2024年3月19日更新

『グランメゾン東京』最終回ネタバレ・全話あらすじ!事件の犯人やミシュラン審査の結末は?

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2019年にTBS「日曜劇場」枠で放送された、木村拓哉主演のドラマ『グランメゾン東京』。同枠で木村拓哉が主演を務めるのは、2017年に放送された『A LIFE~愛しき人~』以来2年ぶりとなります。 キムタクは本作でフランス料理の天才シェフを演じ、鈴木京香と12年ぶりに共演。大人の挫折と決意を描いたヒューマンドラマが展開されます。この記事では、そんな本作の全話あらすじをネタバレありで紹介します! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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【ネタバレなし】ドラマ『グランメゾン東京』のあらすじ

料理に人生をかけ、パリで二つ星レストランを経営する天才シェフ(木村拓哉)。彼の料理は周囲から評価され「カリスマシェフ」と称されていましたが、なかなか三つ星に届かず、そのことをプレッシャーに感じていました。 ある時、パリの店で大事件が起こり、天才シェフは全てを失ってしまいます。そんな中、同じく料理人として行き詰っていた女性シェフ(鈴木京香)と出会ったことで、前を向き、再び最高の三つ星レストランを作ることを決意するのです。

1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

2015年、パリの首脳会談で尾花(木村拓哉)のレストラン「エスコフィユ」が会食に使われていました。その最中、食事を食べた1人の首脳が倒れてしまいます。 2018年、パリの三ツ星レストラン「ランブロワジー」の面接を受けていた倫子(鈴木京香)はテストまで漕ぎつけます。そこに、たまたま見ていた尾花が「前にランブロワジーで働いていたから好みがわかる」と、倫子の代わりに勝手に作りだしたのです。 しかし、彼は借金取りに追われ逃げていきました。その後尾花を見つけた倫子は、自分の自信作を作ったらテストに落ちたことを彼に伝えます。その場で彼に作ってもらった「手長エビのエチュベ」に感動し、彼女は涙します。 尾花の料理を以前にも食べたことがあった倫子は、その料理に入っていた材料を全て言い当てます。それに驚いた彼は「一緒に店をやらないか」と誘い、ミシュランの星を取ることを目標にしている彼女に、「俺が星を取らせてやる」と言い放つのでした。 東京の一つ星レストラン「gaku」では、シェフの丹後(尾上菊之助)がミシュラン調査員を気にしていました。そこに尾花と倫子が食事に来ると、尾花とかつて働いていた丹後だけでなく、京野(沢村一樹)もウエイターとして働いていました。その後お金のない尾花は倫子の家に寝泊まりをします。

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ネタバレ

倫子は京野に「尾花が居座るから困っている」と相談し自宅に連れていきます。そこでは尾花が京野のために料理を作っていました。 京野を引き抜きたい尾花ですがエスコフィユで負った借金があり、京野は無理だと断ります。エスコフィユで首脳はアレルギーで倒れてしまい、店はなくなり京野は巨額の借金を背負っていたのです。 倫子は丹後に呼び出され、うちで働かないかと誘われます。尾花に不信感を募らせていた倫子は心が動くも、倫子は尾花の才能を高く評価していました。その頃gakuではミシュラン二つ星を獲得。 そこに倫子が現れ、いきなり1千万円を渡します。このお金で京野の借金を返済し、京野を引き抜きに来たと話します。その時尾花は店の物件を探しながら、パリで首脳が倒れた時にアレルギー食材を含ませたとスタッフに疑いをかけられ、官僚を殴ったことを思い出していました。 そこに倫子、そして京野もやってきて「グランメゾン東京」が始動したのです。

