ポール・ダノ監督デビュー作『ワイルド・ライフ(原題)』はキャストも豪華【あらすじ】
俳優ポール・ダノの監督デビュー作『ワイルド・ライフ(原題)』
独特な雰囲気とクセのある演技で人気の俳優ポール・ダノが、映画監督としてデビューします。 ダノの監督デビュー作となるのは同名の小説を原作とした『ワイルド・ライフ(原題)』。豪華キャストで離れ離れになっていく家族を描き、話題になっている本作について最新情報をまとめました。
フェミニンな雰囲気が魅力!?ポール・ダノについて
ポール・ダノは1984年生まれ、アメリカはニューヨークの出身です。10歳の頃にスカウトされ、12歳でブロードウェイデビュー。映画デビューは17歳で果たし、若い頃から演技の世界でキャリアを積んできました。 当初から高い演技力を披露していましたが、ダノがさらに話題となったのは2006年です。全世界で1億ドルを超える興行収入を叩き出した映画『リトル・ミス・サンシャイン』で、根暗な少年ドウェーン役を演じ、その独特な雰囲気が注目を集めました。 ダノの活躍は映画だけにとどまりません。トルストイの原作を英BBCがテレビドラマ化した人気作『戦争と平和』にも出演しています。ダノの役はメインキャストのうちの一人、ピエール。不器用な大富豪の私生児という役柄を見事に演じています。
『ワイルド・ライフ(原題)』のあらすじは?
映画『ワイルド・ライフ(原題)』は、アメリカの作家リチャード・フォード同名小説を原作としています。 舞台設定は1960年代のアメリカ。16歳の少年ジョーは、一家そろって自然豊かなモンタナ州に引っ越してきました。しかし彼の父親はプロゴルファーという仕事を失い、自宅周辺に頻繁に起こっている野火を解決する活動を始めます。そんな夫をよそに、ジョーの母親は別の男性に心を惹かれて言ってしまいます。 映画化するにあたり、ダノは恋人であるゾーイ・カザンと共同で脚本を執筆したそうです。また、「原作を読んで、そこに自分とその他の取り巻く人々を感じた」ともコメントしており、ダノ自身の経験も劇中には織り込まれているのかもしれません。
『ワイルド・ライフ(原題)』の豪華出演者達
ジョー・ブリンソン/エド・オクセンボウルド
自身の両親の結婚生活が崩壊していく様子を見つめる少年ジョー。彼を演じるのはオーストラリア出身の俳優エド・オクセンボウルドです。 オクセンボウルドは12歳で映画デビュー。『ジュリアン(原題)』というオーストラリア映画の演技は高く評価され、国内の映画賞にノミネートされました。 代表作としては、アメリカでベストセラーとなった絵本の映画化『アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日』が知られています。 監督ダノと同じ、若い名俳優オクセンボウルドが、どんな演技を見せてくれるのかが期待どころです。
ジェリー・ブリンソン/ジェイク・ジレンホール
ジョーの父親、ジェリーを演じるのはアメリカ出身ですが、スウェーデン系のちょっと変わった苗字を持つジェイク・ジレンホールです。 ジレンホールはの役者デビューは11歳の時。その後、名門コロンビア大学に進学しつつも、俳優業を優先するために2年で中退してします。 2001年『ドニー・ダーコ』で主人公ドニーを演じ注目を浴びます。2005年『ブロークバック・マウンテン』ではヒース・レジャー演じるイニスの相手役ジャックを演じ、アカデミー助演男優賞にノミネート。一気に有名俳優の仲間入りを果たし、国際的な人気俳優の一人となりました。
ジャネット・ブリンソン/キャリー・マリガン
ジョーの母親で、夫ではない男性に心惹かれていくジャネットを演じるのは、イギリス出身の女優キャリー・マリガンです。 マリガンは19歳の時に舞台女優としてデビュー。その後大学進学が決まっていましたが、女優としての道を優先し、2005年『プライドと偏見』に出演し映画デビューを果たします。 主に英国内での活動が目立っていますが、2015年の主演作品『未来を花束にして』で、ハリウッド 映画賞主演女優賞を受賞するなど、国際的にも知名度を広げていっています。
初公開後の評判は上々!
本作は2018年1月に行われたサンダンス映画祭で初公開されました。大々的な公開はまだこれからですが、映画祭で視聴した観客からの評価は上々です。 映画批評サイト「ロッテントマト」でも、レビューした全ての人が高く作品を評価しており、悪い評判が付いていません。一般客の評価がどうなるかはまだわかりませんが、少なくとも滑り出しは好調となりました。
『ワイルド・ライフ(原題)』は2018年10月より公開
映画『ワイルド・ライフ(原題)』は2018年10月よりアメリカにて公開されます。すでに映画祭で高評価を得ていることもあり、ダノのデビュー作はヒット間違いなしとなりそうです。 日本での公開日はまだ未定ですが、期待して待ちましょう。