タップできる目次
- フレッド・アステアとは
- 1:劇中歌『今宵の君は』でおなじみの作品【1936年】
- 2:キャッスル夫妻の伝記を基にしたミュージカル映画【1939年】
- 3:コミカルでキレのあるタップダンスを披露!【1946年】
- 4:フレッド・アステアのカムバック作品【1948年】
- 5:MGMミュージカル映画の最高峰【1953年】
- 6:日本でもお馴染み『足ながおじさん』のミュージカル版【1955年】
- 7:オードリー・ヘップバーンと共演した作品【1957年】
- 8:フレッド・アステアの最後のミュージカル映画【1968年】
- 9:ミュージカル映画の集大成【1974年】
- 10:138階の超高層ビルを舞台に火災からの救出劇を描く【1974年】
フレッド・アステアとは
1899年5月10日アメリカネブラスカ州生まれたフレッド・アステアは、主にハリウッドのミュージカルシーンで一斉風靡したダンサー。「ダンスの神様」とまで言われ、1930年代のミュージカル黄金期を語る上では欠かせない存在です。また、マイケル・ジャクソンはじめ、数多くのエンターティナー達に多大な影響を与えたこともアステアの功績として残されています。
プライベートでは最初の妻を早くに亡くし、長年独身を貫いていましたが81歳で当時35歳だったロビン・スミスと再婚。アステアは家庭というものに対して「最高の安らぎの場であり、幸せのありか」と言い、2人の妻とは相思相愛の幸せな結婚生活を送りました。
1987年6月12日風邪から肺炎を起こし、その10日後にロビンに看取られながらこの世を去りました。
1:劇中歌『今宵の君は』でおなじみの作品【1936年】
Keimiyazato
ジンジャー&フレッドのダンスにうっとり、芸術的なまでの優雅なステップに心まで持っていかれます、二人の映画をまだ映画館で観た事が無いので大画面で観たいな~!
資産家の娘との結婚式に大遅刻して花嫁の父の怒りを買ったダンサーのラッキー・ガーネット(アステア)は「2万5千ドルを稼いでくるまでは結婚は許さない」と言われ、一旗揚げるためにニューヨークへ。そこで舞踏学校の教師、ペニイ(ジンジャー・ロジャース)と知り合い、ダンスパートナーへ。やがて恋に落ちます。
史上最高のダンス・カップルと絶大な人気を誇ったロジャースとの共演作で現代は『Swing Time』。劇中歌の『今宵の君は(The Way You Look Tonight)』はアカデミー賞主題歌賞を受賞しました。今もなお珠玉のラブソングとして多くのアーティストがカバーし、フィギュアスケートの浅田真央も2005年世界ジュニア選手権でナタリー・コールが歌うカバーを楽曲に選んでいます。
2:キャッスル夫妻の伝記を基にしたミュージカル映画【1939年】
Keimiyazato
アステア、ロジャースの映画なら有頂天時代かこの作品をまず始めに観るとよいでしょう。
社交ダンスを舞踏の世界に台頭させたと言われる実在の人物、ヴァーノンとアイリーン・キャッスル夫妻の伝記をベースにしたミュージカル映画。二人の出会いからダンスへの情熱と努力、そして戦争、悲しい別れまでを描いた、ダンスシーンはもちろん、ストーリーとしても素晴らしい作品です。
本作はアステアとロジャースのコンビ解消による最後の作品とされ、10年後に『ブロードウェイのバークレー夫妻』で再演するまで二人が共演することはありませんでした。
3:コミカルでキレのあるタップダンスを披露!【1946年】
Keimiyazato
ジーン ケリーとアステアが共演する夢のようなミュージカル、オムニバス形式でジュディ ガーランドや水着の女王エスター ウィリアムも出演しています 目玉はやっぱりアステアのパートでケリーとのタップの共演には好きな人なら終始ニヤニヤが止まらなくなると思います。
1932年に逝去したブロードウェイの名プロデューサー、フローレンツ・ジークフェルドが天国で自分の手がけたショーを回想する形で様々なダンスレビューが繰り広げられるエンターテイメント作品。
本作でフレッド・アステアは3章にわたってダンスを披露。その中でもジーン・ケリーとの共演はつとに有名で、貴重な作品となっています。二人のちょっとコミカルでキレのあるタップは本当に爽快です!
