アニメ『BEASTARS(ビースターズ)』1期・2期の動画を視聴できる配信サービスを紹介！

中高一貫の名門校チェリートン学園。そこでアルパカの生徒テムが食い殺される「食殺事件」が発生します。肉食獣と草食獣が共存するこの世界で「食殺事件」はご法度。犯人は捕まらず、チェリートン学園には深い影が差しこみます。 被害者テムが所属していた演劇部には、彼の友人であり変わり者として知られるハイイロオオカミのレゴシが所属していました。その不安げな態度から、1度は疑われるレゴシ。しかし彼は気弱なだけの、心優しきハイイロオオカミだったのです。 そんなレゴシはある日、演劇部の役者長であるアカシカのルイから、夜の練習の見張りを命じられます。その時遭遇したのは、ウサギの少女ハル。本能を暴走させてしまったレゴシは、ハルに襲い掛かってしまい……。

レゴシはチェリートン学園2年生、ハイイロオオカミの生徒です。恵まれた体躯に対して、非常に気弱で繊細な性格。常に誰かを傷つけることを恐れています。 そんな彼の声を演じるのは声優の小林親弘。アニメ『ゴールデンカムイ』の主人公・杉元佐一役で知られる人気声優です。

ルイはチェリートン学園3年生、アカシカの生徒です。演劇部の役者長として、生徒からカリスマ的支持を受けており、次期「ビースター」と目されています。 そんな彼の声を担当するのは声優の小野友樹。『ジョジョの奇妙な冒険』で東方仗助役を務めるなど、数々の作品に出演しています。

ハルはチェリートン学園3年生、ドワーフ種のウサギの生徒です。性に対して奔放な性格をしており、それ故に学園からは孤立しています。一方、花を育てる心優しき側面ももっているのが特徴です。 そんなハルを演じるのは、声優の千本木花。アニメ『かげきしょうじょ!!』の渡辺さらさ役などを務めています。

『BEASTERS』の見どころは、その重厚なストーリー。 板垣巴留による原作漫画は2020年10月8日まで週刊少年チャンピオン誌にて連載されていました。大好評の中、堂々の完結を迎えた本作は、2018年の第11回マンガ大賞で大賞を受賞した作品です。秋田書店の漫画作品としては、初の大賞受賞作となりました。 そのほかにも第42回講談社漫画賞・少年漫画部門で受賞するなど、人気・評価ともに高い作品です。 そんな「ビースターズ」は2020年10月現在、21巻まで発売中。原作者の板垣巴留は、なんと「バキ」シリーズの作者・板垣恵介の娘として知られています。決して親の七光ではない繊細な物語を、是非原作と共に観てみてはいかがでしょうか。

ある日のチェリートン学園で、アルパカ・テムが食い殺されるという「食殺事件」が起きます。犯人は分からないままで、学園内には不穏な空気が漂うように。 そんな中、テムと同じ演劇部に所属するハイイロオオカミ・レゴシも疑いの目を向けられます。しかし、変わり者という噂が立っている彼は、実は不器用なだけで心優しい性格をしていました。そんなある日、とある女子生徒に出会ったことで彼の運命は変わり出し……。

夜の裏庭でドワーフウサギのハルに襲いかかってしまったレゴシ。彼は、自分の中に眠る凶暴な本性を垣間見た気がして、戸惑いを隠せません。 翌日、演劇部の用事で屋上庭園に行ったレゴシは、なんとハルに再び遭遇。彼女は昨日の出来事を覚えていないようで、レゴシは謝るタイミングを逃してしまいます。しかも、気づいたときには彼女に惹かれていて……。

演劇部の本番直前。人気役者であるアカシカ・ルイは、自分が足を怪我したことに苛立ち、ついレゴシに当たり散らしてしまいました。草食動物と肉食動物、それぞれの「強さ」についての考えがぶつかり合います。 やがて訪れた本番1日目、ルイは舞台を無事成功させたものの、その直後に倒れてしまって……。

怪我をして舞台に出られないルイの代わりは、ベンガルトラのビルが務めることに。そしてビルの代役は、レゴシが担当することが決まりました。しかし本番の直前、ビルがウサギの血を飲んでいたことから、2人は大喧嘩になってしまいます。 レゴシとビルが暴れまわったせいで舞台はめちゃくちゃに。するとそこにルイが現れ、見事なアドリブで会場の空気を一変させます。

