ドラマ『わたし、定時で帰ります』を観るべき4つの理由 「わた定」は社会現象になる?
吉高由里子がTBS系連続ドラマ初主演を務める『わたし、定時で帰ります。』が4月から放送。気になる本作のあらすじ、キャスト、また原作小説の内容について紹介します。
ニュータイプのお仕事ドラマ『わたし、定時で帰ります。』が4月放送スタート
4月スタートのTBS新ドラマ『わたし、定時で帰ります。』のキャストが発表されました。 残業ゼロ、定時退社をモットーとする会社員・東山結衣に吉高由里子が扮し、現代の働き方に一石を投じる今作。 注目集まる「わた定」をあなたが観るべき理由とは?
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観るべき理由①あらすじとテーマ: 主人公を通して働くことの意義が分かるかも
『わたし、定時で帰ります。』は、「残業なし!定時で帰る!」がモットーの主人公・東山結衣が、上司が変わったのをきっかけに曲者社員たちに囲まれながら、定時退社のポリシーを貫くストーリーです。親切な性格の結衣がワーカホリックな社員たちが抱える問題に向き合いながら、その解決の手助けをしていく姿も描かれます。 「長時間労働」、「サービス残業」、そして、その先にありえるかもしれない「過労死」の危険が声高に叫ばれる現代。制度改革だけでなく、働く人の意識改革も必要になってきています。 本作はワークライフバランスを大切にする主人公の姿をとおして、身近にある社会問題を考え直し、「なんのために働くのか?」「自分を大切にすること」「仲間を大切にすること」などのメッセージを伝えてくれる作品となっているようです。
観るべき理由②主演女優: 吉高由里子は10年ぶりのTBS連続ドラマ出演、しかも主演は初めて
今作で主人公・東山結衣を演じるのは、『ラブ・シャッフル』(2009)以来10年ぶりのTBS連続ドラマ出演となる吉高由里子です。 吉高演じる結衣は、「残業なし!定時で帰る!」をモットーに、誰よりも効率的に仕事をこなす32歳の独身OL。集中して生産性の高い仕事をする一方で、定時になれば即退社。行きつけの中華料理店でほかの常連客と交流しながらビールを飲み、恋人・巧との時間も大切にしています。 過去のトラウマから「仕事は命を懸けるものではない」と考える彼女は、「他人の問題に首を突っ込むのは極力避けたい」「面倒くさい」と思いながらも、優しい性格のため結局は人のために動いてしまう面も。
観るべき理由③キャストの配役:向井理ら人気キャストが、クセの強い登場人物をどう演じるのか確認したい
向井理/種田晃太郎役
人気俳優・向井理が演じるのは、結衣の元婚約者で仕事をなによりも優先する種田晃太郎。 仕事ができ、部下からの信頼も厚い一方、仕事にのめり込むと周りが見えなくなるワーカホリックな人物です。結衣と結婚の約束をしていた頃も、仕事を優先しすぎて婚約は破談に。実は彼も、家庭環境や過去のトラウマから仕事に取り憑かれているのでした。
中丸雄一/諏訪巧役
結衣の現在の恋人・諏訪巧を演じるのは、アイドルグループKAT-TUNのメンバーである中丸雄一。 ライバル会社「ベイシック・オン」に務めていますが、巧は元婚約者の晃太郎とは真逆で、仕事よりもプライベートを優先する人物。家庭的で結衣にとっては理想的な相手です。一方で営業マンとしても優秀で、後輩からも信頼されています。
柄本時生/吾妻徹役
個性派俳優・柄本時生が演じるのは、結衣の同僚のひとり・吾妻徹です。 エンジニアとして技術はありますが、とにかく仕事の効率が悪く、終わらない吾妻。「家に帰ってもやることがない」、「1人の方が仕事が捗る」と理由をつけ、会社に住み着いています。ネガティブ思考で自己評価が低いタイプです。
泉澤祐希/来栖泰斗役
結衣が教育係として面倒を見ている新人で、ディレクター見習いの来栖泰斗(くるす たいと)は、期待の若手俳優・泉澤祐希が演じます。 仕事の筋は悪くないものの、やる気が全くなく二言目には「辞めたい」を連発する来栖。一方で、まだ何者にもなれていないことに焦りを感じている様子。他の社員が好んで仕事に身を捧げるなかで、彼だけが結衣の残業しない主義を支持しています。
シシド・カフカ/三谷佳菜子役
“皆勤賞女”三谷佳菜子を演じるのは、ドラマーでモデル、女優とマルチに活躍するシシド・カフカ。 小学校のころから何事も1日も休んだことがない佳菜子は、社会人になってからもそのポリシーを継続。とても真面目で努力家ですが、融通が効かない性格です。 どんなに体調が悪くても出社しようとする理由は、休んで職場に居場所がなくなるのが怖いからだとか。
内田有紀/賤ヶ岳八重役
結衣の新人時代の教育係・賤ヶ岳八重(しずがたけ やえ)を演じるのは、ベテラン女優の内田有紀です。 八重は、産休をとり双子を出産するも早々に復帰。現在は、夫が育休をとって子供たちの育児をしています。仕事が大好きなスーパーワーキングマザーですが、結衣にとっては先輩後輩の関係を超えた良き友人。結衣が婚約破棄で大荒れしたときには、毎日ヤケ酒につきあってくれました。
ユースケ・サンタマリア/福永清次役
結衣たちのチームに新たに赴任してきた部長・福永清次役には、個性派俳優としても人気が高いユースケ・サンタマリアに決定。 福永は、結衣の元婚約者・晃太郎を新卒から戦力になるまで育て上げた人物。悪気もなくブラックな発言をする彼は、誰にでもいい顔をするため無茶な案件を引き受け、部下に無理をさせます。 陽気なお調子者で常に笑顔ですが、その奥には冷酷な一面が隠されています。
観るべき理由④原作者の期待:朱野帰子が吉高由里子を大絶賛
『わたし、定時で帰ります。』の原作は、会社員経験もある作家・朱野帰子(あけの かえるこ)の同名小説。 2018年に刊行された本作は、「今までのお仕事小説とは一味違う」と特に20代、30代の働く男女を中心に、幅広い世代の読者に支持されました。 会社員時代の自分にとって、仕事は死ぬ気でやるものだったと言う朱野は、それでも心のどこかで「誰か止めてくれ」と思っていたそうです。今回のドラマ化にあたって、「主演の吉高由里子さんは、他者への包容力と、自分の生き方を貫く強さのある俳優さんです」とコメント。「長時間労働に追い詰められた同僚たちを、吉高が演じる結衣は必ずや止めてくれるだろう」と、期待を語っています。
注目のドラマ『わたし、定時で帰ります。』は4月からTBS系にて火曜よる10時放送開始
これからの時代の働き方を提案するニュータイプのお仕事ドラマ『わたし、定時で帰ります。』。 主演の吉高由里子は自身が演じる結衣について、いい意味で“普通”の女性と考えているとか。また、「このドラマには、思わず感情移入してしまう人間味溢れる個性的なキャラクターがたくさん登場します。お仕事をされている方もそうでない方も、見終わった後には心が少し軽くなって明日が前向きになれるような作品になると思います」と意気込みを語っています。 注目のニュータイプお仕事ドラマ『わたし、定時で帰ります。』は、4月からTBS系にて火曜よる10時放送開始です。