「ウィキッド」エルファバは最後死亡する?それとも生きてる?なぜ緑なのかも解説
「ウィキッド」の主人公で、童話『オズの魔法使い』では悪役「西の悪い魔女」として知られるエルファバ。いったい彼女はどんな人生を送り、なぜ「西の悪い魔女」になったのでしょう。 この記事では、エルファバが「西の悪い魔女」になった経緯から、死の真相・肌が緑色の理由、ほかのキャラクターとの関係まで詳しく紹介します。 ※この記事には、映画『ウィキッド ふたりの魔女』『ウィキッド 永遠の約束』の結末に触れています。結末を知りたくない人はご注意ください。
「ウィキッド」エルファバはなぜ緑色?悪い魔女になった理由とは

| キャスト | ブロードウェイオリジナルキャスト:イディナ・メンゼル 映画:シンシア・エリヴォ |
|---|---|
| 家族 | 父、母・メレーナ、妹・ネッサローズ |
エルファバは生まれつき緑色の肌を持って生まれ、父親から嫌悪されて育ちました。エルファバは母と不倫相手の間の子で、彼女が緑色の肌をしているのは、不倫相手が母に飲ませた緑色の薬のせいです。 緑はアメリカでは不吉な色とされており、エルファバは周囲の多くの人からも誤解され、幼いころから迫害を受けます。実際は真面目で優しい心を持つエルファバは、父の言いつけのとおり、脚の悪い妹ネッサローズを献身的に支えていました。 また彼女は強い魔力を持ちながらも、周囲の人からの視線を恐れ、それを抑え込んでいました。しかし妹ネッサローズの入学式で強い魔力を見せたエルファバは才能を見出され、妹と同じシズ大学へ入学することになります。 そして彼女は人気者のグリンダと同室になることに。当初はお互いに嫌い合っていたふたりでしたが、あることをきっかけに友情を育み、親友と呼べる仲になっていきました。 やがてふたりは、それぞれのやり方で巨悪に立ち向かうことになります。
エルファバはなぜ西の悪い魔女に?

父に疎まれクマの乳母に育てられたエルファバは、動物たちに親近感を持っていました。 しかしオズの魔法使いは、自らの支持を得るために動物たちを悪者にし、排斥運動を行っていました。その事実を知ったエルファバは、魔法使いたちに反発。オズの魔法使いとマダム・モリブルは、エルファバを「西の悪い魔女」として危険因子扱いし、彼女をオズの国の脅威に仕立て上げます。 真相を知ったグリンダが誤解を解こうとするも、エルファバは自分が「西の悪い魔女」でいつづけることで人々を団結させ、グリンダがそのリーダーになることを望んだのです。
エルファバは水で死亡した?生きてるのか解説

映画「ウィキッド」の冒頭のシーンで語られ、『オズの魔法使』(1939年)で描かれたように、「西の悪い魔女」はドロシーが水をかけたことによって、溶けて消えてしまいます。残されたのは、黒い三角帽子と緑色の薬瓶だけでした。 しかし実はエルファバは死んでおらず、「水に溶けて死ぬ」という噂を利用して、魔法で姿を消して逃げ延びたのです。 実は原作小説では、ミュージカル版や映画版と異なり、エルファバは本当に水に溶けて命を落としています。
エルファバはかわいそう?その後を考察

「悪役」として死んだことにされたエルファバを、「かわいそう」と思う人は多いようです。 しかし生きていた彼女は、カカシとして生き延びたフィエロとともに、オズの国の外に逃げました。誰からも愛されずに育ったエルファバは、最も愛する人に愛されて、幸せになる結末が用意されていたのです。
エルファバとグリンダの友情を解説!ダンスシーンの意味は?

グリンダはのちに「北の善い魔女」になる人物です。華やかで美しく勝ち気な彼女は、美貌と知性で出世することを夢見ています。また魔法に強いあこがれがありますが、その才能はまったくありません。 真面目で地味なエルファバとは大学の寮で同室になり、当初はお互いに相手を嫌っていました。彼女はほかの学生たちと一緒にエルファバをのけ者にします。 あるときグリンダは、エルファバを笑い者にしてやろうと黒い三角帽子を渡しダンスに誘います。エルファバにとってその帽子は初めて友人からもらったプレゼントでした。 しかしダンスホールにやってきたエルファバは、周囲の反応からグリンダの真意を悟ります。「誰の目も気にしていないふり」をして踊り出す彼女の心情を察したグリンダ。さらにマダム・モリブルがエルファバに頼まれたと彼女に魔法の杖を渡したことで彼女の優しさに気づきます。 2人は一緒に踊り、それ以降は親友になります。 しかし『ウィキッド ふたりの魔女』のラストでは2人は別々の道を選ぶことに。そして続編の「永遠の約束」では正反対の道を歩む2人が描かれ、フィエロをめぐる三角関係になったことで2人がケンカする場面もあります。
妹・ネッサローズとの関係は?

