2025年3月24日更新

【ネタバレ】映画『教皇選挙』の結末を解説!現実のコンクラーベとどう違う?陰謀渦巻く内情から目が離せない

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教皇選挙
(C) 2024 Conclave Distribution, LLC.

第97回アカデミー賞で作品賞を含む8部門にノミネートされている注目作『教皇選挙』。新しいローマ教皇を選ぶコンクラーベを題材に、閉ざされた選挙の内情を描き出した目が離せない人間ドラマが魅力です。 この記事では本作のあらすじをネタバレありで解説し、キャスト・スタッフなど作品概要を紹介します。

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映画『教皇選挙』のあらすじ・作品概要

公開年 2025年3月20日
上映時間 120分
監督 エドワード・ベルガー
キャスト レイフ・ファインズ , スタンリー・トゥッチ , イザベラ・ロッセリーニ

カトリック教会の総本山・バチカン市国で行われるローマ教皇選挙の内幕を描いたサスペンス『教皇選挙』。アカデミー賞4部門受賞作『西部戦線異状なし』(2022年)のエドワード・ベルガーが監督を務め、主人公のローレンス枢機卿を『シンドラーのリスト』(1994年)のレイフ・ファインズが演じています。 原作はロバート・ハリスの『CONCLAVE』で、脚本は『裏切りのサーカス』(2012年)のピーター・ストローハンが務め、第82回ゴールデン・グローブ賞で脚本賞を受賞。第97回アカデミー賞では作品・脚色賞を含む8部門にノミネートされています。

映画『教皇選挙』のあらすじ【ネタバレなし】

キリスト教最大の教派・カトリック教会の総本山であるバチカン市国。その元首・ローマ教皇が死去し、新しい教皇を決めるべく教皇選挙(コンクラーベ)が行われることになります。選挙を取り仕切るのはローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)。 世界各国から100人を超える候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の扉の向こう側で極秘の投票が始まります。票が割れる中で、その裏側では陰謀や差別、スキャンダルがうごめいていました。

そもそも教皇選挙(コンクラーベ)とは?

本作の舞台となるバチカン市国は、キリスト教最古最大の教派・カトリック教会の総本山。イタリア・ローマにある世界最小の独立国として知られています。宗教機関であり1つの国家という非常に珍しい場所です。 その元首としてトップに立つのがローマ教皇。辞任するか死去するか、その2択のみで任期が終了するという絶対的な権力を持っています。新しい教皇を選出する方法は「コンクラーベ」と呼ばれる教皇選挙で、それを取り仕切るのが枢機卿です。 枢機卿は教皇の最高顧問であり、教皇に次ぐ高位の聖職者。80歳未満の枢機卿が選挙権を持っており、投票者であり候補者となります。候補者の定員は120名で、選挙は秘密投票の互選。投票総数の2/3以上の有効得票数を得る人物が選出されるまで繰り返されます。

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【ネタバレ】『教皇選挙』結末までのあらすじ

映画『教皇選挙』主要な登場人物
  1. ローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)教皇選挙を取り仕切ることになった主席枢機卿。自分自身の信仰心の揺らぎに悩む。
  2. ベリーニ枢機卿(スタンリー・トゥッチ)アメリカ出身のリベラル派でローレンスの親友。テデスコやトランブレと対立。
  3. トランブレ枢機卿(ジョン・リスゴー)カナダの保守派枢機卿。前教皇と死の間際に密会していた。
  4. テデスコ枢機卿(セルジオ・カステリット)ベネチア教区の保守派枢機卿。伝統を重んじ前教皇に対して批判的。
  5. アデイエミ枢機卿(ルシアン・ムサマティ)ナイジェリアの枢機卿。初のアフリカ系教皇を目指す。
  6. シスター・アグネス(イザベラ・ロッセリーニ)枢機卿たちが泊まる施設の運営責任者。

ローマ教皇の死去とコンクラーベの開催

教皇選挙
(C) 2024 Conclave Distribution, LLC.

