『ガチアクタ』悲劇の主人公・ルドの正体とは？奈落へ落ちた少年の声優や能力を解説

2025年7月6日からアニメ放送がスタートし、その注目度が改めて上昇している漫画『ガチアクタ』。 この記事ではそんな本作の主人公を務める、ルドについて徹底解説！基本的なプロフィールや能力はもちろん、彼が奈落に落ちた理由やその正体など、気になるポイントをしっかり紹介＆考察していきます。 ※この記事は『ガチアクタ』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

『ガチアクタ』の主人公を務めるルド。先が黒ずんでいる白い髪、ギョロッとした暗い目が特徴的な青年です。彼は「天上界」と呼ばれる場所に作られたスラム街に住んでいます。どうやら父親が殺人を犯したようで、周囲からは「殺人鬼の子供」と呼ばれ軽蔑されている様子。 そんな環境で育ったせいか、ルドの気性は少々荒く、どこか情緒不安定気味です。ただ、大切に想う人に対しては思いやりを見せるなど、優しい一面も持っています。

アニメ版『ガチアクタ』でルドの声を担当するのは市川蒼(いちかわあおい)です。2010年代に声優活動をスタートさせ、2017年にテレビアニメ『Just Because!』で初主演を果たしました。 それ以降も活躍を続け、「ツルネ」シリーズの竹早静弥や『ブルーロック』の五十嵐栗夢など、数多くの人気キャラを担当。2022年にはその実績などが評価され、第16回声優アワード新人男優賞を獲得しました。

ルドは天上界に作られたスラム街で、自身を拾ってくれたレグトという男性と暮らしていました。苦しい生活を強いられながらも、仲良く過ごしていた2人。ですが、その日常はあっさり崩れ去ってしまいます。とある日ルドが家に帰ると、なんとレグトが何者かの手で殺されていたのです。 しかも、ルドはその場で殺人の現行犯として逮捕されることに……。彼は無実の罪を着せられ、「奈落」に落とされてしまいます。奈落は天上界のあらゆるゴミが投下される場所。そこには「斑獣(はんじゅう)」と呼ばれる化け物がはびこっており、ルドはいきなり命の危機に晒されます。 しかし、そこにエンジンと名乗る謎の人物が現れました。彼は「人器(じんき)」と呼ばれるアイテムを操り、斑獣たちをいとも簡単に討伐してしまいます。これをきっかけに、ルドはエンジンが在籍する斑獣討伐組織、「掃除屋」に加入することになるのでした。

愛着を持って長期間扱われたことで、特殊な力を宿したアイテム「人器」。この世界ではそれを扱う人間を「人通者(ギバー)」と呼びます。ルドは奈落での戦いを通して、自身が人通者だったと気付くことに。 ルドの人器はレグトにプレゼントされた「グローブ」で、「触れた物を人器に変える」という強力な力が宿っていました。しかし話が進むにつれ、これが誤解だったと発覚。 グローブの真の力が「触れた物の価値を最大限に引き出す能力」だと判明したのです。ルドは大きなパワーアップを果たし、作中屈指の強キャラであるジャバー・ウォンガーと互角の戦いを繰り広げました。ちなみに、ジャバーとの戦闘が終了した後、この力に「3R」という名前が付けられています。

ルドの正体は「葬儀屋」と呼ばれる謎多き人物、カニス・シュアブレックの息子です。カニスの素性は現時点ではほとんど明かされていません。ただ、ルドが「殺人鬼の息子」と呼ばれていたことから、天上界で人を殺した大罪人だと推測できます。 また、作中ではルドのなかに「呪いのようなもの」が宿っていると匂わされていました。もしかしたら彼の内側には、何らかの方法でカニスの意志が埋め込まれているのかもしれません。ルドが時折見せる「狂気」とも呼べる激情には、それが影響している可能性もありそうです。 カニスとルド、この2人が物語の核心に関わっていることはほぼ確実。彼らの素性や経歴が明かされたとき、ストーリーにも大きな進展があると思われます。

本作の主人公でありながら、まだまだ明かされていない部分も多いルド。 今後物語が進んでいけば、彼の過去などが段々とわかってくるはず。それと同時に、ルドの父親であるカニスの出番が増えていき、ストーリーの本筋に関わる機会も多くなると思われます。そのとき、カニスはルドの味方になるのか、それとも敵になるのか。これからの展開に要注目です！