4:フレッド・アステアのカムバック作品【1948年】
Keimiyazato
ジュディ ガーランドって私生活があんなに不幸な人とは思えない位 映画の中では可愛い、ヴィンセント ミネリが旦那で娘がライザ ミネリって何だか凄い、この映画はバンドワゴンと同じ位楽しくて好きな作品です。
1946年に引退を表明していたアステアのカムバック作品です。オズの魔法使いで大ブレイクし、その歌声はハリウッドの至宝とまで呼ばれたジュディ・ガーランドと組みました。
イースターの前日、パートナーを失ったダンサーのドオン(アステア)は、素人同然の酒場の踊り子、ハンナ(ガーランド)を新しい相手として選び特訓、ブロードウェイに進出を果たします。やがて2人はお互い愛し合うようになりますが、かつてのパートナー、ナダイン(アン・ミラー)の横やりから誤解が生じ…。
おもちゃ屋でのキュートなダンスやスローモーションで魅せる演出などアステアの魅力が満載!ガーランド、ミラーという2人の素晴らしいエンターティナーそれぞれの素晴らしさも堪能できる、美しくも楽しい作品に仕上がっています。
5:MGMミュージカル映画の最高峰【1953年】
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ミュージカル映画の中でも特に大好きな1本を「午前10時の映画祭」で。お馴染みの曲を一緒に口ずさみながら、改めて気付く事も。これって、フレッド・アステアの「完全復活宣言」なんだよね。自虐ネタで洒落ながら、でも時代の変化や当時の風俗を貪欲に吸収し、自分の芸にしてしまうアステア。恐れ入ります。さすが、引退後も新しいステップの習得に励んだという完璧主義者!
かつて栄華を極めたミュージカルスター、トニー・ハントは、今や私物をオークションで売り出すほどの落ちぶれぶり。そんな失意の中、新作ミュージカル『バンドワゴン』で主役の話が持ち上がります。果たしてトニーの復活は…。
アステアお得意のコメディタッチのミュージカルで、MGMミュージカル映画の最高峰とも言われる本作は、踊り手だけではなく、当時の演劇界全体を映し出すようなバックステージを描いた点においてもこだわりを感じる作品です。
6:日本でもお馴染み『足ながおじさん』のミュージカル版【1955年】
Keimiyazato
アステアが好きなら高評価、知らないしダンスにも興味のない人には痩せっポッチの額の広いオッサンが主役のつまらない作品、、この差は説明したって埋まらない、アステアの優雅さは粋が理解出来ないと絶対に分からない、この頃のミュージカル作品の動き重視さ、カメラワークや慎重なカット割りが大好き!
