「コナン」黒の組織の全メンバー一覧!相関図とともに目的やコードネームを整理
主人公のコナンが1話でAPTX4869(アポトキシン4869)という薬物を黒の組織のジンに飲ませられ体が幼児化するところから始まった大人気作品「名探偵コナン」シリーズ。 そのストーリーの根幹に関わる謎の集団「黒の組織」は未だわからないことばかり。この記事ではそんな「黒の組織」に所属しているメンバーたちをじっくり解説します! ※この記事は『名探偵コナン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
「コナン」黒の組織(黒ずくめの組織)って何?その目的とは
「黒の組織」とは
黒の組織(黒ずくめの組織)とは、コナンシリーズに登場する謎の組織。その実態は分からず、「黒の組織」という名前もコナンたちがそう呼んでいるだけで、正式名称は明かされていません。
黒の組織の目的は?
彼らの目的も未だはっきりとしていません。しかし、半世紀前から極秘プロジェクトを進めており、それが組織の真の目的ではないかと言われています。 工藤新一が幼児化しコナンとなってしまった元凶の毒薬・APTX4869(アポトキシン4869)の開発も、なにかしらこのプロジェクトに関係している可能性があります。APTX4869の開発目的もまだ明かされていませんが、若返りや不老不死を目的としているという説もファンの間ではささやかれているのは事実。 しかし、作者の青山剛昌が不老不死は組織の真の目的ではないとインタビューで断言しているため、この毒薬も極秘プロジェクトの過程で必要な1つの道具にすぎないのかもしれません。
黒の組織メンバーの相関図
黒の組織のメンバーの序列は、大きく分けて4段階に分かれています。
- ボス(あの方):烏丸蓮耶40年前の時点で100歳を超えていた謎の大富豪
- No.2:ラム「米花いろは寿司」の板前・脇田兼則(わきたかねのり)として潜伏
- 幹部:コードネーム持ちお酒の名前のコードネームを持っているのは全員幹部で、基本的には同列の扱い
- 末端構成員:コードネームなし灰原哀の姉・宮野明美など。功績を認められるとボスにコードネームを与えられ昇格する
しかし組織も一枚岩ではなく、それぞれが思惑を抱えて秘密裏に行動しています。 例えば、潜入捜査員(NOC)。現メンバーではバーボン(公安)とキール(CIA)が該当し、表では組織としての行動をしつつスパイ行為を続けています。そのあたりの複雑な人間関係が分かると、これまでよりずっとコナンを楽しむことができます。この記事を読んで、黒の組織メンバーの目的を理解しましょう!
黒の組織・現在の主要メンバー
名前 | 概要 |
---|---|
ボス/あの方/烏丸蓮耶 | 組織を束ねる謎多き人物 |
ラム/脇田兼則 | ボスの側近と言われる重要メンバー |
ジン/黒澤陣 | 新一を子供の姿にした人物 |
ウォッカ/魚塚三郎 | ジンの弟分として付き従う男 |
ベルモット/シャロン・ヴィンヤード | 数多くの謎を持つ女性幹部 |
バーボン/安室透/降谷零 | 組織に潜入している公安警察 |
キール/本堂瑛海/水無怜奈 | 父の遺志を継ぎ潜入を続けるCIA諜報員 |
キャンティ | 冷酷無比な女性メンバー |
コルン | キャンティとコンビを組む無口な男 |
名前 | 概要 |
---|---|
シェリー/灰原哀/宮野志保 | コナンの味方として活躍する重要キャラ |
ライ/赤井秀一/沖矢昴 | かつて組織に潜入していたFBI捜査官 |
スコッチ/諸伏景光 | 組織に潜入した公安警察で安室の親友 |
テキーラ | どこか抜けたところがある元幹部 |
ピスコ/枡山憲三 | 経済界の大物として活躍していたメンバー |
カルバドス | スナイパーとして活躍していたメンバー |
イーサン・本堂 | 組織に潜入していたCIA諜報員で瑛海の父親 |
ボス/あの方/烏丸蓮耶
烏丸蓮耶(からすまれんや)は、謎の死をとげたとされる大富豪です。しかしその正体は黒の組織のボスである「あの方」であることが作者によって明言されました。烏丸は99歳で老衰し死を遂げたと言われています。 しかし一方で、「あの方」としては黒の組織の幹部たちの動向をリアルタイムで把握し指示を送るなど、現在もボスとして暗躍中。 もし彼が今も生きているとすると、ゆうに100歳を超えているはず。そのため、APTX4869を飲んで若返ったのでは、名前だけが受け継がれているのでは、烏丸蓮耶を名乗る別人では……といった様々な憶測が飛んでいます。 いまボスとして動いている人物と、かつて死んだとされる烏丸が同一人物かは不明です。しかし「烏丸蓮耶」という存在が黒の組織のボスであることは間違いありません。 ボスについては↓の記事で詳しく解説しています。
