今を時めく「ゼロの執行人」の安室透を担当した声優・古谷徹ってどんな人?

2018年5月17日更新

『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ役、『ワンピース』のサボ役等、魂のこもった熱い演技でお馴染みの声優・古谷徹。ブレイクのきっかけや演じたキャラクター、プライベートに至るまで掘り下げて、声優・古谷徹の魅力に迫ります。

熱血ヒーロー役でブレイク!声優・古谷徹

芸能界入りのきっかけは、アナウンサーを志していた母親の勧め。5歳で劇団ひまわりに入団し、子役と声優の活動を両立させてきました。ブレイクのきっかけは、1968年放送『巨人の星』の主人公・星飛雄馬の役を射止めたこと。 その後、学業に専念するためいったん休業期間を挟み、大学在学中に再び当たり役『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ役に巡り合います。 1980、1990年代に入ってからも、『ドラゴンボール』のヤムチャ役、『ワンピース』のサボ役と国民的アニメ作品のレギュラーを次々に務め、現在の不動の地位を築いたのです。

声優・古谷徹の不動の地位を築いた人気キャラクター

『機動戦士ガンダム』アムロ・レイ役

40年余り続く国民的アニメ「ガンダム」シリーズ第一作『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイ役に抜擢。 宇宙世紀0079。ジオン公国の独立戦争に巻き込まれ、ひょんなことからガンダムのパイロットとして戦うことになったアムロ・レイ。卓越した才能に恵まれながらも、戦う意味を見いだせないアムロが出会いや経験を通し成長していく様を描きます。

『ドラゴンボール』ヤムチャ役

こちらも国民的人気アニメ「ドラゴンボール」シリーズ。山奥で育った主人公・孫悟空が、どんな願いも叶えてくれるというドラゴンボールを求めて仲間たちと旅を続けるストーリー。 古谷徹が演じるヤムチャは物語序盤に孫悟空の敵として登場し、和解後は、地球の平和を守るため共に戦う仲間となるのです。 二枚目で女好き、とは言っても仲間思いの頼りになるキャラクター。古谷徹いわく、自身の素に一番近いのはヤムチャなのだとか。

『ワンピース』サボ役

これまた国民的アニメ『ワンピース』。主人公・ルフィが海賊王になる日を夢見て、仲間と共に冒険の旅を続けるというストーリー。 古谷徹が演じるサボは、ルフィやエースと共に育つルフィの義兄に当たる存在。革命軍のNo.2、極めて高い戦闘力を誇る、頼れる兄貴分です。

シャア役、池田秀一との関係性

「ガンダム」ファンにとって、アムロ役の古谷徹、赤い彗星シャア役の池田秀一といえば、まさに垂線ものの組合せ。ガンダム関連のイベントで顔を合わせる機会の多い2人ですが、性格の違いが分かるエピソードをいくつか紹介します。

アフレコの仕事に向けて

ゲームを中心に現在もアフレコの依頼がよくある2人ですが、取り組み姿勢には大きな違いがあります。「過去の作品を見直さずに新たな気持ちで向き合いたい」とする池田秀一に対し、古谷徹は「しっかり復習し、ビジョンを立てた末に収録に臨む」といいます。

「ガンダム」シリーズにおける別キャラクターでの出演

「若い人が過去作品に興味をもつきっかけになれば」と、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 』(ギルバート・デュランダル役)に出演した池田秀一に比べ、古谷徹が他キャラクターを演じるまでには紆余曲折がありました。 元々、アムロ以外のキャラはやらないと断り続けていたのですが、縁あって『機動戦士ガンダム00』に出演することが決定。池田秀一が既に別キャラを演じていたことも背中を押したのでしょう。 とは言え、当初から古谷徹が演じていることは伏せられ別名義でクレジットするという念の入れようだったのですが。いかかですか?2人の違い、関係性が垣間見えますよね。

古谷徹ってこんな人!エピソード集

実は、『名探偵コナン』の大ファン

『名探偵コナン』に安室透役で出演している古谷徹。実は根っからの大ファンで、2016年イスラエルで開催されたコスプレイベントにゲスト出演するほどのハマりっぷり。 ご想像のとおり、安室透という役名は、アムロ・レイの「アムロ」と古谷徹の「とおる」の音を足したもの。シャアの声を担当する池田秀一が、赤い彗星の「赤い」と池田秀一の「秀一」をとって赤井秀一役で出演しているのは有名な話です。 自分の名前が入ったキャラクター名をいたく気に入っていて、原作者・青山剛昌にも感謝の意を示したのだとか。

『ガンダム00』にリボンズ役で出演

「ガンダム」シリーズに古谷徹が出演となれば、世間がざわつくのは致し方ないこと。そういう背景を知ってか知らずが、古谷徹自身、「ガンダム」にはアムロ・レイ以外の役で出演しない!と断り続けてきたのですが……。 信頼する水島精二監督のお誘いで夢の実現。シャアだって『ガンダムSEED DESTINY』に別のキャラクターで出演しているのだから問題ないでしょう、という訳で。結果的には、新人声優「蒼月昇」名義でリボンズ・アルマークという役を演じることに。 理由は古谷徹名義だと役が一人歩きするから。水島監督が、重要な役に違いない!と深読みされるのを嫌ったのだとか。いずれにしろ貴重な出演であることには変わりありません。

古谷徹が演じたタキシード仮面はおいしい役どころだった?

古谷徹がこれまで演じてきた役といえば、『巨人の星』の星飛雄馬然り、『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイ然り、良くも悪くも喜怒哀楽の激しい「熱い」役が多いですよね。 ゼロから頂点を目指す、または民間人を守る運命を背負わされると、「おいしさ」とは程遠いところにありました。恋人を横から搔っ攫われるヤムチャなんて可哀そうなものです。 ところが、タキシード仮面ときたらセーラー戦士たちを守るもてもてイケメンキャラなのですから。これを「おいしい」と言わず何と言うのやら。

二度の結婚、歌手としても活躍する古谷徹

プライベートでは、『ストップ!!ひばりくん!』の共演をきっかけに、1985年、声優の間嶋里美と二度目の結婚、一女をもうけています。 声優以外の活動として、1977年に野島昭生、古川登志夫ら声優仲間と共にバンド「スラップスティック」を結成。ドラマ『意地悪ばあさん』のテーマ曲や『パタリロ!』のエンディングテーマ等人気曲を世に送り出してきましたが、10年に及ぶ活動の末、解散しています。

古谷徹、カンフー映画ではユンピョウの吹き替え担当としておなじみ!

数々の吹き替え担当をしている古谷徹ですが、カンフー映画では香港のアクションスター、ユン・ピョウ専属吹き替えを担当しています。 ユン・ピョウといえば、多くの作品で共演しているのが、サモ・ハン・キンポーとジャッキー・チェン。そして、サモ・ハン・キンポーの吹き替えを担当しているのが、水島裕なんです。 プライベートでも「トオル」「ユウ」と呼び合う仲の良い2人。香港映画でも息がぴったりです。