大人気「シュレック」シリーズのスピンオフ作品!見た目は可愛いけど中身はワイルドでかっこいい!
ドリームワークス・アニメーションの映画『シュレック』シリーズに登場した長ぐつをはいたネコの”プス”が主人公となったスピンオフ映画『長ぐつをはいたネコ』(原題『Puss in Boots』)。『シュレック2』から登場し一躍人気を集めたプスの、シュレックと出会う以前の物語が描かれています。
『シュレック3』の監督であるクリス・ミラーが引き続き監督を務め、2011年10月28日に北米で封切りされたのち日本では2012年3月17日に公開。世界での興行収入が5億ドルを超えた『長ぐつをはいたネコ』のあらすじやキャストを一挙ご紹介していきます。
『長ぐつをはいたネコ』あらすじ
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シュレックと出会うずっと前、孤児院で育てられた長ぐつをはいたネコの”プス”は無実の罪で街を追われお尋ね者となっていました。故郷を離れ旅を続けていたプスでしたが、流れ着いた街で幼なじみの旧友ハンプティ・ダンプティと再会。
さらに謎めいたキレ者の美女猫・キティも仲間に加え、“永遠に富をもたらす”という伝説がある「魔法の豆」を探す旅に出掛けます。
無実の罪を晴らして再び故郷に戻る為、街の悪党ジャック&ジルから魔法の豆を盗み出そうと決意したプス。しかしそんな純粋な想いとは裏腹に、プスの想像を遥に超える冒険と罠がプスの前に待ち構えていました。
『シュレック』から引き続き、日本語版吹き替えは竹中直人が務める!
本作の主人公・プスの声は、『シュレック』シリーズ同様竹中直人(たけなかなおと、1956年3月20日生)が務めています。プスは可愛らしいルックスながらも中身はワイルドでかっこいい役柄なことから、竹中の男らしい重低音の声がとてもマッチしているとファンの間でも好評でした。
竹中は俳優ながらも声優の仕事も多くこなしており、1995年の映画『バットマン・フォーエヴァー』のヴァル・キルマー演じるバットマン役や、『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズのサミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリー役などの日本語版吹き替えを担当しています。
その他、2000年の映画『劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王 ENTEI』の エンテイ役や2009年の映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の主要ゲスト・金獅子のシキ役など人気アニメのゲスト声優にも抜擢されており、声優界などでもマルチに活躍している実力派です。
字幕版はアントニオ・バンデラス
『シュレック2』の監督が長ぐつをはいたネコ・プスの声優に抜擢したのは、セクシーでマッチョのイメージが強いラテン系俳優・アントニオ・バンデラス(本名ホセ・アントニオ・ドミンゲス・バンデラス、1960年8月10日生)でした。
『デスペラード』や『マスク・オブ・ゾロ』、『スパイキッズ』シリーズなどが代表作にあるアントニオですが、竹中同様『シュレック2』からプスの声を担当。字幕版ではセクシーでカッコイイ、アントニオバージョンの長ぐつをはいたネコが楽しめます。
『長ぐつをはいたネコ』の脇を固める豪華な声優陣!
