野原ひまわりって?
国民的人気アニメ『クレヨンしんちゃん』に登場する野原ひまわり。父・ひろし、母・みさえとの間に生まれた長女で、しんのすけの妹です。
アニメは1992年から放送されていますが、ひまわりが登場したのが96年6月放送「赤ちゃんが死んじゃうゾ」でみさえの妊娠が発覚し、同年10月放送「赤ちゃんの名前を考えるゾ」で「ひまわり」と名づけられました。
天然パーマで子どものころのみさえとそっくり、性格もみさえの光り物、イケメン好きを受け継いでいます。
0歳児とは思えぬ身体能力を持ち、超高速でハイハイをしたり、赤ちゃんとは思えぬ言動、たとえばみさえに対し「ペチャパイ」と言ったりすることもあります。基本は赤ちゃん言葉を発しているのですが、しんのすけが両親に通訳することもあります。
ひまわりの名前の由来は?
「ひまわり」という名前は、原作者・臼井儀人が一般公募の中から選んだものです。
しかしストーリー上では、出産届提出ギリギリまで決まらず、祖父・銀の介による「野原家伝統の命名方式」によって、めいめいが決めた名前を紙に書き、それを紙飛行機にして飛ばし、一番遠くまで飛んだものに決定…というものでした。その結果、しんのすけが書いた「ひまわり」になったとされています。
イケメンと光物にも目がない
母・みさえに似て、光り物とイケメンが大好きなひまわりは、しんのすけが雑誌を切り抜いて作ったお面にまで興味を示すほどです。当然、しんのすけの友人でエリートの風間トオルくんにもよく懐いていますが、基本、大人の男性にしか興味がありません。
光り物が好きなだけでなく、その良し悪しを見抜く目利きの力ももっています。ネックレスやイヤリングを見て、それが本物かイミテーションかわかってしまう赤ちゃん…末恐ろしいですね。
しんのすけのことが大好き
しんのすけの鉄板ネタ「ケツだけ星人」「ゾウさん踊り」が大好きなひまわり。しんのすけが母・みさえと仲違いしたときは、「しんのすけに世話をしてもらう」と宣言するなど、兄の肩を持ちます。
『クレヨンしんちゃん』DVD、TV傑作選第5期シリーズ1に収録されている「ひまわりと絶交ダゾ」では、オモチャを壊してしまったひまわりに激怒するしんのすけ。そこでしんのすけは「絶交だ」と言い放します。ひまわりは絶望的な表情になり…その後、しんのすけが帰ってくるまで玄関先で待ち続ける健気な妹でした。
成長したひまわりが登場したことも!可愛いすぎると話題に
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2010年4月に公開された劇場版『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』で、しんのすけは未来にタイプスリップします。未来からやってきたしんのすけの花嫁・タミコは、ネオトキオの支配者・金有増蔵にしんのすけが捕らえられてしまい、助けを求めてやってきました。
未来のひまわりは立派に成長し、公務員・国際警察官に。あかちゃんのときから特徴だった、前髪くるりんカールも健在、野原特有の「ニヤッ」とした不敵な笑みも健在です。ひまわりの成長した姿がかわいい!と話題になりました。
演じているのは赤ちゃんひまわりを担当しているこおろぎさとみです。
ひまわりの声優は?
ひまわりを演じるのは1996年ひまわり誕生以来、声優のこおろぎさとみが演じています。ちなみに名前は本名(漢字)で、名字の「こおろぎ」は「興梠」と書きます。両親の出身地、宮崎県によくある名前だそうで、日本神話に由来するそうです。
短大卒業後、幼稚園の先生をしていましたが、1986年公開、映画『アリオン』を見て声優にあこがれ、声優の道に入ったそうです。
ひまわりをはじめ、子どもや動物の声を得意とし、アニメ化された『少年アシベ』(1991、92)では、ゴマアザラシのゴマちゃんの声を担当しました。2016年4月5日からNHKで放送されえいる『少年アシベGO!GO!ゴマちゃん』では、ゴマちゃん役に東山奈央がゴマちゃんを演じています。
ひまわりが成長した姿?しんこちゃんが謎すぎる
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みなさんは「しんこちゃん」をご存知でしょうか。2008年頃突如登場したアニメオリジナルのキャラクターです。幼稚園の仲間だったわけでもなく、突如しんのすけの前に現れた5歳と見られる女のこです。
野原家特有の横を向いた笑い方やカールした茶色の髪などがひまわりと共通していることから、未来からきたひまわりではないかとファンの間でささやかれているのです。さらにしんこちゃんが持ち込んだおもちゃをひまわりが大変気にいるなど、2人の相性は抜群。この二人にはやはり何か謎がありそうです。
声優クレジットも明かされていないなど、謎の多いキャラですが2010年を最後に登場していません。今後はどうなるかわかりませんが、未だ忘れられていない、印象的なキャラクターです。