2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

尾花(木村拓哉)と倫子(鈴木京香)、そして京野(沢村一樹)が加わりグランメゾン東京が始動。しかし開店資金の5千万円が、看板シェフがいないという理由でなかなか集まりません。京野はシェフを引っ張ると言い、相沢(及川光博)の元に向かいます。 相沢はかつて尾花のレストラン「エスコフィユ」のシェフをしており、現在は人気料理研究家になっていました。相沢は妻が出て行ったため1人で娘を育てており、レストランはできないと断ります。尾花は名前を借りるのではなく、逆に自分をアシスタントとして雇ってほしいと相沢に頼みます。 料理教室で尾花と相沢が料理対決をすると、高級食材を使った尾花の料理より相沢の料理のほうが好評という結果に。その頃京野は、「gaku」にいた時に知り合った銀行員の汐瀬(春風亭昇太)に融資を頼むことに決めます。汐瀬は原価率を10%下げるのなら、融資を検討すると言ってくれたのです。 「エスコフィユ」で尾花の下で働いていた平古(玉森裕太)の元を京野たちは訪ね、レストランをすることになったと倫子を紹介します。ホテルで働く平古にとっては、あまりいい気分ではありませんでした。 翌日相沢は尾花が作ったグレイビーソースを渡すも、平古はゴミ箱に捨ててしまいます。一方汐瀬は、尾花が今回のレストランに関わっていると知り融資を断ります。そこで尾花は、店で出すメニューを1週間で完成させるから汐瀬に食べに来てほしいと誘ったのです。

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ネタバレ

平古は婚約者の父の都議会議員と会食し、尾花と関わらないよう釘を刺されます。しかし自分の息子になるなら何でも相談しなさいとも言われます。その頃京野に汐瀬から料理を試食するという連絡が。 試行錯誤する尾花たちは相沢の家のキッチンを借りることに。しかし思うように作れず相沢に意見を求めます。ナスとチョコレートを提案された尾花たちはようやく「ナスと白レバーのプレッセ」を作り上げ、汐瀬に振舞います。 「美味しい」と感激した汐瀬ですが、融資は認めないと言います。原価率を下げ手間をかけることを説明するも断る汐瀬に、倫子は家を担保にすると提案します。家を手放したくなかった倫子でしたが、この店のために決断。 それによって融資が決定するも、京野は汐瀬の気が変わったことを訪ねると「本店から指示があった」と話します。その頃平古は婚約者から「パパから融資おりたって連絡あったよ」と聞きます。そして尾花のグレイビーソースを味見し、ホテルのメニュー改良に取り掛かったのです。

3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

グランメゾン東京のメインが決まらず悪戦苦闘しているところに、フードライターの栞奈(中村アン)が訪れます。鹿肉を使ったジビエ料理のコンクールに出てほしいというもので、尾花(木村拓哉)と倫子(鈴木京香)は快諾。栞奈は丹後(尾上菊之助)にも声をかけていました。 メンバーたちは仕入れに行きますが、gakuの経営者・江藤(手塚とおる)が手を回しており欲しい部位が購入できません。そこで相沢(及川光博)を訪ね、2ヶ月だけという期限付きで協力を要請。 相沢の紹介でジビエ猟師である峰岸(石丸幹二)を訪ねます。冷たくあしらう峰岸に対し、尾花はわざと挑発し料理を振舞ってもらうと、そのおいしさに感動します。しかし肉は譲らないと言われてしまうのでした。 京野(沢村一樹)が何とか鹿のもも肉を手に入れ、低温調理した肉は完成します。なかなかソースが決まりませんでしたが、尾花と倫子の意見を合わせ、コンソメと鹿の血を合わせたソースを完成させたのでした。 そしてコンクール当日。尾花と連絡がとれなくなり仕方なく倫子が調理をします。その頃尾花は峰岸を訪ねていて、コンクールの料理を振舞っていたのでした。その料理に「うまい」と感動した峰岸は心が動きます。

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ネタバレ

一方コンクールでも倫子の料理は評判でしたが、優勝したのはgakuの丹後。しかし丹後は江藤が手を回して他店がいい肉を手に入れられなかったことを知り腹を立てます。 コンクールの後、京野は平古(玉森裕太)にお礼を言います。もも肉が手に入ったのは平古の名前のおかげでした。そしてコンクールの料理を食べた平古は、涙を流します。 また、コンクールの料理を食べたことで、峰岸はグランメゾン東京に肉や野菜を卸してくれることに。相沢は約束の2ヶ月が過ぎたことで店を去りますが、毎日尾花が娘のお弁当を作っていたことを知ります。そのことに感動した相沢は、グランメゾン東京に正式に加わることになったのです。