ラム/脇田兼則
ラムは組織のボスの側近と言われており、ジン以上の大物との噂です。3つの顔を持っているとされており、大柄の男、女性の様な男、老人のような男と3通りの外見が目撃されていますが、これらの顔も影武者である可能性がありました。 名前だけが登場し、長年正体が明らかになっていなかった彼。しかし2021年10月に発売された『名探偵コナン』100巻にて、ラムの正体が「米花いろは寿司」の板前である脇田兼則(わきたかねのり)だと判明したのです。 車に乗っているラムは、カツラを被りつけ髭や2本の出っ歯、眼帯を付け店の前にやって来ます。そして「仕込み手伝いやすぜ!」と言いながら、脇田として「米花いろは寿司」の暖簾をくぐったのでした。 名前の由来である「ラム酒」は、サトウキビが原料の酒です。甘味が特徴的で、洋菓子にも使用されます。ラムは工藤新一や毛利探偵事務所を探っており、いまだ生存中の要注意人物です。 ラムについては↓の記事で詳しく解説しています。
ジン/黒澤陣
組織の代表格と言える存在で工藤新一を子供の姿にした張本人です。組織が関わる事件には顔をだしており、一見実行部隊のようですが、組織の中ではかなり重要な立場の人物。きわめて冷酷な性格をしています。 ジンの名前の由来となった酒は、大麦やライ麦などが原料である「ジン」です。ジンは西ヨーロッパで伝わる蒸留酒で、多くのカクテルに使用されていました。彼は未だ生存しており、黒の組織の闇を深めています。 ジンについては↓の記事で詳しく解説しています。
ウォッカ/魚塚三郎
ウォッカはジンの弟分であり、黒い帽子にサングラスがトレードマークの男です。どこかドジなところがあり、ジンが新一を子供にしたのもウォッカが取引現場を新一に見られてしまったからでした。ある意味癒しを感じるキャラクターです。 ウォッカの名前の由来は、そのまま酒の「ウォッカ」です。ウォッカは北欧やロシアなど、気温の低い地方で好まれていました。彼もいまだ生存中で、ジンとともに黒の組織として暗躍しています。 ウォッカについては↓の記事で詳しく解説しています。
ベルモット/シャロン・ヴィンヤード
ベルモットは組織の女性幹部です。シャロン・ヴィンヤードという名前で、ハリウッドで活躍する人気女優としての顔があります。主な役割は情報集や暗殺、取引のサポートなどです。 「千の顔を持つ魔女」の異名を持っており、変装の達人で老若男女問わず化けることが可能。変声期を使わずに声帯模写も行います。 ベルモットの名前の由来は、白ワインに香草を混ぜた強い香りを放つワイン「ベルモット」です。ベルモットはワインのイメージが強い、イタリアなどで作られています。 彼女はコナンたちの味方に立つこともあり、謎の多い重要キャラクターです。 ベルモットについては↓の記事で詳しく解説しています。
バーボン/安室透/降谷零
バーボンの正体は公安警察官で、黒の組織にはスパイとして潜入しています。彼の本名は降谷零ですが、私立探偵の安室透という顔も持っている人物。情報収集力や洞察力が高く切れ者で、組織内では探り屋として活動しています。 彼を含む警察学校時代の同期5人は、警察学校同期組と呼ばれています。しかし降谷以外は全員が故人となっており、彼は4人の意志を背負っているのです。 また組織のメンバーであるベルモットの秘密を握っているような描写も描かれています。素性は明かされていながらも、まだまだ謎が多いキャラクターです。 コードネームであるバーボンは、主にアメリカのケンタッキー州で生産されるウィスキー「バーボン」から取られています。 バーボン(安室透)については↓の記事で詳しく解説しています。
キール/本堂瑛海/水無怜奈
キールは水無怜奈の名前で活動していたテレビのアナウンサーでしたが、父の遺志を継ぎ、組織に潜入したCIAの諜報員。本名は本堂瑛海です。もともとは組織に長居する予定ではありませんでした。 しかしミスによって正体がばれかけた際に、父親の命を引き換えにした策略により正体発覚を免れます。それによって組織に残留することになり、コードネームをもらうまでに昇格しました。 名前の由来である「キール」は、白ワインにカシスを混ぜたカクテルです。フランスの「フェリックス・キール」という市長が作ったとされ、その名前が使用されています。上記したように彼女は、父の機転により今もなお生き延びています。 キールについては↓の記事で詳しく解説しています!
