2017年7月6日更新

映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』キャストとあらすじ【amazon配給の話題作】

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ビッグ・シック

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映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』!激しい配給権争いを制したamazonによる初の大規模公開作品

『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』は世界最大のインディペンデント映画の映画祭として知られるサンダンス映画祭で、amazonが1200万ドルで配給権を獲得した作品です。amazonが初めて大規模公開する作品となります。 本作を巡ってはamazon、Netflix、フォックスサーチライト、フォーカスといった複数の映画スタジオが配給権を争い、その高額な配給権が話題になりました。一組のカップルが互いの文化の違いと向き合いながら、関係を深めていく姿が描かれます。 実生活でもパートナーであり本作では共同で脚本を執筆したエミリー・V・ゴードンとクメイル・ナンジアニの、実話をもとにしたラブコメディです。心温まる物語でありながら、ブラックユーモアを交えたウィットに富んだ脚本が高く評価されています。

サンダンス映画祭の注目作!映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』のあらすじ

パキスタン生まれのコメディ俳優クメイルとアメリカ人大学院生のエミリーは、出会った瞬間に惹かれ合い、付き合い始めます。二人は順調に交際を続けますが、クメイルは、家族にエミリーを紹介できずにいました。 実はクメイルの家族には、同じパキスタン人コミュニティの理想的な花嫁と結婚しなくてはならないという掟があったのです。息子が白人女性と付き合っているという事実は、家族にとっては悪夢でしかありません。 そんな時、エミリーは謎の病気を患い昏睡状態に陥ります。彼女の危機を前にクメイルは病院で初めて会うエミリーの両親や、自分の家族との関係と向き合います。

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『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』のキャスト

クメイル/クメイル・ナンジアニ

本作で脚本・主演を務めたのは、クメイル・ナンジアニです。 1978年にパキスタンのカラチで生まれたナンジアニは18歳の時にアメリカへ移り、大学卒業後、スタンダップコメディアンや俳優として活動。コメディドラマ『シリコンバレー』などに出演しています。 本作では、自分たちの実体験をもとに妻のエミリー・V・ゴードンと脚本を執筆。さらに自らクメイル・ナンジアニ本人の役を演じました。彼自身はシーア派のムスリムとして育ちましたが、現在は無神論の立場をとっています。

エミリー/ゾーイ・カザン

クメイルの恋人エミリーを演じるのはゾーイ・カザン。 1983年にロサンゼルスで生まれたカザンは、その名でピンと来る方もいるかもしれませんが、『波止場』や『欲望という名の電車』で知られる巨匠・エリア・カザンの孫です。 イェール大学で演劇を修めた後、ブロードウェイの演劇で活動。2012年の『ルビー・スパークス』で主演と脚本を務め、注目を集めました。同作で共演したポール・ダノとは長年の恋人関係にあります。

ベス/ホリー・ハンター

エミリーの母親ベスを、ホリー・ハンターが演じます。 1958年ジョージア州で生まれたハンターは、1981年映画『バーニング』でデビュー。コーエン兄弟監督の『赤ちゃん泥棒』で注目を集めました。1993年、『ピアノ・レッスン』で主演し、見事アカデミー賞主演女優賞やカンヌ国際映画祭女優賞に輝きます。 近年では、『Mr.インクレディブル』や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』などのエンタメ系映画にも出演していることでも知られています。

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テリー/レイ・ロマーノ

エミリーの父・テリーを演じたのは、レイ・ロマーノです。 ニューヨーク生まれのコメディアンとして知られるロマーノは、『アイス・エイジ』シリーズで主人公の一人・マンモスのマニーを演じる声優でもあります。

クメイルの父親/アヌパム・カー

『ベッカムに恋して』『世界にひとつのプレイブック』などに出演するインド出身のベテラン俳優・アヌパム・カーが、クメイルの父・アズマトを演じます。本作は彼にとって500本目の出演作となりました。

マイケル・ショウォルター監督の出世作になること間違いなし!

本作の監督マイケル・ショウォルターは、テレビドラマや映画で活躍するアメリカ人脚本家・俳優です。エンターテイメント業界で25年以上の経験を持つ彼ですが、今作がさらなる出世作になるだろうとの呼び声も上がっています。 『フォレスト・ガンプ 一期一会』のサリー・フィールドを主演に迎えた映画『ドリスの恋愛妄想適齢期』では監督を務め、年下男性への片思いする60代女性をコミカルに描いています。アメリカでは興行収入1400万ドルを記録しました。 また脚本を担当したコメディ映画『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』は大人気となり、Netflixでカムバックとなるドラマシリーズが製作されています。

ジャド・アパトーによるプロデュース

『40歳の童貞男』や『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』を監督、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』、『はじまりのうた』などをプロデュースしたジャド・アパトーが、本作ではプロデューサーとして参加しています。彼は若くコメディの才能のある人物を発掘し、世界で活躍できるようにキャリアを押し上げる存在としても知られています。 本作はこれまでのジャド・アパトー作品の集大成とも評価されました。 コメディ作品のプロデュースに定評のあるアパトーは、2017年3月4日に公開された『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方』では監督を務めています。

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『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』日本公開は?

第90回アカデミー賞で脚本賞にノミネートもされ、映画批評サイトRotten Tomatoesで98%の支持率を獲得した『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』。日本では2018年2月23日に公開されました。 人種を超えた感動のドラマをぜひご覧ください。