4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

プレオープンがあと7日と迫り、グルメ雑誌の編集長で尾花(木村拓哉)の元彼女・リンダ(冨永愛)が自分も招待してほしいと告げます。 リンダはデザートを重要視していることからデザートの改良に入ります。人を増やすことになった尾花たちは、平古(玉森裕太)のホテルにいた萌絵(吉谷彩子)に声をかけることに。 既に作ってあるモンブランを食べた萌絵は、美味しいけれど見た目にセンスがないとはっきり言います。一方の萌絵の試作品は逆に尾花たちにダメ出しされ、見た目のセンスを認めている京野(沢村一樹)は、平古に萌絵を指導するように頼みます。 栗の鬼皮を使ったモンブランを作り上げた萌絵は、明日のプレオープンのデザートを萌絵に任せることに。そしてプレオープン当日。新たに雇った柿谷(大貫勇輔)に雲丹を任せた倫子(鈴木京香)は、柿谷が雲丹の処理を何もせず姿を消したことに気づきます。

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ネタバレ

実は柿谷の裏には江藤(手塚とおる)がいて、プレオープンを邪魔しようとしていました。急いで雲丹の下処理を始めると、招待されていた平古は魚料理が遅れていることに気が付きます。 京野は平古にエプロンを渡し、手早く処理をしたおかげでなんとか間に合ったのです。全ての料理を終え、リンダにデザートの感想を聞きます。するとモンブランを大絶賛。萌絵は喜ぶのかと思いきや、「ごめんなさい」と謝ります。 平古が必死に考えて作ってくれたことを伝え、ここで勉強したいから働かせてほしいと頭を下げます。それに対し倫子は「うちは厳しいから」と承諾します。しかしまだ平古のことを尾花は誘えずにいました。 芹田(寛一郎)は江藤に声をかけられ、毎月10万でグランメゾン東京のメニューを教えてほしいと頼まれます。また、リンダの雑誌でグランメゾン東京は高い評価を受けた一方、文末にはわざと尾花の名前を出していたのでした。

5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

リンダ(冨永愛)が3年前のナッツ混入事件について、尾花(木村拓哉)の名前を記事に掲載したことで、せっかくオープンしたグランメゾン東京は予約キャンセルが相次ぎます。一方平古(玉森裕太)は、彼女の美優(朝倉あき)の父親に尾花との関係を指摘され、別れるように言われました。 その後グランメゾン東京に来た平古の前に美優が現れ、尾花に「あなたのせいで」と泣きながら訴えるのでした。そして平古はホテルを辞めてフレンチから足を洗うと宣言します。 このままではお客さんが来ないので、こちらから出向こうと尾花はフードフェスタに出店することを提案。余った食材でジビエカレーを作ることにし、尾花は手伝いを平古に頼みます。 フェスでは口コミが広がり、カレーに長蛇の列ができていました。グランメゾン東京もまだキャンセルは入るものの、少しずつお客さんが来始めていました。 フェスの取材に来ていた栞奈(中村アン)は倫子(鈴木京香)に、3年前のナッツ混入事件の犯人をおびき出すために、リンダはわざと名前を出したのだと告白。 gakuを訪れた平古は、丹後(尾上菊之助)にスーシェフのテストを受けないかと誘われます。そして丹後は、3年前の犯人はお前なのかと平古に尋ねました。 平古は自分が仕上げに使ったオイルにピーナッツオイルが含まれていたことに気づき、ホテルを辞めたあとに告白するつもりだと話します。

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ネタバレ

フェスは江藤(手塚とおる)の横やりで出店中止になり、さらに疲労で倫子が倒れてしまいます。するとそこで京野(沢村一樹)が突然、3年前の犯人は自分だと告白。 尾花は「お前じゃない」と反論すると、倫子は「そんなのどうでもいい」と言いました。口を開こうとした平古に尾花はかつてのまかないを作り、「何も言うな」と平古にフレンチを辞めないよう釘を刺すのでした。 トップレストラン50の候補店にグランメゾン東京が入っていたため、徐々に予約が埋まり出します。買い出しで丹後に会った尾花たちは、gakuのメンバーの中に平古がいることに気づくのでした。

