ドラマ「QUEEN(クイーン)」が期待できる4つの理由 竹内結子が世論を巧みに操る

竹内結子の主演ドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』が2019年1月10日から、フジテレビ系で放送されます。 竹内結子が地上波の連続ドラマに主演するのは実に6年ぶり。また、Perfumeの一連の作品や星野源の『恋』のPVなどを手がけた関和亮が演出を務めることでも話題になっています。 そんな本作の題材になっているのは、「情報を自分の有利な方向へ仕向ける特別な技術」を持ち、世論を動かす「スピン・ドクター」という存在。 この記事では、本作の注目ポイントに加えて、「スピン・ドクター」についての紹介、作品の最新情報などを紹介していきます。

ドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』は、一話完結のオリジナル作品です。 主人公・氷見江(ひみ・こう)は危機管理を専門とする弁護士で、これまで社会的窮地にいる依頼人を99.9%の確率で救ってきたという凄腕のトラブルシューター。緻密な戦略のもとに情報を操り、情報を自分の有利な方向に仕向ける天才「スピン・ドクター」です。 氷見は「危機にある女性の最後の砦」という信念を持ち、窮地にある女性を救うためならあらゆる手段を用いることを厭わず、様々な女性たちの心に寄り添いながら、彼女たちに救いの手を差し伸べていきます。

主人公・氷見役を演じるのは竹内結子。先述の通り、地上波の連続ドラマに主演するのは実に6年ぶり。フジテレビ系連続ドラマでは、『ストロベリーナイト』以来7年ぶりの主演となります。 久しぶりの地上波主演について、竹内は「地上波の連続ドラマに出演すること自体が久しぶりのような感覚があって、お話をいただいた時は“テレビのお仕事だ”って思いました(笑)」と素直なコメント。 また、役作りとして「情報を操作し、イメージを操る」という共通点を持つからか、マネージャーやプロデューサーを見て参考にしているとのこと。 優秀な経歴を持ち、人とのコミュニケーションをそつなくこなせる主人公・氷見を演じることについては、「ものすごくおかしなところ、欠けたところが彼女の中にもあると思うので、そこを見つけながら楽しんで演じていきたいな、と思います」と意気込みを語っています。

情報操作に精通し、世論を巧みに操ることから「世論の振り付け師」とも称される「スピン・ドクター」。 これは本作独自の架空の設定ということではなく、実在する存在です。 「スピン・ドクター」の「スピン」とは、主に政治上で自分の主張を正当化したり、好印象を残すように操作することをさします。そして、「スピン・ドクター」とは、それらの技術に特に秀でた存在に与えられる呼称なのです。 ドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』では、政界はもちろん、芸能界、スポーツ界など、様々な舞台で活躍するスピン・ドクターの姿が描かれるとのです。

本作の演出を手掛けるのは、関和亮。先述の通りPerfumeや星野源、中島みゆき、米津玄師といった様々な著名アーティストのミュージックビデオを手掛けてきたことで知られる人物です。 また、MVで知られる彼ですが、『Perfume Portfolio』などの写真を手掛けたり、ドラマ『下北沢ダイハード』に演出で参加したりと、幅広く活動しています。 2018年には、高橋一生、レティシア・カスタらが出演するショートフィルム『Cinder Ella ～ある愛と自由の物語～』を監督したりも。こちらの作品は、『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』にも衣装協力するフランスの高級宝飾品ブランド・ブシュロンが、フランスと日本を舞台に、各国を代表する俳優とクリエイターと共に制作したものです。

そんなつながりからか、本作にはブシュロンをはじめとする世界的なブランドが全面的に衣装協力しています。 ブシュロンが属するコングロマリットであるケリンググループが日本のテレビドラマに衣装協力するのは、『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』が初となります。 関和亮が監督を手掛け、世界的なブランドが衣装提供をするということで、本作ではそれまでの日本のドラマとは一線を画すような、ファッショナブルな映像を堪能出来るのではないでしょうか。

ドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』は2019年1月10日からフジテレビ系で放送がスタート。 2018年11月現在、キャストは竹内結子以外明らかになっていませんが、内容的にも参加スタッフ的にも見逃せない作品といっても過言ではないでしょう。