ローマ教皇が心臓発作で急逝し、他の枢機卿とともに駆け付けたローレンス枢機卿(レイフ・ファインズ)。公式に死去が発表され、友人のベリーニ枢機卿(スタンリー・トゥッチ)と悲しみを分かち合いますが、その3週間後にはローレンス枢機卿がコンクラーベを取り仕切ることになります。 コンクラーベのため、世界各国から次々にバチカンへ集結する枢機卿や修道女たち。新教皇候補者の中には、リベラル派のベリーニ枢機卿、伝統主義で保守派のトランブレ枢機卿(ジョン・リスゴー)とリベラル派の前教皇を批判していたテデスコ枢機卿(セルジオ・カステリット)、ナイジェリア出身のアデイエミ枢機卿(ルシアン・ムサマティ)と、様々な思惑を持つ人物が入り乱れていました。 急先鋒の保守派であるテデスコ枢機卿が新教皇になればカトリック教会は後退してしまう、そう考えていたローレンス枢機卿とベリーニ枢機卿は教皇権を欲してはいないものの、ベリーニ枢機卿を候補者として立ててテデスコ枢機卿を阻もうと考えます。

コンクラーベ初日―伝統保守派VS中道リベラル派

ウォズニアック大司教に呼ばれたローレンス枢機卿は、前教皇が最後に会っていたのはトランブレ枢機卿であると知らされます。トランブレ枢機卿は一番の有力候補でした。 ローレンス枢機卿はカブールで大司教を務めるアフガニスタン出身のベニテス枢機卿(カルロス・ディエス)と面会します。ベニテス枢機卿が候補者の資格をでっち上げてるのではないかと疑う者もいましたが、彼曰く前教皇が決めた「極秘の候補者」とのこと。ローレンス枢機卿は他の候補者に彼を紹介しました。 枢機卿たちはそれぞれに議論を交わし、ベリーニ枢機卿は支援者たちとテデスコ枢機卿が新教皇になるのを防ぎたい意向を再確認します。 最初の投票が行われたコンクラーベ初日は、アデイエミ枢機卿が得票数をリード。ローレンス枢機卿とベリーニ枢機卿の間でリベラル派の票が割れてしまいます。一方トランブレ枢機卿が教皇に相応しくない証拠を掴もうとしますが、何も確証を得られませんでした。

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コンクラーベ2日目―渦巻く陰謀とスキャンダル

教皇選挙
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コンクラーベ2日目、アデイエミ枢機卿がトップをキープしますが有効得票数の2/3には満たず、昼食の場でアデイエミ枢機卿はシスター・シャヌミと対立。シスター・シャヌミはナイジェリアから転任したばかりの修道女で、密かに息子を産んでいたことをローレンス枢機卿に告白します。 この騒動によってアデイエミ枢機卿の得票は失速し、ベリーニ枢機卿はテデスコ枢機卿に対抗するため不本意ながらもトランブレ枢機卿のバックに付くことに。ローレンス枢機卿は助手のオマリーから、ベニテス枢機卿が極秘で医療処置を受けるため、前教皇の手配でジュネーブに飛んでいたことを聞きます。 ローレンス枢機卿は前教皇の閉ざされた部屋へ忍び込み、トランブレ枢機卿が他の枢機卿へ渡した賄賂が詳細に書かれたノートと書類を見つけます。それこそが、前教皇が彼の辞任を求めていた証拠でした。それをベリーニ枢機卿に見せると「書類を燃やすべきだ」と主張したため、彼もまたトランブレから賄賂を受け取っていたと気付いたのでした。

