ポール・ベタニーの豆知識を紹介!物知りになりたいあなたに!
ポール・ベタニーの基本情報
ポール・ベタニーは、1971年5月27日にロンドンで生まれたイギリス人俳優です。彼の特徴はその身長の高さで、背丈は192cmと他の俳優と並んでも一際目を惹きます。 演劇一家に生まれたポールは、両親が離婚後16歳でストリート・パフォーマーとなりました。その後、19歳から演劇学校Drama Centre Londonで3年間演技を学び、 『An Inspector Calls(原題)』で舞台デビュー。
名だたる俳優を輩出してきたロイヤル・シェイクスピア・カンパニーへの在籍を経て、『ベント/落ちた饗宴』で映画に初出演します。 初主演作『ギャングスター・ナンバー1』では、ロンドン映画批評家協会賞主演男優賞にノミネートされました。 その後も、『ROCK YOU!』や『マスター・アンド・コマンダー』、『ダ・ヴィンチ・コード』など様々な作品へ出演し、近年では、『アベンジャーズ』や『アイアンマン』のシリーズ作品への出演でも広く知られています。
ベタニー一族は演劇一家
ポールは、祖母と父母が俳優という、演劇一家に生まれました。父親は俳優のターネー・ベタニー、母親は元女優のアンネ・ケトル。また祖母がオルガ・グウィン、祖父はミュージシャンでプロモーターのレスリー・ケトルです。 そして、ポールも19歳で俳優を志すことになり、セントラル・セントマーチン芸術大学で演劇を学びました。
弟の死が子供をたくさんほしがっているきっかけ?
ポールにはマシューという弟がいました。しかしポールが16歳の時に、マシューは8歳で亡くなってしまいました。弟を幼くして亡くしたことがきっかけとなり、彼はたくさんの子供に恵まれたいと思うようになります。 辛い経験をしたポールの夢は、自分が歳を取った時に沢山の孫に囲まれることだそうで、その為にも多くの子供が欲しい様です。彼は現在、3人の子供に恵まれています。
イギリスの演劇学校「Drama Centre London」を卒業
ポールは19歳の時にセントラル・セントマーチン芸術大学で演劇を学び始めます。ここセントラル・セントマーチン芸術大学は、演劇だけでなくファッションや美術、写真など、アートとデザインについての幅広い講義を学べる大学です。 ポールは当大学にある演劇カレッジ「Drama Centre London」で3年間演劇を学びました。彼の他にもコリン・ファースやトム・ハーディなど、著名な俳優も多く輩出した名門です。
ギターを弾け大道芸も披露していた!?
ポールはギターの演奏が出来ます。両親が離婚して16歳で家を出たポールは、ストリート・パフォーマーとして活動していました。 当時はギター片手に、ビッグ・ベンなどが近くにある、ロンドンのウェストミンスター橋で路上ライブをしていたそうです。
2003年8月に女優ジェニファー・コネリーと結婚
ポールは2013年1月1日に女優のジェニファー・コネリーと結婚しました。二人が出会ったきっかけは、映画『ビューティフル・マインド』での共演でした。 ジェニファーはポールと結婚する前に、写真家のデイビッド・ドゥガンと交際しており、二人の間に長男のカイが誕生。 ジェニファーはデイビッドとは結婚せず、数年後にポールと結婚。そのため、ポールはジェニファーの夫になったと同時に、カイの父親にもなりました。 結婚後、2013年8月には次男のステランが、2011年には長女のアグネス・ラークが誕生しました。
ロンドン映画批評家協会賞では助演男優賞を受賞
ポールは『ROCK YOU!』での演技を高く評価され、第22回ロンドン映画批評家協会賞助演男優賞に輝きました。また、同役でイブニングスタンダード映画賞助演男優賞も受賞しました。 ポールは主役だけでなく脇役を演じる事も多くあり、その際は主役に匹敵するくらいの存在感を発揮することから、名脇役という意味の“シーン・スティラー”とも呼ばれています。
宗教的な映画に出ることが多い
ヴァンパイアに挑む伝説の戦士
韓国の漫画『PRIEST』を原作にしたホラーアクション映画『プリースト』。 ヴァンパイアと何世紀にも渡って攻防を繰り返し、教会がヴァンパイアは消滅したと宣言しました。しかし、町の外でヴァンパイアに襲われた人間の話を耳にした戦士プリーストは、教会の圧力を受けながらもヴァンパイアの居所に向かうという物語。 ポールは、主役のプリーストを演じています。
欲に負けて逃避する神父が解き明かしていく冤罪事件
映画『仮面の真実』は、神父が事件の真相を暴いていく様を描いた作品です。 ポール演じる主役の神父、ニコラスは自ら堕落したことで追われる身となり、金儲けのためにとある事件を題目に芝居をします。しかし、その事件の犯人は実は無実であり、芝居を進めていくうちに事件の真相が紐解かれていく、というストーリーです。
人類存亡のために戦う人々
人類存亡のために戦う人間の姿を、宗教の教えや聖書の要素を交えながら描いた映画『レギオン』。時代こそ現代ですが、戦いの焦点となる胎児を「人類の希望」としたりするなど、宗教色が濃い作品です。 今作でポールは、主役のミカエルを演じています。
宗教や歴史を手がかかりに事件に挑むミステリー映画
ダン・ブラウンによる同名小説の映画化で、トム・ハンクス主演のミステリー映画『ダ・ヴィンチコード』。この作品は、怪事件をイエス・キリストとレオナルド・ダ・ヴィンチが残した暗号をもとに紐解いていくというものです。 キリスト教の解釈を問うと要素も色濃く、公開当時はローマ・カトリック教会が「今作はイエスを冒涜した。」としてボイコットを呼びかけたりもしました。
映画『ROCK YOU!』では叫びすぎで喉頭炎にかかる
貴族社会に立ち向かった騎士を描いた作品『ROCK YOU!』では、実在したイギリス人詩人ジェフリー・チョーサー役を演じました。 今作では、チョーサーが物凄く声を張り上げて、口上するシーンがあります。その結果、ポールは大きな声を出しすぎたために喉を傷めて喉頭炎になってしまいました。 しかし視聴者の我々にとって、今作の見どころのひとつがこのシーンになったことは間違いないでしょう。この役でポールは、Evening Standard Film Award 2001で助演男優賞に輝いています。 主役としてだけでなく、脇役でもその存在感を十分に発揮しているポール。彼の今後の活躍も楽しみですね。