2023年12月8日更新

ドラマ「トレース 科捜研の男」最終回ネタバレ・全話あらすじ!25年前の事件の真相は?

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2019年1月より放送された月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』。本作は漫画『トレース 科捜研法医研究員の追想』を原作に、錦戸亮が月9枠で初主演を務めるサスペンスドラマです。 ある凄惨な過去がきっかけで科捜研に入り、法医研究員として事件を解決に導く真野礼二(錦戸亮)。その凄惨な事件には、史上最年少で警視庁刑事部長となった壇浩輝(千原ジュニア)が関わっているようで......。この記事では各話のあらすじをネタバレありで紹介します! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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第1話のあらすじ・ネタバレ

真野礼二の過去とは?バラバラ遺体事件の犯人に迫る

科捜研で法医研究員として働く真野礼二は、凄惨な事件を目の当たりにした過去がありました。彼は、鑑定結果こそ真実であるという現実主義者です。 ある日、切断された人の手が発見されます。鑑定した結果、手からは珪藻(けいそう)と異常な数値のマンガンが検出されました。警視庁捜査一課の刑事・虎丸良平(船越英一郎)は、この結果を基に多摩川の捜索を指示しますが、真野は「そこに遺体はない」と言い切り日原川に向かいます。 真野と新人の沢口ノンナ(新木優子)は、日原川でバラバラになった女性の遺体を発見しました。その後、被害者の親と思われる五十嵐千鶴(森口瑤子)と、千鶴の再婚相手・康信(吹越満)が警察を訪れます。DNA鑑定の結果、被害者は娘の五十嵐美加(菅野莉央)であることが分かりました。 美加は事件当日、あるホテルにチェックインしていました。そのホテルに姿を現した婚約者の越智俊介(池岡亮介)が疑われましたが、遺体を解体したと思われるホテルの浴槽から血液の検出はありません。俊介も美加とは会えなかったと供述しています。 その後、母親の千鶴がホテルに訪れていたことが発覚。五十嵐家を家宅捜索することになったノンナですが、同じく証拠となるような血液反応はありませんでした。 美加と千鶴にある火傷の跡から、再婚相手の康信が日常的にDVを繰り返していたことを知っていたノンナ。千鶴に真実を話してほしいと訴えたところ、血のついた灰皿を渡されるのでした。 灰皿についた血は美加のものと一致しましたが、康信は「灰皿で殴っただけでその日は帰した」と、殺害を認めません。 しばらくして虎丸が「ホシが自供した」と報告に来ます。事件の犯人は五十嵐家の隣人・飛田慎吾(池田純矢)でした。飛田は、美加と同じく暴力を振るわれていたため、彼女にシンパシーを感じていたそう。 美加が婚約することが認められず、康信が美加を帰した後に家に連れ込み、逃げようとした美加を包丁で刺していたのです。 一方、警視庁では最年少刑事部長として壇浩輝(千原ジュニア)が任命されていました……。

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第2話のあらすじ・ネタバレ

DNAに隠された謎!2つの愛が生んだ悲劇

医師真田和寿(名高達男)が転落死する事件が起きます。後日宮永渉(篠原篤)が逮捕されますが、唾液採取のDNA鑑定結果、現場に残された犯人の血痕とDNA型が合致せず釈放。 しかし虎丸(船越英一郎)は、刑事の勘で犯人に違いないと目星を付けます。一方、真野礼二(錦戸亮)と沢口ノンナ(新木優子)が事件現場で血の付着した折り鶴を発見しますが、欠損がありDNA型が判明しません。 公安のデータから現場の血痕を調査した結果、宮永とは別の男のDNA型と合致し、その男の事情聴取をするも、出血したような傷はどこにもなく捜査は再び暗礁に。しかし次に宮永の血液をもとにDNA鑑定をすると、現場にあった血痕と合致します。 宮永はキメラ体質で唾液と血液で異なるDNAを持っていたのです。公安の調査で浮上した男と宮永は骨髄移植のドナーと患者の関係だったと判明します。 かつて宮永が入院中、折り鶴を毎日持ってきてくれていた恋人が事故に遭い緊急手術をするも死亡します。その病院に勤務していたのが真田でした。 死因に疑念を抱いていた宮永が、当時の別の医師に真実を聞き出します。真田は心臓移植が必要な娘・有里(関めぐみ)の為に宮永の恋人を脳死に追いやり、娘に心臓を移植したとのことでした。 有里にも復讐するつもりだった宮永ですが、有里を襲った際首から感じる脈動からかつての恋人を感じ、殺せませんでした。 宮永は再逮捕され、真相を有里に伝える真野と沢口。真相解明が遺族を救うのかと悩む沢口でしたが、真野は過去の凄惨な事件の真相が解明されず、未だに苦しんでいるのでした。

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第3話のあらすじ・ネタバレ

執念の逮捕劇!その裏で判明した切ない事件の真相とは?!