キャンティ
キャンティは年齢不詳の謎めいた女性スナイパーです。外見の特徴としては、右目の周りにアゲハチョウのタトゥーを入れています。自分のことをアタイと言い、下品で過激な言葉遣いが特徴です。 彼女の名前の由来となった「キャンティ」は、イタリアのトスカーナ州キャンティ地方で作られる赤ワインでした。あまり登場回数が多いわけではないキャンティですが、裏切り者の抹殺にも躊躇がない要注意人物として描かれています。 キャンティについては↓の記事で詳しく解説しています。
コルン
コルンは男性スナイパーです。いつもサングラスをかけ、黒い野球帽をかぶっているため、素顔を見ることはできません。キャンティとはコンビで活動することが多いです。 自分のことを俺と呼び、キャンティとは対照的に無口で、冷静な性格をしています。 彼の名前の由来となったのは、ドイツを発祥とする「コルン」という酒になります。ドイツ語で「穀物」の意味があり、30度を越える度数の高い酒です。コルンも生存しており、キャンティとともに狙撃の腕を振るっています。 コルンについては↓の記事で詳しく解説しています。
黒の組織・過去に所属していたメンバー
シェリー/灰原哀/宮野志保
シェリーは組織の科学者で、工藤新一を幼児化させた薬「APTX4869(アポトキシン4869)」を開発した宮野夫妻の娘。本名は宮野志保です。 ジンからも信頼されていましたが、両親を亡くし、たった1人の家族である姉を組織に殺害されたことから研究を中断し、監禁されてしまいます。 その際、隠し持っていた「APTX4869」を飲み、自らも幼児化して監禁場所から抜け出しました。組織を脱退後は灰原哀を名乗り、工藤新一と一緒に小学生として生活しています。 作品のメインキャラであるシェリーの名前の由来は、白ぶどうを原料に作られるスペイン発祥の白ワイン「シェリー」です。今はまだ生きている彼女ですが、黒の組織に見つかればいつ命を狙われるかわかりません。 シェリーと灰原については↓の記事で詳しく解説しています。
ライ/赤井秀一/沖矢昴
ライの正体はFBIの捜査官で、諸星大という偽名を使って組織に潜入していました。本名は赤井秀一です。 彼は組織に潜入から3年後、正体がばれて逃走します。その後FBIに戻って活動していましたが、組織に命を狙われたことから死亡したと見せかけて身を偽り、現在は大学院生の沖矢昴として新一と行動しています。 FBIの大勢や黒の組織は、彼が死亡したと思っています。しかし実際は上記したように生存しており、組織の破壊を虎視淡々と企んでいる最中です。 ライ(赤井秀一)については↓の記事で詳しく解説しています。
スコッチ/諸伏景光:死亡
スコッチの本名は諸伏景光(もろふしひろみつ)。公安部から黒の組織に潜入していたスパイの1人です。バーボンとして潜入している降谷零と諸伏は幼馴染でした。 彼は物語開始時にはすでに亡くなっており、回想内でかつてスコッチとバーボン、ライ(赤井秀一)と3人で狙撃手として活動していたことが描かれています。 組織にスパイであることがばれ、情報漏えいを防ぐために、情報の入ったスマートフォンもろとも自分の胸を撃ち、命を落としました。 コードネームであるスコッチの由来は、スコットランド原産の「スコッチ・ウィスキー」です。スコッチ・ウィスキーは日本において、世界5大ウィスキーに選出されています。彼は上記した警察学校同期組の1人で、降谷にとっても悲惨な死別となりました。 スコッチについては↓の記事で詳しく解説しています。
テキーラ:死亡