ジーン・ウェブスター原作の小説で、日本でも名作アニメとして親しみのある『足ながおじさん』のダンスミュージカル映画。
アステア演じるニューヨークの大富豪ペンドルトン3世に見出され、シンデレラストーリーを辿るジュリー役には愛らしい美貌とバレエで培った踊りで人気のあったレスリー・キャロン。劇中、ジュリーの通う大学のダンスパーティーのシーンにおける2人の踊りは必見です。
7:オードリー・ヘップバーンと共演した作品【1957年】
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これはガッツリ(私比較)ミュージカル映画だった。
ストーリーというより、歌とダンスを魅せる。
最近立て続けにオードリー・ヘップバーンを見てると、大人の美女という設定はやや無理があるなと。
ただ顔の美しさよりも表情の良さは感じる。
キラキラしててコケティシュな表情は天下一品。唯一無二だと感じる。
ファッション誌のフォトグラファー、ディック(アステア)と、そのモデルとしてスカウトされた本屋の店員、ジョーを演じるオードリー・ヘップバーンのが主演の不朽の名作『パリの恋人』。作中でファッショナブルかつスタイリッシュな衣装と、ロケ地パリの名所の数々も存分に楽しめます。
撮影時アステアは58歳、ヘップバーンは28歳でした。30歳も年の違う2人でしたがアステアの醸し出す大人の優しさと包容力、ヘップバーンのフレッシュな魅力がマッチし、とにかく美しくため息が出てしまいます。2人のエレガントなダンスシーンはもとより、ヘップバーンが着こなすジバンシーの衣装も見ものです。
8:フレッド・アステアの最後のミュージカル映画【1968年】
Keimiyazato
アステア最後のミュージカル作品、監督はコッポラなのでコッポラにシフトして観てしまった方には駄作と映るかも、70才近くになっても優雅なアステア、 ダンスパートを全盛期と比べてどうこうなんて野暮な事が過らず アステアが踊り出すとうっとりしてしまう、その感覚やアステアへの思い入れがあるかで評価は分かれるファンタジーミュージカル。
『フィニアンの虹』は『ゴッド・ファーザー』の監督としても著名なフランシス・フォード・コッポラの初期作品。アステア最後のミュージカル出演作となりました。
アイルランドから娘とともに、妖精から盗んだ金の壺を手にレインボー・バレーにやって来たフィニアン(アステア)。3つの願いを叶えるという壺の魔法をめぐり、娘の恋模様を巻き込んで繰り広げられるファンタジーストーリーです。
この当時、アステアは70歳近くかつての瑞々しさはないものの、伸びやかな歌声、華麗なダンスと足さばきは健在で流石としか言いようがありません。
9:ミュージカル映画の集大成【1974年】
Keimiyazato
MGMミュージカルの歴史をアステアとジーン ケリーなどが案内していてその頃のミュージカル映画好きには終始ワクワク!最後に二人が踊るシーンではニヤニヤしながら泣いてました、
ハリウッドのミュージカル映画の筆頭として君臨したMGM社が、創立50周年を記念して製作。全盛期を彩ったスター達の名場面75本を集めた、ミュージカルの集大成ともいえる作品です。作品紹介もスター達がホスト役として登場、インタビューも楽しめる内容となっています。
アステアの作品は『バンドワゴン』をはじめ『踊るニュウ・ヨーク』、『ジーグフェルド・フォーリーズ』『恋愛準決勝戦』など、アステアの真骨頂を見せつけられる作品ばかり。いかに素晴らしいダンサーであるかということを再認識させられます。
10:138階の超高層ビルを舞台に火災からの救出劇を描く【1974年】
EllyMimy
超高層ビルで火災が発生し、人々の救出劇を描くパニック映画です。超豪華キャストも見どころ。
9.11の時も中ではこんなパニックが起きていたのだろうか、と実際の事件を思い浮かべてしまい、途中で苦しくなり一旦観るのをやめて休んでから続きを観たほど、惨劇の描き方がリアルでした。
それにしてもポール・ニューマンとスティーブ・マックィーンの共演とは!この2人がカッコよすぎて、シビれました。今の時代にこれだけのカリスマ性を持った俳優はなかなかいないでしょう。
クラシック好きな私は、往年のスター、フレッド・アステアやジェニファー・ジョーンズの姿が見られたのも嬉しかったです。
公開時には世界の観客を震撼させたパニック映画の大作、『タワーリング・インフェルノ』。サンフランシスコに建設された138階の超高層ビル、グラスタワーの落成式で起きた大火災の中で、その恐怖に対峙した人々のドラマが描かれます。
主演にはスティーブ・マックイーン、ポール・ニューマンを配し、フレッド・アステアはグラスタワーを訪れる、心優しき三流詐欺師として登場。詐欺のターゲットにした未亡人との淡いロマンスも描かれ、本作にとって重要なエッセンスを添えています。華麗なダンスシーンは拝めませんが、ラストシーンでのアステアの表情が印象的です。