ハル・ハートリー監督おすすめ映画ランキングベスト8

2017年7月6日更新

ニューヨークのインディペンデント映画界では知らない人はいない気鋭の映画作家、ハル・ハートリー。独特のセンスに裏打ちされた作品は、世界中の映画祭で高く評価されています。ハートリーのプロフィールとともに、おすすめの8作品をランキング形式で紹介します。

ハル・ハートリーのプロフィール

ハルハートリー

出典: www.jpost.com

ハル・ハートリーは1959年11月3日、ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。米インデペンデント映画界を代表する、気鋭の映画作家の一人です。

マサチューセッツ美術大学からニューヨーク州立大学に移り、映画製作を学びました。数本の短編映画をへて、1988年には長編『ニューヨーク・ラブストーリー』を製作。作品は、低予算映画ながらも高く評価され、1990年のサンダンス映画祭で審査員大賞にノミネートされています。

その後も、さまざまな話題作を地道に発表し続け、定まった評価と人気を確立しています。

元妻は日本人女優の二階堂美穂

二階堂美穂

自身の映画『フラート』への出演がきっかけで知り合い、1996年、村上龍の映画『トパーズ』などで知られる日本人女優の二階堂美穂と結婚しました。

二階堂美穂は、結婚後も、複数のハートリー作品に出演を続けています。

8位:3つの都市で繰り広げられる実験的な意欲作【1995年】

ニューヨーク、ベルリン、東京を舞台に、同じストーリーでも別の登場人物が演じることによって、わずかに異なった展開と後味を醸し出します。ハル・ハートリーの才気ばしったセンスの光る作品です。

三都市で繰り広げられるのは、恋人が旅立ってしまうことに対する不安から、昔の恋人に会おうとする浮気者をめぐる物語です。

東京編で二階堂美穂が主演。ハートリー自身も俳優として重要な役柄で出演しているほか、永瀬正敏、藤原稔三、原千果子らと共演しています。

7位:ジャズ・ドラマーを中心にした人間模様をスタイリッシュに描いた作品【2011年】

senceofwonder_0

人のいい男の数日。

こういう人がいるから、世界はなんとかまわってる。

スタイリッシュで優しい。

kappy421 んー!この監督気になる! ニューヨーク疑似体験できる

ニューヨークのマンハッタンを舞台に、人助けに奔走する中年のジャズ・ドラマー、ジョセフを主人公に、彼を取り巻く人間模様を描いた作品です。

人の良さで友人が多く、器用でもある彼の優しさが、周囲の人々の関係に少しずつ変化をもたらしていくという、希望と再生の物語です。ジョセフを演じたのは、舞台を中心に活躍する実力派で、ハートリー作品の常連D・J・メンデル。

スタイリッシュな映像と、主人公の前向きな生き方に心打たれる秀作です。

6位:世紀末のニューヨークに現れたキリストを描くファンタジー映画【1998年】

Katsuhiko__Miyata 日本にマンブルコアという波が浸透する前にアメリカインディペンデント映画を一つ紹介。

この映画はハル・ハートリーのリズムに乗れるかどうかで決まります笑

最初はグリフィスやらベルイマンやら考えずに観てもいいんじゃないですかね。(自分はどうしても考えがちですが・・)

様々なメッセージ性があることはたしかですが理屈抜きでも気に入る作品。それってアートですね。

発掘良品等でハル・ハートリーが気に入った方だけどうぞ。

世紀末の1999年12月31日、マグダラのマリアを伴い、ニューヨークの空港に降り立ったイエス・キリスト。時空を超え、現代社会に出現したイエスの存在が巻き起こす展開を、スリリングに描きます。奇想天外なストーリーでイエスの苦悩を描いたファンタジーテイストの作品です。

主演は『フラート』のマーティン・ドノヴァン。人気シンガーのP.J.ハーヴェイらも出演し、話題になりました。

5位:イザベル・ユペール主演で描くエロティックな異色作【1994年】

senceofwonder_0

ハルハートリー2作目。 90年代に公開されたアメリカの映画。 日本で公開されたのは今年とか。 20年越しかぁ。 そんなこともあるのね。

90年代っぽいちょい古さ、たまらん。 映像、音楽が美しい。 この人の映画には、あまり見たことのない美女が出る。たまらん。

妙な設定に惹かれて見てみたけど、妙なまま終わった。

それにしても邦題はなんとかならないものかな。

LEONのマチルダ発見。たまらん。

フランスが誇る世界的女優のイザベル・ユペールをヒロインに迎えた異色作品です。ユペール扮する元尼のポルノ作家に助けられた記憶喪失の男トーマスを主人公に、二人の奇妙な関係を描きます。

