伝説のシェイクスピア俳優、ローレンス・オリヴィエのおすすめ出演・監督映画12選

2017年7月6日更新

端正な容姿と高い演技力を備えたローレンス・オリヴィエ。舞台と映画の双方で活躍し、20世紀の名優と謳われています。特にシェイクスピア俳優として名高いオリヴィエの出演・監督作品を選りすぐってご紹介します。

シェイクスピア俳優として名高いローレンス・オリヴィエ

ローレンス・オリヴィエ 画像

ローレンス・オリヴィエは、1907年5月22日に生まれ、1989年7月11日に82歳で亡くなりました。端麗な容姿と高い演技力を備え、舞台と映画の双方で活躍。特にシェイクスピア俳優として名高い人物です。

イングランド国教会牧師の牧師を父に持ち、貧しくも品を重んじる家庭に生まれたオリヴィエ。教会聖歌隊で音楽と演技を学び、聖歌隊のシェイクスピア劇で初舞台に立ち、この頃俳優になることを決意したといいます。その後、プロデビューしたオリヴィエは、舞台俳優および映画俳優として活躍。ハリウッドにも進出し、成功をおさめました。

ロンドンに戻ると映画『ヘンリィ五世』を発表。また、ドイツ軍の爆撃で破壊された劇場の再建にも尽力し、英国王室より「サー」の称号を受けます。さらに、様々な傑作に携わったその功績により、俳優として初めて爵位を授けられました。その名をとり、1976年に設立された演劇賞「ローレンス・オリヴィエ賞」は、イギリスの演劇界で最も権威のある賞となっています。

人気女優ヴィヴィアン・リーとの恋仲も有名で、不倫の末にリーと再婚していますが、20年で離婚し、3度目の結婚を新進女優プロウライトとしています。

1:ローレンス・オリヴィエのアメリカ映画出演第1作【1939】

hitomisnotebook 古典名作 原作を読んでいないが長いお話をかなりコンパクトに纏めたようだ 長ければいいというわけではないが尺に拘りすぎなのかな 良く出来た話だし面白い映画だが些か地味かな
pixieazchan エミリーブロンテのマスターピース!いくつか『嵐が丘』リメイク版が出ているけれどコチラは1939年度版☆大学の授業で出会った作品♪力強くもはかないラブストーリー☆

エミリー・ブロンテの小説『嵐が丘』を映画化。「嵐が丘」と呼ばれる館に住むヒースクリフとキャサリンの悲劇の恋物語です。ローレンス・オリヴィエのアメリカ映画第1作として有名な作品で、オリヴィエはヒースクリフを演じ、アカデミー主演男優賞にノミネートされています。

2:心理サスペンスの傑作【1940】

TaMaP97 とても大好きな作品の1つ。「見えない恐怖」をじっとり描き出しています。 ヒッチコック入門編として、個人的にオススメしたい。古さを全く感じない、サスペンスもののお手本です。
yuru511 メロドラマというかサスペンスものでした さすがヒッチコック監督… 完璧な美しさは見せるよりも視聴者の想像に任せる方が効果的だという なぜこの小説を映像化したのかという意味も理解しました。

ダフネ・デュ・モーリアの『レベッカ』を原作とし、アルフレッド・ヒッチコックが監督を務めたアメリカ映画。物語は、ヒロインの一人称で語られ進みます。イギリスの富豪・マキシムと出会い恋に落ちた「私」は、マキシムの後妻となりますが、邸宅にはヨット事故で亡くなった前妻・レベッカの見えない影が残り、精神的に追い詰められて……。

レベッカの死の真相をめぐり、二重、三重にどんでん返しのあるミステリー。心理的なサスペンス作品としても大変評価が高く、本作はアカデミー作品賞とアカデミー撮影賞 (白黒部門)を受賞しています。オリヴィエは、秘密を抱えるイギリスの大富豪・マキシムを務めました。

3:英雄・ネルソン提督とハミルトン夫人の純愛【1941】

『美女ありき』は、ナポレオンを破ったイギリス海軍のホレーショ・ネルソン提督とハミルトン夫人の不倫をテーマにしたイギリス映画。ヴィヴィアン・リーがエマ・ハミルトンを、ローレンス・オリヴィエがネルソン提督を演じました。

実は、オリヴィエは、この映画の撮影中に妻・エズモンドとの離婚が成立し、撮影終了後にリーと再婚。実際に不倫中のふたりが主演という、なんとも皮肉な作品ですが、映画はどろどろとした愛憎劇ではなく献身的な純愛物語となっています。

4:ローレンス・オリヴィエ、初の監督・主演作品【1944】

『ヘンリィ五世』は、ウィリアム・シェイクスピアの同名戯曲が原作のイギリス映画。百年戦争の中盤、アジャンクールの戦いで劇的勝利をおさめたヘンリィ五世を主人公とした物語です。ローレンス・オリヴィエが主役のヘンリィ五世を演じ、監督と製作も務めました。

豪華な衣装やセット、迫力の戦闘シーン。そして、気高く勇敢なヘンリィ五世。シェイクスピアの母国イギリスが生んだ、最高のシェイクスピア俳優であるオリヴィエによる傑作です。

5:これぞ正統派シェイクスピア映画【1948】

「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」のセリフで有名な、シェイクスピアの戯曲『ハムレット』を原作としたイギリス映画。デンマークの皇太子ハムレットの優柔不断さにより起こる悲劇で、ローレンス・オリヴィエが、再び製作と監督、主演も務めました。

ほとんどがセット撮影ということで、映画でありながら舞台も思わせるつくり。また、モノクロの効果も加わり、古典の風格と重厚さが漂う名作です。本作で、オリヴィエはアカデミー主演男優賞をはじめ、多くの賞を獲得しました。