少女・松戸桃(高松咲希)の遺体が発見されます。虎丸良平(船越英一郎)は性犯罪起因の殺人を疑いますが、鑑定からその可能性は否定。鶴見茂(大地康雄)が捜査に加わり臨場へ向かうと、タバコの吸い殻が見つかり西内智幸(池内万作)のDNA型と一致します。 西内は鶴見が長年追っている連続幼女殺人事件の被疑者でした。今回も連続事件の1つかと思われましたが、真野礼二(錦戸亮)が再鑑定した所そのタバコは西内が捏造した物だったことが判明。 鶴見は連続殺人第一の事件の被害者少女を助けてあげられなかったことに自責の念を抱き続け、直前に迫った定年を前に証拠を捏造してしまったのでした。 警察の捏造に驚く沢口ノンナ(新木優子)に、真野は過去の凄惨な事件を思い返し、警察なんて信用できないと言い放ちます。 真野は連続殺人第二の事件の際証拠とされた動画を現代の技術で再解析し始めました。動画に映る男は西内だと確定。それにより西内が逮捕され、連続殺人第一、第二事件の犯行は認めますが、今回の犯行は否定します。 真野が遺留品を再鑑定した所血痕が見つかり、そこから犯人が子供である可能性が浮上。被害者の友人三島唯(稲垣来泉)のDNA型と一致します。 事件当日、2人は一緒に公園で遊んでいましたが桃は、ケンカばかりする両親を仲直りさせる為に自殺したフリをするから練習すると言い、誤って本当に息絶えてしまいます。 怖くなった唯は遺体を隠した、という真相でした。沢口はなぜ人は失った後に大切さに気付くのか、傍にいるときに話を聞いてあげられないのかと胸を痛めるのでした。

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第4話のあらすじ・ネタバレ

兄がついた最後の嘘とは?!不器用な兄弟愛が生んだ悲劇

科捜研で働く相楽一臣(山崎樹範)の兄浩司(やべきょうすけ)が自宅で遺体として発見されます。事件現場から証拠は発見されず、虎丸良平(船越英一郎)は強盗殺人の完全犯罪だと推測します。 任意の取り調べの中で相楽は、「兄は多くの人に嘘をつき借金をしており怨恨殺人の可能性はある、自分もお金を貸した」と言います。 その日の夜、相楽は警察に重要参考人として任意同行を求められました。携帯の発信履歴から、相楽が浩司と数日前に会っていたことが判明したのです。 虎丸達が相楽を疑った矢先、真野によって浩司の毛髪から大麻の成分が検出されます。相楽は激昂。実は浩司の大麻使用を知っていて、その事実を隠したがっていたのです。 浩司と最後に会った時、お金を差し出す浩司の手を振り払ったことや、遺体発見時も真っ先に大麻吸引の証拠を自らが隠したと告白します。 沢口は相楽が振り払ったお金を拾って鑑定、真野は現場の血痕を再鑑定。その結果、浩司は自殺だったことが判明します。浩司は、借金返済の為に工場で働いていました。胃がんに冒されるも放置し、余命三ヶ月に。 弟相楽が受取人になる保険の適用期間が今月中だった為、保険適用になるよう他殺を装って自殺したというものでした。実は友人の連帯保証人による借金を背負った弟の為に、浩司は最後の嘘をついたのでした。 その頃、壇浩輝(千原ジュニア)が内部資料の中で真野を発見。不敵な笑みを浮かべ源礼二君、とつぶやき真野の写真を自分の指の血で塗りつぶしたのでした。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

18年前に誘拐された幼児が復習?海東殺害の真相は?

