2020年9月19日更新

恋愛・ラブコメ漫画おすすめ10選【初級編】!少年誌・女性誌別でピックアップ

恋愛漫画 サムネイル

今回は恋愛・ラブコメ作品を紹介。ストレートな内容から、特殊な状況下で繰り広げられるものまで、恋の形は実に様々です。「漫画みたいな恋」で思いっきりニヤニヤしたいと思う人は、是非チェックしてみてください。

目次

恋愛・ラブコメ漫画のおすすめ10作品を紹介!とっつきやすい初級編

知っての通り、恋愛をテーマにした作品の人気は昔から万国共通。古の平安の世ですら、人の逢瀬(おうせ)を描いた作品があるほどです。恋というものに対する人間の飽くなき欲求は、今も昔も変わりません。他人の色恋沙汰となればなおさらでしょう。 漫画やアニメの恋愛を楽しむということは、まさにこの「他人の恋を見て楽しむ」視点にあります。フィクションは、好きなものを描くことのできる、自由な世界。恋愛作品にニヤついてしまうのは、自分の好きな恋愛を他者視点で目いっぱい楽しめるからです。 さて、一口に恋愛といっても、そのタイプは悲恋やドロドロの愛憎劇などと様々。そのうち、ジャンルとなっているのがラブコメディです。明るく楽しい恋模様は、変わらない人気を誇ります。 今回は、そんな恋愛・ラブコメ作品の紹介です。男性向けと女性向けに分けて、人気作品や注目作品をピックアップしています。近年の名作を集めた、初級編です!

【男性向けの恋愛・ラブコメ漫画5選】

まずは男性向け(少年誌や青年誌から選出)の恋愛漫画、ラブコメ漫画を紹介していきます。 女性向けとの大きな違いは、設定のオリジナリティです。5つ子の家庭教師になる、レンタル彼女との恋愛、お互いに相手から告白させる心理戦など……。リアルすぎる設定ではなく、程よく夢のあるシチュエーションが魅力です。 また、少年誌の漫画にしてはラブコメ・恋愛ジャンルは心理描写が多めではありますが、それでも女性誌の漫画よりはイベントベースで物語が進んでいく傾向があります。

1.『五等分の花嫁』

『五等分の花嫁』は、春場ねぎの漫画作品。コミック累計発行部数が1000万部を突破している大人気作品で、2010年代を代表するラブコメ作品の1つです。アニメ第1期は2019年1月に放送され、第2期は2020年10月の放送予定となっています。 高校生の上杉風太郎は成績優秀ながら、家が多額の借金を抱える貧乏学生でした。彼は生活と借金返済のため、家庭教師のアルバイトに応募することに。しかし彼が教える相手は同じクラスの転入生で険悪な仲の、中野五月(いつき)でした。しかも彼女は五つ子で、5人とも勉強のできない問題児ばかりだったのです。 本作の物語は、主人公と5人のヒロインのうちの1人の結婚式から始まります。五つ子たちがそれぞれ、素直な気持ちと様々な外因の間で揺れ動く、繊細かつダイナミックな作品です。特に、友情や駆け引きといった姉妹間の関係は、読むたびに力が入ります。

2.『彼女、お借りします』

『彼女、お借りします』は、宮島礼吏(れいじ)による漫画作品。「週刊少年マガジン」で2017年から連載が続いている、人気のラブコメ作品です。アニメ化が決定しており、放送開始予定は2020年7月となっています。 大学生の木ノ下和也は、1か月付き合っていた彼女にフラれてしまい、立ち直れないでいました。彼は心に開いた寂しさを埋めるために、ついに「レンタル彼女」に手を出してしまいます。 そうして彼が“借りた”彼女、水原千鶴は、彼にとって理想そのものでした。しかし、彼のついた嘘がきっかけで、彼女はその嘘に付き合わされることになってしまいます。 引っ込みのつかない事情を持ち込んで、なし崩しに持ち込む描き方は、さすがの一言。そこに、事情を知らないライバルたちが引っかき回していくという、ラブコメのセオリーが詰まっています。ラブコメの面白さをストレートに味わえる作品です。

3.『僕らはみんな河合荘』

『僕らはみんな河合荘』は、宮原るりによって描かれた漫画作品。これまで4コマ漫画作品を描いてきた作者の、初めてのストーリー漫画作品です。2014年にはアニメとなって1クール放送されました。 高校生の宇佐和成(うさかずなり)は、親の転勤を機に、念願かなって親元を離れて暮らすことに。彼が住むことになった「河合荘」には、クセの強い住人が集まっており、彼は終始振り回されてばかり。 しかし、それでも彼が「河合荘」に決めたのは、憧れの先輩である河合律が住んでいたからでした。他の住人同様、一筋縄ではいかない彼女の気を引くため、彼は少しずつアプローチしていきます。 本作は、ヒロインである律が宇佐を突き動かすのではなく、彼の方が彼女を動かしていく作品です。人と距離を置きがちな彼女を引っ張り上げる構図は、少女漫画のような雰囲気が感じられます。派手さはなくとも、丁寧に心の機微を描いた作品です。 また、ところどころに散りばめられている丁度いい下ネタにクスリとしてしまうこと間違いないでしょう。

