「よう実」軽井沢恵は綾小路と別れる？やった疑惑やいじめられた辛い過去を解説

軽井沢恵は「よう実」に登場する女性キャラクターで、主人公である綾小路清隆と同じクラスに所属しています。アニメ第1期ではクラスの中心人物でありながら、ほぼモブキャラだった彼女。しかし第2期では綾小路に近づいたことで、一気にメインキャラクターの1人となりました。 そこで本記事では軽井沢恵の過去や綾小路との関係、声優について解説していきます！ ※この記事は「よう実」のネタバレを含みます。

軽井沢恵は高度育成高等学校に通う生徒で、綾小路清隆(あやのこうじきよたか)と同じD組に所属する生徒です。 ギャルっぽい外見をしており、容姿も整っています。外見の通り攻撃的で自分勝手な性格をしていた彼女ですが、実際は他人を攻撃する性格ではありません。キツイ性格を演じている理由は後述します。 成績は良くもなく悪くもない平均レベルです。

軽井沢はクラスの中心人物である平田洋介(ひらたようすけ)と、入学早々から交際を始めます。平田との関係や積極的な性格もあり、クラスのカースト最上位メンバーの1人です。 しかし序盤では綾小路との関わりもなく大きな行動も起こしていなかったため、軽井沢は名前があるモブキャラの1人だったといえます。

物語の序盤、綾小路と軽井沢の関わりはほとんどありませんでした。しかし4巻でおこなわれた船上試験にて自分の過去を知られ、一気に距離が縮まっていきます。そして紆余曲折あり、綾小路と軽井沢は恋人関係にまで発展しました。 綾小路と軽井沢の関係性については、後ほど詳しく解説します。

結論から言うと、綾小路と軽井沢は2年生編から付き合っています。 作中の描写から2人は男女の関係にも発展している様子です。ここではそんな彼女たちの関係性について、解説していきます。

ライトノベル4巻で決行された船上試験にて、軽井沢は他のクラスの人物とトラブルになってしまいます。トラブルを解決しようとした平田により、綾小路は彼女の過去を知ることに。綾小路はそんな軽井沢を使えると判断し、接触しました。 彼にいじめから守ってやると言われた軽井沢は、それを受け入れ寄生先を平田から綾小路に変更したのです。

綾小路の協力者となった軽井沢は、その後手駒として働くことになります。 しかし7巻で影の支配者の協力者であると龍園にバレてしまい、黒幕を吐かせるためトラウマを抉られてしまう軽井沢。それを綾小路が助けに来たことで、彼女は恋心を自覚するようになりました。 そのままパートナーとして綾小路をサポートしながら、軽井沢は想いを募らせていきます。そして綾小路から告白された彼女はそれを受け入れ、2人は恋人同士になったのです。

晴れてカップルになった2人は、明言こそされていないものの、すでに男女の関係に進んでいるようです。 2年生編の6巻で描かれたのは、軽井沢が自室にいる中でシャワーを浴びる綾小路の姿でした。王美雨(わんめいゆい)が綾小路の部屋に来ると、中からいつもとは違い髪を下ろした軽井沢が。中にはシャワーからでたばかりの綾小路がおり、まだ溜まっていないゴミ袋が結ばれていたのです。 また綾小路の部屋を訪れた生徒が、ベッドから軽井沢の髪の毛を見つける描写もあります。

自分から告白をした綾小路ですが、軽井沢に特別な恋心を抱いているわけではありません。彼は恋愛自体に興味があるだけで、軽井沢と抱き合った際の冷たい表情が非常に印象的でした。 自身でも「恵は俺にとって1冊の異性という教科書。それを読み終えた時　それは『役目』を終えることになる」と語っています。そのため2人が今のまま幸せになるとは考えられず、今後は別れる展開が待っているのでしょう。

クラスで絶対的な発言力を持ち、女子の中ではトップの権力者である軽井沢。しかし彼女は中学時代まで、壮絶ないじめにあっていたのです。 直接的な暴力はもちろん、落ちている物を食べさせられたり靴を舐めさせられたり、様々ないじめを受け続けていました。腹部にはいじめでつけられた、深い傷跡が残っています。

いじめで悩み続けてきた軽井沢が自衛の手段として考えたのが、強者への寄生でした。そこで彼女はイケメンで中心人物である平田に寄生し、クラスでの地位を確立したのです。 平田も過去のある事件から困っている人物を助けたいと考えていたため、愛のないカップルが誕生しました。 また軽井沢が本来の性格を隠し自分勝手な性格を演じていた理由は、いじめっ子を真似しいじめられる側に回らないためです。

軽井沢は学力や身体能力は並ですが、綾小路からは場を支配する能力があると評価されています。 積極的に行動し周りの空気を変える彼女の能力は、暗躍する綾小路にとって非常に重宝するものでした。そのため彼は弱味を利用し、軽井沢を自分に寄生させたのです。 計画していたとは言え、強い人物に寄生しクラスの頂点に君臨するのは簡単ではないでしょう。龍園に脅された際も機転で逃れたりと頭の回転も早く、もともと有能な人物でした。 1年生編では綾小路の指令をしっかりと遂行しています。また2年生編では彼の退学危機を何度も察知し、防ぐために動いていました。2年生編5巻で描かれた満場一致試験では、綾小路を守るため他人に強く意見する姿もみせています。

軽井沢は2年生編から、「よう実」のメインヒロインと言える活躍をみせています。そして『このライトノベルがすごい!』の女性キャラクター部門にて、軽井沢は2020年と2021年に1位を獲得しているのです。 ここでは魅力的なヒロインが数多くいる中で1位を獲得した彼女の、人気の理由を考察します。

物語序盤の軽井沢は、ほとんど綾小路との関わりがありません。 綾小路に近い女性は堀北鈴音(ほりきたすずね)や櫛田桔梗(くしだききょう)、佐倉愛里(さくらあいり)など、多く存在しました。しかし全員を抜き、軽井沢がヒロインとなったのです。 ライトノベルの常識を覆しヒロインの座に君臨した彼女を、応援したくなる読者は多いのではないでしょうか。

綾小路の言動から、彼と軽井沢は今後別れると予想できます。しかし軽井沢は綾小路が大好きで、幸せそうな表情を浮かべていました。 少々不憫でみたくない気もしますが、やはり彼女の行末と動向は気になってしまいます。

アニメ「よう実」で軽井沢恵を演じているのは、リンク・プラン所属の声優である竹達彩奈(たけたつあやな)です。とにかく可愛くヒロインらしい声質が特徴的で、演技力も高いため多くのメインキャラクターを演じています。 2009年に『けいおん!』で中野梓(なかのあずさ)役を演じ話題に、その後は『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のヒロインである高坂桐乃(こうさかきりの)役などを演じました。 歌唱力も抜群で、2012年にはソロ歌手としてメジャーデビューも果たしています。

2022年7月現在放送中のアニメ「よう実」第2期では、軽井沢がキーマンとなっています。そして綾小路と交際を続ける彼女の行末は、原作でも重要なポイントです。 軽井沢は幸せを掴めるのか、アニメはもちろん原作からも目が離せません！