2023年9月3日更新

実力派女優・竹内結子の出演ドラマ&映画まとめ!代表作は「ストロベリーナイト」

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竹内結子

ドラマ&映画「ストロベリーナイト」シリーズやドラマ『ランチの女王』(2002年)など、幅広い作品で活躍した女優・竹内結子。確かな実力を持ち合わせていた彼女の演技は、多くの人を魅了しました。 この記事では、そんな彼女が出演したおすすめのドラマや映画を振り返ってみましょう。

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竹内結子のプロフィール

生年月日 1980年4月1日
主審血 埼玉県浦和市 (現:さいたま市南区)
身長 164cm
血液型 A型
配偶者 中村獅童 (2005年〜2008年) 中林大樹 (2019年〜)
没年月日 2020年9月27日

竹内結子は1980年生まれ埼玉県出身の女優です。ドラマや映画のほか、ナレーターとしても活躍しました。 プライベートでは、2004年公開の映画『いま、会いにゆきます』で夫婦役を演じた俳優の中村獅童と2005年に結婚。同年11月に男の子を出産しますが、2008年に離婚しました。 その後2019年2月に俳優の中林大樹と再婚し、翌年1月には第2子となる男の子を出産しています。 彼女は明るく、さりげない気遣いができる女性で、周囲からの人望も厚かったとか。ドラマや映画の撮影現場では、共演者の好みをリサーチして差し入れをしていたそうです。 2020年9月27日に突然この世を去り、日本中が驚きと悲しみに包まれました。

竹内結子の出演したおすすめドラマ12選

竹内結子が出演したおすすめのドラマを、12作品紹介します。朝ドラから月9、大河ドラマまで幅広い彼女の活躍を振り返っていきましょう。

「新・木曜の怪談 サイボーグ」(1996年)

人気シリーズのヒロイン役でドラマデビュー

ジャニーズ事務所所属タレントが交代で主演を務める、オムニバス形式のドラマシリーズ「新・木曜の怪談」。竹内結子はそのうち、堂本光一主演の「サイボーグ」でヒロインとして出演しました。 1996年10月17日から1996年11月21日まで、全6回で放送された本作。実力派女優の彼女がデビューを果たしたファン必見のドラマです。

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『あすか』(1999~2000年)

NHK朝ドラヒロインに抜擢!

1999年後期に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『あすか』では、奈良と京都を舞台に和菓子職人を目指す主人公・宮本あすかを演じました。竹内結子の名が世間に知れ渡るきっかけとなった作品といえるでしょう。 この作品では、藤岡弘や紺野美沙子、藤木直人などの名俳優たちと共演しています。

『白い影』(2001年)

芯の強い白衣の天使を熱演

2001年放送の中居正広主演のドラマ『白い影』では、ヒロインの志村倫子を演じた竹内結子。ケアマネージャーの母親と2人暮らしをしている看護師で、控えめながら芯が強く前向きな女性という役どころです。 病に冒された天才外科医・直江と繰り広げられる、涙なしでは見られないラブストーリー。中居正広はじめ上川隆也や小西真奈美、菊川怜らと共演しました。

『ガッコの先生』(2001年)

竹内結子がヒロインを務めた学園ドラマ

2001年に放送された堂本剛主演のドラマ『ガッコの先生』でも、ヒロインの朝倉素子を好演。 役どころは、主人公が務めている小学校の新米教師です。主人公に振り回されながらも、彼の持ち前の明るさに次第に影響されていきます。 主人公であるKinKi Kidsの堂本剛はじめ、いかりや長介や田中直樹、櫻井淳子らと共演しました。

『ランチの女王』(2002年)

イケメン兄弟のマドンナに

2002年放送のドラマ『ランチの女王』は、竹内結子主演の月9ドラマです。 洋食屋を営む鍋島家に居候することになった、明るくたくましい主人公・麦田なつみ。江口洋介や妻夫木聡ら鍋島4兄弟とのラブストーリーや料理をテーマに、人との絆を描いたホームドラマです。 共演者には江口洋介や妻夫木聡、山下智久、堤真一、山田孝之、伊東美咲らが名を連ねました。

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『笑顔の法則』(2003年)

コミカルなホームドラマで阿倍寛と共演!