黒鷹山の山道近くで遺体が発見されます。遺体は死後3日が経過しており、調べたところ、被害者はスナックで働く海東奈津美であることが明らかになりました。現場には被害者とは別の髪の毛が落ちており、ノンナは毛髪のDNA鑑定を行います。 するとその毛髪は、18年前にある事件に巻き込まれ、誘拐後行方不明となっていた当時0歳の島本ユウのものでした。 18年前、母親の彩花(矢田亜希子)が目を離した隙に誘拐されたユウ。その後誘拐犯からの指示で、指定の場所に身代金を持っていきますが、そこには腹部を刺された神崎徹(石垣佑磨)の姿があったのでした。 ユウは行方不明のまま、身代金も消え、神崎を殺した正体も不明のまま、「鶴竹町幼児誘拐事件」は未解決事件として扱われていました。 海東の身の回りを調べていると、事件当時、鶴竹町に住んでいたことが判明し、さらに神崎とも繋がっていたことが明らかに。警察は、ユウが誘拐の復讐のため、海東を殺したのではと踏みます。 捜査を進めると、海東はユウが育った児童養護施設のオーナー・上野いくこと友人だったことが分かります。海東は18年前、身代金をいくこに渡す代わりに誘拐したユウを施設に預けていました。 しかし最近になって海東が、誘拐児をかくまっていたことをダシに、いくこに対してお金をゆするようになっていたのです。 海東殺害の真犯人は、いくこであることが明らかになりました。ユウは、いくこが捕まり、自分の出生が世にバレることを避けるために、わざと自分が犯人だと思われる証拠を残していたのです。 実はユウは母・彩花と神崎徹の子どもでした。彩花は神崎に脅され、身体を求められていたのです。夫である彰(山中聡)の子だと信じて産みましたが、彰とユウに親子関係はありませんでした。 ユウはその事実を知らない、今の島本一家の幸せを壊さないようにと、罪を背負う決意をしていたのでした。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

25年前の殺人事件が関連?!警察内にうごめく怪しい闇

ある男から兄のことで話があると電話があり、真野礼二(錦戸亮)は指定場所で待ちましたが、誰も現れませんでした。 翌日、ホームレスの新妻大介(伊藤高史)が遺体で発見され、現場から古い血痕付きの軍手を押収。真野と沢口ノンナ(新木優子)が鑑定した結果、男性1名女性2名の血痕だとわかりますが、新妻とは不一致でした。 真野は臨場時に元高校教師の早川(萩原聖人)と出会います。早川の話から新妻は真野の兄をいじめていた主犯格で、25年前真野の家族が亡くなった武蔵野一家殺人事件をきっかけに新妻が失踪したと聞きます。 鑑定により遺体内の水の成分と、ホームレス元締の家の氷の成分が一致。新妻の薬接種との関係から、新妻は事故死であると警察は結論づけようとします。後日真野は早川から、新妻が事件当時警察に指紋をとられていたと聞きました。それにより、当時の事件現場には第三者の指紋があった可能性が濃厚に。 25年前の事件との関連を疑う真野は、海塚(小雪)に自分が源礼二だと告白し、軍手の血痕と25年前の事件のDNA鑑定をすると言います。海塚は阻もうとしますが、真野に見つかり全てを告白するのです。 一家殺人事件の鑑定資料は当時警察幹部からの命令で全て無くなり、改ざんされた資料のみが残ったとのこと。しかし当時の鑑定担当の没後、元の資料の書き写しを手渡され、海塚は密かにそれを持っていたのです。そのノートを受け取った真野は、16歳だった姉が妊娠3ヶ月だったことを知ることになります。 その頃、壇(千原ジュニア)は鑑定資料内の真野の名を見て不気味に笑っていました。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