テキーラは元幹部構成員で、関西弁をしゃべる身長2m超えの大柄な男性です。ゲーム会社殺人事件の際に、爆弾入りのかばんを間違って受取り、そのかばんを開けてしまったことでトイレで爆死してしまいました。遺体の損傷が激しく身元の判別は不可能とのこと。 もともと彼はプログラム関連の取引を担当しており、物語開始2年前にはプログラマーの板倉卓になにかのプログラムを作るよう強要していたことが単行本37巻で描かれています。 コナンに取り付けられた発信機に気が付かなかったり、間違って受け取ったかばんで爆死してしまったり、黒の組織の中ではどこか抜けている描写の多い人物です。 テキーラの名前の由来となった「テキーラ」は、「リュウゼツラン」という植物を原料としているメキシコ発祥の蒸留酒です。ファンの間では、「死に方がかわいそう」でお馴染みの人物です。
ピスコ/枡山憲三:死亡
ピスコの表の顔は経済界の大物である、大手自動車メーカー会長の枡山憲三。ピスコは黒の組織において長年「あの方」に仕えていた人物で、組織内でも一目置かれる存在でした。 彼は呑口重彦の殺害の際に、発砲する瞬間をマスコミに撮られてしまうという失態を犯します。これにより「あの方」からジンにピスコを処分するよう命令がくだり、最期は消されてしまいました しかしその直前に、鋭い洞察力で灰原哀の姿から彼女の正体を見破り彼女の拉致監禁に成功しています。コナンたちにとって重大な事実を掴まれていたのです。ジンによってピスコが抹殺されたことで、コナンたちも命拾いをしたといえるでしょう。 名前となっているピスコは、ペルー原産のぶどうを原料とした蒸留酒「ピスコ」を由来としています。ピスコ本人は「あの方」との信頼関係を築けているつもりでしたが、「あの方」は彼をただの駒としてしか見ていませんでした。
カルバドス:死亡
カルバドスは腕利きのスナイパーで、ベルモットのシェリー暗殺計画のために来日した人物です。ベルモットを狙うジョディ・スターリングを射撃する腕前をみせるものの、その後赤井秀一に背後を取られ両足を折られてしまいます。 所持していたライフルとショットガン、拳銃3丁を奪われ、ベルモットにも見捨てられてしまったため、最期は隠し持っていた別の拳銃で自殺をしました。 原作では彼はシルエットで描かれており、セリフもないため、どんな容姿かは不明。アニメ版でも声優はついていません。黙々と仕事をこなしたうえで組織のために自害した、職人気質のスナイパーといえます。 カルバドスの名前の由来となった「カルバドス」は、フランスのノルマンディー地方で作られるリンゴを原料とした蒸留酒です。彼はベルモットに利用される形で死亡した、悲しいキャラクターとなっています。
イーサン・本堂:死亡
CIAの諜報員で、瑛海の父親です。組織に潜入中に取引現場で瑛海が危険な状況に陥行ってしまい、娘を守るために自殺します。 イーサンは「あの方」に直接メールできるほどの信頼を築いていました。そのためコードネームは有していたと思われるものの、作中では判明していません。娘のために自殺する姿には、CIAへの忠誠心と家族への愛情がうかがえます。
黒の組織・映画で登場したメンバー
アイリッシュ:死亡
アイリッシュは『劇場版名探偵コナン 漆黒の追跡者』に登場したオリジナルキャラクターです。「あの方」の命令によりジンが殺害したピスコを実の父親のようにしたっていたアイリッシュ。その1件以降ジンを憎んでおり、劇場版ではジンを失脚させようと画策していました。 アイリッシュはコナンの正体に気づく切れ者で、格闘技でも毛利蘭を負かすほどの実力者。さらに最期は自分を助けようとしたコナンを、自らの命を賭けて庇うといった敵らしからぬ行動をとった人物でもあります。 その人間味あふれる個性から、劇場版のみで出番が終わってしまったことを惜しむ声が多かっためずらしい敵キャラクターです。 アイリッシュの名前は、アイルランド産のウィスキー「アイリッシュ・ウィスキー」からきています。原料は大麦などの穀物で、豊かな香りが特徴的です。