2003年放送のヒューマンコメディドラマ『笑顔の法則』では、主人公・倉沢祐美を演じました。 会社をクビになった23歳のOLが、ひょんなことから売れっ子漫画家と一緒に暮らしはじめる様子が描かれます。 阿部寛をはじめ、西島秀俊や櫻井淳子、宮地真緒らと共演しています。

『プライド』(2004年)

王道ラブストーリーで“古き良き”ヒロインに

2004年放送のドラマ『プライド』では、ヒロインの村瀬亜樹を演じました。 2年間単身赴任で、音沙汰もない遠距離恋愛中の彼を待つ亜樹。実業団アイスホッケーチームのキャプテンを務めるハルと彼女の恋の行方、そしてアイスホッケーチームに属する男たちの熱い人間ドラマを描いた人気作品です。 本作では、木村拓哉との共演が話題に。坂口憲二や佐藤隆太、谷原章介らも出演しています。

『不機嫌なジーン』(2005年)

「男が浮気するのは遺伝子のせいである」

2005年放送のドラマ『不機嫌なジーン』では、主人公で動物行動学専攻の大学院生・蒼井仁子(あおい よしこ)を演じました。正義感が強く努力家ですが、男性不信に陥ってしまっている彼女の不器用な恋愛模様が描かれています。 相手役である内野聖陽をはじめ、岡田義徳や山田優、オダギリジョーらと共演しました。

『薔薇のない花屋』(2008年)

野島伸司脚本の月9ドラマ

フラワーショップを経営しつつ、男手ひとつで8歳の娘を育てる汐見英二。ある日の店に盲目の女性がやってきます。次第に心を通わせていく2人でしたが、それはある人物によって仕掛けられた罠でした。 サスペンス要素を含んだ切ないラブストーリーとなっている本作。竹内が演じたのは、盲目のフリをする看護師のヒロイン・白戸美桜です。 主演を務めたのは、SMAPの香取慎吾。そのほかの共演者には本仮屋ユイカや三浦友和、釈由美子、松田翔太らが名を連ねています。

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『ストロベリーナイト』(2010~2013年)

竹内結子がカッコイイ女刑事に!

誉田哲也の小説「姫川玲子」シリーズを原作とした「ストロベリーナイト」。 2010年に放送されたスペシャルドラマが大人気となり、2011年には連続ドラマが放送されました。その後2013年までに、3作のスペシャルドラマと映画が制作されています。 竹内が演じたのは、ミステリアスな難事件を追うチームをまとめあげる冷静なリーダー・姫川玲子。本作は大きな反響を呼び、彼女の実力が評価されました。 本作では西島秀俊や宇梶剛士、武田鉄矢、丸山隆平らと共演しています。

『真田丸』(2016年)

真田幸村を主人公とした大ヒット大河ドラマ

2016年の大河ドラマ『真田丸』では、秀吉の側室である茶々を演じました。 戦国時代「最後の名将」と呼ばれた真田幸村を主人公に、厳しい時代を愛と強さで戦った真田家にスポットライトをあて、大人気となった大河ドラマです。 主演を務めた堺雅人をはじめ、大泉洋や長澤まさみ、黒木華、山本耕史らと共演しました。

『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(2019年)

クライアントを99.9%救う女弁護士に

竹内結子が主演を務めたドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』。 弁護士・氷見公(ひみ こう)の主戦場は、法廷ではなくスキャンダルの裏側。社会的窮地にあるクライアントを99.9%の確率で救ってきた天才トラブルシューターです。 特に彼女は「危機にある女性の最後の砦」を自負し、女性を救うためなら手段を選ばず、どんな逆境にあってもあきらめないという信念を持っていました。 数多くの情報を自分の有利な方向に仕向ける特別な技術を持ち、世論や印象を操る「スピン・ドクター」を主人公とした本作。竹内結子演じる主人公のゴージャスなジュエリーや衣装にも注目が集まりました。