【結末】コンクラーベ3日目―衝撃のラスト!新教皇は……

コンクラーベ3日目に、ローレンス枢機卿とシスター・アグネスはトランブレ枢機卿の背信行為を告発するため、書類を複製。トランブレ枢機卿がシスター・シャヌミを転任させた事実をつきつけ、アデイエミ枢機卿の面目を失わせるのが目的だったと暴きました。 次の投票の間、バチカンの街は自爆テロで大騒ぎになり、コンクラーベ会場のシスティーナ礼拝堂にも影響が生じていました。テデスコ枢機卿がムスリムの過激派を非難し、カトリック教会も戦うべきだと発言。しかしそれに対し、ベニテス枢機卿が自身の戦争体験を語り、暴力は新たな暴力を生むと力説します。 この発言を受け、最後の投票でベニテス枢機卿が新教皇として選出。選挙の後、ローレンス枢機卿はベニテス枢機卿と2人きりで会い、彼が実はインターセックス(性分化疾患)であり、子宮摘出処置を受けるためにジュネーブへ行ったことを知ります。 前教皇はこのことを知っており、秘密にしていました。結局ベニテス枢機卿は処置を受けることなく、神が創り出した自分の身体のまま生きることを選んだのです。ローレンス枢機卿も彼と神の御業を信じ、秘密を通すことにしたのでした。

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【結末】異色の新教皇誕生の意図をネタバレ考察

各候補者の立場・スキャンダル一覧
  1. ローレンス枢機卿教皇選挙の運営を任されたリベラル派。伝統の再興を掲げるテデスコには反対であった。新教皇のベニテスからインターセックスであると明かされるが黙認する。
  2. ベリーニ枢機卿前教皇の流れを引き継ごうとするリベラル派。自身の選任より、テデスコを新教皇にしないことを優先する。トランブレから賄賂を受け取っていた。
  3. トランブレ枢機卿最有力の穏健保守派。前教皇が最後にあった人物であり、実は枢機卿を解任されている。さまざまな枢機卿に賄賂を贈っていた。アデイエミを排除するため、彼との間に子どもをもうけた修道女を招集している。
  4. アデイエミ枢機卿同性愛嫌悪を表明していた保守派。当選すれば初のアフリカ系教皇であり、当初は有力候補の1人であった。しかし修道女との間に息子が生まれていた事実が発覚し、失墜する。
  5. ベニテス枢機卿前教皇によって誰にも知られず枢機卿に任命されていた。無名の候補だったが、戦争の恐ろしさを説いたスピーチで、逆転当選を果たす。ベニテスはインターセックスであることを隠していた。
  6. テデスコ枢機卿役伝統主義で前教皇を批判する保守派。礼拝堂の爆破をきっかけに他の宗教と戦うことも辞さないという、攻撃的な一面が出てしまう。

3日間争った教皇選挙は、ベニテス枢機卿の新教皇就任で幕を閉じます。彼は男性として育ちながら、成長過程で子宮や卵巣を有していると判明する「インターセックス」という性を持つ人物でした。 ベニテスの心情は「自分は神が作った」のセリフに込められています。神が男性や女性を作ったのと同じように、私(ベニテス)もこの性も授けたのだから、何ら恥ずべきことではないと示したのです。 新教皇就任に際して付けた教皇名「インノケンティウス」は、「先入観のない純粋さを表す名」と、監督が説明しています。ほかの枢機卿とは異なり、打算や邪心のないベニテスを表現した名前です。さらには語源「イノセント」には「無実」の意味もあります。 ベニテスの秘密を聞いたローレンスが口外しなかったのは、彼がまさに教皇としてふさわしいまっすぐな信仰心を持つ人物であり、また家父長制のもとに成り立つカトリック教会が変わるべき時だと、感じたからではないでしょうか。

【解説】実は『教皇選挙』の結末を示唆していた重要シーン

教皇選挙
(C) 2024 Conclave Distribution, LLC.

