頼りないくらいがちょうどいい?ゆるくてダサ良い映画12選

目が離せないようなドキドキする映画も良いけれど、たまにはゆったりと、ゆるい映画をなんとなく観たい時、ありませんか?決して完璧ではない、ダサいからこそ伝わる良さもあります。頼りないけどゆるくてダサ良い映画を12選、ご紹介します。
目次
- 1:とにかくすべてがパッとしなくてダサ良い!【2004年】
- 2:ドーンのダサくて平凡だけど、意外に過激な日常を描いた映画【1995年】
- 3:生臭い正義の味方?!【2010年】
- 4:ダサ可愛い?!カラフルなファッションにも注目!【2001年】
- 5:バラバラなダメ家族が織りなすハートウォーミングな映画【2006年】
- 6:思わず応援したくなる、真面目で不器用ながらも、真っすぐな青年の恋【2000年】
- 7:アイゼンバーグのダメダメピザ屋がはまり役【2011年】
- 8:バカ正直で間抜けな3人組が笑える映画【1996年】
- 9:特訓の成果は発揮できるのか?!【2006年】
- 10:ウェス・アンダーソンの世界此処に在り!【1998年】
- 11:閉塞感漂う映像センス!【2010年】
- 12:頼りない少年は元カレ軍団に勝てるのか?!【2010年】
1:とにかくすべてがパッとしなくてダサ良い!【2004年】


バス通学で高校に通うオタク、ナポレオン・ダイナマイトをジョン・ヘダーが好演しています。趣味は絵を描くことで、いじめられっ子風ですが非常に性格が熱く、努力家です。冴えないダサいオタク高校生、ナポレオン・ダイナマイトの日常が、ゆるく独特のリズムで描かれています。
制作費400万円ほどのインディーズ作品ながらも、脱力系コメディとして全米で大ヒットを記録しました。
2:ドーンのダサくて平凡だけど、意外に過激な日常を描いた映画【1995年】


後に『ハピネス』などのヒット作を生み出すこととなる、ドット・ソロンズ監督のデビュー作。ダサくてブスで、パッとしない中学生、ドーンをヘザー・マタラッツォが演じています。
イジメや痛い片思い、家族の冷めた態度など、ブラックユーモア満載のゆるい空気感が楽しめる映画です。一生懸命だけど空回りしてしまう、ドーンの姿が健気で可愛らしくて、応援したくなります。
3:生臭い正義の味方?!【2010年】
くりくり目のエレン・ペイジが発狂するシーンは笑えたなあ アメコミのコマのコマの間の出来事、というセリフが素晴らしい というか最初のOPといい、音楽といい、ポップと現実のバランス、終わり方、全部素晴らしかった!!


妻を奪われた冴えない中年男が、愛する妻を救うべくハンドメイドのコスチュームで、悪に立ち向かうアクション・コメディ。『スリザー』のジェームス・ガン監督。
冴えない中年男フランクをレイン・ウィルソン、妻をリヴ・タイラーが好演。暴力シーンはグロさの中にもコメディタッチに描かれていて、レイン・ウィルソンがフランクの冴えないダサさを絶妙に演じています。フランクの相棒、ボルティー役のエレン・ペイジもいい味を出しています。
4:ダサ可愛い?!カラフルなファッションにも注目!【2001年】


アメリカのティーンエイジャーのバイブルと言われた人気コミックを、テリー・ツワイゴフ監督が映画化し、アカデミー賞脚色賞にノミネートされた作品です。
イーニド(ソーラ・バーチ)とレベッカ(スカーレット・ヨハンスン)は幼なじみで親友。進路を決めずの好きなことをして楽しいんでいた時、レコードマニアのダサい中年男、シーモア(スティーヴ・ブシェミ)と出会います。ダサいながらも独特の世界観を持つシーモアとイーニドには奇妙な友情が芽生えます。
独特の雰囲気の中年男、シーモア役のスティーヴ・ブシェミの演技も評価され、イーニドのダサ可愛いファッションも話題となりました。
5:バラバラなダメ家族が織りなすハートウォーミングな映画【2006年】
ゲイで彼氏にふられて鬱になったおじさんと、 パイロットを目指す喋らない根暗な反抗期のお兄ちゃんと、 コンテスト優勝を夢見る元気な妹と、 多忙そうな母親と、 自分の成功論みたいなのを唱えてる我が強い父親と、 ワルエロいおじいちゃんという、 個性的でバラバラな家族が、父の運転するバスでコンテスト会場に向かう間に、 挫折を経験したり、どんどん絆を深めていく描写が、もうムチャクチャなんだけど、すごく面白かったです! こういう勢いのある映画大好き!
負け組だろうが、思いっきりやり切るところが最高。
なんとなく、フォレスト・ガンプとかあの辺りのちょっと個性の強い映画が好きな人が好きかな、、、?ってカンジしました。
ほんっと、最後までおじいちゃんかっこいい!!!