繋がる2つの事件!交通事故に隠された衝撃の真相とは

ノンナ(新木優子)が、水沢(岡崎紗絵)と坂上(木原実優)との合コン帰り、男性に絡まれている女性を助けます。翌日そのお店近くで老人が車にはねられ死亡する事故が発生。逮捕されたのは、都議会議員伊集院和明(徳重聡)の秘書・住井葉子(河井青葉)でした。 虎丸(船越英一郎)は事情聴取の結果2人を怪しみ、伊集院が運転していたのを住井が庇っているのではないかと考えます。真野(錦戸亮)達に事故車の調査を依頼しますが、運転手の特定には至りません。 数日後坂上、水沢が何者かに鞄を奪われる事件が発生しました。さらに、ノンナの自宅にも空き巣が入ります。何か関連性を疑いますが、犯人の目的はわかりません。 一方、真野は車に乗っていた者はシートベルトの痣があるはずだと突き止め調査したところ、運転手は第三者である可能性が浮上。さらに伊集院にはパワハラと不倫疑惑があることが判明します。 ノンナは助けた女性の香水と事故車に残る香水が同じだと突き止めます。そして自分のパスケースが、女性を助けた際に入れ替わったことにも気が付きます。 パスケース内のパスカの履歴から事件の真相が判明しました。交通事故を起こした時、運転をしていたのは伊集院の愛人でした。伊集院は愛人に違法薬物を持たせ、どこかに隠すよう命じます。 愛人は公園のロッカーへ隠しますが、その際使ったパスカが入れ替わります。伊集院は愛人のパスカを取り戻す為にノンナ達を襲撃したのです。 ノンナが空き巣に入られた際犯人をひっかいていたことから、DNA鑑定可能となり伊集院は観念します。一件落着後、真野は姉についての情報集めに動くのでした。

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第8話のあらすじ・ネタバレ

深すぎる自己犠牲。愛する者を守るための悲しい殺人事件

御手洗治(渋谷謙人)が根岸秀司(落合モトキ)を刺殺する事件が発生。女優の橋本梨央(石井杏奈)が、ノンナ(新木優子)に再調査を依頼します。梨央は御手洗、根岸と児童養護施設時代の幼馴染でした。 真野(錦戸亮)は調査資料から、殺害から通報までに空白の時間があることを指摘。臨場で珍しい猫の毛を発見し、購入履歴からフリーライターの益山英彰(弓削智久)が浮上します。そこで、虎丸(船越英一郎)が益山宅へ行くと、益山は死んでいました。 根岸が益山を殺したと御手洗は言います。金を独り占めしようとした根岸を自分が殺し、金は河川敷に埋めたとのことで空白の時間が解決されたかと思われます。 しかし益山宅の血の足跡によって、殺害直後の足跡は金庫に寄っていないこと、金庫付近の足跡は数時間後に別人が踏んだものだと判明。ただ、御手洗は金品強奪については否認するのです。虎丸が目を付けたのは、益山の叔父の殺人事件でした。 実は益山の叔父=梨央の父親で、梨央は虐待を受けた末父親を殺した過去がありました。益山はそれを記事にするといい、御手洗と根岸に接触。2人は梨央を守る代わりに金銭を要求されます。 その要求がエスカレートした為、根岸が益山を殺害していたのです。しかし益山が死に際に弟に連絡をし、益山弟に根岸は報復殺害されます。 御手洗は死にゆく根岸からある提案をされます。益山の死を強盗殺人に見せかけて本当の動機をごまかし梨央を守りたい、その為に罪を被ってくれないかと。 御手洗は泣く泣く根岸にとどめを刺しました。その事実を聞いた梨央は、2人の深い愛情を知り涙を流すのでした。

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第9話のあらすじ・ネタバレ

引き裂かれる一途な愛……そして真野の正体を知る虎丸!

富樫康太(和田正人)がバラを片手に胡桃沢綾乃(美山加恋)を訪ねると、綾乃の死体を発見。富樫は怖くなり逃げます。 7年前、富樫は暴力団絡みでやむを得ない殺人で虎丸に逮捕され、仮出所したばかりでした。出所前の様子から、虎丸は富樫は犯人ではないと信じますが、別の暴行事件の通報から富樫の名が浮上します。 実は富樫の父親は強盗犯で、その息子として富樫はつらい人生を送っていました。綾乃は唯一の理解者だったのです。納得いかない虎丸は、真野(錦戸亮)に再度調査を依頼。結果綾乃の頬にあった傷はバラの棘だとわかります。 一方真野は早川(萩原聖人)と密会。その姿をノンナ(新木優子)が目撃し、虎丸に相談します。調査をした虎丸は、真野が武蔵野一家殺害事件で唯一生き残った子供であることを知ります。 そんな折、頬の傷は富樫が購入したバラとは別物だと判明し、暴行事件の嫌疑も晴れます。その時富樫から虎丸に電話があり、綾乃を殺した暴力団に仕返しすると言います。真野が電話をかわり詳しい話を聞くと、綾乃の顔に光が当たっていたとのことでした。 後にその光は外のネオンだと判明。しかし臨場時はクローゼット扉で光が遮られていました。つまり富樫が綾乃を発見した時、犯人は部屋にいてクローゼットに隠れていたのです。クローゼット内の皮脂から、犯人は綾乃の婚約者と名乗っていた関口(長田成哉)であると判明します。 実際は、綾乃は富樫を待っていましたが、関口の一方的な愛情により嫉妬で殺害したとのことでした。綾乃の一途な思いを知って、富樫はさらに胸を痛めたのでした。

