2017年7月6日更新

ギャングに育てられたロボット?『CHAPPIE チャッピー』のあらすじキャストまとめ

2010年公開『第9地区』においてアカデミー賞脚色賞ノミネートをはじめ、世界中で高い評価を残したニール・ブロムカンプ監督が送るSFアクション大作が届きました。 彼の描く世界観には定評があり、多くのファンがこの最新作を楽しみにしていました。今作も大きな期待を寄せられている注目作です。

見た目は攻撃ロボット、中身は生まれたての無垢なロボット

舞台は2016年の南アフリカ ヨハネスブルグ。犯罪多発地域として治安の悪いこの街で、人口知能を搭載したロボット、チャッピーが誕生します。 チャッピーと他のロボットとの相違点は感情があるということでした。考え、感じて、そして成長をするのです。。

そして、ある日予想もし得ない出来事が起こり、チャッピーはストリートギャング3人に拐われてしまいます。攻撃ロボットのチャッピーですが、中身はまだ生まれたばかりの子どもように汚れをしりません。そんな中、チャッピーは自分はバッテリーが5日間しか持たないということを知るのですが…。果たしてチャッピーはギャングの元でどのように成長するのか?

理想的なキャスティングで夢のようだ!

ニール・ブロムカンプ監督と言えば、独特のタッチで描き出した『第9地区』でSF映画の世界を変えたとまで言われた鬼才。今回も、その世界観を引き継ぐような渇いた映像が、作品全体のイメージを作りあげています。

主要キャストに起用された、ヒュー・ジャックマンと、シガニー・ウィーヴァー、そして『スラムドッグ$ミリオネア』のテーヴ・パテルについて、「自分でも驚くような夢のキャストが揃いました。」喜びを語りました。また、今作で初の悪役を演じたヒュー・ジャックマンは「悪趣味なヘアスタイルを楽しみながらこの役に挑んだ。」と冗談を飛ばすほどこの役を気に入ったようです。ニール曰く、彼の役は悪役だがとても魅力的で人を惹きつける、話し方も見た目も個性的と話しています。

元ネタは、ニール監督の短編映画『tetra vaal (2004)』?

本作の映像を観る限り、ニールが過去に手がけた短編映画の『tetra vaal (2004)』というものがベースになっているのではないでしょうか?先に紹介している『第9地区』にも、ベースになっている作品があり、それが短編映画『アライブ・イン・ヨハネスブルグ』(英題:Alive in Joburg)というものです。

ここでも短編映画をさらに拡大して長編にするという方法をとっています。どちらにせよ、完成度の高い作品へと生まれ変わっていることは間違いありません。

過去にもたくさんある、人口知能映画

現在に至るまで、人口知能を題材とした作品は数え切れないほど世の中に送り出されています。古い作品だと、1968年公開『2001年宇宙の旅』が代表作かと思います。2001年という年代がかなり未来的な要素を強調していますが、今はすでに2015年。作品の中のテクノロジーはどれほど実現しているのでしょうか?

また、2001年に公開された『A.I.』では、人間そっくりのロボットが感情を持ち、人間と相違なく生活していくシーンが印象的でした。そして、2009年公開『月に囚われた男』ではたった一人、月で資源採掘をしている主人公の話相手として、優しく労わり支える人口知能も登場しています。こうして見ると、様々な人口知能が作られていますが、根幹にあるのは人間にいかに近づき、人間と共存していくかがポイントとなってくるようです。

ファン騒然!日本版だけ無許可の編集で非難殺到

日本版では独自の編集。編集というより規制という声も

アメリカでは週末映画興行収入ランキングで1330万ドル(約16億0700万円)を叩き出し初登場首位となった映画『チャッピー』。今までにない世界観とユーモアありアクションありでそれいて感動的でもありと高い評価を受けている映画なのですが、残念なことに日本版は独自の編集が加えられ、オリジナルとは違った形での公開となるようです。このことに対し編集ではなく規制では?という声も上がっているようですが、配給会社のソニー・ピクチャーズエンタテインメントの発表によると実際には暴力描写をカットしPG12で公開できるようにしたものなのだそうです。

監督は「聞いていない」。公開を楽しみにしていた人からも落胆の声が

ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが発表したコメントの中には「米国本社と協議を重ねまして、監督の賛同を得た上で、作風を損なわない形で、」と添えられていたのですが、監督はツイッター上で「聞いていない」とコメント。PG12になるようにしということはブロムカンプ監督の作風でもある暴力描写がカットされていることが予想され、"作風を損なわない形で"というのにも矛盾が生じているのでは?と疑問視されているようです。実際オリジナル版のどのシーンがカットされているのかは公表されていませんが、日本人がショックを受けないように配慮した編集とも言われているようです。 作品を勝手にイジるというのは製作者に対しての冒涜だとも言われているようですが、どのような内容であれ編集や規制に関しての議論というのは今後も続きそうです。みなさんはオリジナルに掛けられる規制をどのように考えますか?