ラストシーンの亀の意味

ラストシーンで登場した亀は「ローレンスの信仰心」と「ベニテスの秘密」2つを表すシンボルと考えられます。 ローレンスは作中で、信仰心が揺らいでいる描写がいくつもありました。ベニテスがローレンスに投票したと明かした夜のシーンでも、ローレンスは自分への疑念を語ります。同じシーンでは、亀が噴水から脱走していました。 一方、ラストではベニテスの新教皇選出とともにローレンスの信仰心も戻ってきます。ローレンスが脱走した亀を噴水に戻すのは、信仰心がもとに戻ったことを表していました。 また亀は古来より頭が男性器、甲羅が女性器を表す「両性具有」のシンボルとして知られています。つまり、亀はベニテスの秘密も示唆していたのです。 亀はローレンスの「精神性」、そしてベニテスの「肉体性」の深層部分を表現するシンボルであったために、作品を締めくくるラストシーンに登場しました。

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爆発で文字通り「風穴」が空く

選挙を管理するローレンスは数々の不正を目の当たりにする中で、自分への投票を決意しました。しかし投票した瞬間、礼拝堂が爆破。壁には風穴が空き、一筋の光が差し込みます。 爆破をきっかけに、テデスコがイスラム過激派を非難し始めました。その反論として、アフガニスタンで戦争を経験したベニテスが、戦争の悲惨さを訴えたわけです。 そしてこのスピーチが、ベニテスに票が集まるきっかけとなります。風穴が空いたシーンは、古い体制に新たな光(ベニテスの選出)が差し込むことへの暗示でした。 また、それまで注目候補でなかったベニテスが1つのスピーチによって新教皇に選ばれる流れは、現実世界の現教皇・フランシスコ教皇の選出時と類似しています。 当時無名だったフランシスコ教皇が総会で話した「権力争いなどの内向きな力が強い体制を脱し、地理的・心理的辺境まで布教すべき」という、熱のこもったスピーチが当選につながりました。

シスター・アグネスと家父長制の変化

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修道女(シスター)たちは枢機卿たちをお世話する、いわば裏方の存在です。しかし中盤では、シスター・アグネスが「私たち修道女は目に見えぬ存在ですが神は目と耳を下さった」と反旗を翻します。 アグネスはトランブレがアデイエミを陥れるために、シスター・シャヌミをバチカンへ転任させたと暴露。トランブレは信頼を失い、有力候補から失墜しました。 映画と同様、現実のカトリック教会も「家父長制」が色濃く残っています。女性は聖職者にはなれません。もちろん教皇選挙は枢機卿が有権者となるため、参加できるのは男性のみ。 そうしたカトリック協会の「家父長制」へのアンチテーゼとして、アグネスやベニテスといった女性性を持つ人物が物語を大きく動かしました。 映画のラストでは、ベニテスを黙認したローレンスが窓を開け、中庭の修道女たちを眺めます。和やかに笑う3名の修道女の姿は、新しい教会のあるべき姿を示しているのです。

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【実話?】現実の教皇選挙(コンクラーベ)との違い

教皇選挙
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コンクラーベはシスティーナ礼拝堂が会場となり、煙突から出る煙が黒いものなら未決、白いものなら決定となります。コンクラーベが行われる期間は世界中が注目し、選挙の行く末を煙の色とともに固唾を飲んで見守るほどの一大イベントです。 しかしその舞台裏はわずかな関係者しか知ることが出来ず、外部の介入や圧力は一切遮断されています。そんな知られざる裏側を描いているのが、映画『教皇選挙』なのです。 選挙というだけあって、投票者であり候補者でもある枢機卿たちは水面下で政治家顔負けの権力闘争を行い、情勢を読み合っています。票が割れて分断されたその様は、まるで現代社会の縮図のよう。ダン・ブラウン原作の映画『天使と悪魔』でもコンクラーベが舞台に使われましたが、本作はこの選挙に焦点を当てて内幕により迫っています。 『教皇選挙』は閉ざされたコンクラーベの内幕を想像も駆使して描いている点では、確かに実際の選挙と相違があるかもしれません。しかしフィクションたる映画だからこそできた表現であり、現実の斜め上を行く論点を提示できたともいえます。

現実でベニテスは教皇にはなれなかった?