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第10話のあらすじ・ネタバレ

胎児の父子関係が判明?!時を経て繋がっていく事件の真相

原田恭一(上杉柊平)が歩道橋で転落死します。彼は2年前、テニス選手だった春日部(柾木玲弥)をドーピングに陥れたとして実業団を解雇された人物でした。真野(錦戸亮)は、実業団オーナー佐保優作(袴田吉彦)が兄のいじめの主犯格だと、早川(萩原聖人)から聞きます。 虎丸(船越英一郎)は、真野に過去を知っていると告白し捜査に協力すると言います。2人は原田の事故現場を臨場した結果、ある工場が浮上してきました。 そこでは原田がテニス練習をしていた跡があり、真野達は1つのイヤリングを拾います。持ち主は新田清美(奥田恵梨華)だと判明しました。 実は2年前のドーピングは春日部の過失だったのです。しかし佐保が原田に、多額の謝礼金と引き換えに罪を被る取引を持ち掛けます。故障中だった原田はそれを了承。事実を知った新田は原田を脅迫しますが、佐保が新田をお金で丸め込み原田を殺す指示をします。 新田は原田に毒を盛り薬物中毒死を偽装。しかし原田は意識朦朧とする中かつての試合会場へ向かい、その道中で転落して死亡したのでした。後悔の念に駆られ続けていた春日部は世間に全てを告白し、引退します。 25年前の事件捜査に海塚(小雪)が協力する意思を見せます。真野と海塚が姉の遺体の解剖医・島谷(藤田宗久)を訪ねると、胎児の絨毛を渡されます。2人が帰る様子を陰から見る壇(千原ジュニア)……。 DNA鑑定の結果、武蔵野一家殺人事件の犯人と胎児が父子関係にあることが判明。容疑者の可能性が高い佐保のDNAを摂取すべく実業団イベントへ行った真野と早川でしたが、ボイラー室が爆発。そこには佐保が倒れていました。

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最終回のあらすじ・ネタバレ

胎児の父はあの人!衝撃的な25年前の事件の真相

佐保(袴田吉彦)の死因はガス爆発。血液を鑑定するも胎児の父ではありませんでした。その後、25年前に、真野の姉・仁美(夏子)が壇(千原ジュニア)と一緒にいたとの事実が浮上。 さらに壇の父は当時の警視総監とのことでした。そんな折、壇が科捜研へ視察に来ます。そこで口内をこすった血を真野に差し出し、科捜研のペンを持ち帰りました。鑑定した所、壇とも父子関係はないことが明らかになります。 その後、早川(萩原聖人)と会った真野は、彼の口から姉について知りえない情報を聞きます。驚いた真野は早川のストローを持ち帰り鑑定。早川が胎児の父でした。早川は遺書を残し行方不明になります。 真野は遺書に使われたペンが特殊なインクで、科捜研のペンだと突き止め、壇に会いに行きます。廃墟で壇と真野は対峙し、事件の真相が明らかに。 真野の兄・義一(倉悠貴)の笑顔を見た壇は、苦痛を味わわせたいという衝動に駆られたと言います。義一の同級生だった新妻(伊藤高史)と佐保に、「父の力で悪事を見逃すから義一をいじめてくれ」と依頼し、義一は不登校に。 次に、仁美から「不倫の末に妊娠した途端に態度を翻した早川を追い込んでほしい」と依頼を受け、新妻と佐保を通して早川を精神崩壊に導いた後、殺人を実行させます。さらに無理心中に見せかけるため、壇は新妻達に義一を自殺にみせかけるよう殺させたのでした。 この話をした壇は立ち去ろうとしますが早川が出てきて、壇を刺します。早川は逮捕,壇は病院で昏睡状態に。真野は虎丸に感謝を述べ、自分は前へ進みたいと言いいつも通り仕事復帰。ただ、最後昏睡状態だった壇が目を開けたのでした……。