6:ローレンス・オリヴィエが演じる稀代の奸物【1955】

『リチャード三世』は、シェイクスピアの同名史劇をもとにしたイギリス映画。身体に障害を持つ野心家のグロスター公リチャードは、王位を狙い次々に陰謀を企てます。シェイクスピアにより、狡猾で残忍な悪人に描かれたリチャード三世をローレンス・オリヴィエが熱演。また、監督、製作も務めました。

本作は、英国アカデミー賞の総合作品賞、 英国作品賞、英国男優賞ほか、多数の賞を獲得しています。

7:モンローとオリヴィエのロマンティック・コメディ【1957】

tmmyon この前見た『マリリン 七日間の恋』の中で撮影していた『王子と踊子』。 ああ、なんてかわいいんだろう。マリリンは静止画が有名だけど、絶対に動いてるほうが何倍にもかわいいのです。透明感があってきれいでチャーミングで。オードリーは知的な美女だけど、マリリンは全てを知った上でのあのキャラクターだと思うんです。ステキだなあ 映画自体はまあまあです!(笑)
marima_rin 「マリリン7日間の恋」の舞台?となってる作品。TSUTAYAでもたくさん入荷してありました!ストーリーはともかくマリリン・モンローの可愛らしさを堪能♪ #映画

劇作家テレンス・ラティガンによる舞台劇が原作のアメリカ映画。ローレンス・オリヴィエとヴィヴィアン・リーが主演の舞台を、ラティガン自ら脚色しました。ジョージ五世戴冠式のためロンドンを訪れたカルパチア国摂政のチャールズ大公と、接待のミュージカルに出演していたアメリカ人女優・エルシーとの恋物語になっています。

マリリン・モンローがセクシーにエルシーを好演。ローレンス・オリヴィエは、チャールズ大公として主演し、製作と監督も務めました。ちなみに、映画『マリリン 7日間の恋』は、本作の製作舞台裏をベースにしているそうです。

8:スペクタクル史劇の決定版【1960】

1uhya 奴隷たちが人間の尊厳を求めて戦う映画。独特なセリフのセンスを感じた。 長さを感じさせない面白さだった
yumimu5656 世界史で習ったスパルタカスの乱がこんなにも大規模だったとは!!マイケル・ダグラスの父であるカーク・ダグラスが主演。キューブリックの才能がいかんなく発揮された超大作でした。余談ですが「永遠の僕たち」も今年観た自分としてはダグラスファミリーとの遭遇率に驚きました(笑)

ハワード・ファストの小説が原作で、スタンリー・キューブリックが監督を務めたアメリカ映画。ローマ帝国時代、大将軍クラサスに立ち向かう勇敢な奴隷反乱の指導者・スパルタカスの活躍を描き、壮大なスケールの歴史娯楽作品となっています。

カーク・ダグラスが製作総指揮を務めながらスパルタカスを、対峙する大将軍クラサスをローレンス・オリヴィエが演じました。

9:英国特有のシュールさで反戦を謳った名作【1969】

Keimiyazato リチャード アッテンボロー渾身の傑作反戦ミュージカル、、、、と評判で長年観たくてやっと観れた、だけど頭痛が酷くて映画に集中出来ず 感想は延々とシュールな映像を観ているようでした、体調を整えてもう一度チャレンジします!

ヨーロッパ反戦の舞台劇をベースに、リチャード・アッテンボローが監督を務めたイギリス映画。1914年、オーストリア皇太子の暗殺事件をきっかけとして、ヨーロッパ各国が次々に開戦し、第一次世界大戦が始まります。それまで中立の立場であった英国も参戦。ごく平凡な家庭のスミス家も戦争に巻き込まれ……。

シリアスな反戦映画かと思うと全くそうではなく、替え歌を用いたミュージカル仕立て。戦争の悲惨さ、滑稽な有り様をシュールに描いています。ローレンス・オリヴィエはイギリス海外派遣軍の司令官ジョン・フレンチ卿を演じ、英国アカデミー賞助演男優賞を獲得しました。

10:巧妙な罠の傑作ミステリー【1972】

Keimiyazato これ大好きです!なのにDVDになってないとか 信じられん!オリビエとケインの演技合戦だけでも痺れるのに 名匠ジョーゼフ・L・マンキーウィッツの熟練の演出(遺作)!死霊の盆踊りはDVD化されてるのにどうして?!オリビエの役をケインがやってるリメイクもありますが本作が好き過ぎてスルーしてます、★半分は思い出脚色もあるかもしれないので観直したい作品No.1です。

アンソニー・シェーファーによる舞台劇が原作のアメリカ・イギリス合作映画。ミステリー作家のワイクは、妻の不倫相手マイロに、自分にも愛人が居て妻の浪費に困っていることを打ち明け、宝石強盗を演じないかと持ちかけます。宝石には保険がかけてありワイクの懐が痛むことはなく、マイロにもお金が入るという両得な話でしたが……。

妻の浮気相手に罠を仕掛けるワイクをローレンス・オリヴィエ、抗戦するマイロをマイケル・ケインが演じ、両者による心理戦が見どころとなっています。

11:ローレンス・オリヴィエの狂気的な歯科医【1976】

ウィリアム・ゴールドマンの同名小説が原作のアメリカ映画。マラソン好きの大学院生ベイブが、おもいがけずナチの残党が関与するダイヤモンド密輸事件に巻き込まれてしまうというストーリーです。

ベーブ役をダスティン・ホフマン、元ナチス親衛隊のセル博士をローレンス・オリヴィエが演じました。二転、三転する見事なストーリー構成。そして、なんといっても歯科医のセルによる医療用ドリルを使ったベーブへの凄まじい拷問シーンが話題となった作品です。意外にも、オリヴィエ自身が最も気にいっている作品だとか。