『教皇選挙』で最終的に教皇に選ばれた無名の枢機卿・ベニテス。彼は教皇が秘密裏に任命したイン・ペクトレとよばれる枢機卿です。教皇法によれば、生前に教皇がイン・ペクトレの存在を公表しないと枢機卿としての資格がはく奪されるため、現実世界でベニテスが教皇選挙に臨むことはできません。 その一方で、実際に現実でも、立場が知られると危険が及ぶ場合などには秘密裏に枢機卿が任命されたり、無名の候補が教皇に選ばれたりした歴史が存在します。特に、現実世界での現教皇であるフランシスコ教皇はもともとラテン・アメリカ出身の無名の候補でした。彼は、枢機卿総会でのスピーチが評価されて教皇に選ばれており、作中で新教皇となったベニテスは、実在のフランシスコ現教皇を意識しているといえるでしょう。

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【感想】意外で攻めているラストに唸る!分断する現代社会の縮図?

ジャンルとしては、政治スリラーかサスペンス仕立てのヒューマンドラマである本作。世界各国の枢機卿・修道女が集まって絶対的権力を持つ教皇を決めるという構図は、まさに政治的駆け引きがものをいう「選挙」そのものです。リベラル派と伝統主義の保守派で真っ二つに分断されている様子は、何やら先のアメリカ大統領選挙を彷彿とさせます。 ゴールデン・グローブ賞で脚本賞、アカデミー賞で脚色賞ノミネートというだけあって、緻密なストーリーテリングが展開されます。 何と言っても一番の見どころは、選挙の裏で起こるドロドロの人間ドラマです。ローレンスの視点から徐々に明らかになる不正や嘘。教会という神聖な現場で起こる私利私欲にまみれた心理戦は、二転三転していき全く先が読めません。 性的スキャンダルや、いまだ男性優位社会であるカトリック教会の元首がインターセックスであるという結末は、すでにSNSで話題沸騰中。レイフ・ファインズをはじめとした、渋くて層が厚いキャスト陣にも注目です!

映画『教皇選挙』のキャスト

ローレンス枢機卿役/レイフ・ファインズ

教皇選挙
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教皇選挙を取り仕切ることになるローレンス枢機卿を演じるのは、イギリス出身の俳優レイフ・ファインズです。 ナチス将校役を演じた『シンドラーのリスト』や主演作『イングリッシュ・ペイシェント』(1996年)で高い評価を受けた他、「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート役やダニエル・クレイグ版「007」シリーズのM役を務めています。

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ベリーニ枢機卿役/スタンリー・トゥッチ

教皇選挙
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ローレンス枢機卿が推すリベラル派候補者のベリーニ枢機卿を演じるのは、アメリカ出身の俳優スタンリー・トゥッチです。 アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞で助演男優賞にノミネートされた『ラブリーボーン』(2009年)や、「ハンガー・ゲーム」シリーズのシーザー・フリッカーマン役で知られています。

シスター・アグネス役/イザベラ・ロッセリーニ

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男性優位のバチカンで事の成り行きを見届けるシスター・アグネスを演じるのは、イタリア出身の俳優イザベラ・ロッセリーニです。 デヴィッド・リンチ監督の『ブルーベルベット』(1986年)や『ワイルド・アット・ハート』(1990年)などに出演しています。

監督はエドワード・ベルガー

『教皇選挙』の監督を務めるのは、Netflix配信の映画『西部戦線異状なし』(2022年)でアカデミー賞4冠に輝いたエドワード・ベルガー監督。ドイツ出身の映画監督で、2025年にはコリン・ファレル主演の心理スリラー『The Ballad of a Small Player (原題)』がNetflixで配信される予定です。

映画『教皇選挙』の結末をネタバレ解説しました

アカデミー賞ノミネートで話題の映画『教皇選挙』は、日本でも2025年3月20日から劇場公開されます。知られざるバチカンの裏側を、ぜひ映画館で目撃してみてください!