4.『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』は、赤坂アカによる漫画作品。掲載誌を移動しながらも2015年から連載の続く人気作品で、アニメのほか実写映画も作られました。2019年の第1期以来、アニメは第2期まで制作されています。 名門「秀知院学園」に通う白銀御行(しろがねみゆき)は、実力だけで生徒会長となった秀才。そして、副会長の四宮(しのみや)かぐやは、巨大財閥「四宮グループ」の令嬢。 両想いの2人は、なんとしても相手に告白させようと、様々な策を講じます。プライドの高い両者にとって、自分から告白することは、自らの負けを認める行為なのです。 本作は、恋愛にバトルを思わせる対立構図を持ち込んだ新しい感覚で、幅広い支持を得ています。しかし、目新しさをうたいながらも、本質は直球のドタバタラブコメディ。ささいなことで一喜一憂するさまの連続に、ニヤニヤが止まりません。

5.『ぼくたちは勉強ができない』

『ぼくたちは勉強ができない』は、筒井大志の漫画作品。2017年から「週刊少年ジャンプ」で連載中の作品で、2019年にはアニメが放送されました。なお、アニメは1人のヒロインのルートで終了していますが、これは原作漫画とは異なっています。 進学費用の全額負担枠をねらっている唯我成幸(ゆいがなりゆき)は、学園側から条件を提示されます。それは、古橋文乃(ふるはしふみの)と緒方理珠(おがたりず)を志望大学へと合格させることでした。 しかし、文系が得意な文乃は理系学部、理系が得意な理珠は文系学部への進路を志望。こうして彼は、進学のため、2人の“教育係”として勉強を教えるようになるのでした。 コメディ色が強いながらも、主人公の懸命さに次第に心ひかれていくヒロインたちが丁寧に描かれています。ただのハーレムものだと主人公に共感できない側面が否めませんが、主人公にいやらしい面がまったくないため、共感しやすくのめり込めるストーリーです。 そして本作は、計5人のヒロインの全ルートを順に描くという、新しい試みを行っています。これで、好きなヒロインが報われない辛さに苦しむことはなくなるでしょう。

【女性向けの恋愛・ラブコメ漫画5選】

ここからは、女性向け(女性誌や女子視点の作品を選出)ラブコメ・恋愛漫画を紹介していきます。 男性向けと大きく異なるのは、やはり心理描写の多さ。大きなコマ割りでキャラクターが描かれ、心の中の声が描かれていることが多いのです。 特徴としては背景の書き込みが少ないため、キャラクターに着目しやすい構造になっています。また、主な読者層である女性が感情移入しやすいように、ヒロインの女性は素直で良い子な場合が多く、まるで自分が恋愛しているかのような楽しみ方ができるのがポイントです。 作者が女性である場合も多いため、ツボをおさえたイケメンキャラにも注目です。

1.『君に届け』

『君に届け』は、椎名軽穂(しいなかるほ)による漫画作品。2005年から2017年の間連載され、「君届(きみとど)」の呼び名で愛されてきました。テレビアニメが2期作られたほか、劇場版の実写映画も上映されています。 黒沼爽子(さわこ)は、長い黒髪と人見知りな性格のせいで「貞子」と恐れられ、学校生活になじめないでいました。しかし、クラスの人気者である風早翔太(かぜはやしょうた)が彼女に近づいたことで事態は一変。 彼のおかげで爽子は少しずつ理解されるようになり、かけがえのない友達までできるように。そして、変わるきっかけをくれた彼に対する彼女の想いは、いつしか恋へとなっていました。 地味な女の子がさわやかイケメンによって引き上げられていく、少女漫画王道のラブストーリー。暗闇の中から見つけてもらえたような爽子の感覚に、胸がグッと熱くなります。うぶな恋愛を楽しみたい方におすすめです。 仲良くなった親友たちが爽子と一見正反対のギャルだったり、彼女ら視点の恋愛にもときめきポイントがあったり、見どころ満載です。

