1,幻の『アメイジング・スパイダーマン3』
2012年に『スパイダーマン』シリーズのリブートとして公開された『アメイジング・スパイダーマン』と、その続編となる2014年公開の『アメイジング・スパイダーマン2』に続く第3作として製作予定でしたが、前2作が思うような興行成績が上げられなかったとして製作がキャンセルされてしまいました。
この他にも、『スパイダーマン』シリーズの悪役が集合するスピンオフ映画『ザ・シニスター・シックス』も予定していましたが、こちらもキャンセルされています。結局シリーズはディズニー傘下のマーベルスタジオと提携しての再リブートとなり、主演もトム・ホランドに変えた『Spider-Man:Homecoming』(原題)として2017年夏公開を予定しています。
なお、トム・ホランド版スパイディは、2016年4月公開の『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』で既にお披露目されています。
2,『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』
arsktm
迫力がすごい。興味ある方は映画館で観ることをオススメします!ベンアフレックのバットマンよかったです。バットマンとスーパーマンなら能力的にスーパーマンが強いでしょとか思いながら観に行きましたがそうでもなく。戦い方、かっこいいバットマンの乗り物、悪役など色々見応えあって面白かったです。そして、そう終わる?!という結末です。続編があるかも?期待してます。笑
2013年の『マン・オブ・スティール』の続編として、当初は2015年7月17日全米公開を予定していましたが、充分な準備期間をとることで「ビジョンを完全に実現するため」という理由により、公開日を2016年5月6日に延期することを発表しました。
最終的には日にちが若干繰り上がり、3月26日に全世界同時公開となりました。
3,『Too Young To Die! 若くして死ぬ』
修学旅行中に起こった観光バスの転落事故により地獄に堕ちてしまった男子高校生が、現世に戻ろうと地獄にある農業高校の軽音楽部顧問・キラーKの、文字通り“地獄の特訓”を受けることとなるという、理不尽コメディ。
当初は2016年2月6日公開予定でしたが、劇中で起こるバス事故が、同年1月15日に発生した軽井沢スキーバス転落事故を連想させるとして、6月25日に公開が延期されました。
4,『不屈の男 アンブロークン』
Takeshi__Tagawa
赦す生きざまはカッコイイ
第二次世界大戦時に日本軍捕虜になった米空軍兵士にして元五輪選手のルイ・ザンペリーニの半生を、名女優アンジェリーナ・ジョリーが監督しました。
「日本軍の容赦ない虐待行為が描かれている」という前情報が先行しすぎたせいか、“反日映画”というレッテルが貼られ、日本での公開を阻止しようとする輩も登場したことにより、2015年春に公開を予定していた東宝東和は中止を余儀なくされてしまいました。
その後公開求める署名活動などが起こったのち、独立系会社ビターズ・エンドの配給により2016年2月6日に東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムでの公開を皮切りに、ようやく陽の目を見ました。
5,『アバウト・レイ 16歳の決断』
16歳のトランスジェンダーの男子レイと、レイを見守る家族の姿を追い掛けるヒューマンドラマ。ショートカット姿のエル・ファニングが悩める男子レイを熱演しています。
全米公開は2015年9月18日を予定していましたが、幾度の延期を経てついに無期延期となっていまい、その余波を受けて日本でも2016年1月22日からの劇場公開が中止となりました。
中止の理由として、本作の製作開始から完成直後の間に、アメリカ国内でのトランスジェンダーに関する認識が急激に変化していったことが関係していたのではともいわれていますが、真偽のほどは不明です。
6,『ファンタスティック・フォー』(2015年版)
heshinseiya
リブートなので前作と比べてしまいますけど、ディズニーが作るマーベル作品とは路線違いでこれはこれでアリ。リードの天才ぶりと能力を身につけるまでが詳細なのも良かったんじゃないかと…ただ、戦闘シーンが謎の惑星でアクションもショボいけど、続編あるんだから観ときましょう。
マーベルキャラクターとして最初に誕生したヒーロー・チームを描いた、2005年と2007年に製作された映画の2015年版リブート。全米公開前から内容の低さを指摘する声が上がったり、監督のジョシュ・トランクがツイッターで製作陣とのトラブルを示唆するつぶやきを行ったりと、とかく不穏な雰囲気が漂っていました。
そしていざ2015年8月7日に全米公開されるも、週末の興行収入ランキングで推計2620万ドル(約32億5500万ドル)と振るわない結果に。これを受け、2017年6月に公開予定していた第2作目の制作が中止されてしまいました。
7,『エラゴン 遺志を継ぐ者』
doshira
結構気に入ってたのに。続編まだかな
アラゲイジア帝国を舞台に、17歳の少年エラゴンが、森の中で見つけたドラゴンとともに、邪悪な王によって滅ぼされた伝説の「ドラゴンライダー」を復活させる旅に出ます。
全世界でベストセラーになったファンタジー・ノベルの映画化で、当初は三部作を予定していましたが、この作品が思うようなヒットとならずに中止となりました。
8,『スター・ウォーズ/エピソード8』
tophelos
当初は9部作予定だったこのシリーズ。良くも悪くもルーカスの壮大な自主制作映画だったこれまでの6作品から、バトンを受けついたJJエイブラムスが、誰しもが納得できるような良い意味で最大公約数をはじき出した本作は、まさに正統な続編としての輝きに溢れていた。
…なんて御託はどうでもよくなるほど見事な出来栄え! 結局、IMAX版、3D版、2D版、吹き替え版の4バリエーションを劇場で鑑賞、できれば5回目も行きたかった。とにかく早く続きが観たい!
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の続編として、『LOOPER/ルーパー』のライアン・ジョンソン監督主導の下、2017年5月26日公開を目指して製作されていましたが、同年12月15日に延期となりました。
延期の理由としては、『フォースの覚醒』の試写を観た観客の反応などを受けて修正を行ったことによるスケジュール調整のためと云われています。
9,『大好きなクツをはいたら』
父親を亡くした11歳の少女が、父に300万円貸していたという元恋人にお金を返すため、自分を捨てた母親を探す旅に出るロードムービーとして、2011年春に公開される予定でした。
ジブリアニメ『崖の上のポニョ』の主題歌で一躍人気者となった大橋のぞみと、ソフトバンクのCMでお馴染みの“お父さん犬”カイくんの共演が話題でしたが、製作資金が滞ってしまい撮影が中断状態となり、2012年3月に中止が発表されました。
さらに主演の大橋が2012年4月に学業専念を理由に引退したこともあり、永遠にお蔵入り状態となってしまいました。
10,『The Interview』(原題)
ShogoNaramoto
なんかいい映画じゃないとか、のたまわってたやつが多かったけど、コメディ好きの俺から見ても、すごく面白い作品だった❗
CIAに北朝鮮の金正恩第一書記の暗殺を命じられた、トーク番組の司会者2人の珍騒動を描いたブラックコメディ。2014年12月の全米公開を皮切りに全世界で公開される予定でしたが、サイバーテロリストを名乗る集団による劇場脅迫予告を受け、公開規模が大幅に縮小されてしまいました。
この余波を受けてか日本での劇場公開およびDVD販売も、2016年6月現在メドが立っていない状態です。輸入盤DVDはリリースされているので、どうしても観たい人はそちらをどうぞ(ただし日本語字幕や音声は未収録)。