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竹内結子が出演したおすすめ映画10選

ここからは、竹内結子出演のおすすめ映画を紹介します。 ファンタジー要素の強いラブストーリーから文芸作品、ホラー映画までさまざまなジャンルで活躍しました。

『星に願いを。』(2003年)

死んだ後に知る周囲の人々が抱いていた想い

事故で視力と発声能力を失った笙吾(しょうご)を担当する、看護師の奏(かな)。2人は次第に惹かれ合っていきますが、笙吾はある日交通事故で帰らぬ人となってしまいました。 しかし彼は別の人間の姿で生き返り、奏に“ある想い”を伝えようと奮闘します。 北海道の函館市を舞台に、死後に周囲の人々が抱いていた自分への想いを知ることになる主人公。竹内結子のどこか浮世離れしたような雰囲気と演技が、作品をさらに味わい深いものにしています。

『黄泉がえり』(2003年)

「泣きたい夜には、竹内結子」

梶尾真治の同名小説を映画化した2003年公開の『黄泉がえり』。 熊本の阿蘇地方で、亡くなった人間が甦る超常現象が発生します。原因調査のために現地に派遣された厚生省の役人川田平太は、親友の恋人で亡くなっているはずの橘葵と出会い……。 ヒロインの橘葵を竹内結子が演じた本作。宣伝ポスターに入れられた「泣きたい夜には、竹内結子」のキャッチフレーズも話題になりました。

『いま、会いにゆきます』(2004年)

人気作「いまあい」で日本アカデミー賞主演女優賞を獲得

最愛の妻・澪を亡くし息子の佑司と暮らしていた秋穂巧。彼は妻が死の直前に残した「1年経ったら、雨の季節にまた戻ってくる」という言葉が気になっていました。 そして彼女の死から1年が経った雨の季節、2人の前に死んだはずの澪が現れます。愛する妻との再会を喜びますが、彼女は過去の記憶をすべて失っていました。 中村獅童と夫婦役で共演し、本作で竹内結子は第28回日本アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。

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『春の雪』(2005年)

三島由紀夫の大長編第1部を映画化

三島由紀夫による同名小説『豊饒の海』第1部を映画化した『春の雪』。これまでにも2度映像化されてきた本作ですが、行定勲監督によって初めて映画化され、妻夫木聡と竹内結子が主演を務めました。 時は大正初期、まだ日本に華族や爵位の残る時代。侯爵家の1人息子・松枝清顕と伯爵家の1人娘・綾倉聡子は、幼なじみで両想いながらもうまく愛情を表現できずにいました。そんな中で聡子の縁談が決まり、彼女への愛を悟った清顕は聡子と密会を重ねるようになります。 聡子を演じた竹内結子は、本作でも日本アカデミー賞主演女優賞を獲得しています。

『サイドカーに犬』(2007年)

豪快な女性役で新境地を開く

長嶋有による同名の短編小説を原作とした『サイドカーに犬』。 家を出て行った母の代わりにやってきたヨーコ。小学4年生の薫は母と正反対の豪快なヨーコとの間に絆を育んでいきますが、父との言い争いが原因でヨーコもまた出て行ってしまうことに……。 これまで穏やかな女性の役が多かった竹内結子は、本作で煙草をふかして自転車を駆るワイルドな女性を演じ、新境地を開きました。第31回山路ふみ子映画賞女優賞をはじめ、数々の主演女優賞を受賞しています。

『チーム・バチスタの栄光』(2008年)

