められた能力があることが予想できるのではないでしょうか。 たとえばユイがウィルジールと訓練を行った際には、周囲が圧倒されるほどの力がみなぎっているユイの描写がありました。 ユイに関してはまだ描かれていないことがありそうなので、これから寿命のことに関しても何らかの進展があるとみて間違いないと思います。

「小説家になろう」では、漫画『元戦闘用奴隷ですが、助けてくれた竜人は番だそうです。』の原作小説「元戦闘用奴隷ですが、助けてくれた恩人は番だそうです。」が連載されています。 小説の方は完結していますので、漫画の続きが気になる方はチェックしてみてくださいね。漫画版はまだ完結していませんので、あわせて読むのもオススメですよ。