6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

平古(玉森裕太)はgakuで働き始め、早速活躍を見せます。一方グランメゾン東京ではトップレストラン50を狙うため、魚料理を改良することに。尾花(木村拓哉)は鰆を仕入れ、早速試作に取り掛かりました。 gakuでは柿谷(大貫勇輔)が作ったメニューはどこにでもある味と言われ、平古が作ったあんこうの料理を改良することになります。江藤(手塚とおる)は芹田(寛一郎)を呼び出し、グランメゾン東京で今作っているレシピを教えろと命令しました。 グランメゾン東京は賑わい始めており、ホールスタッフに栞奈(中村アン)が加わりました。芹田はまかないを作らせてほしいと懇願し炒飯を作るも、不評で誰も食べてくれません。 心配した京野(沢村一樹)は芹田を飲みに誘い、みんなが芹田をちゃんと見ていることを伝えます。芹田は鰆の仕入れの際、魚屋でバイトさせて欲しいとお願いし、鰆のさばき方を勉強するのでした。 相沢(及川光博)が店で鰆をさばいていたところ、芹田は自分にやらせて欲しいと言い、勝手に鰆をさばき始めます。それを見た尾花に「もうお客様には出せない」と言われ、怒りから芹田は店を辞めてしまいました。 そのまま芹田は江藤に鰆のレシピを渡し、江藤は柿谷にそれを作るよう指示。平古と丹後(尾上菊之助)が改良したあんこうのメニューを試食した後、江藤は柿谷の鰆も試食します。

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ネタバレ

客としてグランメゾン東京に来た芹田は、鰆を食べ顔をしかめます。実はこの鰆は芹田が辞める時にさばいたもので、アクの強い野菜を切った包丁でさばいたため、その臭いが残っていました。尾花は芹田が魚屋でバイトしていたことも知っており、三ツ星なら当たり前だと言います。 芹田は土下座し、レシピを江藤に渡したことを謝罪。しかし全員「マネできるわけない」と言い、一流料理人はレシピが流出しても怖くないと笑いました。実際、柿谷が作った鰆は「ただの焼き魚」と酷評され、gakuではあんこうのメニューが決定します。 もう一度炒飯を作った芹田に、みんなはいろいろ言いながらもおいしいと食べ始めます。そして尾花は芹田に、「まかないはお前の仕事だ」と言うのでした。

7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

トップレストラン50発表の1週間前、相沢(及川光博)の妻エリーゼ(太田緑ロランス)がパリからやってきます。エリーゼはパリに新しいパートナーがいて、娘のアメリー(マノン・ディー)を連れて帰るというのです。 相沢がここまで懸命に子育てをしてきたことをフォローする倫子(鈴木京香)ですが、エリーゼは再びレストランに誘った尾花(木村拓哉)を責めます。そこで以前トップレストラン50でエスコフィユが獲得した10位を超えれば、相沢を認めるということになりました。 エスコフィユ時代は家族ぐるみで仲が良かったため、尾花とエリーゼと京野(沢村一樹)は倫子の家で昔話に花を咲かせていました。 その頃芹田(寛一郎)は江藤(手塚とおる)に今までもらったお金を返します。丹後(尾上菊之助)は江藤がしていたことを察して、gakuの厨房に芹田を案内するのでした。 一方相沢の元にアメリーが熱を出したと連絡が入り、尾花はアメリーの好きなフランボワーズのゼリーを作ります。しかしアメリーはそのゼリーを食べてくれません。そこに倫子がエリーゼの作ったものを持っていくと、アメリーは「ママのだ」と喜んで食べるのでした。 尾花と相沢は内緒でキノコ料理の試作を始めます。そして熱が下がったアメリーとエリーゼたちを招いて、グランメゾン東京のコースを振舞います。最後にエリーゼのためだけに作ったキノコ料理を出し、その味にエリーゼは感動。

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ネタバレ

しかしこの料理のために相沢がアメリーとの時間を犠牲にしたため、エリーゼは再び怒り出しました。そこに尾花がアメリーと作った、「mama」と書かれたフランボワーズのゼリーを出します。アメリーはママに帰って来て欲しいと願っており、ママのためにゼリーを作りたいと尾花に相談していたのです。 相沢は三ツ星を獲ったらパリに帰ってやり直したいとエリーゼに伝えます。エリーゼも新しいパートナーがいることは嘘だと打ち明けるも、もう相沢とはやり直すつもりはないと言いました。 トップレストランが発表され、グランメゾン東京はなんと10位。オープン1年未満で20位以内に入るのは素晴らしいことだと皆が喜びます。一方のgakuはそれを上回る8位を獲得していました。 グランメゾン東京は10位を超えられなかったため、アメリーはエリーゼが連れて帰ることに。相沢は涙ながらに娘と別れるのでした。 そしていつまでも倫子の家に居座る尾花に、京野は突然「倫子のことが好き。いつまでも二人が仲良く暮らしているのは嫌だ。」と告げます。