原作キャラクターの性別を変更して竹内結子が好演

現役医師である海堂尊の小説を原作に、2008年に映画化された『チーム・バチスタの栄光』。 東城大学医学部付属病院で心臓外科の権威・桐生恭一を中心に、心臓移植の代替医療を専門に行う「チーム・バチスタ」。彼らは驚異の手術成功率100%を誇っていました。 しかしその後3件立て続けに、謎の術中死が発生。病院長に命じられ、神経内科教室講師の田口は内部調査を始めますが、行き詰まったところに厚生労働省の役人・白鳥が外部からの調査員として現れます。 原作では男性だった田口を女性に変更し、竹内結子が好演。阿部寛演じる白鳥圭輔とのコンビネーションが人気となり、翌2009年には続編『ジェネラル・ルージュの帰還』も公開されました。

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『はやぶさ/HAYABUSA』(2011年)

日本の小型宇宙探査機プロジェクトを取り巻く人々の奮闘

『はやぶさ/HAYABUSA』では、2003年に打ち上げられ、小惑星イトカワのサンプルを採取後2010年に帰還した小型宇宙探査機「はやぶさ」のプロジェクトと、それに参加した人々を描いています。 大学卒業後、アルバイトをしながら研究をつづけていた水沢恵。彼女はある講演をきっかけに宇宙科学研究室対外協力室長の的場から誘われ、宇宙科学研究室のスタッフになります。 彼女が参加することになったのは、小型探査機が小惑星のサンプルを採取して地球に帰還するという、世界的にも類を見ないプロジェクトでした。 一部の登場人物は、実際のJAXA職員や関係者がモデルとなっています。竹内結子が演じた水沢恵は、カメラ班や広報スタッフなど、複数の関係者をモデルにした架空の人物です。

『ふしぎな岬の物語』(2014年)

おだやかな岬の喫茶店を中心に起こるヒューマンドラマ

『ふしぎな岬の物語』

吉永小百合主演の『ふしぎな岬の物語』は、森沢明夫の小説『虹の岬の喫茶店』を原作としたヒューマンドラマです。海の向こうに富士山をのぞむ岬で、喫茶店を営んでいる悦子。 彼女を取り巻く人々のおだやかな日常は、常連客の娘の数年ぶりの帰郷や、別の常連客の転勤によって少しずつ変化していきます。 本作はモントリオール国際映画祭で審査員特別賞グランプリなどを受賞。竹内結子は、常連客・徳三郎(笹野高史)の娘みどりを演じました。

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『残穢 -住んではいけない部屋-』(2016年)

恐怖の元凶となったその土地の過去とは

小野不由美の小説『残穢』を原作としたホラー映画。竹内結子は本作で、心霊現象に否定的な小説家を演じました。 かつてライトノベルやホラー小説を執筆していた「私」は、以前の読者から「怖い話」を実体験として相談されることがありました。あるとき別々の人物から相談された怪現象が同じ建物で起こっていると知った彼女は、その原因を調査することにします。 ホラー映画ですが謎解き要素も多く、ミステリーの視点でも楽しめます。

『長いお別れ』(2019年)

アルツハイマー型認知症を患った父とのお別れまでの7年間

『長いお別れ』
(C)2019『長いお別れ』製作委員会

蒼井優や山崎努、松原智恵子らと共演した『長いお別れ』。『小さいおうち』などで知られる中島京子の実体験をもとにした小説を、『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督が映画化した感動作です。 父の70歳の誕生日に帰郷した姉妹。そのとき母から彼女たちに告げられたのは、厳格な父が認知症になったということでした。それぞれ人生の岐路に立つ娘たちは、ゆっくりと記憶を失っていく父と向き合うことで、自分自身を見つめ直していきます。 竹内結子が演じたのは、夫の転勤でアメリカに移り住んだ麻里。慣れない海外での生活に戸惑う彼女に息子の不登校、父の認知症というさらなる難題が突きつけられます。

ファンからも芸能界からも愛された女優・竹内結子の出演作を観返そう

出演作に恵まれ、アカデミー賞をはじめとして数多の賞を受賞した竹内結子。その突然の死に多くの人が驚き、悲しみの声があがっています。 哀悼の意を込めて、この記事では彼女が出演した作品を紹介しました。これらの作品を観て、彼女の功績を振り返ってみるのもいいかもしれません。