2017年7月6日更新

『はじまりのうた』監督最新作!満足度97%の青春音楽ムービーが公開

異例の大ヒットを記録した『はじまりのうた』監督最新作がついに日本公開!可笑しいほど真っすぐな男子の青春ムービーに仕上がった今作は、『はじまりのうた』を超える傑作と呼び声が高く、今から公開が待ちきれません。

傑作青春音楽映画『シング・ストリート 未来へのうた』あらすじ

舞台は1985年、歴史的な不況に突入したアイルランドのダブリン。サエない日々を送っている14歳のコナーは、ある日出会った年上の女性に一目惚れ。彼女を振り向かせるためにバンドを組んで、最高のミュージック・ビデオを撮ろうと決意しますが…。

監督の半自伝的物語

アカデミー賞歌曲賞を受賞した『ONCE ダブリンの街角で』に続き、『はじまりのうた』も異例の大ヒットを記録した監督ジョン・カーニー。自身もダブリン出身で、バンドで演奏していた経験を持っています。

ただの音楽映画ではなく、自身を反映した映画制作をするべき時が来たと感じていたカーニーは、実体験を元に今作を書き上げました。

主人公がシング・ストリートの学校へ転校し、虐められ、バンドを組むに至るまでの流れはカーニーの経験そのもの。80年代のダブリンで青春時代を過ごした監督だからこそ描ける要素が沢山あるのです。

数千人から選ばれた主人公

主人公のコナーを探すため、アイルランド全土で半年かけてオーディションが行われました。数千人から見事その座を射止めたのは、14歳の逸材フェルディア・ウォルシュ=ピーロ。

音楽一家のもとで育ち、クラシックピアノが大得意。演技は初めてですが、ボーイソプラノで7歳の時からステージに立っているそうで、その美声が観客を魅了します。

個性的なバンドメンバー

コナーの組むバンド「シング・ストリート」のメンバー全員も、今作が長編映画デビュー。絶妙な間と、個性的なキャラクターで笑わせてくれます。監督は役者としてスターを目指している子よりも、純粋に音楽が好きな子を選び抜いたそうです。

映画を彩る音楽たち

すっかり音楽×映画のイメージが定着した監督ですが、今回も名曲揃い。劇中バンド「シング・ストリート」の楽曲をはじめ、当時の若者達のヒーローだったとも言えるデュラン・デュラン、ザ・キュア、A-HA、ザ・クラッシュ、ザ・ジャム等の80年代ブリティッシュサウンドが映画を彩ります。

主題歌はアダム・レヴィーン

主題歌は日本でも絶大な人気を誇るロックバンドマルーン5のボーカル、アダム・レヴィーンが担当。アダムは『はじまりのうた』にも歌手役で登場したので、監督とは2度目のタッグですね。

サントラの発売も!

サントラの発売は映画公開3日前の7月6日で、曲目リストは以下の様になっています。予習してから観るもよし、見終わってから余韻に浸るもよし!

1. ロックン・ロール・イズ・ア・リスク ―ダイアローグ / ジャック・レイナー 2. ステイ・クリーン / モーターヘッド 3. リドル・オブ・ア・モデル / シング・ストリート 4. リオ / デュラン・デュラン 5. アップ / シング・ストリート 6. トゥ・ファインド・ユー / シング・ストリート 7. 悪意という名の街 / ザ・ジャム 8. インビトゥイーン・デイズ / ザ・キュアー 9. ア・ビューティフル・シー / シング・ストリート 10. マンイーター / ダリル・ホール&ホール・オーツ 11. ステッピン・アウト / ジョー・ジャクソン 12. ドライヴ・イット・ライク・ユー・ストール・イット / シング・ストリート 13. アップ (ベッドルーム・ミックス)/ シング・ストリート 14. ポップ・ミューヂック / M 15. ガールズ / シング・ストリート 16. ブラウン・シューズ / シング・ストリート 17. ゴー・ナウ / アダム・レヴィーン

こだわり抜いた80'sサウンド

劇中バンド「シング・ストリート」の楽曲は「Mary’s Prayer」で知られるゲイリー・クラークが担当し、80年代スピリットを吹き込みました。録音はトップクラスのミュージシャンが行っており、わざと下手な演奏をするのに苦労したそうです。

劇中バンドのMV

彼らのミュージック・ビデオは、カーニーと撮影監督が80年代のビデオを徹底的に分析して作りました。最初のビデオはわざとピントを外して子供が撮った素人感を出していますが、3番目には洗練された仕上がりに。メンバーが必死でかっこいいMVを撮ろうと奮闘する様には、思わず笑みがこぼれます。

映画仕立てのビデオ作りに誰もが奔走していた80年代。例えば、今作で流れるデュラン・デュランの「リオ」はこの様なMVなっています。いくつかチェックしてから映画を見ると、より当時のカラーが分かりやすいかも知れません。

ファッションも魅力的

音楽やミュージックビデオにこだわっただけでなく、時代背景に合わせたファッションやロケ地も魅力的。古くからの町並みが多く残っているため、ロケはダブリン市内や周辺で行い、変わってしまった部分は美術が手を加えることで補ったそうです。

バンドメンバーのダサ可愛い衣装を始め、ヒロインのラフィーナがまとうザ・80'sなファッションも目を楽しませてくれます。

満足度97%!

実名レビュー評価サイトRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)で批評家97%、観客95%という脅威の満足度を記録している今作。海外の反応を少しご紹介します。

カーニーは音楽を使って物語を伝える天才だ。『シング・ストリート』は私たちに青春時代を思い出させてくれる。音楽に没頭していたあの頃、ふいに、他の誰かも自分と同じ気持ちを抱いている事に気づいた、あの瞬間を。
よくある"若者ロック青春映画"と侮るな。『シング・ストリート』はその中でも間違いなく最高傑作!
素敵な映画。微笑まずには観られない!
男の子達の可笑しいほど真っすぐな奮闘。何かを作る事がどんな気持ちか気づいた瞬間、全ての問題はちっぽけになるのだと教えてくれる。

『シング・ストリート 未来へのうた』公開は2016年7月9日!

恋をし、バンドを組み、音楽を作っていく中で強まるメンバーとの絆や、変化していく好きな人との距離。ダサめの男の子達が最後にはかっこよく見えてしまうマジックに、誰もが自分の青春を思い出してしまうかも知れません。

大人が見ても得られるものが沢山あり、監督が掲げた「前へ進め」というメッセージがストレートに伝わってきます。公開は2016年7月9日。劇場で観たい1作です!