トーマスを演じたのは、ハートリー作品常連のマーティン・ドノヴァン。イザベル・ユペールはさすがに達者な怪演ぶりで、奔放かつエロチックなヒロイン像を表現しています。

1994年の東京国際映画祭において、ヤングシネマ1994コンペティション・シルバー賞を受賞しています。

4位:長編2作目でハートリーの出世作となった作品【1990年】

ハル・ハートリーの長編2作目に当たる作品が『トラスト・ミー』。若い男女が愛と自分自身を探し求める人間ドラマです。

妊娠で高校を退学したマリアが、家を追い出され、街をさまよっているとき出会ったのが、家電修理工のマシュー。二人とも家族や生き方に問題を抱えながら、次第に互いに惹かれあい、成長していく物語です。

主演は『アンビリーバル・トゥルース』にも出演したエイドリアン・シェリーと、おなじみのマーティン・ドノヴァン。1991年サンダンス・フィルムフェスティバルで脚本賞を受賞し、ハル・ハートリーの出世作となりました。

3位:ハートリーの評価を決定づけたロードムービー【1992年】

Keisuke_Moto ダンスたまらん。 ハル・ハートリーに惚れたきっかけの映画 独特の空気感たまらん。
Moto_Ishiduka オシャンすぎて心踊るとはこういうことかと、、ダンスのシーンなんて一緒に踊り出すかとおもった。エリナの黒髪パッツンあひるクチには誰しもが心奪われ恋をするだろう。個人的にはデニスのメガネ姿がたまらなかったけど。 親と子と男と女、交差する関係はどこか奇妙で、でも絶妙な音楽だったりカメラだったりがすごくマッチして新しい感覚の映画でそれがまた良いのです。クゥーーーッてかんじ。 最初は掴みづらい、でもハマったら最後、どんどん溺れてきますよ。

ハートリーの評価を決定づけたのが、長編3作目にあたる『シンプルメン』です。第45回カンヌ国際映画祭でも上映されました。失踪した父親をさがす兄弟とその手助けをする2人の女性の姿を描いたロードムービーです。

かつては大リーグの名野球選手でありながら、テロリストとして逮捕された父は刑務所から脱走中。父を探す旅に出た泥棒の兄ビルと大学生の弟デニスを中心に、道中、出会ったケイトとエリナら男女の姿をハードボイルド・タッチで描写しています。

80年代のアメリカのインディーシーンを席巻したソニック・ユースの音楽を使用。ハートリー独特のセンスが生きた作品です。

2位:浮浪者とゴミ清掃の青年を描いて、カンヌ映画祭脚本賞受賞の傑作【1997年】

ニューヨークのクィーンズを舞台に、ミステリアスな浮浪者ヘンリーと出会った、内気なゴミ清掃夫の青年サイモンの数奇な運命を描いた『ヘンリー・フール』。自称作家だというヘンリーに指示されるまま、サイモンは詩の才能を開花させ、そのことが意外な展開へと広がります。

出演は舞台出身のトーマス・ジェイ・ライアンとジェームズ・アーバニアク。1998年度カンヌ国際映画祭で見事脚本賞を受賞した記念碑的作品です。

1位:長編デビュー作は、若い男女のオフビートなラブストーリー【1989年】

kappy421 役者良し脚本良し 繰り返されるセリフや動作も良い ハル・ハートリー映画好きだなー(o^^o)

ハル・ハートリーが1989年に発表した、実質的な長編デビュー作が『アンビリーバブル・トゥルース』です。

ニューヨーク郊外のリンデンハーストを舞台に、刑務所帰りの孤独な青年ジョシュと、17歳のナイーブな少女オードリーが、次第に惹かれあっていくラブストーリーです。

エイドリアン・シェリーとロバート・バークのフレッシュな演技が光り、またニューヨーク郊外独特の雰囲気など、ハートリーのセンスが存分に発揮され、今も抜群の人気を誇る作品です。