ハンプティ・ダンプティ:ザック・ガリフィアナキス/勝俣州和
ハンプティ・ダンプティは卵の形をしたプスの兄弟分。かつて相棒だった2人ですが、ある事件でプスが故郷を離れてから実に7年ぶりに再会を果たします。その後プスたちはハンプティの提案で魔法の豆を探す旅に出掛けますが、プスの運命を左右していく重要なキャラクターです。
ハンプティはプスが故郷を離れることとなった元凶をつくった張本人でもあります。
ハンプティ・ダンプティの声を務めるのはアメリカのコメディアン、ザック・ガリフィアナキス(1969年10月1日生)です。もともとコメディアンとして活躍してましたが、俳優としては2009年の映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』で演じた実家暮らしの中年ダメ男役で一躍有名になりました。
その後役者としても確固たる地位を築き、『なんだかおかしな物語』や『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』など様々な作品に出演しています。
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日本語吹き替え版では、CHACHAの元メンバーでアイドルだった勝俣州和(かつまたくにかず、1965年3月12日生)がハンプティ役を務めています。
かっちゃんという愛称で親しまれ、現在ではバラエティ番組での露出が目立ちますが1994年の映画『マーヴェリック』のトニー役(金曜ロードショー版)や、2010年の映画『昆虫探偵ヨシダヨシミ』など声優としても活躍しています。
キティ・フワフワーテ:サルマ・ハエック/本田貴子
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魔法の豆の噂を聞きつけ盗み出そうとしたプスの前に突如現れた謎のメス猫・キティ。覆面姿で現れたキティは、ジャックとジルの持つ魔法の豆を盗む機会を伺っていたハンプティの仲間でした。猫好きには堪らない、セクシーでチャーミングな美猫です。
そんな魅力的なキティの声に抜擢されたのはメキシコ出身の女優サルマ・ハエック(1966年9月2日生)です。
ロバート・ロドリゲス監督の1995年の映画『デスペラード』のヒロイン役を演じた事で一躍有名となりその後の2002年『フリーダ』の主演を務めたハエックは2009年の『ダレン・シャン』、2016年の『五日物語 3つの王国と3人の女』などに出演。
近年ではテレビドラマ『アグリー・ベティ』の制作総指揮を務めるなど、作品のプロデュースも手掛けています。
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日本語版キティを演じるのは声優・本田貴子(ほんだたかこ、1972年8月14日生)です。アニメ声優の他、映画やドラマの吹き替えではミラ・ジョヴォヴィッチやヒラリー・スワンク、サンドラ・ブロックなど大物女優の声を多く担当。
代表作として『バイオハザードシリーズ』のアリス役や『ブラック・ダリア』のマデリン・リンスコット役、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のリンダ・シェル役などがあります。
ジャック:ビリー・ボブ・ソーントン/辻親八
とある街に暮らす悪党夫婦・ジャックとジル。伝説として語り継がれる魔法の豆をジャックらが手に入れたと聞きつけ、プスらは盗み出そうと画策していきます。
そんなジャックの声を演じたのは俳優や映画監督も手掛けるビリー・ボブ・ソーントン(1955年8月4日生)です。代表作に『スリング・ブレイド』や『アルマゲドン』、『ラブ・アクチュアリー』などがあり、プライベートでは女優のアンジェリーナ・ジョリーと結婚・離婚したことで世間を賑わせました。
日本語吹き替え版では俳優としても活躍している声優・辻親八(つじしんぱち、1956年10月20日生)がジャック役を演じました。ゲイリー・オールドマンやコルム・ミーニイ、アレック・ボールドウィンの吹き替えを多く担当しており、『ハリー・ポッター』シリーズのシリウス・ブラック役や『スタートレック』シリーズのマイルズ・アブライエン役などが有名です。
署長:ギレルモ・デル・トロ/中村浩太郎
脇役ですが大事な役割を務めるプスの故郷の警察署長役を、今作の製作総指揮も務めたギレルモ・デル・トロ(1964年10月9日生)が演じました。
『ミミック』や『パンズ・ラビリンス』、『ホビット』シリーズや『パシフィック・リム』など監督として大ヒット作品を手掛けてきた世界的ヒットメイカーで、日本アニメが大好きと公言している監督です。自らが声優として出演し、今作の話題づくりに貢献しています。
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日本語版では声優の中村浩太郎(なかむらこうたろう、1963年5月24日生)が署長役を演じています。『トランスフォーマー』シリーズのメガトロン役の吹き替えの他、声優・大塚周夫の死後、『ソニックシリーズ』のドクター・エッグマン役を引き継ぐなど、主に洋画の吹き替えにおいて中年男性や初老のおじさんの役で活躍中の声優です。
2018年11月に全米で続編公開が決定!
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2014年6月、ドリームワークス・アニメーションが『長ぐつをはいたネコ』の続編の公開予定があることを発表しました。
ドリームワークスは2018年末までのラインナップを公開。『マダガスカル4(原題)』や『ザ・クルーズ2(原題)』との並びに、『長ぐつをはいたネコ』の続編となる『プス・イン・ブーツ2:ナイン・ライブス&40 シーブス(原題)』も名を連ねています。
全米での公開は2018年11月2日が予定されており、日本での公開時期は未定。2018年末から2019年にかけての公開が予想されます。主役となるプスの声優は前作から引き続きアントニオ・バンデラスが続投することが決定していますが、その他のキャストは未だ公表されていません。今後の情報開示に期待ですね。