2.『ストロボ・エッジ』

『ストロボ・エッジ』は、咲坂伊緒(さきさかいお)が連載していた漫画作品。アニメ化や映画化もされた人気作品『アオハライド』の前に、作者が描いていた作品です。なお、本作も実写映画化されており、2015年に公開されています。 木下仁菜子(きのした になこ)はクラスメイトからの想いを知りつつも、学年一の人気者、一ノ瀬蓮(れん)を眺めていました。彼女は、帰り道に彼と遭遇して以来、何かと彼と一緒になるように。 クールな彼の何気ない優しさを感じた彼女は、今まで感じたことのない感情を覚え始めます。こうして彼女は恋心を自覚し、進むべき道へと一歩を踏み出していったのです。 本作の登場人物は、他の作品に比べて、良くも悪くも普通の人物ばかり。ゆえに、思春期の少年少女のさわやかで青くさい恋模様が、圧倒的リアリティーをもって表現されています。 物語が進んでいくと、圧倒的イケメンの蓮くん派か、一見チャラのにウブなところもある安藤くん派か、サイドストーリーが素敵ながっちゃん派か、という視点でも楽しめます。

3.『センセイ君主』

『センセイ君主』は、幸田もも子の漫画作品。2013年から2017年の間「別冊マーガレット」で連載され、2018年には実写映画化されました。作者の他の代表作としては、同じく実写映画化された『ヒロイン失格』があります。 告白7連敗中の単純バカ女子高生、佐丸あゆはは、やけ食いのために牛丼屋へ。困ったことに財布の中身が空っぽだったところ、見知らぬ男性に助けてもらいます。 次の日、彼女の担任の代理としてやってきた弘光先生は、なんと昨日助けてくれた男性でした。運命を感じた彼女は彼に猛アタックしますが、彼はその度につれない態度であしらっていきます。 本作は、テンション高めのコメディ色を強く打ち出したラブコメ作品。単純に突っ走る主人公と冷静沈着な先生の対比構造は分かりやすく、テンポよく読み進められます。作品の様々な要素を端的に表している、『センセイ君主』というタイトルもにくいです。

4.『桜蘭高校ホスト部』

『桜蘭高校ホスト部』(おうらんこうこうホストクラブ)は、葉鳥ビスコによる漫画作品。2002年から2010年までの約8年間連載されていた、作者の代表作と言うべき人気作品です。アニメ化はもちろん、テレビドラマ化やゲーム化も果たしています。 藤岡ハルヒは、上流階級の子息ばかりが通う「桜蘭学院」に特待生入学した、貧乏な家庭に育った高校生。彼は、美少年が美少女をもてなす「ホスト部」の存在を知ります。 あるとき、高価な花瓶を割ってしまった“彼”は、弁償代のために「ホスト部」の雑用係に。その後、ハルヒは顔の良さから接客に格上げされますが、実は“女の子”だったのです。 本作はどちらかといえば、突飛な設定と個性的なキャラクターに裏打ちされた、ドタバタコメディ作品。普段は毒舌で女っ気のかけらもないハルヒが、ふいに見せる女性らしさのギャップは破壊力抜群で、女性であれど萌えてしまうこと必至です。 男装女子や逆ハーレム設定など、フェティシズムあふれる要素も盛りだくさんです。

5.『プロミス・シンデレラ』

『プロミス・シンデレラ』は、橘オレコが描く漫画作品。2018年から、無料コミック配信サイト「裏サンデー」で連載を始めています。SNSでの人気も高い、新進気鋭の漫画家である作者のデビュー作です。 今井早梅(はやめ)は、曲がったことを見過ごせない性格以外は、ごく普通のアラサー主婦。彼女は高校生のいじめの現場に割って入り、夫の浮気を真っ直ぐに問い詰めました。しかし、彼女は逆に離婚を突きつけられ、あっという間にホームレスのどん底人生に。そんな中、彼女の前に現れて寝床の提供を持ちかけたのは、かつていじめを注意した高校生でした。 まっすぐゆえに少々不器用な元主婦と、心の闇ゆえに冷めた高校生とのいびつな関係の物語。圧倒的優位に立つドS男にしいたげられつつも、決して屈しない早梅の姿は、見ていて気持ちが良いです。互いに心を動かされ、不器用な部分を補い合う関係性も、病みつきになっていきます。

恋愛・ラブコメ漫画をもっと楽しもう!まだまだ名作が存在

「漫画みたいな恋がしたい」という言葉があります。自由なフィクションの世界においては当然、様々な恋模様を描くことが可能です。そうやって、これまで多くのクリエイターたちが、恋愛作品を描いてきました。同時に、多くの人たちが作品を読んでは、「漫画みたいな恋」に憧れてきたのです。 「漫画みたいな恋」というものの定義は、人によって千差万別。今回は男性向けと女性向けで5作品ずつ挙げてみましたが、いずれも異なる特徴があります。 たった10作品でこれほど違いが出るわけですから、当然もっとたくさんの作品が存在し、その数だけキュンキュンできるポイントがあるのです。恋愛・ラブコメ作品の奥深さは底が知れません。 せめて漫画やアニメの世界くらいは、都合のよいイチャラブを見ていたいと思うもの。「漫画みたいな恋」は、人々に癒しと活力を与えてくれるのです。そして人は、これからも「漫画みたいな恋」に触れては憧れ、生み出し続けていきます。