キュラソー:死亡
キュラソーは『劇場版名探偵コナン 純黒の悪夢』に登場したオリジナルキャラクター。幹部の1人・ラムの右腕として活動していた、情報収集のスペシャリストです。 彼は警察庁に侵入して情報を盗み出す際、逃走劇を繰り広げ交通事故を起こし記憶喪失に。以降、少年探偵団と一緒に過ごすうちにコナンたちと親しくなっていきました。 記憶が戻った後も子供たちと過ごした時間が忘れられず、組織を裏切り抹殺対象に。ジンの攻撃から一般市民や少年探偵団たちを守るために囮となり、最期は転がる観覧車を止めるために重機ごとつっこみ死亡しました。 キュラソーの名前のもととなった「キュラソー」は、カクテルの一種です。オレンジやブルーなど色になぞられた5種類があり、彼女が5色のシートから記憶が蘇る設定もここからきているものでしょう。
ピンガ:死亡
↑ジンの左にいるキャラクターがピンガです。 ピンガは「黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」に登場するオリジナルキャラクターで、組織No.2のラムの側近です。 映画公開前は性別含めビジュアルも伏せられています(後ろ姿のみ公開)。コードネームの由来となっているピンガとはブラジル原産の蒸留酒。強いお酒は男性のコードネームになる傾向があるので、ピンガも男性でしょうか。映画オリキャラとして、その動向が注目されているキャラです。 ピンガについては↓の記事で詳しく解説しています。
スタウト:死亡
スタウトは「純黒の悪夢(ナイトメア)」に登場する、MI6からの潜入捜査官。キュラソーが警視庁に忍び込みNOCリストを見たことで正体が露見し、コルンに殺されます。
リースリング:死亡
リースリングはBND(連邦情報局)からの潜入捜査官で、スタウトと同じくNOCリストから正体がバレてしまいます。ベルリンでジンによって射殺されました。
アクアビット:死亡
アクアビットはCSIS(カナダ安全情報局)の潜入捜査官です。彼もキュラソーが見たNOCリストから身元がバレて、トロントにてキュラソーに射殺されます。
黒の組織・その他のメンバー
宮野明美:死亡
宮野明美(みやのあけみ)は宮野志保(灰原哀)の実姉です。彼女は組織の末端構成員で、組織の監視下に置かれながらも比較的自由にほぼ一般人として暮らしていました。 FBIのスパイだったライ(諸星大)と交際したことで、組織内ではスパイを手引した危険人物として扱われることに。組織に10億円強盗を命じられ、最期はジンに撃たれて殺されました。
宮野厚司・エレーナ夫妻:死亡
宮野厚司(みやのあつし)・エレーナ夫妻は宮野姉妹の両親です。2人とも黒の組織の科学者として「シルバー・ブレット(銀の弾丸)」と命名した薬の開発に携わります。志保が産まれてまもなく2人とも研究所の火事で亡くなったとされています。 エレーナはメアリー・世良の実妹であり、組織では「ヘル・エンジェル(地獄に堕ちた天使)」と呼ばれていました。
呑口重彦:死亡
呑口重彦(のみぐちしげひこ)は黒の組織に所属している政治家です。「酒巻昭を偲ぶ会」に参加した際、シャンデリアの下敷きとなり圧死しました。 呑口は収賄罪での逮捕まで秒読みの状態だったため、逮捕後に組織のことを漏らされては困ると判断した組織によって、事故を装って口を封じられたのです。このときシャンデリアを落とした実行犯はピスコでした。
