2017年7月6日更新

【出演わずか1回だったやつも!】なんという存在感!恐ろしい印象をもつホラーキャラクター10選

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1.チャッキー/『チャイルドプレイ』

1988年に第1作目が公開され、2013年の『チャイルド・プレイ-誕生の秘密』までの6作品がこれまでに公開されています。 チャッキーは殺人鬼の魂が乗り移った人形ですが、人間になるために肉体を乗っ取ろうと次々と人間を襲っていきます。キッチンナイフを振りかざしているチャッキーの画像は有名ですね。チャッキー自身も映画の最後には人間たちにバラバラにされたり、焼かれたりして死んでしまいますが、結局は魂が残っているため、人形が複製されるたびに乗り移り、何度も生き返ります。 USJでハロウィン時期に行われているホラーナイトでは、限定アトラクションの一つとして「チャッキーのホラー・ファクトリー」を実施。大好評により、2014年より3年連続開催されています。それによって、『チャイルドプレイ』の人気が急上昇! 2015年2月に、『チャイルド・プレイ7』の脚本の執筆をドン・マンシーニ監督がほのめかしていますし、続編が公開されれば大ヒット間違いなしですね。

2.ペニーワイズ/『IT』

2016年のハロウィン時期にアメリカを発端とした世界各地で、不気味なピエロの姿をして人を脅かすという悪質ないたずらが横行していたのは、記憶に新しいと思います。なぜピエロの格好なのか……それはペニーワイズが基となっているのです。 ペニーワイズは、実在する連続殺人鬼をモデルにした1990年のアメリカ映画『IT』に出てくるピエロの格好をした悪魔。メイン州デリーに30年毎に現れ、かみそりのように鋭い歯で子どもばかりを狙って殺していきます。この作品を見て、ピエロ恐怖症になる人が続出したのは言うまでもありません。 2017年9月にはリメイク版『IT』が全米公開されることが決まっています。このリメイク版は2部で構成され、2016年9月にはすでに前半の撮影は終わっているようです。当初の脚本を修正したことで、R指定の映画となる予定だと言われています。

3.キャンディマン/『キャンディマン』

キャンディマンはアメリカ人の間で都市伝説となっているモンスターで、鏡の前で「キャンディマン」を5回唱えると怪物が現れ、その人の命を奪うという伝説です。この伝説は『キャンディマン』のタイトルで1992年にアメリカで映画化され、その後もう2作品公開されました。 黒人男性が長いトレンチコートを着て、フックのついた手で自分を呼び出した人間を殺してしまうのですが、元々この怪物は奴隷だった男性の息子で、禁断の恋を咎められ殺された後、復讐をしに蘇ってきたものです。誰彼となく殺害するのではなく、人間に対して恋心や家族愛を感じる場面もあります。 とはいえ、2作目・3作目と少し矛盾するストーリー展開もあり、一般的評価は少し辛口のようです。

4.ジェイソン・ボーヒーズ/『13日の金曜日』

ホラーキャラクターといえば、やっぱりこれ!『13日の金曜日』シリーズに登場するジェイソン・ボーヒーズです。第1作は1980年公開。その後、スピンオフ『フレディVSジェイソン』とリメイク版を含め、12作品が公開されています。 ジェイソンといえば顔を覆うホッケーマスクですが、意外にも第3作目以降のスタイルで、2作目までは布袋を被っていました。彼がマチェットや斧を用いて殺した人数は300人以上。彼自身何度か絶命していますが、落雷や切断された電気ケーブルによる感電などで何度も蘇生しており、「不死身の殺人鬼」はジェイソンの代名詞となっています。 2013年にリメイク版の製作が発表されましたが、その後何度か変更され、13日が金曜日となる2017年10月13日に全米公開予定となりました。今回の『13日の金曜日』はなんと通算13作目!設定を一新した完全新作となるようです。どんな恐怖が私たちを襲うのか……身震いしながら楽しみに待っていましょう!

5.フレディ・クルーガー/『エルム街の悪夢』

フレディ・クルーガーは、1984年に第1作目が公開された『エルム街の悪夢』シリーズに出てくる殺人鬼です。シリーズは1994年の第7作までと、『13日の金曜日』の殺人鬼ジェイソンとのコラボ作品『フレディVSジェイソン』(2003)、第1作目のリメイク版『エルム街の悪夢』(2010)を含めた9作品に登場しています。 フレディーは夢の中で人を襲い、右手にはめられたかぎ爪で人を殺します。しかし、実際目覚めてみると夢で負わされた傷がその人に残っており、ついには本当に死んでしまうのです。登場した9作品で、主に子どもたちを狙い42人を殺害しました。 しかし、フレディは冷徹なだけの殺人鬼ではありません。その証拠に人々からの評価も高く、「アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100」の悪役部門で40位に選ばれています。これは45位の『バットマン』のジョーカーを上回る順位です。 ちなみに、この作品でジョニー・デップは、主人公ナンシーの恋人役で映画初出演を果たしています。