多くの映画際で、スタンディング・オベーションの絶賛を受けたバレリー・ファリス監督のロードムービー。小太りの眼鏡姿でダサいにもかかわらず、美少女コンテストのクィーンを夢見る少女オリーヴ・フーヴァーをアビゲイル・ブレスリンが演じています。
主人公の兄、フランクを演じるのは『40歳の童貞男』のティーヴ・カレル、母シェリルをトニ・レコットが好演し、雰囲気を見事に作っています。崩壊寸前の家族が、旅を通して再生していく姿を描いています。
6:思わず応援したくなる、真面目で不器用ながらも、真っすぐな青年の恋【2000年】

恋愛対象としてなかなか見てもらえない、いい人なだけで頼りない青年、ポール(ジェイソン・ビッグス)の恋の行方を面白おかしく切なく描いた描いた青春コメディ。相手役のドーラは、ジェイソン・ビッグスが演じています。
田舎育ちのダサい少年、ポールの前に現れた優しいクラスメイト、ドーラ。ポールはドーラに恋心を抱くようになりますが、ドーラは教授の恋人でした。そんなことは知らず、一生懸命ドーラにアピールするポールの姿が健気で面白くて切ないストーリーです。
7:アイゼンバーグのダメダメピザ屋がはまり役【2011年】

調べてみたら『ゾンビランド』の制作チームだったのか ぎゅぎゅっと詰め込まれてる感じが好き 頭ん中空っぽで楽しめるお下劣ハラハラコメディ!最高!

『ソーシャル・ネットワーク』で大ブレイクを果たしたジェシー・アイゼンバーグが、ダメダメなピザ屋店員、ニックを雰囲気よく演じている痛快コメディ。監督は『ゾンビランド』のルーベン・フライシャーです。
ジェシー・アイゼンバーグが、時間を守れないのに宅配ピザ屋の店員という、ダメダメな役にすっかりはまっています。ニックの親友チェット役はアジズ・アンサリが演じ、2人は即席の強盗タッグを組むことになります。果たして上手くいくのでしょうか?
8:バカ正直で間抜けな3人組が笑える映画【1996年】
一攫千金を狙って強盗計画を立てる3人組、ラス(ヴィンセント・ギャロ)、シド(ウィリアム・フォーサイス)、ジェリー(アダム・トレーズ)の姿を描いたオフビート・コメディ。監督はアラン・テイラー。
強盗計画で宝石店を狙うものの、間違えてパン屋に入ってしまう間抜けっぷりは見事、まさにバルーカという言葉がふさわしい3人組です。
9:特訓の成果は発揮できるのか?!【2006年】


へたれな童貞、駐車監視員のロジャー(ジョン・ヘダー)が、ずっと好きだった女性アマンダ(ジャシンダ・バレット)にアピールすべく、ドクターP(ビリー・ボブ・ソーントン)の壮絶な特訓により、恋愛下手を克服しようとします。特訓の甲斐あって、アマンダとのデートの約束を取り付けることができますが・・・?
『ハングオーバー!』のトッド・フィリップス監督が描く、頼りない童貞男、ロジャーのラブコメディをテンポよく描いています。邦画名がダサいとの声もありますが、中身はなかなかの評判の映画です。
10:ウェス・アンダーソンの世界此処に在り!【1998年】


名門校ラッシュモアに通う15歳のマックス(ジェイソン・シュワルツマン)は、勉強そっちのけでクラブを掛け持ちする落ちこぼれ。そんな彼が学園の美人教師、ローズマリー(オリヴィア・ウィリアムズ)に恋をすることで、奇想天外なドラマが始まって行きます。
映画界の巨匠コッポラの甥である、ジェイソン・シュワルツマンの存在感が見所の、ウェス・アンダーソン監督の長編第2作です。
11:閉塞感漂う映像センス!【2010年】

映像も音楽も素敵で、夜中にひとりでぼーーーっと見たい映画です。

監督・脚本は『エイリアンバスターズ』に出演したリチャード・アイオアディ。妄想癖のある風変わりな少年、オリバー・テイト(クレイグ・ロバーツ)が、風変わりな女の子ジョーダナ(ヤスミン・ペイジ)に恋をします。念願かなって付き合うことになりますが・・・?
甘酸っぱいキスシーンには胸がキュンとしてしまいます。思春期ならではの恋愛が、家族などの問題と絡み合い、オリバーを悩ませ成長させていきます。
12:頼りない少年は元カレ軍団に勝てるのか?!【2010年】


カナダの人気コミックをエドガー・ライト監督が実写映画化した、バトルアクション・ラブコメディ。売れないバンドのベーシスト、スコット・ピルグリム(マイケル・セラ)は不思議な魅力を持つ女の子モーナ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)と出会い、恋に落ちます。
しかしモーナには邪悪な元カレが7人も存在し、スコットはその元カレたちと戦うことになってしまいます。主人公達の戦いの行方を、ゲームの要素を盛り込んだ表現でテンポよく描いています。