8話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

京野(沢村一樹)が倫子(鈴木京香)に告白したことで、尾花(木村拓哉)は店を困らせるなとダメ出し。翌日尾花は店に姿を現しませんでした。皆が尾花を探していると、リンダ(冨永愛)がトップレストラン50についての取材にやって来ます。 そこへ尾花から連絡が入り、大事な人を連れて行くから1席空けて欲しいとのこと。すると尾花を「なっちゃん」と呼ぶ女性の声が。 尾花は料理の師匠である潮(木場勝己)を連れて来ており、声の主は潮の娘の凪子(伊藤歩)でした。潮は3年前に心筋梗塞を患ったものの薬を飲みたがらず、尾花は凪子に潮を説得して欲しいと頼まれていました。 早速尾花たちは潮のためにコースを振舞います。しかし潮は途中で席を立ち、「尾花は腕を落とした。一番の問題はお前だ」と京野に指摘し帰ってしまいました。 次の日、潮の店を訪ねた尾花と倫子はビーフシチューを食べ、その美味しさに倫子は感動します。 リンダはgakuでも取材をし、平古(玉森裕太)になぜgakuで働いているのかを問います。答えに困る平古でしたが、その場では丹後(尾上菊之助)がフォローを入れました。 その頃、尾花は潮の家に居候していました。するとある日、突然潮が倒れてしまいます。軽い心筋梗塞でしたが、すぐに店へ戻るのは難しく、代わりに店に立って欲しいと尾花に頼む潮。 尾花は京野にも連絡し、潮の店を手伝わせます。潮の常連はそれぞれ好みがあり、京野は自分が指摘された理由を思い知りました。

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ネタバレ

そして退院した潮を再びグランメゾン東京に招待。京野は潮の好みを聞きながら接客し、尾花は塩分に気を付けた料理を出していきます。潮は「そういうことだ」と満足げな様子でした。 尾花たちは星を狙うあまり、お客様に向き合うという当たり前のことを忘れかけていたのです。そして尾花は、潮が病気のせいで味覚障害に陥っていることを指摘します。尾花は「自分が舌になるから店は辞めるな」と潮に伝えました。 後日、リンダが改めて倫子の取材に訪れます。栞奈(中村アン)から3年前の事件の犯人は平古で、尾花がそれを庇って店を出て行ったことを聞いたリンダ。 彼女はその場で、「グランメゾン東京と平古を業界にいられなくする」と怒りを露わにするのでした。

9話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

栞奈(中村アン)はフードライターの仕事に戻ることになり、尾花(木村拓哉)はコースのワインを日本産のものに変えたいと提案します。栞奈はソムリエの資格を持っているため、尾花は栞奈にワインのチョイスを依頼しました。 一方gakuをいきなりフランス大使館のフェルナン・文則・ベルナール(マイケル富岡)が訪ね、平古(玉森裕太)が3年前のアレルギー事件の犯人だと告げました。丹後(尾上菊之助)がうまくフォローするも、平古の表情は曇ります。 グランメゾン東京ではいきなり萌絵(吉谷彩子)が倒れ、運ばれます。萌絵はノロウイルスにかかっており、栞奈はこっそりリンダ(冨永愛)に連絡。相沢(及川光博)はそれを見ていました。 食中毒だった場合病院から保健所へ連絡が行き店は営業停止となります。なにが原因を探ると、栞奈が仕入れた生牡蠣ではないかと疑うように。尾花は自ら保健所に連絡し、京野(沢村一樹)は感染の可能性のある客ひとりひとりを訪ねます。 後日尾花と倫子(鈴木京香)と栞奈はワイナリーに行き、気に入るワインを見つけました。 平古を呼び出し、3年前の犯人かどうかを尋ねるリンダ。正直に自分が犯人だと答える平古でしたが、彼女はそれを録音していました。 保健所で偶然栞奈の履歴書を見ていた京野は、父親の名前からあることに気づき慌てて店に戻ります。3年前、日仏首脳会談の店を決めたのは、当時外務省の秘書官をしていた栞奈の父親でした。