ネッサローズは、エルファバの脚の悪い妹です。母が彼女を妊娠したとき、父は次の子がエルファバのように緑色にならないように、白いものばかりを食べさせたことが原因で、脚が悪くなってしまいました。また、彼女を出産する際に母親は亡くなっています。 ネッサローズは姉とは対象的に父に溺愛されて育ち、エルファバは彼女を献身的に支えていました。父はシズ大学に進学する彼女に、母の形見である宝石を散りばめた銀色の靴を贈り、その旅立ちを祝います。 大学ではグリンダのはからいでマンチキンの男性ボックに出会い恋をしますが、彼はグリンダに心を奪われていました。 「永遠の約束」では、亡き父の跡を継いでネッサはマンチキン国の総督となり、ボックが彼女の補佐をしています。逃亡中のエルファバは父の葬儀に来られず、姉妹の仲は険悪になってしまいました。 グリンダへの想いを捨てきれないボックは、あるときネッサに別れを告げます。激怒したネッサはマンチキン族が国外へ出られないようにするなど、圧政を敷きます。こうして彼女は、「東の悪い魔女」と呼ばれるようになりました。 その後、グリンダがエルファバの弱点としてネッサの存在を告げると、マダム・モリブルは天気を操り、竜巻に飛ばされてきたドロシーの家の下敷きになってネッサは命を落としてしまいます。
フィエロとの恋はどうなる?

フィエロはオズの西にあるウィンキー国のハンサムな王子で、プレイボーイとして知られています。 素行が悪く、数々の学校を追い出された彼はシズ大学に転入し、エルファバやグリンダと出会いました。自由気ままで何事も深く考えない彼は、刺激的なアイディアに満ちた人物です。そんな彼は次第にエルファバとグリンダの間で心が揺れ動くようになり、ふたりの友情が試されることに。 「永遠の約束」の冒頭で、フィエロはグリンダと婚約しますが、彼は最終的にエルファバを選びます。群衆の前でエルファバをかばった彼は兵隊たちから暴行を受け、エルファバはとっさに彼を不死身にする呪文をかけます。 ドロシーが故郷に帰ったあと、カカシになったフィエロは彼女を迎えに行き、2人でオズの国をあとにするのでした。
エルファバの本当の父親は?強大な魔力の理由とは

なぜか1人だけ緑色の肌と強大な魔力を持って生まれたエルファバ。彼女がそのように生まれついた理由はなんだったのでしょうか。 グリンダは、エルファバが消えたあとに残された緑色の薬瓶をオズの魔法使いに突きつけます。実はオズの魔法使いこそがエルファバの実の父親だったのです。彼女が人と違う特性を持って生まれてきたのは、人間界の者とオズの者の混血だったためでした。オズの魔法使いもその事実は知らなかったようで、呆然とします。 エルファバの母親はオズの市民ですが、魔法使いではありません。しかし2つの異なる世界に住む人間の間に生まれたため、エルファバは特別な力を持っていたのです。
エルファバを演じたキャストを解説!吹き替え声優は誰?
シンシア・エリヴォ

(画像左) 映画「ウィキッド」でエルファバを演じるのは、シンシア・エリヴォです。イギリス出身の彼女は『シスター・アクト〜天使にラブソングを〜』の2011年イギリスツアーで主人公デロリス・ヴァン・カルティエ役に抜擢。2013年の『カラーパープル』ロンドン公演と2015年のブロードウェイ公演で主人公のセリーを演じた際には、トニー賞ミュージカル主演女優賞を受賞しています。 2019年には映画『ハリエット』でアメリカの奴隷解放運動家ハリエット・ダフマンを演じ、アカデミー賞主演女優賞と歌曲賞にノミネートされるなど、高い評価を受けました。
高畑充希

日本語吹替版でエルファバの声優を務めているのは、俳優の高畑充希です。 2005年にデビューし、ミュージカル『ピーターパン』で8代目ピーター・パンを務めるなど、舞台を中心に活躍した彼女は、2016年には朝ドラ『とと姉ちゃん』でヒロインを演じました。 声優としては、2015年の『シンデレラ』のシンデレラ役、2023年の『バービー』のバービー役などを務めています。
「ウィキッド」エルファバを徹底解説!彼女が最後に下す決断とは

この記事では、「ウィキッド」の主人公エルファバについて「西の悪い魔女」になった経緯から、死の真相や、他の登場人物との関係性まで解説しました。 2026年3月6日には続編『ウィキッド 永遠の約束』が公開されています!心優しい性格ながら「西の悪い魔女」として迫害されたエルファバの行方をぜひ劇場で見届けてください。