ルイの機転によって演劇部の舞台は大成功しました。そのおかげで、騒動の原因であるはずのレゴシも、学園内の有名人になります。 そんな中、レゴシは偶然ハルと一緒に夜ご飯を食べることに。想い人を前にドキドキするレゴシですが、一方ハルは「逃げ出したい」という草食動物の本能と戦っていて……。

一大イベントである「隕石祭」の買い出しのため、肉食獣たちと街へ繰り出すことになったレゴシ。彼らは「裏市」にも立ち寄り、草食獣の肉を買おうとします。当然、そんな行為を見過ごせないレゴシは、仲間たちと喧嘩をして単独行動することに。 辺りに漂う匂いのせいで気分が悪くなり、倒れてしまったレゴシ。彼は気付くと、心療内科医のパンダ・ゴウヒンのところにいて……。

ルイと出会った日に思いを馳せるハル。彼女はルイにとって、自分の弱い部分を遠慮なく見せられるただ1匹の相手でした。しかし、ルイには許嫁がいるため、決して2人が結ばれることはありません。 一方、レゴシはハルへの想いを「これは恋じゃない」と割り切ろうとしていました。しかし、ルイとハルが仲良さげにしているのを見て、ようやく自分の本心に気付きます。

隕石祭会場から帰る途中、レゴシはハルと喧嘩をしてしまいました。しかし、その現場を見た駅員がレゴシを危険視して追いかけてきて、2匹で一緒に逃げたことでむしろ距離が縮まります。 襲いかかった日のことを説明するかどうか迷うレゴシ。しかし、今の心地よい関係を壊す決心がつかず、結局は口をつぐんでしまいました。

レゴシは自分の気持ちにけじめをつけるため、ハルに自分の想いを伝えることをとうとう決意します。しかし隕石祭の前日、ハルはヤクザの「シシ組」に誘拐されて姿を消してしまいました。 彼女を助けようと市長に協力をお願いしたルイですが、相手に丸め込まれてこの件を黙認することにします。レゴシは、ハルを助けるためひとりで敵地に向かっていき……。

裏市にハルがいることを掴んだレゴシは、そこでパンダのゴウヒンとの再会を果たします。彼は、学生がヤクザを相手にするなんて無茶だと言ってきますが、レゴシはまったく聞く耳を持とうとしません。 強大な敵に1匹で立ち向かうレゴシの姿に心打たれ、ゴウヒンは彼に手を貸すことに。レゴシは傷だらけになりながらも、ハルを救うため戦い抜き……。

ハルが捕らえられた「ボスの部屋」にたどり着いたレゴシ。彼は敵と戦いながら、自分はハルを守るためにオオカミとして生まれてきたのだと実感しました。 すべてが終わった後、学校へ帰ろうとしたレゴシとハルは、終電を逃してラブホテルでともに過ごすことになります。そこでようやく、レゴシは「あの日」のことについて打ち明け……。

レゴシがハルを抱こうとした途端、なぜかハルが彼の口の中に腕を突っ込んできます。それは、肉食動物に食べられようとする草食動物の本能が起こした行動でした。結局2匹は、何もしないまま朝を迎えることになります。 レゴシが自分にとってかけがえのない存在になってしまったことに気付くハル。一方、レゴシは隕石祭の最中、ハルに告白しようとするのですが……。

夏休みも明け、普段通りの学生生活に戻ることになったレゴシ。しかしテム食殺事件の犯人は未だ不明のままで、どことなく不安な空気が漂っています。そこにルイが行方不明になったこともくわわり、学園内には怪談話が広がるように。 仲間とともに怪談事件を追うことになったレゴシは、正体不明の不気味な音に悩まされ始めて……。

警備員のガラガラヘビ・ロクメに素質を見出されたレゴシは、テムを食べた犯人捜しに協力することに。彼は自身の肉食獣としての長所に気付き、自分にしかできないこととは何かを考えるようになります。 テムの死を悼んでいたルイのことを思い出し、事件の真相を明らかにすると誓うレゴシ。しかし、その頃ルイは、シシ組のボスとして闇に手を染めていて……。