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ネタバレ

責任を取らされたという父親のことを、京野は彼女に謝罪します。栞奈はアレルギー事故を起こした尾花を恨んでいて、店を潰すために働いていたことを明かしました。そしてノロウイルスを仕込んだことも認めます。 店を去ろうとする彼女に前菜を出す尾花。栞奈は白子の主張が強いと指摘しますが、ワインもひとつの料理として扱う尾花の料理、そしてエスコフィユが好きだったことを話します。 保健所の検査の結果、食材からノロウイルスは検出されませんでした。ウイルスは日常の中で萌絵がどこかから感染していたことが分かり、一同は安心します。 栞奈は自分が食べる料理にウイルスの液体を入れ、自分が倒れることで店を追い込もうとしていたことを明かしますが、結局彼女にはできなかったのです。 尾花と倫子は正式にグランメゾン東京のソムリエになることを栞奈に提案します。 その頃gakuを去る平古でしたが、そこにやってきた尾花は「グランメゾンに来い」と誘うのでした。

10話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

尾花(木村拓哉)は平古(玉森裕太)をグランメゾンに誘いますが、彼は無理だと断ります。倫子(鈴木京香)たちの前で三年前のことを謝りますが、平古が加入することに相沢(及川光博)はあまり納得していません。 帰ろうとする平古に、京野(沢村一樹)が「料理を作る」と作り始めます。平古を改めて引き留めますが、平古自身も葛藤していました。 結局裏方としてメニュー開発を尾花と平古で担当することになり、キジバトのメインを考えることに。一方のgakuでは、丹後(尾上菊之助)の料理に感動する江藤(手塚とおる)でしたが、彼は新たなシェフを採用していました。 平古がいなくなり自信を失った丹後には三ツ星は取れないと判断したのです。そして丹後はgakuを去って行きました。 その頃グランメゾン東京には平古の彼女の美優(朝倉あき)が現れ、平古を探していると言います。尾花はコース料理を振舞い、彼女は料理に感動。平古はグランメゾン東京で働くべきだという美優に、彼にもそれは伝わっていると告げました。 そこにいきなりリンダ(冨永愛)が現れ、店内で平古を探し始めます。平古は冷蔵庫に隠れ、尾花は3日後、新メニューを食べに来て欲しいとリンダに言います。しかし、リンダは「平古がいる店には星はつけない」と改めて忠告しました。

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ネタバレ

自分がいると迷惑がかかると言う平古に、メニュー開発は最後までやれと言う尾花。3日後、リンダがやって来ます。 実は平古にはリンダが来る時間をわざと遅めに伝えていて、まだ平古が厨房にいる時間にリンダが来ていました。そしてメインを平古に運ばせます。驚いたリンダは一口試食し、この料理では三ツ星は取れないと断言。やはり平古のいる店には星はつけないと言うのでした。 尾花に「料理でリンダを納得させられなかったことが悔しくないか」と聞かれた平古は、「ここで料理が作りたい」と涙します。京野は「最高のチームができた」と尾花に話すのでした。

最終回のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

尾花(木村拓哉)はミシュランの審査のためにマグロを取り入れたメニューを考えていました。一方でパリの名店・ランブロワジーからは、東京に姉妹店を出すためシェフをやらないかとオファーが。しかし尾花は、そこには行かないと話します。 刻一刻と審査の日が迫る中、マグロ料理は未だ完成せず。そこで、尾花はマグロに集中するためスーシェフを平古(玉森裕太)に任せ、倫子(鈴木京香)はマグロに代わる魚料理を自ら考え始めたのです。 一方gakuでは江藤が新しいシェフを呼んだことによって、丹後(尾上菊之助)は店を去ることとなってしまいます。しかし、新シェフのあまりにも傲慢な振る舞いによって従業員たちがボイコット。項垂れる江藤(手塚とおる)の前に丹後が現れ、今度は俺が救うと従業員を呼び戻し再起を誓ったのです。 その頃萌絵(吉谷彩子)はデザート作りに煮詰まっていました。試作が出来上がると尾花はそれを美優(朝倉あき)に食べさせることに。 美優は萌絵のデザートを褒めるも、萌絵は美優への不満をぶちまけます。そこで尾花は美優が平古の背中をしっかりと押せば、彼はもっといい料理人になると伝えるのでした。