楠田陸道:死亡
楠田陸道(くすだりくみち)はキールを追うため杯戸中央病院にやってきたスパイです。頚椎骨折を偽り病院に潜入しますが、最終的にコナンにスパイであることを見抜かれてしまいます。逃走を図るものの、捜査関係者に赤井秀一が含まれていることを知り、恐怖から拳銃自殺で死亡。 彼の死体はその後、赤井の偽装死に利用されることになります。
沼淵己一郎
沼淵己一郎(ぬまぶちきいちろう)は黒の組織の末端に属していた頬の痩せこけた不気味な顔をした人物です。身軽さを買われて組織に入りますが、殺し屋の教育を受けたものの使い物にならず、新薬の被験者となることに。 その恐怖から脱走した彼は、道中3人の一般人を殺害。強盗殺人犯として逮捕され、その後は死刑囚として収監されています。
ケイト・ローレン
ケイト・ローレンはゲーム『3人の名推理』に登場する人物で、表向きはセシリア共和国の通商大臣・エリックの秘書を務める組織の連絡員です。ジンたちからの指示であるエリック殺害に失敗して、ジンとウォッカに消されました。
アラック
アラックは特別編第26巻に登場する殺し屋で、表の顔はアミリーンという名の歌手をしています。コナンに犯行を暴かれ、護送中に歯に仕込んでいた毒で自殺しました。
ジュネリック
ジュネリックは特別編第26巻にて登場。シェリーを姉と慕っており、記憶を操作する薬の開発に成功します。シェリーを追ってAPTX4869で脱走、シェリーの記憶を書き換えて姉弟として生きることを画策しますが失敗。自身の記憶をすべて失った状態で生きています。
アントニオ・ゴメス
アントニオ・ゴメスは「日本史の謎3」に登場する歴史犯罪者です。各国が隠す歴史的文書を使って政府を脅し、大金をせしめていました。コナンに悪事を暴かれて逃走して以降の動向は不明です。
岡倉政明
岡倉政明は「漆黒の追跡者」で起きる広域連続殺人事件の被害者の1人。組織の重要情報を隠し持っていて組織に命を狙われていましたが、その前に個人的に恨みを買っていた男に殺されます。
原佳明
原佳明は「天国へのカウントダウン」に登場する「TOKIWA」の専務でゲームプログラマーです。組織を裏切って逃走を図るも、ジンによって射殺されます。
黒髭(くろひげ)
黒髭(くろひげ)は特別編第35巻に登場するウイルス研究者です。ウイルスの実験を客船で試みますが失敗、のちに水死体で発見されます。
黒の組織に関係する謎・言葉を徹底解説!
NOC(Non Official Cover)
NOCはNon Official Coverの頭文字を取った略語で、直訳すると「非公式諜報員」になります。簡単な言い方をすると、スパイや工作員のことです。 黒の組織にはFBIや公安警察からさまざまな潜入捜査官が潜入しています。彼らNOCは過激な敵陣に身を置いているため、常に危険と隣り合わせです。そのため裏切りがバレてしまい、死亡した人物も多くいます。 しかし内部の情報を知れる彼らは黒の組織の破滅に必須であり、一般市民の希望とも言えるでしょう。
銀の弾丸(シルバーブレット)
「銀の弾丸(シルバーブレット)」とは、あの方が赤井の脅威を称した言葉であると同時に、ベルモットがコナンに対して何らかの期待を込めて呼んでいる呼称です。ベルモットの真意は不明ですが、どちらも組織を壊す可能性を秘めている危険な存在を指し示しています。 コナンと赤井以外では、宮野夫婦がアポトキシンに対して使っていました。いずれにしても組織壊滅のカギを握る存在に対して用いられている言葉です。
【7つの子】
#黒鉄の魚影 (サブマリン)????