6.レザーフェイス/『悪魔のいけにえ』

1974年の公開をはじめとする『悪魔のいけにえ』シリーズに登場する殺人鬼レザーフェイス。名前の示すとおり、顔に皮でつくられたマスクを被っていますが、この皮は人間の皮です。人間を襲ってはその骨で家具を作ったり、肉を使ってソーセージを作ったりと残虐極まりありません。 レザーフェイスが人を襲う時に使うのはチェーンソー。「チェーンソーといえばジェイソン(『13日の金曜日』)」のイメージがありますが、ジェイソンは使ったことがなく、実は本当にチェーンソーを武器として使っていたのはレザーフェイスです。 根強いファンも多く、2015年には公開40周年記念版としてブルーレイが発売されました。よりクリアな画面であの場面が復活するとなると……ちなみに、『クリムゾン・ピーク』の監督であるギレルモ・デル・トロは、この映画を観たあと、4年間肉類を食べることができなかったそうです。これから観ようと思われる方は「要 覚悟」です! 2015年に、シリーズ8作目となる『レザーフェイス(原題)』が製作されることが発表され、その後ポスターも発表されました。新作は『悪魔のいけにえ』シリーズ第1作目の前の話になるようですが、公開時期などはまだ未定です。

7.ステイパフト・マシュマロマン/『ゴーストバスターズ』

『ゴーストバスターズ』は、3人の科学者が科学的に幽霊退治に挑むSFコメディー映画です。1984年に公開され、大ヒットしました。最強の敵「破壊神ゴーザ」がお菓子のマスコットキャラクター「マシュマロマン」に変身し、ニューヨークの街を破壊します。 マスコットらしいキュートな笑顔のままで建物を踏み潰し、ゴーストバスターたちを殺そうとしていくところにギャップはありますが、ホラー的要素とコメディー的要素がうまくまざり合って、より恐怖をかき立てます。特に最後の決戦シーンは必見です。 1989年の続編『ゴーストバスターズ2』、2016年のリブート版『ゴーストバスターズ』ではマシュマロマンは登場していませんが、『ゴーストバスターズ』といえば「マシュマロマン」が思い浮かぶ象徴的な存在となっています。

8.山崎麻美/『オーディション』

1999年に公開された日本映画の『オーディション』。その残虐さから、2000年に行われたロッテルダム国際映画祭では記録的な人数の途中退出者を出すほどでした。効果音がより恐怖心をあおります。 初めは、美しい女性と孤独な男性のロマンス映画のようですが、途中から豹変していきます。過去に児童虐待を受けたことのある山崎麻美は愛の表現として、体を切断するなどの拷問を行います。しかもその拷問シーンは本当に吐き気がするほどの残虐なものですが、麻美は極めて美しく、そして冷静に拷問を行うのです。 とはいえ、2007年のアメリカTIME誌では「ホラー映画トップ25」に選ばれるなど、海外での評価は非常に高く、2014年にはハリウッドでリメイクされる話もありましたが、実現しませんでした。またあの恐怖が蘇るとなると……リメイクされなかったことを感謝すべきかもしれませんね。

9.Dr.フィリップ・K・デッカー/『ミディアン』

この作品で精神科医であり、裏では連続殺人鬼であるDr.デッカーを演じるのはデヴィッド・クローネンバーグ。彼はカナダを代表する映画監督としてカルト映画作品を手がけており、『スキャナーズ』(1980)や『ザ・フライ』(1986)では観客を恐怖で震え上がらせました。 猟奇的殺人鬼になる時にデッカーは目の箇所がボタンであるマスクを被りますが、それは本当に身の毛のよだつ狂気的な様相です。デヴィッド・クローネンバーグは上品な装いの精神科医と猟奇的殺人鬼をうまく演じ分けています。 にもかかわらず、この作品には続編が作られる気配はなく、正直、失敗した感があります。なぜデッカーが夜の種族と人間を仲違いさせたかったのか、そのためになぜあんなに残虐な手段を選んだのか……いろいろと疑問点が残るストーリー展開も失敗の理由の一つかもしれません。

10.「それ」(生き霊)/『イット・フォローズ』

ホラー映画として高い評価を受けているアメリカ映画『イット・フォローズ』は、日本では2016年に公開されました。 「それ」は性交渉によってうつされていき、うつされた人にだけ見えます。しかもさまざまな人に形を変えながら、ゆっくりではありますが確実にその人に近づき、死への恐怖を募らせていきます。 この作品はホラー映画であるにもかかわらず、アメリカをはじめ、世界各国の映画賞にノミネートや受賞をされました。それだけヒットしたにもかかわらず、今のところ続編が作られていません。 それはある意味、今分かっている以上の解釈を必要としないからなのかもしれません。「なぜ~したのか」「もし~したら」という余韻がミステリアスさをより一層引き立てているのでしょう。