ネタバレ

ついに倫子のハタを使った料理が完成します。みんなが絶賛する中、尾花は涙ぐみながら食べ「マグロやるわ」とまたマグロに戻ります。 その頃京野(沢村一樹)はミシュランの調査員と思われる予約が入ってないことを疑問に思います。それを聞いた尾花はリンダ(冨永愛)の元へ。リンダに詰め寄り必ず食べに来るよう伝えます。 翌日来店したリンダに、さっそく新しいコースを出します。するとリンダはみるみる笑顔になり、涙を流します。そして「今までのベスト」と告げたのでした。その後リンダはフーディーとして自分の舌に嘘はつけない、この舌で再び戻ってくると言い業界を去ってゆきました。 そしてマグロ料理を完成させた尾花。みんなが尾花のマグロに感動する中倫子は浮かない顔をしていました。そしてミシュランの調査員と思われる予約の際、魚料理に倫子は自分のハタを出すと言い出します。尾花は「好きにしろ」と出ていったのでした。 いざミシュランの発表日、三ツ星の発表でグランメゾン東京が呼ばれます。会場の外にいた尾花は涙を流し、みんなも大喜びします。 一方gakuは星を獲ることができませんでした。実は尾花は倫子を試しており、三ツ星を獲るためには自分を信じる気持ちが必要だということを倫子に知ってほしかったのです。そして尾花は、倫子のハタは死ぬほどうまかったと伝えたのでした。 後日尾花は「2人で世界一のグランメゾンを作ろう」と倫子と世界中の星をかっさらうことを約束したのでした。

2024年冬にSPドラマが放送決定!

2019年に放送され大人気を博した『グランメゾン東京』が、2024年冬に待望の完全新作SPドラマとなって帰ってきます。 連続ドラマのラストでは尾花が世界に挑もうとするシーンが描かれ終わりましたが、SPドラマでは「グランメゾン東京」が三つ星を獲得した後のストーリーが描かれます。 連続ドラマに引き続き、脚本は黒岩勉、演出は塚原あゆ子が務め、キャストも主演の木村拓哉、鈴木京香、玉森裕太、及川光博、沢村一樹らが再集結。 新型コロナが蔓延し打撃を受けた飲食業界、グランメゾン東京も例外ではなく見栄えだけの料理に走り、星をすべて失ってしまいます。グランメゾン東京が再び立ち上がることができるのか注目です。

主演キャストは木村拓哉 天才シェフに扮する

木村拓哉

木村拓哉が演じる天才シェフは、料理に人生をかけてきた人物。料理人としての才能を認められパリに二つ星レストランを開きますが、三つ星に手が届かないことに苦しんでいます。 木村といえばドラマのヒットメーカーで知られ、数々の作品で様々な職業を演じてきました。高視聴率を記録した『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』(2000)では美容師、『HERO』(2001)では型破りな検察官、『GOOD LUCK!!』(2003)では熱く真っすぐなパイロットなど、実に幅広い役柄を演じています。 ドラマ『空から降る一億の星』(2002)ではフレンチのコック見習いを演じた木村。同じ料理人でも、今回は天才シェフでありながら、目標とする最高の三つ星レストランを作ろうと妥協をしない人物を演じます。

鈴木京香も出演 キムタクとは12年ぶりの共演

鈴木京香

鈴木京香演じるフランス料理の女性シェフは、なかなか星付きレストランとして評価されず、料理人として行き詰っている人物。しかし木村演じる天才シェフに「星を取らせてやる」と言われたことで、協力してレストランを立ち上げることになります。 キムタクとは2007年に放送された日曜劇場『華麗なる一族』以来、12年ぶりの共演となる鈴木京香。『華麗なる一族』では木村と敵対する役どころだったのに対し、今回は同じ夢に向かって突き進んでいく同士を演じます。

ドラマヒットの予感!実力派スタッフが集結

挫折を味わいながらも、同じ夢を持ったもの同士が協力して大きな目標を達成する大人の青春ドラマには、豪華キャストの他、実力派スタッフも集結しています。 脚本を担当するのは、実写邦画の大ヒットを記録した『キングダム』(2019年)の黒岩勉。黒岩は2018年に放送されたディーン・フジオカ主演の『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』も担当しており、ファンを引き付ける展開で放送当時話題になりました。 また、演出を務めるのはドラマ『Nのために』(2014)、『アンナチュラル』(2018)の塚原あゆ子。2018年には映画『コーヒーが冷めないうちに』で監督デビューも果たしている、今最も勢いのある演出家のひとりです。