Dクラスの裏切り者？櫛田桔梗が堀北を嫌う理由は過去にあり！【よう実】

「よう実」に登場する櫛田桔梗は、可愛らしく誰にでも優しいクラスの中心人物です。しかし彼女には表とは違う、裏の顔がありました。 そこで本記事では櫛田の性格や過去、綾小路との関係について徹底解説していきます。またアニメ第2期の声優も紹介するので、あわせてチェックしてください！ ※この記事は『ようこそ実力至上主義の教室へ』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

櫛田は誰にでも優しく、他人に優しい人物です。明るくコミュニケーション能力も高いため、クラスに関わらず生徒全員と友達になることを目標にしていました。 Dクラスでは男女問わず絶大な人気を誇り、軽井沢恵(かるいざわけい)と彼女が女子の2トップを担っています。友達がいた方が楽しいと思っているので、孤立している堀北鈴音(ほりきたすずね)を気にかける描写もありました。 櫛田は自然と男子をドキドキさせる、ザ・アニメヒロインな女子生徒です！

櫛田は本来、承認欲求に支配された非常に自己中心的な性格です。本性を知っている人間の前では普段の表情が一変し、口も悪くなります。 常に他人を見下しており、人の秘密が大好物です。自分が窮地に陥れば他人も巻き込もうとする性悪ぶりは、まさに最悪でした。また中学時代のある事件がきっかけで、人間不信になっています。クラスの人物だとしても誰も信じず、作中でもトップレベルに性格が悪い人物です。

驚愕の性悪ぶりをみせ、綾小路にも読者にも衝撃を与えた櫛田。それだけでなく彼女は、Dクラスを裏切る暴挙にでます。 櫛田は4巻で描かれた船上試験で、龍園と内通し自分が優待者である事を明かしました。5巻で描かれた体育祭では、Dクラスの種目票を龍園に流しています。そして7巻でも軽井沢の連絡先を渡したりと、龍園との繋がりは続いていました。 彼女がクラスを裏切り龍園に情報を流していた理由は、目の敵である堀北を退学させたかったからです。櫛田が堀北を徹底的に排除したがる理由は、後ほど解説します……！

櫛田は小さい頃から承認欲求の塊で、何事も1番でなければ我慢できない人物でした。しかし成長するにつれどんなことでも飛び抜けた能力を持つ人物が現れ、自分は1番になれないと悟ります。そこで彼女が承認欲求を満たすために固めたキャラが、1番の人気者だったのです。 中学時代に人気者を演じストレスが溜まった櫛田は、他人の悪口を匿名のブログに書き込んでいました。そしてブログの存在がクラスメイトに発覚、一気にクラス中に広まり本性がバレてしまいます。すべてがバレた櫛田は激怒し、まだ掲示板に書いていないクラスメイトの秘密を暴露、クラスを地獄絵図に変えました。 完全に自業自得ですが、櫛田には反省の色がまったくみえません……。

表面上は堀北を気遣っていた櫛田ですが、実際は彼女を嫌悪し退学に追い込もうとしています。そして6巻にて、実は櫛田と堀北は同じ中学出身であると明かになったのです。 高校では猫を被り人気者となった櫛田は、もちろん中学時代の事件を隠しています。そのため堀北の存在は邪魔でしかありません。 1年生編の終盤で、すべてを知った堀北は距離を縮めようとします。しかし櫛田は断固としてそれを拒否し続けていました……。

表の顔と裏の顔を巧みに使い分けていた櫛田ですが、綾小路清隆(あやのこうじきよたか)には早々に正体がバレてしまいます。綾小路が彼女に忘れ物を届けようと後を追うと、そこには堀北を口汚く罵る櫛田の姿があったのです。 ちなみに、原作ではテスト週間中に櫛田の本性がバレてしまいます。しかしアニメでは中間テストの打ち上げ後に変更されており、バレるタイミングが違っていました。

常に堀北の退学を狙っていた櫛田に、綾小路は9巻で契約関係を結びたいと打診します。理由は噂騒動の一之瀬帆波(いちのせほなみ)を助けるために、生徒の情報が欲しかったからです。 綾小路は対価として、これから自分に入るプライベートポイントの半分を永久に譲渡すると話します。これに合意した櫛田は、綾小路と協力関係となりました。 綾小路は櫛田を退学させるつもりだったので、対価もまったく問題ではないと考えていたのです。

櫛田の1番の特徴は、異常なコミュニケーション能力の高さです。夏休みに入る頃には1年生の連絡先をほぼ全員分ゲットしており、クラス外にも多くの友達がいました。仲間であるときは相当に心強いですが、一転して敵となると非常に厄介です。 また学力や身体能力、表向きの生活態度もトップレベルに優秀で、OAAでは学年2位タイの実力者でした。能力はBクラス相当ですが、中学時代の事件を学園に知られたため、Dクラスに配属されています。

結論から言うと、2年生編6巻時点で櫛田桔梗は退学していません。 2年生編の1巻では櫛田と同じ中学出身と話す八神拓也(やがみたくや)が登場します。八神によって、少しずつ正体がバレていく櫛田。とうとう5巻の満場一致試験で、大事件が起こりました。 満場一致試験の匿名投票にて、櫛田はクラスで1人だけクラス内から退学者を出す方に票を入れ続けます。その行為の犯人を綾小路と堀北になすりつけようとしますが、そこで綾小路に本性をバラされてしまったのです。 ポイントの契約を暴露され、言い訳できない状態に。堀北に救われ退学こそ免れたものの、一気にクラスの嫌われ者となってしまいました。 その後はプライドの高さから不登校に。結局は堀北の口車に乗り和解させられ復学、猫を被るのを止めあくまで自分のためにクラスに協力するようになったのでした。

アニメ「よう実」で櫛田役を演じているのは、ステイラック所属の声優である久保ユリカです。代表的な役は『ラブライブ!』の小泉花陽(こいずみはなよ)役などで、「μ's」の一員として歌手活動もしていました。 可愛らしい女性キャラに定評があり、高い演技力を持つ久保。その演技幅の広さで、ギャップがある櫛田の表の顔と裏の顔を見事に演じ分けています！

櫛田桔梗は物語の開始当初はメインヒロインの1人だったにも関わらず、驚愕の本性が明かされた衝撃の人物でした。悪どい彼女は作品を様々な角度から盛り上げます。 2022年8月現在放送中のアニメ「よう実」第2期はもちろん、原作でも櫛田から目が離せません！