2か月前、シシ組のボスを仕留めたルイは、新たなボスの座に就くかその場で食われるかという2択を迫られていました。彼は生き延びることを選び、裏社会での絶対的な地位を手に入れます。 一方、レゴシは友人の言葉をきっかけに、ハルともう1度ちゃんと向き合うことに。しかし、彼女の中にまだルイの存在があることを知り、しばらくのあいだ距離をとろうとします。

テムを食べた犯人らしき肉食獣に襲われたレゴシ。なすすべもなくボロボロにされ、このままではだめだと考えた彼は、ゴウヒンのところに行き弟子入りを志願します。 同じ頃、ルイはシシ組のボスとして裏社会で着実に実績を上げていました。しかしそんな彼のところに、演劇部に所属するジュノがやってきます。

ジュノはルイを元の世界に連れ戻そうと必死になりますが、ルイの心はまったく揺らぎません。そんな中、ゴウヒンの弟子になったレゴシは、夜になると裏市で修業を積むことになります。 ゴウヒンが彼に課したはじめての試練は、草食獣の肉を目の前に置いた状態で密室にこもること。自分の本能と戦いながら、次第に追い詰められていくレゴシですが……。

レゴシは、「目の前の肉=かつて生きていた草食獣」だという気付きを得たことで、自分の本能を抑え込むことに成功します。命に対する敬意を持ち、草食獣を弔うレゴシに対し、ゴウヒンは合格を告げました。 へとへとになって学校に帰ったレゴシのところに、ハルがやってきます。彼女との時間を持ててないことに思い至り、現状を変えなければと思った彼は、なんとプロポーズをしてしまい……。

演劇部の稽古中、アリクイのキビの腕が、クロヒョウのタオによって食いちぎられてしまうという事故が発生。キビを連れて保健室に行ったレゴシは、一緒についてきたヒグマのリズに、お前がテムを食べた犯人だろうと言い放ちます。 レゴシの言う通り、あの事件の犯人はリズでした。長い時を経てようやく明らかになった真相とは一体……？

過酷な訓練に挑み続けるレゴシ。今度の訓練は、口輪をはめた状態でターゲットの肉食獣をつかまえるというものでした。手足しか使えない状況で、レゴシは苦戦を強いられることになります。一方、園芸部の仕事を手伝うことになったジュノは、可愛らしいハルの魅力に気付きはじめました。 同じ頃、ルイはシシ組のナンバー2であるイブキから、彼の壮絶な過去について教えられます。これをきっかけに、次第に2匹は親しくなっていき……。

裏市で再会を果たしたレゴシとルイ。ルイはレゴシが肉を求めてここにいると勘違いして失望します。しかし彼の考えとは裏腹に、レゴシは肉を前にしてもまったく反応を見せません。 ルイを元の世界に連れ戻そうとするレゴシですが、ルイの態度は頑なです。レゴシに「ヒーローになれ」と告げた彼の表情は、昔と同じ強い志を感じさせるものでした。

ハルがルイを心配する姿を見て、レゴシは決して誰も不幸にしないという決意を固めます。そして、すべてに片を付けてから彼女を抱きしめることを誓いました。 そんな中、ドールビッグホーンのピナがリズから脅迫を受けます。しかしピナは、恐怖と怒りを芝居に昇華させ不屈の精神をしめしました。このことがきっかけで、レゴシとリズは決闘をすることになり……。

リズに勝つため「昆虫食」をすることになったレゴシ。彼はここでも、命に敬意を払う姿勢を改めて学びます。そしてついに決闘の日。なんとレゴシの前に現れたリズは、ピナの血を浴び真っ赤になっていました。 一方、決闘を見届けるよう頼まれたルイは、自分なりのけじめをつけるためシシ組を抜けることにします。しかしその目の前にイブキが立ちふさがって……。

激しい決闘の中、絶体絶命の状況に追い込まれたレゴシ。そこにルイが姿を見せ、自分の足を食べて力にするよう言ってきます。レゴシは、自分自身、そしてルイのために、彼の言う通りにすることを決めました。 そんな2匹の美しい絆を見せつけられたリズは、かつて自分とテムのあいだにあった絆は偽物だったと思い知らされます。そしてついには、レゴシに敗北したことを認めました。

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