— 劇場版名探偵コナン【公式】 (@conan_movie) March 25, 2023
┊︎◤ 公開前に総ざらい
.* ???????? ????????????????????????????????????*゚◢┊︎
ꜰɪʟᴇ.4 ▍七つの子
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ pic.twitter.com/OMl7hzRKi7
童謡『七つの子』はボスのメールアドレスです。「#969#6261」のプッシュ音をヒントにコナンが曲名へとたどり着きました。そのときコナンはアドレスの持ち主を照会しようとしましたが、灰原に「パンドラの箱」だから開けてはいけないと制されています。 後にボスの正体が明らかになったことで、カラスについて歌うこの童話もボスの正体への伏線だったことが明らかになりました。ボスの名前も紋章も、さらに肩に乗せている鳥も「カラス」なのです。
蒸留酒の名前がついたメンバー
映画『黒鉄の魚影』内で、コナン・灰原がピンガの素性を推測する際に「蒸留酒の名前がついたメンバー」についての言及がありました。 黒の組織はお酒の名前をコードネームにしています。実はコードネームはランダムではなく、一つの法則があります。それは、男性は蒸留酒(強いお酒)、女性はワインやカクテルなど(甘いお酒)の名前、というものです。 ピンガは蒸留酒。ということは…? また、もう一つ考察されている法則が。それは、麦を原料としたお酒をコードネームとした人物は死なない、というものです。 実際、ジンやウォッカ、バーボンなどの麦原料は生存。ピスコやスコッチ、アイリッシュなどの非麦系は死亡しています。こちらは考察段階ですが、今後新キャラが登場する際に合わせて考えてみると面白いですね!
黒の組織メンバー同士の関係・確執を解説
ライ(赤井秀一)・バーボン(安室透)
ライとバーボンは組織在籍時からお互いに毛嫌いしているライバル同士です。赤井にとって安室は「敵に回したくない男」であり、安室にとって赤井は「殺したいほど憎い男」。 安室が憎悪を募らせたきっかけは、親友・スコッチ(諸伏)が赤井に殺されたと勘違いしていたからです。実際にその誤解は解けていますが、安室は赤井が生存していることを知る数少ない人物で、赤井=沖矢だと見抜くなど、2人の間にはつねに緊迫した空気が流れています。 工藤家のお茶会で2人はなんらかの密約を結んだ様子だったので、今後は協力関係となる可能性もあるでしょう。
ベルモット・ ボス(烏丸蓮耶)
ベルモットはボスのお気に入りです。ボスから「私の元へ帰って来ておくれ」というメールが直接届いていること、安室の「まさかあなたがボスの」といった発言から、彼女はボスの妻や娘などかなり近いところにいる人物ではないかとも言われています。 安室が握っているベルモットの秘密は、彼の身の安全を保証させるほど組織にとっては大きなもののようです。安室も「組織のメンバーが知ったら驚く」と言っているので、全員が驚く内容となるとやはりボス絡みだと考えられます。 ベルモットもボスも年齢不詳ですが、しっくりくるのはやはり親子説でしょうか。
シェリー(灰原哀・宮野志保)・ジン
シェリーにとってジンは姉の仇であり、ジンにとってシェリーは裏切り者として抹殺したい相手です。ジンは髪の毛1本でそれがシェリーだと分かったり、なにかと裸体のシェリーを思い出したりすることから、かつて2人は大人の関係にあった可能性もありますが明言はされていません。 作者によっても何らかの関係があったことが匂わされていますが、まだ具体的にはならず……。その口ぶりから恋愛感情はなかったようですが、ジンが執着するに足る出来事が過去にあったのでしょう。
キャンティ・ベルモット
キャンティとベルモットは不仲です。といってもベルモットはキャンティに嫌味を言われても意に介さない様子で、キャンティが一方的に不満を募らせているような関係ですね。 キャンティはスナイパー仲間のカルバドスがベルモットに好意を利用されて捨て駒にされたことで、ベルモットへの嫌悪感を募らせました。あの方のお気に入りじゃなければ殺していると豪語していますが、それも笑顔でかわされているので、ベルモットの方が数枚上手といった感じです。
「黒の組織」の登場エピソードだけまとめて読むには?
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「黒の組織」が『名探偵コナン』物語の展開を左右する!
今回は「黒の組織」のメンバーを一挙紹介してきました。 「黒の組織」は工藤新一を江戸川コナンへと変えた元凶として物語当初から重要なポジションではあったものの、その存在は多くが謎に包まれていました。 しかし徐々にメンバーの素顔や経歴が明らかになり、彼らの核に迫りつつあります。今後の物語の展開に注目です!